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第622号 迷惑を掛けない

こんばんは。パピーいしがみです。

台風12号が各地で猛威をふるっているようです。今後も雨が降るようですから、ニュースや警報など、お気を付け下さいね♪

さて、今日のメルマガは「迷惑を掛けない」としました。

もしかしたらあなたも「人に迷惑をかけるな」と育てられたかもしれませんね♪

今日、ご紹介するOMOTENさんも、ご両親に「人に迷惑を掛けないように」と育てられ、お子さんにも「人に迷惑を掛けない」とお育てになっていたそうです。

でもお子さんはとても活発で、どこに行ってもトラブルメーカー。

ご実家に行っても「この子は落ち着きがなさすぎる」と言われ、お父さんには「おまえの躾がなってないからだ!」と叱られ、

でもOMOTENさんからしたら、子供を注意しても、説明しても、叱っても、怒っても変わらない、決して甘やかしているわけでも、躾をしていないわけでもない、「なのにどうして・・・」とお悩みでした。

まずは、そのOMOTENさんからのお悩みのメールをご紹介しますね。

ココから・・・

初めてご相談のメールをさせて頂きます。

今月から勉強を始めさせて頂きましたOMOTENです。

まだ、ほんの少ししか進んでいないのに、もうご相談メールを送るなんて・・・と思われるかもしれませんが、どうにもこうにも困っておりまして、良いアドバイスを頂ければありがたく、ご相談のメールをさせて頂きました。

困っている事、というのは5歳になったばかりの長男の事です。

何が困っているのか、というとまず、落ち着きがない事です。

興味のあること面白そうなことを見つけると自制がききません。

1歳半の妹もいるので、子供がいきなり駈け出しても、捕まえたり、追っかけることもできず、スーパーマーケットでは、いつも迷子です。

幼稚園でも授業中、きょろきょろしていて落ち着かず、無断で席を立ったり歩いたりしているらしいし、高いところに登りたがって、滑り台から飛び降りたり、危険なことも平気でして、友達や先生からも、いつも注意をされているようです。

そうかと思うと、遊具の取り合いでケンカしたり、女の子をいじめたり・・・。この頃では、叱る私を横目で睨みつけるようなしぐさもします。

まだ5歳なのに。その姿を見ると悲しくなります。

長男のこのような性格は、はいはいができるようになったころからのようで、赤ちゃんなのに、興味のあるものに一直線でたどり着き、ひとしきり遊んで、次の興味に移り又、ひとしきり遊ぶ。

それを1日繰り返すそのパワーというかエネルギーは半端なくて、一緒にいるこちらがへとへとに疲れました。

下の子が生まれる時、実家に1週間預けたのですが、老夫婦2人のところにそんな台風が訪れたので、母が寝込んでしまいました。

最初は可愛い可愛い・・・と言ってくれた父も、

「なぜ、こんなに聞きわけがないんだ」「落ち着きがなさすぎる」「親の躾が悪いんだ」「人に迷惑をかけてはいけないことを教えろ!」と、こんこんと説教されました。

私も、この父母に小さいころから「人に迷惑を掛けない」と、厳しく躾をされてきましたので、決して甘やかしているわけではないんです。

いけない時にはいけないと、しっかり叱ってたつもりですし、何度も何度も耳にたこができるくらい繰り返し説明をしています。

でも・・・全く直そうとしてくれません。聞く耳も持ちません。

「認める」「褒める」をしたくても、いいところなど一つもなく、もう一緒にいるのも嫌で、私がこのような状態では、改善の余地がないのでは?と頭を抱えています。

これは、もう数年来の悩みで、簡単に解決するものではないとは思いますが、なんとかお力を拝借できないかと思って、ご相談させて頂きました。

私の間違いがありましたら、厳しくおっしゃっていただいて構いません。「幸せな家族」に向かってどんな事でもする覚悟です。

お時間がかかっても結構ですので、お返事よろしくお願いします。

ココまで・・・

このメールを拝見した時に、子供さんの生まれてからの様子や今の状態はどうだろう?もしかしたら先天的な傾向があるかもしれないな?と感じたのですが、

その後、生まれてからの詳しい様子をお聞きしたところ、特に先天性のものではなく、意思の疎通もしっかりできているし、お母さんの考え方とご努力で改善できるのではないかな?と感じました。

ですからこのようにお返事しました。

ココから・・・

OMOTENさん、こんにちは。パピーいしがみです。

息子さんの生まれてからの様子。詳しく教えてくださってありがとうございました。

OMOTENさんがご心配していた「多動」ですが、私はそれと決めつけるのは少し早計かな?と思いました。

確かにちょっと自制がきかない部分があるようですが、幼少期って興味を持つ事はとても大事なことで、興味が自制を勝るというのは、ある意味とても良い事なんですね。

だってそれは「知りたい欲求が強い!」ってことですから。

知りたい欲求が強い子は、どんどん行動しますので、経験値が増えやすい(賢い)んです。

ただ、親からすると「扱いにくい」「手がかかる」とお感じになるかもしれませんね(^^)

でも・・・個人的に私は、OMOTENさんの息子さんのような子が、ものすごく好きなんです。だって子供らしいでしょ(^^)

興味のある事にまっしぐら。キカン坊で手がかかる。友達とケンカしたり、高いところから飛び降りたり・・・。

実は私もそうでした。「滑り台から飛び降りた」これは今でも私の母が言いますが、飛び降りて足をくじいて、動けなくなり、保育所から連絡をもらった時には、青くなった・・・そうです。

確か、私も4・5歳だったと思います。

「全くおまえは無鉄砲なんだから!!」ってよく言われました。

私もずっと「人に迷惑をかけるな」と父に厳しく言われたのですが、でもその結果は「人に迷惑をかけ続け」だったと思います。

いえ、今だに迷惑をおかけしていると思います。

皆さん、よく言われますよね。「人に迷惑をかけるな」って。

でも“人に迷惑をかけ続けてきた私”はそう思わないんです。なぜなら、人に迷惑をかけてきたからこそ『今の自分がある』と思うからです。

私たちは完璧な人など一人もいません。生きていれば必ず迷惑をかけるし、もちろん迷惑をかけられる事もあります。

でも迷惑をかけることや失敗こそが、成長するための学びになります。

私たちが成長するに於いて、沢山の方々に迷惑をかけますが、沢山の迷惑をかけて成長できたのなら、今度は少しずつ、人の迷惑を受け止めてあげるようにしたらいいんじゃなのかな?って思うのですね。

例えば、私たちが生きていれば、酸素を吸い、二酸化炭素を吐きます。食事をすれば、排泄もします。

勉強をすれば教科書もノートも不要になり、衣類も体が大きくなったり、使い古せばゴミになります。

私たちが生きている事、それは必ず誰かの手を煩わせ、何らかのマイナスの影響を与えているんですね。

でも有り難い事に、それを処理してくれる方もいるんです。

私たちは「迷惑をかけていない」と思っても、私たちの気付かないところで何らかの影響を与えていて、私たちの気付かないところでそれを対処してくれる方もおられる。

だとしたら考えるべきは「迷惑を掛けない」ではなく、「成長するまではお世話になろう、でも成長したらお返ししよう」で良いんじゃないかな?と思うのです。

「迷惑を掛けない」ように躾るのではなく、今はみんなの手を借りて少しずつ成長させてもらう、成長できたら反対に対処する側になる。それで良いと思うのです。

だから私は自分の子にはこう言ったんですよ。「子供のうちは、人に迷惑をかけてもいいんだよ。親が代りに頭を下げればすむからね♪」って。

私が親に掛けた迷惑は、自分の子供をお世話する事で釣り合うんです。そして、私の子供達は、またその子供をお世話すれば良いんです。

自分が成長するために掛けた迷惑は、自分が成長してから受け取る側になればいいと思うのです。

そうやって、人に迷惑をかけ続けた私は、今の歳になって、やっと、少しずつ人の役に立ててきているかな?沢山人に迷惑をかけた分、取り返し始めているかな?と考えています。

OMOTENさんは、お子さんの事を“「認める」「褒める」をしたくてもいいところなど一つもない”と言われていましたが、

元気で飛び回っている所。とても好奇心が強い事。強力なパワーとエネルギーを持っている所。そしてすばらしい積極性は、まさに特筆すべき事!だと思いますよ♪

「迷惑を掛けない」を主軸にすると沢山の問題が生まれますが、「子供のうちは迷惑を掛けてもいいじゃない♪」と考えると、いいところが見えてくるような気がします。

ご参考になると嬉しいです♪

ココまで・・・

そんなお返事をして、約9か月ぐらい経ちました。

まずは、すぐに頂いたお返事を。そして、先日、頂いたメールはこうでした。

ココから・・・(すぐに頂いたお返事)

パピーさんからお返事を読ませて頂いて、目からうろこがぽろぽろ落ちました。

「個人的に私はOMOTENさんの息子さんのような子が、ものすごく好きなんです。」も、読んだ時には思わず涙がこぼれました。

今まで息子を「好き」と言ってくださった方はいませんでした。

いつも問題児のように言われて、最後には、「親のしつけが悪い」のように言われていたのです。

滑り台から飛び降りたことなども、小さいころのパピーさんと同じだ・・・と知って、もしかしたらこの子がパピーさんのようになるのかも?と思ったら、今までは憎しみやイライラしか湧かなかったのに、

「今のこのつらさはもしかしたら何倍もの喜びになって返ってくるかも?」と思えたから不思議です。

それに私の中では当たり前だった「人に迷惑を掛けない」も、

“「子供のうちは、人に迷惑をかけてもいいんだよ。親が代りに頭を下げればすむからね♪」って”

というパピーさんの言葉に、本当にその通りだな、と改めて納得しました。

そうですよね・・・。

子供時代の「迷惑」は、親がフォローしてあげられるんですものね。

今まで私は、人に迷惑をかける事はもちろん、親の私に迷惑をかけるのも拒否していたんですよね。いつも締め付けてばかりいたのだと分かりました。それでは子供が、良くなるわけがないのでした。

“OMOTENさんは、お子さんの事を“「認める」「褒める」をしたくてもいいところなど一つもない”と言われていましたが、

元気で飛び回っている所。とても好奇心が強い事。強力なパワーとエネルギーを持っている所。そしてすばらしい積極性は、まさに特筆すべき事、だと思いますよ♪”

と書いてくださった部分も、ありがたかったです。

そうですよね。元気で好奇心、積極性がある事。もっと私がいいとこを見れるようにならないといけませんね。ありがとうございます。

これからの指針として「幸せな家族」を目指して、頑張って勉強していきます。1年後、よいご報告ができると嬉しいです。

(そして9カ月後)

パピーさん、OMOTENです。

勉強し始めの頃、泣きついてメールをしてから、もう半年以上たちました。

でも、早くにご相談できて本当に良かったと思っています。

まだ1年は経っていないのですが、今の様子をご連絡したくてメールさせて頂きました。

なぜ、ご連絡をしたくなったのか?と言いますと、この夏休み、実家に帰った時に父と母にたくさん褒めてもらったからなんです。

お兄ちゃんはとっても落ち着いて、もう1年前とは別人でした。

そんなお兄ちゃんは、じいじとばあばに褒められて嬉しくて、私たちが先に帰ってきたのに「一人で泊まる!」と言って1週間も、実家にいたのです。

こんなことって今までありませんでした。

いつもは父と母の機嫌を損ね、逃げるように帰ってきていたので、この変化には、本当に驚きました。

父母に「大変だったんじゃないの?」と聞きましたら、「ずっと良い子だったぞ。たった1年しかたってないけど、りっぱなお兄さんになったな~」と褒められました。

トウモロコシやキュウリやトマトなどの家庭菜園の収穫をさせてもらったり、セミを取りにいったり小川で遊んだり・・・。

そんな時も「もう帰るよ、終わりだよ」と言うと、すぐに切り替えることもできたらしくて、父も母も、一緒にいて本当に楽しかったそうです。

実はパピーさんからお返事を頂いて、「人に迷惑を掛けない」という私の固定観念が崩れたことで、私自身が楽になって、子供への対応がずいぶん変わってきたんです。

そうしたら私の変化に応じて子供が落ち着いてきたようです。

今年、年長さんになったこともあるのかもしれないな?と思っていたのですが、先生からも、

「とても落ち着いてきて、話を聞けるようになった。ケンカをしたり、乱暴をしたりすることが減ってきた」と教えて頂いて、私自身も、日に日に良くなっていくように感じていたんですね。

(パパからもいい子になったな~って言われています)

夏休みに実家に行く前には、今までスーパーに行ってもどこかに行ってしまっていたのに、カートを押してくれたり、荷物を持ってくれたり、きちんとレジに並んで待てたり・・・。

そんな様子も見られるようになりました。もちろん、そんな変化もちゃんと褒めるようにしましたよ。

するとお兄ちゃんは、「お母さんは○○がいて大変だからね。僕が手伝ってあげないと・・・なんて言うんです。嬉しかったです♪

そうそう。今までは全く見向きもしなかった妹のお世話をしてくれたり、遊び相手にもなってくれています。

わざと手加減してじゃれているのがよくわかります。ちゃんと雰囲気を読んだり加減ができているんです。

もちろん、そんな時もちゃんと褒めています。

パピーさんに教わったように「○○ちゃんと見てくれて、お母さん助かるわ~」って。お兄ちゃんはさらに、面倒見がよくなりました。

勉強を初めて9カ月。学んだ事を実践して思うのは、私が「人に迷惑を掛けない」と厳しく叱っていた事は、子供にとって何の役にも立っていなかったんだな、という事と、

親の態度でこんなにも子供って変わるもんなんだな、という事でした。

そうやって少しずついい方向に向いているように感じたので、今年の帰省では「もしかしたら、問題を起こさないかも?」という淡い期待もあったんですね。

でも、これほどとは・・・思いませんでした。

パピーさん、「肯定する」って大事ですね。そして「叱る」って、本当に注意が必要だと思います。

講座はまだまだ続きますが、これからも楽しく学んで行きたいです♪

最後に・・・パピーさんに隠していたことがあります。

実は私は、保育士を6年やっていました。

6年も保育士をしていると“ベテラン”とは言いませんが、決して駈け出しではありません。

仕事に対しての自負もありましたし、お母さんたちにアドバイスもしていました。

そんな私が、自分の子育てで悩んでいるなんて、恥ずかしくて言えませんでした。

だから「多動だと思う」と書いていたのですが、今、考えるとこれってひどい話ですよね。

自分の未熟さから起きていた問題なのに・・・。私は自分のプライドを守りたかったのだと思います。

でもパピーさんのテキストにありました「専門の勉強をしてきた幼稚園の先生も、学校の先生も自分の子育てでは失敗するんですよ」という文面を見て、

ああ、私はおごりがあったな・・・初めて子育てするのだから、私もお母さん1年生なんだ・・・と本当に素直になれました。

パピーさんから頂いたメールにこうありましたでしょ。

“人に迷惑をかけ続けた私は、今の歳になって、やっと、少しずつ人の役に立ててきているかな?沢山人に迷惑をかけた分、取り返し始めているかな?と考えています”

私は、メルマガでパピーさんを知ってから、時々ホームページやメルマガを紹介していますが、「あ、知ってる知ってる♪」という人や、「すごく助かってる♪」という人も何人かいましたよ。

きっとパピーさんがお考えになっている以上に、感謝している方が沢山おられると思います。

「成長する迄に迷惑をかけた分、成長してから人の役に立てればいい」

そのお考えって、素晴らしいと思いますし、それを実行しているパピーさんを尊敬します。

私も子育てが一段落したら、保育士としてもう一度、仕事をしたいと考えています。

その時には、自分の子育てでの経験も踏まえて、お母さん方の気持ちに添えることができたら嬉しいな、と思います。

あんなに「逃げたい」と思っていた子育て。このごろ「面白い!」って感じ始めています。こんな私になれたこと。パピーさんに感謝しています(^^)

ココまで・・・

OMOTENさん、ご報告ありがとうございました。

そうですか~♪田舎のおじいちゃん、おばあちゃんも、お孫さんとの触れ合いを楽しめたようで良かったですね~♪

“こんなことって今までありませんでした。いつもは父と母の機嫌を損ね、逃げるように帰ってきていたので”とありましたから、お父さんもお母さんも、きっとこの1年の変化に驚いてくださったと思います♪

良かったですね(^^)

OMOTENさんが書かれていましたね。

“「肯定する」って大事ですね。そして「叱る」って、本当に注意が必要だと思います”

はい、本当にそうなんですね。

「肯定する」はすごく重要ですが「叱る」は「肯定」よりもさらに難しいんです。

だから「肯定」が上手にできないうちに「叱る」の比重が高くなると、いろんな問題が出てきてしまうんです♪

それはそうと、OMOTENさんは保育士さんだったんですね。

“6年も保育士をしていると“ベテラン”とは言いませんが”とありましたが、一つの仕事を6年お続けになったのなら、もうりっぱに『ベテラン』ですよ。

確かに「母」としての子育ては初めての経験かもしれませんが、保育士になる為に学んだ事、そして保育士としてのご経験は、絶対に無駄になりませんし、

今回、実際の子育てをされて、失敗した経験や、それを改善した経験をお持ちだと、さらに今後、保育士さんとして復帰した時に、沢山のお母さんたちを励まし勇気づける、良い相談相手になって頂ける、と思います♪

きっとその時には、躾の厳しいお母さんもおられるでしょう。

いつもいつも叱っておられるお母さんもいるでしょう。

そんな時、今回の事がとても良い事例として、説明して差し上げることができると思います(^^)。

そういう意味では、子供って、私たちを何倍も大きくしてくれるんですね。

“あんなに「逃げたい」と思っていた子育て。このごろ「面白い!」って感じ始めています”

とあって、私も嬉しく思っています♪

今回は、貴重なお話をありがとうございます。メルマガ掲載のご許可も、ありがとうございました(^^)

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