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第633号 無意識の否定

こんばんは。パピーいしがみです。昨日の暴風雨はすごかったですね~。太平洋側沿岸に限った事かもしれませんが、台風に近いくらいの雨・風で、玄関の植木鉢がほとんどひっくり返る程の大荒れの天気でした。

一夜明けた今日はとりあえず治まりましたが、一昨日は、徳之島で竜巻が起きた、と報道されていました。各地での被害があまりなければいいな・・・と心配しています。

さて、今日ご紹介する内容は「無意識の否定」としました。実はこの“「無意識に否定」している”と言う事。結構多いのです。

「私は子供に叱り過ぎているな」と気付いている方は比較的早く、その修正ができます。

ところが「私はそんなに叱っている方ではないのに・・・」と思っているのに、子供に問題行動がある。という場合は「気づけていない」「どこに問題が有るか分からない」が為に、問題がどんどんエスカレートしてしまったり、修正に時間がかかったり・・・という事になるんですね。

今日はそんな「無意識の否定」について、頂いたメールをご紹介しながらお話ししたいと思います。

ココから・・・

パピーさん、こんにちは。先日、講座を始めさせて頂いたばかりのKKと申します。まだ始めたばかりなのにご相談をさせて頂く事をお許しください。

私がこの講座を始めた理由、それは長女の事での悩みです。その問題自体がとても特殊で、どこにも相談できなくて、すごく困っていたのですが、パピーさんの所なら、前例があるかもしれない、解決して下さるかも知れない。

そんな藁をもつかむ気持ちです。よろしくお願いします。長女は5歳。幼稚園の年中です。その下に3歳の妹がいます。

家族構成は○○歳の公務員の夫。そして専業主婦で○○歳の私の4人家族。公務員住宅(アパート)に住んでいます。

長女の問題というのは・・・自慰行為をするという事なのです。足を開いてじゅうたんや布団の上で陰部をこすりつけ、息を荒くして赤い顔をしています。

初めて私がそれを見た時には、もう本当に驚いて、思わず「何やってるの?止めなさい」って強く叱ってしまいました。

叱らないように、怒らないように・・・ってずっと意識していましたが、気付いた時には遅く、娘はびくっとしたように硬直していました。

しまった・・・とは思ったのですが、何と声を掛けていいかも解らず、又、こんな低年齢でこういう行為をする事自体、どこかに問題があるのか、体の異常なのか、誰に相談したらいいのかパニックになってしまいました。

主人に相談したら事が事だけに放っておくこともできないし、見つけたらやんわりと注意だけして少し様子を見てみよう、という事になりましたが、私たちの目を盗んで、隠れるようにして・・・でも頻繁にしているようなのです。

パピーさんにお伺いしたいのは、こういう例って他にもあるでしょうか?という事と、どのように声かけをしたらいいか?という事。そして、娘のこの行為は治るのでしょうか?という事です。

お時間がかかっても構いません。ほんの少しでも結構です。アドバイス頂けたら嬉しいです。よろしくお願いします。

ココまで・・・

KKさんからのメールは初めてだったので、もう少し、KKさんのご家庭の様子。子供さんに対するKKさんの姿勢などをお聞きしたくて、このようなお返事をしました。

ココから・・・

KKさん、こんにちは。パピーいしがみです。メール、拝見しました。

“パピーさんにお伺いしたいのは、こういう例って他にもあるでしょうか?と言う事と、どのように声かけをしたらいいか?と言う事。そして、娘のこの行為は治るのでしょうか?という事です。”とありましたが、

最初の「こういう例って他にもあるでしょうか?」ですが、これは非常に多く見られる例です。それも、だいたい原因は決まっています。

又、「そして、娘のこの行為は治るのでしょうか?」ですが過去にも改善例がいくつもありますので、原因を取り除けば、多分、無くなると思います(^^)

ただ・・・「どのように声かけをしたらいいか?」ですが、声かけは関係ありません。多くの場合はもっと深いところに原因が有るからです。(まずは、そこに気付いて頂く事が重要かと思います)

今回、KKさんからは初めてのメールですね。なので、私が把握する為に、もう少し詳しく教えてほしく思います。

まず、長女さんの様子です。長女さんの下に妹さんがいらっしゃるようですが、妹さんが生まれる前はどんなお子さんだったでしょう?そして、今の長女さんはどんな様子ですか?出来るだけ詳しく教えてください。

又、頂いたメールには、“叱らないように、怒らないように・・・ってずっと意識していましたが”とありましたね。

ですが、どうでしょう?しつけやマナーなどで注意する事や「こうしなさい」「ああしなさい」と言う事もないですか?又、長女さんの甘えにはどのように対処されていますか?長女さんと次女さんでケンカする時にはどうされていますか?

まずはその辺り、教えて頂けるでしょうか?改めてお返事させていただきます。

ココまで・・・

KKさんからはすぐにお返事を頂きました。

ココから・・・

パピーさん、こんばんは。KKです。早速のお返事、ありがとうございます。

「娘のこの行為は治るのでしょうか?」のお返事に『過去にも改善例がいくつもありますので、原因を取り除けば、多分、無くなると思います』とありました。

ありがとうございます。涙が出るほど嬉しく思いました。苦しかった胸のつかえが取れたようです。

パピーさんのお返事には『多くの場合はもっと深いところに原因が有るからです。まずは、そこに気付いて頂く事が重要かと思います)』と書かれていましたので、きっと私に不足している事。自分自身では気付いていない事が沢山あるのだと思います。

厳しいご指摘でも構いませんのでよろしくお願いします。ご質問いただいた内容についてお返事させていただきます。

“長女さんの下に妹さんがいらっしゃるようですが、妹さんが生まれる前はどんなお子さんだったでしょう?そして、今の長女さんはどんな様子ですか?”

妹が生まれる前は、とても良く笑う明るい子でした。今は、ほとんど笑ったり明るい表情は有りません。実は下の子が生まれた時に主人の転勤が決まり、引っ越しをしました。

環境の変化や、帰宅が遅い主人にも助けてもらえない中でたった一人で二人の子育てはとても大変でした。

特に下の子は物音に敏感で、すぐに起きてしまい、その頃の私はいっぱいいっぱいで、ピリピリしていましたし、長女に小言を言ったり、強く叱ったりもしていました。

長女はトイレがなかなか上手にならず、やっとできるようになったと思ったら又、できなくなったり。私もうんざりしたり、イライラしたりでかなり叱っていました。結局トイレができるようになるにも1年半ほど掛かりました。

パピーさんからご質問をいただいて考えてみたのですが、上の子はあまり幼稚園の事を話そうとしません。

「楽しかった?」と聞いても「うん」と応えるだけで、顔は決して「楽しい」という顔ではなく無表情です。

それにいつもすごく自信がなさそうですし、いつも私の顔色をうかがっているようにも感じます。それと・・・何だかいい子を装っているようにも感じます。

というのは、あまりわがままを言いません。パピーさんが「甘えにはどのように対処していますか?」と書かれていましたが、そういえば、甘える、という事がほとんど無いように感じます。

反対に下の子は、自由奔放で自分のやりたいようにします。甘える時も自分の要求を前面に出し、思い通りにならないと、大声で泣くので、抱っこしたりおんぶしたり大変です。

そうやって妹を抱いたり背負ったりしている時、長女は何もせず、その様子をじっと見ています。姉妹ゲンカもほとんど有りません。

妹が大声を出したり、癇癪を起したりしそうになると、すぐに折れて「し~だよ」と妹をなだめたりします。

今、書いていて思いました。5歳の女の子のこの様子は・・・異常ですよね(泣)。これは私が長女に厳しかった事が影響しているのでしょうか?

“しつけやマナーなどで注意する事や「こうしなさい」「ああしなさい」と言う事もないですか?又、長女さんの甘えにはどのように対処されていますか?長女さんと次女さんでケンカする時にはどうされていますか?”についてですが、

長女の甘えやケンカはほとんどありませんので、それについて困る事もありませんし、対処もありません。ただ、しつけやマナーについては注意します。

アパートなので下の階の方に迷惑がかかるので、「どんどんやらない」とか、レストランに行っても入る前に「静かに」のように言います。

他にも「出したおもちゃはかたずける」「外から帰ったら手洗い・うがい」「トイレの後は手を洗う」などは子供がやる前に言ってしまいます。

でも・・・これらはマナーをしっかり教える意味でも、言うべき事だと思うのですが違うのでしょうか?私の言い方がきついのでしょうか?又、教えて頂けるとありがたいです。

あと・・・今、思い出しましたが3歳ぐらいの時(私がかなり大変な時)長女が甘えると怒るように「あなたはもうで一人できるでしょ、お姉ちゃんなんだから自分でやりなさい!」と言っていた事を思い出しました。

ココまで・・・

KKさんにご質問をする前に、私は“「そして、娘のこの行為は治るのでしょうか?」ですが過去にも改善例がいくつもありますので、原因を取り除けば、多分、無くなると思います(^^)”とお返事していましたね。

実は、自慰行為をする子の場合、ほぼ間違いなく、厳しいしつけや、叱られる事が多い、など、小言や苦言、プレッシャーを与えている事が共通しています。なぜか・・・は解りませんが、一つの現実逃避かもしれません。

なのでメールを頂いた時に、多分叱られる事が頻繁にあったか、今もあるのか、どちらかだろうな・・・と感じていました。

でも問題はKKさんご自身にその意識が無い事でした。「無意識の否定」をしていた事なのです。ですからあえてそれを解ってもらうために、いくつかのご質問をしたのでした。

私へのお返事をする為に過去を思い返して下さったKKさん。
だんだん気付かれたようです。そして私はこんな風にお返事をしました。

ココから・・・

KKさん、こんにちは。パピーいしがみです。メール、拝見しました。詳しい内容をありがとうございます。少しずつお気づきになった事があるようですね♪

結論から言いますと、自慰行為のある子供って、ほとんどの場合に親の厳しいしつけや叱られたり怒られたり、強いプレッシャーの中にいる場合に起こる事が多いのです。

なのでKKさんの場合もそうではないかな?という理由からご質問をしたのでした。

頂いたメールを読み返してみると、

ご主人の転勤、下の子の誕生、慣れない土地への引っ越し、頼る人がいない環境、不安と疲労・・・。

そんな様々な要因からKKさんもかなり上の子に厳しく当たっていたのでは?と思いますよ。

そして長女さんとしては「迷惑にならないように」「お母さんに嫌われないように」と自分のワガママや甘えを封印し、頑張り続けていたのかもしれませんね。

KKさんは講座を始めて下さったばかりなので、まだテキストをご一読されていないかもしれませんが、一度、全部を読んでみて頂けますか?きっと参考になる事が沢山あると思います。

でも、出来るだけ早く今の娘さんの問題を解決する為に、今日はいくつかの説明と、いくつかのお願いをします。是非、これからの毎日に活かしてほしいと思います。
(そしてそれができるようになったら、又、次のお願をしますから、ご連絡下さい)

まず一番にお願したい事。それは長女さんに甘えさせてあげてほしい、という事です。KKさんは「甘やかし」はいけない、とお考えかもしれませんが、実は「甘え」ってすごく大事なんです。

というのは、私たち大人も自分の不安や心配などを「甘え」によって払拭しているからです。例えば、大きな悩みが有った時、誰かに聞いてもらうだけでも気持ちが楽になりますよね。

その時「うん、そうだよね。その気持ち、解るよ」と言ってもらったらどうでしょう。それまでは塞ぎこむほどの悩みや苦しみでも気持ちが楽になったり、軽くなったりしますよね。

それは「聞いてもらう」という事ができたからなんです。誰かにお願いし、その方に頼ったという事でもあるんです。

「甘え」とは言わないかもしれませんが、誰かに「○○してもらう」事でプラスに向かったのですね。

そう。私たちは辛い時、苦しい時、誰でも・・・誰かに頼ったり、依存したり、助けてもらったりして、それを受け入れてもらう事で立ち直れるんです。成人した私たちでもそうです。

生まれてまだ数年の子どもは当然、誰かに頼りたい、依存したい、甘えたい、という気持ちは頻繁に起きるんですね。

KKさんは私が「認める」「褒める」「包む」をお願しているのはご存じだと思います。この「甘えを受け入れる」というのはちょうどこの「包む」になるんですね。

私は「包む」の事を「安心できる環境を整える」とお話ししていますが、子供は不安になった時、お母さんに甘えを受け入れてもらう事で、とても「安心」する事ができるんです。

特に、幼少期は、いろんなものができるようになる時期です。ところが「出来るようになる」ということは「できない事もある」という事でもあり、できる事ができなかったり、又、できない事が続いたりすると、気持ちが萎えたり不安になったりします。

そんな時、お母さんに甘える事ができ、又、甘えさせてもらう事で、子供は安心し、ホッとして、気持ちが落ち着いて・・・・又、面白そう♪やってみよう!頑張ろう!と、新しいチャレンジができるようになるんです。

「甘え」「自立」「甘え」「自立」このように「甘え」と「自立」は交互にやってきて、その繰り返しで自立に向かい、このサイクルも長くなっていくのです。

だから「甘えを受け入れる事」ってすごく大事で、しっかり甘えを受け入れてもらえる子は、自立が速かったりします。

反対に「甘え」を拒否されてしまう子の場合は、いつまでも甘えに執着したり、自立できなかったり・・・という事になる場合が多いのですね。

ですからまずは、長女さんが我慢や遠慮をしないで、長女さんらしさを出せるように、「甘え」させてあげてください。

でも、長女さんからの「甘え」を待っていても、長女さんから甘えてくる事は無いと思います。なぜなら、長女さんは今、「私は甘えちゃいけないんだ」「私はわがままを言ったらダメなんだ」って自分を抑え込んでしまっているように感じるからなんですね。

ですから、お母さんの方から近づいてあげてください。次女さんを抱っこするように長女さんを抱っこしたり、一緒にお風呂に入ったり、手をつないで眠ったり・・・

「もっと甘えてもいいんだよ」と言ってあげたり、そんな「触れ合い」を増やしてあげてほしいんです。

又、マナーや毎日の決まりについてですが、もし「教える」のであればゆっくり丁寧に笑顔を持って「話して」あげればいいですよ(^^)。

「レストランでは静かに」「出したおもちゃはかたずける」「外から帰ったら手洗い・うがい」「トイレの後は手を洗う」のように子供がやる前に言い切るのではなく、本当に子供ができないのかを見てあげてください。(私はきっと言われなくてもできると思うのです)

そしてもし、言われなくてもできるのであれば、「○○ができるようになったんだね」のように「できる」事を伝えるようにしてみてください。印象は相当違うと思いますし、受ける側には「褒められた」と感じます。

あと、自己主張やケンカについてもお話ししたいのですが、どんどん「お願い」する事がどんどん増えてしまいそうですから、まず、今やってほしい事だけをもう一度、箇条書きにしますね。

① 甘えは重要である、という事を理解しましょう。

② お母さんから長女さんに歩み寄ってあげましょう。
 
具体的には、・次女さんを抱っこするように長女さんを抱っこしたり、・一緒にお風呂に入ったり、手をつないで眠ったり、・「甘えてもいいんだよ」と言ってあげたり・・・。そんな風に触れ合いを増やすようにしてください。

まずはその2つをやってみて頂けますか?それと、余裕があったらテキストを全部読んでみてください。参考になる事、気付く事が沢山あると思いますので・・・。

約1か月ほど、この2つ(3つ?)をやってみて頂ければ、きっと何らかの変化が見えるはずです。もしうまくいかなかったり、新たな問題が現れたら、又、メールをくださいますか?その都度、お返事させていただきます。

ココまで・・・

この後KKさんから、喜びのご報告を頂くのですが、すみません。かなり長くなってしまい、全てを掲載することができないので、そのご報告については又、次回、とさせていただきます(^^)

 

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