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第151号 お姉ちゃんの気持ち

 こんばんは。パピーいしがみです。先日、会員さんのこまめさんからメールを頂きました。

 『お悩み相談』というよりは、「ウチではこんなです!」なんていうご報告を兼ねて近況などを教えてくださったのです。

 その中に、1つ気になる事があったんですね。それは、お姉ちゃんの言動なんです。すぐかんしゃくを起こして、夜も昼も関係なく大泣きをする。というのです。

 「あれあれ。これはお話しておいた方がいいかな?」 と思ってお返事したのでした。

ココから・・・

 こんな文章がありましたね。“うちの子は、ふだんはいい子なのですが、すぐにかんしゃくを起こして泣き叫ぶことが多く、恥も外聞もなく、夜も昼も関係なく、大泣きします。

7ヶ月の妹がいますし、再来月には6歳になるのですから、いいかげん子供じみたことはやめて欲しいと常々呆れているのですが、よく観察すると、私の行動によく似ているのです。

子供は母を見て育っていますね、確かに。日々反省、そして、子供のかんしゃくにはかんしゃくで対抗しないように、それを気をつけています。”って。

 なぜ、こんなかんしゃくを起こすのか分かりますか?又、こんな激しいかんしゃくはここ1年ぐらいじゃないですか?

 多分、ですが、下のお子さんが生まれて、お姉ちゃんは突然、お姉ちゃんになり、大好きなお母さんを妹に取られちゃったと感じているのではないでしょうか?
 
「子供じみてる」とありましたが、誰でもそうですが、今まで受けていた安心が無くなった時、人は不安になります。寂しくなります。

 そして、以前の安心を取り戻したくてさまざまな努力をします。しかし、それは難しい。
 すると、どうなりますか・・・?自暴自棄に陥る。なりふり構わず騒ぐ…。
 大人でもそうですよね。

 それが6歳の子であれば、なおさら・・・です。そして、挙句の果ては…あきらめる。

 実はこの「あきらめる」は非常に怖くて「自分の存在価値」を見失うことになるのです。何ごとにおいてもやる気を失い、無関心、無表情、能力を伸ばすことを拒否してしまうのです。

 この件については、「くじけない子」にも書いてありますので、是非お読みになることをお薦めします。

でも、今はそこまで行っていないので安心なのですが、今後は、下の子の面倒を見る以上に、(意識して)お姉ちゃんを抱っこしたり、甘えさせて上げて欲しいのです。

 「甘えさせる」というのは、「自分の存在価値」を確認するいい機会なのですね。そして、膝の上に抱えて、「大きくなったね」「あなたが元気でいてくれて嬉しいよ」とか、

 「○○ちゃん(下の子)をあやしてくれる時のあなたが好きよ」のように、「私もお母さんに好かれている」という安心を与えてあげてください。(今は、不安でいっぱいなのだと思います)

 その安心で満たされるようになると、過激なぐずりやかんしゃくは次第に陰を潜めると思います。どうぞ、お試し下さい。

ココまで・・・

 このようなメールをお返ししたところ、すぐにお返事を頂きました。

ココから・・・

 パピー様いつもお世話になっております。こまめです。

 お返事がいただけるとは思っていませんでしたので、びっくりしました。そして、ドキドキしました、下記のところを読んで。

 “そして、挙句の果ては…あきらめる。実はこの「あきらめる」は非常に怖くて「自分の存在価値」を見失うことになるのです。何ごとにおいてもやる気を失い、無関心、無表情、能力を伸ばすことを拒否してしまうのです。”

 上の子とは隣り合って寝たり(主人は別室、下の子はベビーベッド)、二人でお風呂に入ったり、コミュニケーションは気をつけているつもりでしたが、

 やはり「上の子第一」にしないとダメですね。話は変わりますが、上の子は野菜がキライでなかなか食べてくれないのですが、とても嬉しい事がありました。

 昨日、けんちん汁を作ったところ、案の定「ごちそうさましていい?」とすぐに訊いてきました。

 感情的にならずに穏やかに「全部食べられたら○○(上の子の好きなビデオ)を見ようか」と話しかけていたら、いつものようにかんしゃくを起こして、最初は手を付けてくれませんでしたが、そのうち嫌々ながらひと口食べてくれました。

 そこで、「すごいねー! 偉いねー! ママは嬉しいな!」と褒めちぎると、その後は嫌そうな顔もせず、全部食べ切ってしまいました。

 そこでまた、抱きしめてやり、髪がくしゃくしゃになるくらい撫でて褒めまくりました。上の子はまんざらでもなく、嬉しそうでした。

 また、上の子は朝食を全部食べてくれたことがないのですが、その翌朝、お味噌汁、ごはん、おかず、全部平らげ、お皿を見せて、「ママ! ほら!」と自慢げに言うのです。

 ああ、パピーさんがメルマガやテキストで言っていた「褒める」ことの効果って、こうやって形に表れるんだなと本当に心から感動しました。

 ところで、「○○してあげるから△△しなさい」という”契約”?はあまり乱用してはいけないのでしたね。

 でも、今回の件を取っ掛かりに、上の子をもっと褒めて甘えさせていこうと思います。上記の出来事より後にパピーさんのメールをいただきましたが、その思いがいっそう強くなりました。

 また、パピーさんがお体の悪いのを隠してまで、全国のママのために役に立とうと思われていると知り、「パピーさんの覚悟ってすごいな」と改めて感じた次第です。

 私も「自分がこの瞬間に死んでしまったら」と仮定しつつ、育児にもっと真剣になろうと思います。一瞬一瞬が大事ですね。

仕事に逃げないで、感情に逃げないで、下の子の世話に逃げないで、最初に授かった大事な子のことをもっとよく見てあげようと思います。

 今週末から仕事はお休みをもらい、一週間実家に帰ります。パピーさんのご本を最初の数ページ以外読めずにいましたが、持って帰って、あるいは移動中に読もうと思います。

 気付かせてくださって、ありがとうございました。育児にこれほど真剣な方がいらして、本当に嬉しいです。そして、上の子に、「ごめんなさい」を言いたいです。パピーさん、本当にありがとうございました。

ココまで・・・

 こまめさん。メルマガ掲載のご許可を頂きましてありがとうございます。「褒める」の効果はてきめん!でしたね。

 お姉ちゃんはお母さんに「いい子でしょ!」とアピールしたかったみたいですね。そして、お母さんもちゃんとそこの気持ちを汲んであげたようで素晴らしいと思います。

 又、こまめさんのメールに「上の子第一」にしないとダメですね。とありましたね。「上の子第一」確かにそうなんですが、なぜその必要があるのかを、ちょっと補足させて頂きますね。

 私達は、「今あること」が普通だと思っています。生きていること。家族が元気なこと。蛇口をひねれば水が出ること。スーパーに行けばお肉や野菜が買えること。通常あることが、全て、「普通」だと思うのです。

 でも、これらは、病気の人からしたら、「健康」は何よりもありがたいし、死の淵から生還した人は「生きる事に大きな喜び」を感じます。

 戦争を体験して、食べることのできない日々を経験した方々は何でも買う事のできる『今』をとても有難いとおっしゃいます。しかし、私達はあり難い(あることが難しい)とは思いません。

 それが当たり前(あることが当然)だと思うのです。いえいえ。それが悪いというわけではありません。人は環境に順応するように作られているんです。

 私は、ココで、私達がそう感じるように『子供達も感じるんですよ』ということを言いたいのです。

 下の子が生まれる前、お母さんの愛情をいっぱいに受けて来た子は、その「愛情いっぱい」が普通なんですね。下の子が生まれる事で、「もうおねえちゃんなんだから」今までの掛けられていた「愛情」が少なくなったとしたら、『普通ではなくなる』のですから、ものすごく不安になるのです。

 「おかあさんは私を嫌いになったの?」「おかあさん。私を捨てないで!」「お母さん、私に振り向いて!」「以前のように優しくしてよ!」って思うのです。

 え? オーバーだと思いますか?だったらこう考えられたらいかがでしょうか?

 あなたが、好きで好きでたまらない人がいたとしましょう。そのお相手の方もあなたの事をとっても大切にしてくれていました。でも、突然、ないがしろにされるようになったのです。

 あなたの気持ちはどうでしょうか?かなり、不安になりますよね。「どうして?」「何があったの?」「私を嫌いになったの?」寂しいですよね。泣きたくなりますよね。何とか振り向かせたいと思いますよね。それと同じ気持ちです。

 だから、以前、手をかけていたように、いえ、それ以上を意識して上の子に対応しなければならないのですね。

 こまめさんには、上記のように膝に抱いて、声を掛ける…とお返事したのですが、もう5歳、6歳であれば、もっといい方法があるんです。

 それは、膝枕をしての耳掃除です。膝枕で耳掃除って気持ちいいんですよね。なんかお母さんを独り占めしている気分になります。

そして、あなたの小さい頃はこうだったんだよ。すごく可愛くてね。今の半分しかなかったんだよ。今は元気で大きくなってくれて、お母さんは嬉しいよ。とか、

 体をさすったり、優しく撫でたり、生まれたばかりの頃の話や、ミルクを飲まなくて苦労した話。病気になった時に、お父さんが夜中に病院に駆け込んだ話など是非、時間を取ってゆっくりしてあげて欲しいのです。

 その時、子供さんは、「あー。僕(私)も大事にされているんだなぁ」って自分の存在を、望まれて生まれてきた自分の存在を再確認できるはずです。大きな安心感に包まれる事でしょう。
 
 
 
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