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第739号 信頼を回復する 2

こんばんは。パピーいしがみです。

今日は、前回の続きです。シングルファーザーの男性と知り合い、その方の娘さんから「私のママになって♪」と言われ、ご結婚されたKUMIさん。

ご主人様との間にお子さんが生まれてから、娘さんに厳しく当たったり、邪険にしてしまい、関係が悪くなったKUMIさんに、

「娘さんの存在を忘れないで」「後悔をお感じで有れば、謝る事が大事ですよ」とお伝えした、その後をご紹介させて頂きます。

KUMIさんからは、このようにお返事を頂きました。

ココから・・・

パピーさん、お返事ありがとうございます。KUMIです。

パピーさんからのお返事。とてもとても重く受け止めました。

私は、娘には悪かったな・・・と思いながらも、「どうして、そんな態度をするの?」「なぜ、邪魔ばかりしようとするの?」という気持ちの方が強く有りました。

ですが、お返事を頂いて、本当にそうだな・・・と思いました。私が、パパと娘の家庭に入れてもらったんですよね。なのに、息子が生まれたら立場が逆になって、私が娘を排除する形になってしまっていました。まるでシンデレラの継母でした。

パピーさんが良く言われているように「もし、私だったら・・・」と考えてみました。もし、私だったら・・・やっぱり新しいママを憎むと思います。

パピーさんからのお返事と、そして私の考えを主人にも相談しました。「私は娘に謝りたいと思う」と言いましたら、主人も「そうしてくれれば嬉しい」と言ってくれました。

主人も娘の寂しそうな顔や態度が気になっていたそうです。

娘と二人っきりの方がいい、と言う事で、日曜日に話しができれば、と思ったのですが、主人が平日に半休を取って、息子と一緒に出かけ、私は娘が学校から帰ってくるのを待りを待つ事になりました。

私は傲慢だったと思います。過去の事など、すべて忘れ、自分の子供が産まれたら、その子だけしか見えなくなり、娘の存在を忘れました。疎ましくさえ思いました。

今の時点で思い出させて貰えなければ、将来はどうなったんだろう?と怖くなりました。貴重なご指摘をありがとうございます。

パピーさんに言われたように下書きをしようと始めたのですが、どうやって謝ったらいいだろう?と悩んでしまいました。

夜はなかなか寝付けず、朝も早く起きてしまい・・・でも、きっと娘もこのくらい悩んでいたんだろう・・・と思いました。

ですが、やはり初心に帰り、娘と出会った時の事、初めて一緒に遊びにいった遊園地の事、初めて「ママ・・・」と言ってくれた時の事。

いろいろ思いだし、書いているうちに、涙がポロポロと流れてきました。いよいよ娘が帰ってくる1時間ぐらい前から、気持ちが落ち着かず、ドキドキ、緊張していると、「ただいま・・・」元気の無い、小さな声でうつむいて娘が帰ってきました。

そう言えば、娘が帰ってくる時、こんな風に「どんな様子だろうか?」って思って見た事も、考えた事もありませんでした。

弟がいない事を察しが娘は「あれ?○ちゃんは?・・・」と言ったので、私は、「今日は、あなたと2人でお話しがしたかったら、パパにお願いして出かけてもらったんだ・・・」と返事をしました。

「○○ちゃん、ここに座ってくれる?」私がそういうと娘は雰囲気を察したのか何も言わず座りました。

私は、座りなおし正座をして、「○○ちゃん、○ちゃん(弟)が生まれてから、寂しい思いをさせたり、怒ったりしてごめんなさい」「○○ちゃんの気持ち、ちっとも分かってあげられず、それなのに、怒ってばっかりで、本当にごめんね」

「私、あなたのおかげで今の幸せが有る事、忘れていたの。本当にごめんなさい・・・」そう言ったら、うつむいていた娘は、涙をぼろぼろぼろ・・・と流し、ウッウッ・・・と声を殺して、泣き始めました。

私もこらえていた涙があふれてしまって、座っている娘を抱きしめました。私が「泣いていいよ」と言ったら、娘は私の膝の上から抱きついて声をあげて泣き始めました。

その姿はまるで赤ちゃんでした。そう言えば、娘は今まで一度も声をあげて泣いた事が有りません。こんな風に抱きついてきた事も有りませんでした。

今まで、ずっと我慢してきたんですね。今まで我慢していたものが溢れ出るかのようでした。

どれだけ泣き続けたでしょうか?私の肩も涙でぬれて、娘も私も涙と鼻水でぐしょぐしょでした。

長い嗚咽の後、落ち着いてきたところで、パピーさんから言われていた「もう一度、私をママとして認めてもらえるように頑張るね」と言ったら、娘は、ニ度、大きくうなづいてくれました。

また、大粒の涙がポロポロ・・・と流れました。娘は、すごく重かったです。でも今までこんな風にすべてを預けてくれる事がなかったです。娘がどれだけ重かったのかも知りませんでした。

こうやって抱っこして初めて、私は2人の子供のお母さんなんだ、と感じる事ができました。でも、娘もずっと遠慮していたんですね。

「ママ」と呼んでくれてはいても、どこかで、孤独感を感じていたのだと思います。本気で、自分を親として認めてもらえるように、頑張らなくてはならないな・・と強く思いました。

その後は、パパに連絡し、みんなで夕飯を食べました。娘は少しだけ元気になったように感じます。でも、本当に大事なのはこれからですよね。

これからは私が娘の信頼を取り戻す事ができるように頑張ります。パピーさん、本当にありがとうございます。また、ご報告させて頂きますので、よろしくお願いします。

ココまで・・・

私からのお返事を真摯に受け止めて、行動に移してくださったKUMIさん。

娘さんとしっかり向き合ってお詫びを言われた。なかなかできない事です。そして、本当に頑張って下さった♪と思いました。

KUMIさんの言葉にもこうありましたね。

“私が「泣いていいよ」と言ったら、娘は私の膝の上から抱きついて声をあげて泣き始めました。その姿はまるで赤ちゃんでした。

そう言えば、娘は今まで一度も声をあげて泣いた事が有りません。こんな風に抱きついてきた事も有りませんでした。

今まで、ずっと我慢してきたんですね。今まで我慢していたものが溢れ出るかのようでした。でも、娘もずっと遠慮していたんですね。「ママ」と呼んでくれてはいても、どこかで、孤独感を感じていたのだと思います。”

はい、私もそう思います。良い感じだったと思っても、やはりどこかに遠慮が有ったのですね。

でも、今回の事で、それに気付いてくださった事。それが一番の収穫だったと思います。でも、この時点がスタートラインです。

“これからは私が娘の信頼を取り戻す事ができるように頑張ります。”

これからそれを娘さんに感じて頂く事が大きな課題になります。“雨降って地固まる。これを実現してくださいね”私はそのようにお願いしました。そして、先日、頂いたメールです。

ココから・・・

パピーさん、こんにちは。KUMIです。2回目の講座の最終章が届きました。ありがとうございます。

昨年、娘との関係が悪くなって、パピーさんにご相談させて頂いてから、私も反省して、それからはしっかり勉強を続けています。また、講座の継続をお願いしたいです(^^)

それで・・・娘との関係ですが、娘に誠心誠意、謝罪をしてから「どうせ私は他人だからね」という言葉は、一度も聞いたことが有りません。

あの時、パピーさんにご相談させて頂いて、本当に良かったです。ありがとうございました。

パピーさんの言葉は、とても優しいのに、私には、とても厳しい言葉に感じました。でも、それだけ私は、自分に甘かったのだ、と思います。

ですが、それが分かったからこそ、この1年。自分を律する事ができました。

パピーさんから教わった「自分ならどう思う?」を、いつも自問して、シンデレラの継母にならないように務める事ができたと思います。

ご心配をおかけした娘のその後の様子ですが、とても明るく、元気になりました。

今年の春に、娘は、友達に誘われて、スポーツ少年団のミニバスケットを始めました。

実は、私も学生時代はバスケットをやっていて、“子供が産まれたら一緒にバスケットをやりたい♪”という夢があった事を思い出しました。

娘が「友達にミニバスに誘われているんだけど・・・」と言った時には、ビックリするやら嬉しいやら(^^)。とても偶然だとは思えませんでした。

まだあまり上手でなかった娘と友達と一緒に、練習をしたら娘が「ママ、うま~い!!」って言ってくれて、それから私もコーチ(見習い)みたいな事をしています。

おかげで、練習の日(週に2回)は、息子は練習を見に来る他のママさんに見て頂いて、娘との時間を楽しんでいます。

弟とケンカしたり、年齢相応のわがままも有りますが、それも家庭内の距離が短くなったから♪とほほえましく見ています。

以前は「娘と息子は違う、でも同じ私の子なんだ!」とムリしている自分がいましたが、今は、その感覚がほとんど無くなりました。

娘も、息子も、私がお腹を痛めて生んだ子!なんだか、そんな風に感じ始めています。パピーさんには、本当に感謝です。厳しい言葉、真実を教えて頂きましてありがとうございます。

そして、気付かせて下さってありがとうございます。これからも、悩んだ時には相談させてください。

いよいよ寒くなりますね。どうぞ、お体には気を付けて、いつまでも、見守ってください。

KUMIより

ココまで・・・

このメールを頂いて、私はホッと安堵しました。本当に良かった・・・と思いました。

これは前回のメルマガでもお話ししましたが、一旦失った信頼を取り戻すには、同じ失敗をニ度、三度と繰り返してはならないのです。

子供に「謝る事」これもとても重要ですが、それ以上に大切なのは、その謝った後に態度に示し続けることなんですね。

KUMIさんも言われていましたが、

“パピーさんの言葉は、とても優しいのに、私には、とても厳しい言葉に感じました。でも、それだけ私は、自分に甘かったのだ、と思います。

ですが、それが分かったからこそ、この1年。自分を律する事ができました。パピーさんから教わった「自分ならどう思う?」を、いつも自問して、シンデレラの継母にならないように務める事ができたと思います。”

この「いつも自問する」「いつも気にかけておく」これがなかなか難しいんですね。

特に、前妻のお子さんと、ご自分のお子さん、そういう環境の下では、強いご意思が必要になります。

でも・・・それでもできるんだ。改善するんだ・・・と言う事がお分かりになれば、子供との関係が悪くなったとしても(ご自分のお子さんであれば)『修復するのは比較的やさしい』という事なんです。

私も、こうやって子育てのご相談を頂いて、複数のお子さんがいて、上のお子さんと上手くいかない、関係が悪化してしまい、どうしたらいいか分からない、というお話をお聴きする事が多いです。

でも、そこには必ず理由がある!と私は思っています。その理由によってアプローチは変わってくるでしょうが、原因を取り除く事によって、必ず改善はできる。KUMIさんからのご報告で、改めてそう感じた私でした。

KUMIさん、2週にわたり、貴重なご報告、ありがとうございました。

きっと多くの方のご参考になったと思います(^^)これからも時々、ご報告、下さいね♪

ご興味のある方はこちらをお読みください。
※ ご興味がありましたら、ご覧ください。

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