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第738号 信頼を取り戻す

こんばんは。パピーいしがみです。今日のメルマガは「信頼を取り戻す」としました。

親と子って、信頼の上で成り立っている、それは皆さん、そうお感じだと思います。

が、一度「子供からの信頼」を失ってしまった場合、その信頼を取り戻す、と言う事はとても難しいのです。

そこは、非常にデリケートな部分であり、また、ニ度と同じ過ちを起さない、という決意が必要です。

今回、このメルマガを紹介するに当たり、実はとても悩みました。というのは、やはりご自身の失敗をさらけ出さなければならないからです。

ですが、今日、ご紹介させて頂くKUMIさんから、「私の経験がみなさんのお役に立てるのなら・・・」「パピーさんへのお礼と感謝の気持ちで・・・」と、ご承諾してくださいました。

ご紹介するKUMIさんは、ご主人と結婚された時、私の講座を学び始めてくださいました。というのも、KUMIさんは、結婚と同時にお母さんになられたからです。

そう。KUMIさんのご主人様は、1人娘さんを育てる、シングルファーザーで、その娘さんもKUMIさんを慕い、娘さんから「ママになって♪」と言われて、娘さんが4歳の時、正式にお母さんとして暮らし始めました。

KUMIさんもとても一生懸命に勉強され、娘さんとも、ご主人様とも良い関係を作り、毎日が順調で、順風満帆か・・・と思われたのですが、娘さんが6歳の時、ご主人様との間にお子さんが生まれ、少しずつ長女さんと上手くいかなくなりました。

その約1年後、娘さんが7歳、生まれた長男さんが1歳の頃、KUMIさんから、こんな風にご相談を頂いていました。

ココから・・・

パピーさん、お久しぶりです。KUMIです。こうやってメールをするのも1年以上ぶりです。ご無沙汰してしまってすみません。

正直に申し上げますと、勉強の方もサボっていました。あれだけ親身になって頂いたのに、ご報告もせず、申し訳ありませんでした。

勉強もしていない私がこんな相談をしてはご迷惑か?と躊躇したのですが、今、何とも苦しくて切ないので、なんとか相談に乗って頂きたいと、恥を忍んでメールをさせて頂きました。

結婚して、講座を学び始めた頃、私も「初めてのお母さん」にとても前向きで、自分で言うのもおかしいですが真剣だったと思います。

しかしたった1年の勉強で慢心してしまい、テキストも開かなくなってしまいました。それでも、良い関係はできていたので、「もう大丈夫だ」と思っていたのです。

有り難い事に、その後、男の子が誕生しまして、娘もとても可愛がってくれていたのです。

ですが(こんな事を言ってはいけないのですが)長男は私にとって「初めてお腹を痛めて生んだ子」です。どうしても可愛いと感じてしまいます。

全てを私にゆだね、愛くるしい笑顔に包まれ、私は初めて、お母さんの喜びを感じました。夜泣きも、癇癪も、ウンチもお風呂も、全く苦になりません。

目に入れても痛くない、その言葉の意味もわかりました。この子の為なら命すら惜しくない、とすら思います。

長男が生まれてからというもの、いつも長男の事が気になり、どうしても関心が長男に向いてしまいます。

私を慕ってくれていた娘も(ありがたいというべきですよね)赤ちゃん返りをしたり、わがままを言ったり、ぐずったりして、私の関心を引こうと言うのがすごくよくわかります。

ところが私が、それを煩わしく感じてしまうのです。私に甘えてくる娘を、うるさいと感じ、邪険にしてしまいます。

パピーさんに親身になって頂いたアドバイスも忘れ、長男との時間を大切にしたい私が娘を拒絶してしまい、次第に娘が私から離れて行くのを感じています。

娘からは笑顔と積極性が無くなりました。今は、私と長男を遠巻きに見て、声を掛ければ小さい声で「どうせ私は他人だからね」と言います。

それを聞いた時にはものすごくショックで、一番恐れていた事が起きてしまった・・・と落胆しました。あれだけパピーさんに注意されていたのに・・・と。

自分のしてしまった愚かさに後悔をする気持ちと、でも、そんな言い方をする娘へのいら立ちと、そのはざまで私は揺れに揺れてしまって、今、どうしたらいいかわからないのです。

困った時ばかり、相談して、本当に身勝手で申し訳ないのですが、お力を貸して頂けないでしょうか?よろしくお願いします。

ココまで・・・

という内容でした。実はKUMIさんには、「もしご主人様との間にお子さんが生まれたら、必ず娘さんとのギャップが生まれるから、重々、気を付けるようにしてくださいね」とお願いして有りました。

本当は、小さな問題が生まれた時に、すぐにメールをくだされば、傷は浅かったのだとは思いますが、KUMIさんも、もう少し頑張ってみよう・・・や、この頃は勉強もしていないから・・・との、遠慮が有ったようです。

この後、何度かメールのやり取りをするのですが、要点を抜粋しながら、記載します。まず私はこんな風にお返事しました。

ココから・・・

KUMIさん、こんにちは。パピーいしがみです。お久しぶりですね~(^^)お元気でしたか?赤ちゃんが生まれたとの事、おめでとうございます。

それで、まずKUMIさんにお伝えしておきたい事が有ります。

KUMIさんは、“勉強もしていない私がこんな相談をしてはご迷惑か?と躊躇したのですが・・・”と書かれていましたね。

もちろん、勉強は続けて頂いた方がいいのですが、私は、それを相談の条件とはしてません。みんな都合が有りますし時間が取れない時期だってあります。

ですからどうぞ、今後は事が大きくなる前に、ご連絡下さってけっこうですよ(^^)

特に、KUMIさんと娘さんの関係は、とてもデリケートな部分が有りますので、ムリをなさらずご相談頂いた方が良いかと思います。

ですが、今回、最悪の状態になってからではなくて、本当に良かったな♪と思いました。メール、拝見しました。今、とてもお辛い状況のようですね。

“今は、私と長男を遠巻きに見て、声を掛ければ小さい声で「どうせ私は他人だからね」と言います。”

それを言われた時のKUMIさんの気持ち、それを考えると、胸が痛くなりました。それと同時に、それを言わなくてはならなかった、娘さんの気持ちも痛いほど感じました。

以前も、ちょっとお話ししたかと思いますが、やはり1年近くもご自分のお腹で育ち、痛みを伴い生まれてきた子への思いは格別だと思います。

それはどうしても『長女さんと同じ』にはなりえないし、かといって『息子さんと同じだけ長女さんを愛す』と言う事も難しいかと思います。

ですが、思い出してくださいね。KUMIさんが、結婚する時、ご主人様が何と言われていたか?たしか「娘が、許可してくれたら結婚したい」でしたよね。

そして、KUMIさんは、娘さんが“「ママになって♪」と言ってくれたので、結婚できる事になったんです。”と言われていましたね。

と言う事は、娘さんがそこで許可をしてくれなかったら、KUMIさんは結婚できなかったし、息子さんともこうして、出会う事ができなかった、という事なんです。

“KUMIさんの今の幸せは、娘さんがいたからこそ”と言う事を忘れないでほしいのです。
確かに今、初めてのご自分のお子さんを抱き、そこに深い愛情を感じている、

そのお気持ちは、とても良くわかりますし、「この子の為なら命すら惜しくない」というお考え。それもとても良くわかります。

でも、その前提に娘さんがいてくれた事。娘さんがKUMIさんへ、今の幸せに導いてくれた事を忘れないでほしいのです

まず、私はそこをKUMIさんに気付いてほしいし、そこに気付いて下さったら、KUMIさんがこれから、どうされるのか、をお決めいただきたいです。

どうされるのか?というのは、今のまま、自分の気持ちを優先して、長男さんだけを可愛がって行くのか、それとも、娘さんとも良い関係を修復していきたいのか?です。お返事頂けますか?改めてメール差し上げます。

ココまで・・・

このお返事をしたらすぐにKUMIさんからメールを頂き、過去の事をすっかり忘れていた事に強い反省をし、“娘への感謝を忘れずに、これからも家族として、仲良く、楽しく暮らして行きたい。その為には、どんな苦労も我慢もします!”と言うお返事を頂きました。

そして、私はこんな風にお返事をしたのです。

ココから・・・

KUMIさん、こんばんは。パピーいしがみです。お返事、ありがとうございました。ご結婚当初の事、思い出してくださって嬉しく思います。

そして、娘さんの気持ちも自分の事として考えてくださり、私もとても嬉しいです。そして、KUMIさんの新たな決意、しかと受け止めましたよ(^^)

ちょっと辛い日々が続くかもしれませんが、一緒に頑張っていきましょうね♪

KUMIさんも仰っていたように、娘さんは、一度、本当のお母さんと離れ離れになっています。その不安や寂しさは、決して簡単なことではなく、強い痛みとともに心に残っているでしょう。

また、お父さんと娘さんの2人だった家庭に、KUMIさんが訪れて、小さな弟が生まれた。

娘さんとしては、小さい頃にお母さんを失い、お父さんもKUMIさんも、弟ばかりを見て、自分を見てくれなくなってしまった。

その時、きっと、たった一人の肉親さえも失い、自分が一人ぼっちになってしまった、という気持ちが生まれたと思いますし、また、そうなりやすい状況でもあるんですね。

ここで誰が手を差し伸べてあげらるか?と言ったら、KUMIさんを除いていないのです。ですから、前回のメールでは、KUMIさんに、長女さんの重要性をもう一度、再確認してもらいたかったのです。

ただ、今、娘さんは、信頼していたKUMIさんに、裏切られた気持ちでいるでしょうから、その娘さんの信頼を回復するまでは、辛い立場、厳しい状態でも耐える必要があるんですね。

それは決して簡単ではありません。だからこそ「決意」をしてほしかったんです。

ですが、KUMIさんは、しっかり娘さんの気持ちを考え、涙を流し『その為には、どんな苦労も我慢もします!』と決意してくださいました。

ですから、必ず、娘さんからの信頼を取り戻せる!と私は思います。

それで、今後の事についてですが、今回、KUMIさんが、お感じになったように、娘さんはかなり傷付いたはずです。ですから、まずはその事について謝る事が必要だと思います。

息子さんをご主人にあずけ、娘さんと二人っきりになって、息子さんが生まれてから、娘さんに対して冷たく当たってしまった事。邪険にしてしまった事。それについて心から詫びてください。

これは、子供に対して謝る、という気持ちではなく、娘さんを1人の人として、1人の女性として向き合ってください。

できれば、一度、下書きをするぐらいの気持ちで、真摯な姿勢で臨んでほしく思います。

そしてその後に「あなたのおかげで今の自分がある」という事を伝え、「もう一度、私をママとして認めてもらえるように頑張る」という事を娘さんにも宣言してほしいのです。

ただ、これは嘘があっては絶対にいけません。そしてこの言葉を言った後、また娘さんを裏切る結果になったり、さらなる失望をさせてはなりません。

ニ度三度と、信頼を失ったら、さらに信頼回復は難しくなります。(いえ、不可能、と言えるかもしれません)

ですから、ご自分の中で、気持ちが固まって、「絶対に信頼を取り返すんだ!」という気持ちになってから行動に移してくださいね。

行動に移すのは、ご自分のタイミングでけっこうです。でも行動をしたら、一度、私にご報告くださいますか?

どんな風にお話しになったのか、そして、娘さんの様子や、リアクションを教えてください。娘さんにどのくらい言葉が響いたか、などが分かれば、今の、娘さんの不安の度合い、そしてこれからの向かう方向が、見えてくると思いますので。

ココまで・・・

そのように、お返事しましたら、KUMIさんは、きちんと下書きを書き、自分の気持ちを決めて、娘さんにお話しくださいました。

その後、KUMIさんから、とても嬉しいご報告を頂きましたが、長くなりますので、また、来週とさせてください。

私も、よかった~間にあった~(^^)と、本当に心から、ホッとしました。次回は、そのお返事と、そして1年後の今について、ご紹介させて頂きます。お楽しみに♪

 

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