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第623号 子育ては感動だ!

こんばんは。パピーいしがみです。ここのところ急に涼しくなりましたね♪虫の声とさわやかな風が心地いいです(^^)

よく「親に自信が無いと子供に自信を与えられないのでは?」とか「親が優秀でないと子供は優秀にはならないのでは?」と聞かれます。

私は「そんなことない!」と断言します。

なぜなら、私自身がどうしようもなかったからです。

この講座を勉強されている方、ホームページをくまなく御覧になった方は、よくご存じだと思いますが、私は・・・(笑)まあ悪かったです。

中学生からぐれはじめ、高校に入ったら謹慎・停学処分、警察沙汰にもなりましたし、家庭裁判所にも行きました。

卒業だって危なかったし「大学進学あたりまえ」の進学校の中で、大学も行かず、就職した会社も転々として落ち着く事が無かったです。

そんな私の転機は、間違いなく子供の誕生でした。

私は25歳で結婚し、翌年には長男が生まれました。ちょうどその頃、勤めていた会社で人材育成を勉強し始め、子育てと従業員教育がリンクしたのもラッキーだったと思います。

でも、あれだけ悪かった私、人として決して優秀ではなかった私が親なのに、子供は日々、沢山の喜びや感動を与えてくれました。

その時に思ったんです。

「親がダメでも、そんなの関係ないんだ!」って。

もちろん私も、子供から見られて恥ずかしくないように、自分を律するようにもしましたし、勉強もしました。

ですが“発展途上の私でも子供は立派に育てられるんだ!”って事が解り本当に嬉しかったです。

今まで何をやっても続かない、中途半端、挫折ばかりの人生で、たった一つ、しっかりした手ごたえが有ったのが、この「子育て」だったんですね。

子育てには、私を変えるほどの「感動」が有ったのです。

今日のタイトルは「子育ては感動だ!」にしました。

思えば私がこうやって皆さんにメルマガを書いたり、講座を作ったり、ご相談に応じたりしているのは、ご自分の子育てで、その「感動」を味わってほしいからかもしれません。

子育てって“感動の連続なんだよ!”と知ってほしいんですね♪

先日、会員さんから一通のメールを頂きました。そこには、子供さんと一緒に大きな山を乗り越えたまさに「感動」までの道のりが書かれていました。

今日はその内容をご紹介したいと思います。

ココから・・・

私はパピーさんに出会ってから、本当にゆっくりとですが、順調に楽しく子育てを出来るようになっていました。

しかし、最近色々なことが重なった為か、大きなスランプに陥っていました。

何もかもがうまく行かなくて自暴自棄になり、コツコツと積み上げたレンガを自分で壊していっているような、そしてそれを自分で止められないというような、ひどい状態でした。

つい先日、人の助けを借りてやっとレンガを壊す手を止められたばかりです。

でも、手は止まったけれど、またレンガを積み上げるにはどうしたらいいのか、もう感覚がすっかり忘れてしまっていて

「どうしたものやら、このままではまた自分でレンガを壊し始めてしまいそう・・・」というような、不安定な状況でした。

具体的に書きますと、うまく行かないことのひとつに「お兄ちゃんの逆上がり」があります。

今の幼稚園は(転勤しまして幼稚園が変わりました)なんでも積極的な所でして、秋の運動会には逆上がりの発表が控えています。

その為に先生達も今から熱心に取り組んでくれています。

園児達もそれに応えるかのように、とても活発な子が多く、すでにクラスの半分の子が出来るようになっています。

うちのお兄ちゃんはまだ逆上がりが出来ません。しかし「出来るようになりたい」という気持ちは持っています。なのに、練習は私が促さないとしません。

そこで私はイライラするのです。焦るのです。練習を始めると、きつく指導してしまうのです。

ココまで・・・

頂いたメールの中には「お兄ちゃんの逆上がり」とだけしか書かれていませんが、詳しくお聞きしたらこれは「懸垂逆上がり」であることが分かりました。

逆上がりって、最初は胸の下あたりの高さの鉄棒で、勢いを付けて蹴りあげて回る、というものが普通です。

「懸垂逆上がり」というのは、頭よりも高い鉄棒にぶら下がり、腕の力で体を持ち上げて、腹筋を使って足をあげ、筋力とバランスで逆上がりをするやり方です。

初めての逆上がりで、それも幼稚園でこれをやる、というのはかなり無謀だと私は思いました。

でも、その幼稚園ではすでに周りがそのレベルに達していたんですね。

秋には運動会があって、できるようにならなければならない。それが親にとっても子供にとってもプレッシャーだったと思います。

このメールを頂いたのが、7月初旬でした。そして、夏休みを経て9月にこんなメールが届きました。

ココから・・・

パピーいしがみ様

先日、うちのお兄ちゃんの逆上がりについて相談をさせて頂きました。夏休みが終わりましたので、逆上がりのご報告をしようと思います。

件名に「嬉しいことがありました」と書いたので、もうお気づきかもしれませんが、うちのお兄ちゃん♪逆上がりが出来るようになりました!!(^^)v

逆上がりが出来る経緯を書かせてもらいます。長いのですが、よろしくお願いします!パピーさんに話したいのです!

逆上がりが出来ないまま夏休みの盆が明けると、お兄ちゃんは練習をほとんどしなくなってしまいました。練習がイヤみたいです。

足を上げたときに砂が顔にかかったり、お腹に鉄棒がくい込んで痛かったりするみたいです。

なにより、スパルタな私の指導に問題があったのかもしれません・・・(-_-;)

ですので最後の8日間になった時、お兄ちゃんに提案しました。

「夏休みがあと8日間で終わるから、イヤでも毎日練習せえへん?夏休みが終わったら、練習イヤやったら練習しなくていいよ。

お母さんも今日練習する?とか練習しようとかもう言わないから。だから、最後の8日間、がんばってみいひん?」

お兄ちゃんは気持ちよくうなずいてくれました。

それまでに足は少しずつ上がるようになっていましたので、補助も少しずつ控えめにしていました。

最初は足を引っ張りあげたり、腰を持ち上げたり・・・。

次は上がった足が下がらないように、足をつかむだけ。

つぎは上がった足を軽くつかむだけ。

補助は控えめにしていっているものの、出来るには程遠く、夏休み中には出来ないだろうと、私は思っていました。

でも、出来ても出来なくても夏休みが終わったら練習は終わり。ならば、こんなにも練習したんだという達成感が欲しいと思いました。

残り二日となった前日の夜、以前撮っていた逆上がりのビデオとその日に撮ったビデオを試しに見比べてみました。

逆上がりは出来ないままですが、前と比べれば少しは足が上がっているということをお兄ちゃんに実感してもらいたかったのです。

確かに足は以前よりも格段に上がっていて、私もお兄ちゃんもモチベーションが上がりました。

そして、イメージトレーニングになるかなと思い、YOU TUBEで小さい子が逆上がりが出来ている動画をお兄ちゃんと見ました。

すると動画の中には、お兄ちゃんと同じくらい足が上がった状態から「ぐぐぐ…ぐぐぐ…」とねばって根気よく足を上げて逆上がりが出来ている子がいました。

この時初めて「お兄ちゃんにもできるかも!」と思いました。

さらに、逆上がりのコツが書かれたブログを読んだのです。これは以前にお気に入りにいれて一度読んだものなのですが、最後にもう一度読んでみようと思いたち読んでみました。

お兄ちゃんは逆手で逆上がりをしていました。幼稚園の子達もほとんどが逆手でしていました。でも、そのブログでは順手がいいと書いてあったんですね。

理由も書いてあったので、なるほど!と思いました。さらに逆上がりに使う筋肉についても書かれてありました。この筋肉を有効に使う為に順手の方がいいのだそうです。

最後の二日。

お兄ちゃんに順手の方がいいらしいと伝え「練習はどうせあと二日で終わりやから、色々試してみましょう」と言ってみました。

またもや素直にお兄ちゃんはうなづいてくれました。

順手で練習してみると、安定して足が上がるようになったような気がしました。しかし、足が上がる高さはあまり変わらず・・・。

ですが、補助はさらに一段階控えめにしました。ブログでは「両手を伸ばして肩甲骨を寄せる時に使う筋肉を使う」というようなことが書いてあったので、

足や腰を支えるのではなく、肩甲骨の間を触りそこをぐっと上にあげてやる感じにしました。そしたらくるっと回ったんです。

足や腰を触らなくても、背中を触るだけでも出来るんだ・・・。もう、本当にあと一歩!!という感じになりました。

さらに練習をしていくと、背中をぐっと押していたのが、そっと触れるだけでも出来るようになりました。

それじゃあ、触れなくても出来るやろうと思って触れずにやると、やっぱり出来ない・・・。

出来ないまま最終日。

私は今日中に逆上がりが出来るようになると思いました。たぶん・・・、いや絶対出来るようになるはずだと。

この私の意気込みは空回りするかもと思いましたが、なんせ最終日ですからなんでもありです。

いざ鉄棒の前に来ると、お兄ちゃんはお腹が痛いと言い出しました。

朝から冷たい物をたくさん食べたからお腹が冷えてしまったというのです。

今までの私なら「練習するの?しないの?するなら早くして」とお兄ちゃんのお腹が痛いのを無視して言い放っていたと思います。

でも、今日は最終日。もう、何も言うことはありませんでした。「痛いね。」とだけ言いました。ちょっと冷たい言い方でしたが・・・。

私は練習をするきっかけもやめるきっかけも与えたくなかったんです。

お兄ちゃん、「練習やめる」とは言いませんでした。

一回しては痛がりちょっと遊んでまた一回練習するの繰り返して、ものすごく時間がかかりました。

途中「お腹が痛くなくなった」と嬉しそうに言い、また練習しようとすると「手が痛い」と言い出します。

なかなか私の忍耐も限界に来ていたので、わたしメッセージを使って「お母さん、疲れてきた」などなるべくイライラをぶつけないように気をつけてわたしの気持ちを伝えました。

練習の回数はパピーさんに以前メールを送った時には10回だったのですが、その後お兄ちゃんと話し合い8回になりました。

最終日にはお兄ちゃんの意向で10回練習することになっていました。(お腹が痛いと言いながら10回すると言ったんです・・・)

この10回という数字は成功した回数で、補助が背中に背を添えるだけなので失敗する回数の方が断然多いのです。

そんな中でなんとか残り1回になった時、「最後だ」と思うと私はイライラが消えて「これで成功するんだ!」と気持ちがもくもく出てきました。

お兄ちゃんに「これが出来たら終わりだよ。一回出来たら帰ろう!」と言いました。

お兄ちゃん足を上げる!出来ない。

私は手を添えるのをこっそり止めました。

お兄ちゃん足を上げる!「いけいけ!!あきらめるな!!!」お兄ちゃん、ぐぐぐ・・・ぐぐぐ・・・っとしぶとく足を上げようとします。

そしたら・・・、出来たんです。

もう私は大きな声で「できたぁ~!!」と言ってしまいました。そして涙がぶわっとでました。

練習を始めて約2時間。

出来ました。お腹が痛くても手が痛くても、練習を止めませんでした。この子はすごい子です。

私は今までこんな涙を流したことはありませんでした。

ドラマや映画を見てというのはありましたが、自分がいるこの場所で何かをやり遂げて感動して涙するというのはなかったのです。

昔どんなに頑張ったって出来ないものは出来ないと身にしみましたし、何かの試合で勝って周りの子が感動して涙していても私はその感動の中に入ることは出来なかったんです。

お兄ちゃんの逆上がりを通して、本当に素晴らしい経験をさせてもらったと思いました。

よかったです。幸せです。この子を産んでよかったぁとしみじみ思います。昨日、幼稚園でも逆上がりが出来たそうです。

先生には「もう大丈夫ですね」とお墨付きをもらいました♪

逆上がりの練習の為に作ったシール台紙もついでに先生に提出すると、今日みんなに見せることになったそうです。

逆上がりの練習をたくさんしたことを先生にアピールしてよかったです。私と旦那の実家にも報告して褒めてもらうこともしました。

逆上がりが出来たことだけでなく、たくさんの人に褒めてもらって喜んでもらうことで、自信がしっかりついていってくれるといいなぁと思っています。

私自身にとっても自信になったようで、夏休みが終わってからまだ二日ですが、イライラすることがあっても爆発!するというようなことは防げています。

イライラを抑えるのではなく、わたしメッセージを使ってイライラの気持ちを伝えられるようになってきました。

お兄ちゃんのことを「この子は大丈夫!」と思えるようになり、言うことを聞かないことがあっても

「この子のすることだから何か理由があるのかも」「この子なら今は言うことを聞かなくても自分のタイミングでするようになるかも」とちょっとゆったりと物事を考えられるようになった気がします。

この逆上がり、苦労した分、得るものは大変大きかったです。

こんなにもご褒美がもらえるとは。本当にありがたいことですね。

本当に長々とすみません。読んでいただいてありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。

ラピート花五郎

ココまで・・・

このメールを頂いた時に私は「良かった~」と思うとともに、よくやりきった(驚)!とちょっと信じられない気持でした。

というのは、私は(自分では)鉄棒が得意だと思っていましたが、そんな私が懸垂逆上がりができたのは、確か小学校2年生ぐらいだったからです。

幼稚園児でそれをやらせる事(その幼稚園)に、ちょっと異常では?ぐらいに思っていたし、

「これで鉄棒嫌いになったら残念だな・・・」と考えていたんです。

でも・・・ラピート花五郎さんの息子さんは、みごとにこの難題をクリアしてくれたんですね。

そこに掛けた期間2カ月。途中、休憩も挟んだようですが、よくぞあきらめずやりきった。よくぞ乗り越えた!と感動しました。

私がこれだけ感動したんですから、お母さんであるラピート花五郎さんの感動は並大抵のものではなかったと思うのですね。

でも、私が自分の子育ての中で感じていたのも、やはりこの『感動』でした。

同じ歳に自分ができない事が子供ができるようになっていく。

それだけでもとっても大きな感動なのですが、強制したり、命令したり、直接手を下すのではなく、子供のやる気を高めたり、褒めたり、喜んだり、

環境を整えてあげるだけで子供が『自分で』乗り越えていく、そこがとっても面白く、又、驚きだったんですね。

その後、ラピート花五郎さんからは、こんな風にメールをいただきました。

“パピーさんにメールをしてからも、お兄ちゃんをひどく叱るということは今のところありません。ちょっと叱るくらいはあるんですけど・・・(^_^;)”

“逆上がりを通して、私自身がお兄ちゃんを一目置けるようになりました。人間として扱えるといいますか、信頼できるようになったといいますか、そういった感じです。”

この気持ち、すご~く良くわかります♪

私達の想像を超えた結果を出した子供に、私達は我が子ながら素直に感動し尊敬できるんですね。

でもこれって、ただがむしゃらに練習させたり、いやいや、力づく、強制だけだったらこの結果にはならなかったと思います。

子供の気持ちを高めるために、自分で乗り越えるために、お母さんが「環境を整えた」から子供が意思を持った、のだと私は思うのです。

ラピート花五郎さん、本当によく頑張りましたね♪そして、息子さんもおめでとう!!

きっとこれからも沢山のハードルを乗り越えていってくれますよ♪貴重なご報告、ありがとうございました(^^)

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