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■ 私なら・・・こうします。
もう1週間たったんですね。
早いですね。
前回、会員さんからのお便りをご紹介すると共に、
もし、あなたなら・・・どうしますか?という問いかけをしました。
そしたら、10名もの方からご投稿頂きました。
これはすごい事です。
ちょっとその質問内容をもう一度ご紹介します。
ココから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
初めて行った公園での出来事です。
私は3人の子供(3歳と2歳の双子)とあずまやで休憩していました。
そこには私達のほかに、小学の低学年位の女の子3人と、
その中の1人の子供の母親がいましたが、
なにやら母親が「自分の子供を仲間はずれにするな!」と
2人の女の子を怒りだしたのです。
どんな経緯があったのかはわかりませんが、母親の言動は、
「いつも3人で遊んでいても、○ちゃん(その母親の子供)
は仲間外れにされて1人になっている。
○ちゃんが傷ついて泣いているのを知らないでしょ!
悪いと思ってないでしょ!」
といったようなものでした。
そして、その母親の子供はそんな母親に
「もう許すからやめて」といっていました。
ココまで・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ご投稿下さった方々の内容はすばらしいものですよ。
「メルマガで紹介します」と言いましたが、お一人を紹介しただけでも
紙面一杯になってしまいますし、みなさんすばらしいので、
専用のページを作りました。
ご自分の過去の貴重な体験を絡めてお答え下さった方。
相手の気持ちになってお答え下さった方。
そのお母さんの気持ちでお答え下さった方。
ほんとうに勉強になりました。ありがとうございます。
すっばらしい意見が盛りだくさんです。是非ご覧くださいね。
「重要だな」と思うところは赤字にしたり、太字にしてありますので、
ご参考にしてください。
特別ページはコチラです。→ → age18.jp/2005.7.7
さて、私だったらこうするなぁ。というのを今日お話するのでしたね。
私だったら・・・・・
ココから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
じーっと見守ります。
どうして?とお思いですよね。
テキストにも書きましたが、
「子供の人生は私達親がコントロールできない」からです。
逆上した母親に子供がこう言っていますね。
「もう許すからやめて」って。
この子は母親をなだめる為に「許す」という言葉を使っていますが、
「口を挟まないで欲しい!」という気持ちだったと思うのですね。
投稿してくださった『かかさん』が
ご自分の体験を元にこう語られていました。
「恥ずかしかった」「悔しかった」
「仲間はずれにされてると思いたくなかった」
「母に解決してもらった事、素直に喜べなかった」って。
そうなんです。
子供にとって遊び場は「自分の世界」なのです。
ココはもう私達親がコントロールできない世界です。
「自分の世界」にいるのにそこまでお母さんが入ってきてあれやこれや
指示したら、「もうやめて!」って思います。私も思います。
何もできないのですから、何かしてはいけないと思うのです。
(ただ傷つけられそうになったら
止めに入らなければいけないとは思いますが、)
私達には皆、感情があります。
さまざまな体験の中で、いろんな感情を経験します。
嬉しい事はもちろん。つらいこと。
嫌な事も沢山経験しなければなりません。
大きな喜びは、大きな障害を乗り越えたときにやってきます。
同じように、嫌な事を知っているから嬉しさを感じます。
自分の世界ではさまざまなその経験をしているのです。
だから、親が介入してはいけないのです。
たまたま、自分の子供が嫌な気持ちになっているその場面を見ちゃった
だけなのですね。
いたたまれなくなってお母さんは強い口調で抗議をされたけれど、
これから先、この子には幾らでもこんな状況は訪れるはずです。
その度その度、介入して、コントロールする事は・・・不可能なのです。
それより、その子がそんな場面を潜り抜ける力を持たせる。又は、
嫌な気持ちからすぐに立ち直れるようにしてあげた方がいいですよね。
それには、より沢山の経験をさせてあげなければなりません。
だから、私は『より自然な経験』ができるよう、じっと見守るのです。
そう、親が手を下してその経験(チャンス)を奪ってはいけない
と思うのです。
私は、公園でのこの一件をお聞きして、
この子(お母さんの娘)は大丈夫だな。と思いました。
「大丈夫」というのは、「自分の意思を持っているな」という事です。
お母さんに「やめて!」ってちゃんと言える。という事は、
いざとなったら友達にも自分の意思を伝えることができる。という事です。
母親は「こまったさん」だけど「こどもは立派!」と思ったのです。
これが、おかあさんに言われるがまま。だったりしたら、
「うわー!この子の将来かわいそう」と
思ったでしょう。
だって、一人では何もできない。
常に人に依存する子供・・いや「大人」になってしまうからです。
ここでもう一度言いたいのですが、「子供は必ず大人になる」のです。
私たちは、大事な子供の為に何かしてあげたいと思います。
ですから、仲間はずれにされているわが子には
何とかアドバイスしたり、慰めたり・・・
その行為が自分は良かれと思ってしている行為でも、
それを求めていない相手(子供)には嬉しくなかったりもするのです。
そう。「なにもしないやさしさ」っていうのもあると思うのですね。
「つらいだろう」と分かっていても、
それには触れずに自分で消化できるのを待つ。とか
相談されてから答える。とか・・・。
与えるばかりが良いのでは無いと思うのです。
実はこれが親にとって一番つらい時間なのですね。(さびしいし・・)
でも、子供にとってすごく重要な時間だと思うのです。
その時、子供はいろいろ考え、いろいろ悩み、いろいろ経験しているのです。
そしてその時々の積み重ねが将来、自分で判断したり、自分で解決できる
要素となるのですね。
ちょっと長くなりますが、どうしてもあなたにお話したい事があります。
「子供がお母さんに言われるがままにおとなしく従っていたとしたら
その方が心配」
なぜ、そんな事を私が言うのか?という事です。
実は私はそういう子供を見ているからです。
私の父は書家だとホームページでもお知らせしていますね。
私も3歳から筆を持たされてスパルタ式で書を教え込まれていましたし、
私の家には沢山の子供達、大人達がひっきりなしに訪れていました。
もちろん字を上手に書きたいと思っている人はもちろんですが、
落ち着かない子やいろいろ問題がある子をどうにかして欲しいと
お見えになるお母さん方もおられました。
私も大人になって子供達に書を教える立場になった時に、
こんなお母さんが訪れたのです。
子供さんは確か小学2年生だったと思います。
「先生、うちの子は言葉も遅く、動作も鈍いのですが、
みんなと同じようにできるでしょうか?」
そう聞かれた私は、
「書道は楽しくやればいいんですよ。書は形ではありません。
線質だったり、勢いだったり、いいところはどんどん褒めて
丸をあげますから大丈夫ですよ。」と答えました。
「それでは・・・」とすぐその日から
書(お習字)のお稽古が始まったのですが、
硯(すずり)の置き方、
文鎮(ぶんちん)の使い方、
墨のすり方、
筆の持ち方、姿勢・・・。
一から十まで、全てお母さんが横から口を出すのです。
それどころか、その子供に色々な質問
(どう?楽しい? とか おもしろい? 等)をしても、
お母さんが全て答えてしまって子供に答えさせようとしないのです。
(子供も「それがあたりまえ」になっていて答えようとしない)
まあ、最初だからお母さんも世話を焼きたいのだろうと思っていましたが、
次の週も次の週も子供の横にぴったりくっついて手取り足取り、
準備からかたづけまで全てそのお母さんがやってしまうのです。
子供がやることは墨の付いた筆を動かして字の形をなぞるだけ。
私も物心が付いた頃から筆を握っていましたので、
その字を見ると作者の感情が手に取るように感じられます。
墨で書かれた『作品』の文字には
その時の気持ち。
喜び。楽しさ。が溢れるものです。
それが見る者に感動を与えるのですね。
だから、どんな小さな子が書いたものでもそれは立派な『作品』なのです。
しかし、この子の書いた文字には、感情が全く感じられないのです。
ロボットが書いた書をイベントで見たことがありましたが、
それと全く同じなのです。
書に表情がない。
目も鼻も口もない。
のっぺらぼうなのです。
常に温かいはずの『人が書いた字』で背筋が寒くなったのは初めてでした。
私はそのお母さんに言いました。
「おかあさん。何もかもやってあげると、子供は楽しくないのですよ。
子供さんの自主性にお任せになったらいかがですか?」と。
そのお母さんは「あ。そうですね。気をつけます。」と言いながら、
全く変わることはありません。
子供もなすがまま。されるがまま。なのです。
「こりゃあ。大変だ。」と父に相談しました。
父は一言こういいました。
「ほっとけ」。
その言葉には
「ここで無理やり直しても家庭に帰れば全く同じ。
他人が介入できる世界ではない。」
という意味があったようです。
その子は小学校6年生まで毎週きちんと通っていましたが、
残念ながら私は一度たりとも笑った顔を見ることができませんでした。
そして『作品』が感情を表してくれることもありませんでした。
案の定ほとんど上達はしませんでした。
その子の同級生からは、勉強はクラスでもトップクラスだよ。
と聞いていましたので、決して能力の低い子ではなかったはずです。
でもお母さんがその子のチャンスを全て奪ってしまっていたのです。
そしてその子は
「私はできないのだから・・・。遅いのだから・・・。」
と自分を常に卑下していたようなのですね。
この話は極端な例かもしれません。
でも、今回の問題をお伺いした時、このお話をしようと決めていました。
ホームページでもテキストでも何度も何度も言っています。
子供達にたくさんの経験をさせましょう。
そのチャンスを与えましょう。
そしてその時々に応じて認め・褒め・包んであげましょう。
子供が自分の気持ちを言えるように。
自分の感情がちゃんと表せるように。
そして・・・毎日が楽しくみんなが笑顔になるように。
ココまで・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
メルマガで問題を提起して、お答え(お気持ち)を募るというのは、
今回、初めての試みでした。
本当は「0かもしれない?」とひやひやだったのです。
それが蓋を開けたら・・・こんなに濃い解答が!!
如何に真剣にお読みの方が多いかと感激しました。
ご投稿下さった方には昨日、1日早く投稿ページをご覧頂いたのですが、
「みんなの意見も知りたかったので嬉しかった」とか
「結果が待ちどうしくて一週間があっという間でした」とか
「とても面白いので、1ヶ月に1度くらいやって欲しい」などと
とても好評でした。ありがとうございました。
又、いい題材があったら、やりましょう。
その時はあなたも是非ご投稿下さいね。
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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