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第767号 矛盾を教える(だから子育ては難しい)

こんばんは。パピーいしがみです。

今日のメルマガは「矛盾を教える(だから子育ては難しい)」としました。このお話しは、いつかしたいな~と思っていたのですが、ずっと皆さんの嬉しい報告を頂いていたので、次に・・・次に・・・と先伸ばしていました(すみません)
 
すご~く大事な話なので、聞いてくださいね♪講座を勉強されてしばらくになる方、もしくは、このメルマガを長年お読みになって頂いている方は、多分、うすうす感じてくださっていると思います。 
 
それは“子供が「親の思い通りになる」が良いのではない”という事です。(これも矛盾していますよね♪)
 
私達が子供を育てる上で、「なんで、この子は何度言っても分からないの!」とか、「もっと素直になりなさい!」なんて思うかもしれません。
 
そして、子供がもっと従順になることを願っている方が多いかもしれません。

が、その反面、自分の意思をきちんと持って、いじめがあっても跳ね返すだけの強さを身につけて欲しい、「僕は(私は)これをやってみたい!」という自主性や積極性を持って欲しい、とも思っているはずです。
 
これって・・・どうでしょう?従順と、自主性、相反するものでは無いでしょうか?
 
素直で穏やかであってほしい、でも、自分の意思、負けない強さも持ってほしい。私達の思いにも「矛盾」がありますよね♪
 
でも、世間一般では多くの方が、「子供が親に従順で、思い通りになること」を望んでいます。そして、そうならないことに、悩み、イライラし、怒り、爆発しています。
 
そして「上手く行かない」「子育ては難しい」と言われるんですね。もちろん、親が「こうして欲しい」に子供が従ってくれたら、親としてはとっても楽ですし、事はスムーズに運びます。
 
ですから、最終的には、そこを目指したいです。ですが“最初からそこを望むのは無理がある”って事なんです。
 
例えば、子供の癇癪ってありますね。子供の癇癪が始まると、本当に困りますよね。どうでも良い事で、ギャーギャー泣いて、周りの目もあるし、なかなか泣き止まなかったりして、「本当にうんざり!」と言われる方も少なく無いと思います。
 
が、癇癪ってすごく大事なことなんです。なぜなら、これって「自己主張」の表れだからです。

“「自己主張」って大事ですよ!!っ”て、私はよく言いますが、自己主張ができないと、(社会では必ずある)からかいや、嫌がらせなどにも「いや!」とか「やめろ!」とか言えず、我慢をするだけになってしまいます。
 
それがエスカレートし、いじめになり 、にやにやしながら数人から罵られ、叩かれたり蹴られても、じっと耐える・・・なんて事になってしまったら・・・考えただけでも切なくなります。
 
それに、人から意見や要望を求められたとき、「特にありません、指示されればやります」と言うより、「私はこう思います!」「こうしたいです!」とはっきり言える姿勢の方が、そこに熱意や自信も感じますし、頼もしく、魅力的にも見えますよね♪
 
ですから、私は是非、自己主張を持った人に育ってほしい、と思っていますし、その自己主張の最初の段階として、乳幼児、幼少期の癇癪って、すごく大事だと考えているのです。 
 
でも 逆に、自分主張ばかりをして、人の意見を聞こうとしない、
 
または、強烈に自分の思いを通そうとし、それ以外を認めない。もしくは、思い通りにならないと、不機嫌になり協力しない、「じゃあ、勝手にすれば・・・」と捨て台詞を吐き邪魔をする。これでは、社会生活が上手く行きません。
 
「ジコチュー」「わがまま」「扱いにくい」と言われ、友人も去っていくでしょうし、会社など、組織からもはじかれ、孤立する・・・という結果になるでしょう。
 
従順で、自分の意思を持たない・・・でも困るし、自分の意思が強すぎて、みんなに嫌われ孤立してしまう・・・でも困るのです。
 
はい、そこ にはやっぱり『矛盾』があるんですね。
 
こういう矛盾はまだまだあります。例えば「人に優しくしなさい!」「小さい子には優しくしなさい!」と言うお母さんは多いです。

子供が2人いた時に(その原因が何でも)上の子が下の子を叩いたりすると、その「叩く」という行為を強く叱ったり、「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから×××!!」とか、「小さい子には優しくしなさい!!」なんて怒ったりする方、多いと思います。
 
もちろん「人には優しく」「思いやりを持って」「小さい子なんだから、大目に見てあげて」というその気持ち。それは十分に分かります。
 
でも、私は思う のです。「優しさ・思いやり」があれば「強さ」が無くても良いのでしょうか?もしくは形だけの「柔和」があれば、「陰湿な行為」「ふつふつと湧き上がる反感・恨み」があっても良いでしょうか?

「下の子を叩く」という結果だけを見て、「優しくない」「思いやりが無い」と叱られれば、子供は親に叱られないように「見えないところで××をする」か、「不満を抱え我慢をする」か「親に反感・恨みを蓄積させる」でしょうね。
 
それって、形だけは「けんかをしない」ようには見えますが、決して「優しさ」や「思いやり」があっての結果とは違いますよね。当然ですが、後に、さまざまな形で問題となって 現れます。
 
そう。こういう「矛盾」って、子育てをするうえでは、本当に多く、まさにそれが「一筋縄でいかない」「子育ては難しい」と思う、その理由になっているのだと思うのです。
 
でも、それは、ちょっと考え方を変えてもらうだけで、解決できることでもあるのです。
 
例えば、宝石を磨きあげるのに、原石を最初から、磨く・・・なんて事はしませんよね。最初は、どうすれば最高の宝石になるかを考え、石を割る作業をすると思います。
 
まずは荒く、削り出しをするんですね。石を割って、そこから、グラインダーなどでまた削り、大体の大きさが決まったら、

粗い砥石~細かな砥石に少しずつ変えていきながら、表面を滑らかにして(ここまで、沢山の工程を経ています)最後に、とても細かな粒子のコンパウンドで磨きあげます。 

そう。宝石を磨くには「段階」があるのです。最初からコンパウンドで磨く、なんて事はしません。 子育ても同じなんですね。
 
生まれたばかりの原石を十数年掛けて磨き上げていくんです。ですから、最初から光り輝かせようとするのではなく、最初は荒くていいんです。
 
先ほどの癇癪も、最初は癇癪を起こさせていいんです。親が、なだめたり、機嫌を取ったりしなくていいんです。まずは、思いっきり自己主張をさせればいいんです。
 
思いっきり泣かせてあげて「自己主張していいんだよ~」と教えてあげてほしいです。思いっきり泣いて・・・でも、「何も変わらない」と学べば良いんですね。
 
自分で泣き止んで冷静になったとき、「泣いても何も変わらない」と知れば、ただ泣いても意味がないことが分かります。
 
また、泣き止んだ時に「自分で泣き止めて、偉かったね」と褒めてもらう事で、“自分で泣き止むと褒めてもらえる”の経験を重ねます。
 
それを繰り返せば、子供は自分から泣き止もうとし始めます。結果、癇癪を起こし続ける時間が減り、頻度が減っていきます。「自分で感情をコントロールできるよう になってくる」のですね。
 
そういう経過を経ることで、自己主張はするけど、自分の感情をコントロールする術も手に入れるのです。
 
でも、最初から「癇癪を起こさせない」ようにすると、自己主張もできないし、感情をコントロールする力も、養われないのです。
 
兄弟げんかもすればいいんです。けんかして下の子が「お兄ちゃんには叶わない」と知ればいいんです。お兄ちゃんも「弟は、僕よりも弱いな」と思えばいいんです。
 
そうすれば、お兄ちゃんは「弟は弱いから、いざという時、僕が守らなきゃ」と思いますし、弟は「さすがお兄ちゃん、困ったらお兄ちゃんに助けてもらおう」と思うです。
 
また、そういう関係ができたら、お兄ちゃんは、(弱い)弟の気持ち(人の気持ち)を考えるようになるでしょうし、(弟だけでなく)小さい子には優しくすることも、できるようになっていきます。
 
お兄ちゃんは「強さ」を持った上で「優しさ」や「思いやり」も同時に育まれるんですね。私は、こんな風に、すべては順番・段階がある、と思っています。
 
そして、それらは、とても自然に子供たちに起きている、と思うのです・・・と、こんな内容のメルマガを書いていたら、
 
ちょうど、会員のひだまりママさんからメールを頂きました。ひだまりママさんのお子さんは、よ くけんかをするそうなのですが、
 
“兄弟は喧嘩すればいいです。そして、下の子も「負けるもんか!」って、歯向かえばいいんです。その中からさまざまな事を学びますからね♪”とお願いしてありました。そうしたらこんなことがあったようです。

ここから・・・
 
先日家族でピクニックへ行った時の事です。ブランケットの上にみんなで座っていて、ランチも終盤、デザートや、スナック菓子を子供たちは食べていました。
 
そしたら強風が吹き、下の子のスナック菓子をのせてあったアルミフォイルごと飛ばされてしまったのです。
 
一瞬の出来事で、下の子はしばらく唖然としていましたが、次第に悲しそうな顔に。それを見ていた上の子は、まだ残っている自分のスナック菓子を弟に分けてあげたんです!「大丈夫、これ食べな。」って。

私はそれを見てとっても感動し、心がふわっとあったかくなる思いがしました。

「○○ちゃん!なんて優しいの~!!自分のお菓子 を弟に分けてくれるの?!どうもありがとう~!」「おかあさん、うれしいなぁ~!!△△くん、よかったね~。うれしいね~。」

といったら、下の子は、「○○ちゃん、ありがと♪」と笑顔、そして上の子はうれしそうな表情を見せ、更にもっとお菓子を分けてあげたんです。

ここまで・・・
 
うれしいね~(^^)一見、激しいけんかをしているようでも、ちゃんと優しい気持ちが育っていますよね。これからも、けんかはあるでしょうが、その力の差が明確であればあるほど、その度に、仲良くもなっていくと思います。
 
よく「○○すると良い子になる」などと短絡的に書かれている本がありますが、どうなのでしょう?本当にそうなのでしょうか?そんな単純なものなのでしょうか?私は違うと思うのですね。
 
だって、私達は、たくさんの矛盾の中で生きていて、子供たちもその矛盾の中で生きていくのですから。それに、人は成長の度合いによって、考え方が変わっていきます。
 
五合目までしか、昇れていない人には、頂上からの景色を見る事はできないんですね。だから、幼児期、幼少期は、自分中心でいいんです。自分が大事だと知る事、自分を守れる事。それだけでいいのです。
 
そして、それができて初めて、人のことを考えるのです。周りと上 手くやっていく方法を身につけるんですね。 
 
このメルマガでも、私はよく「安心」という言葉を使うと思いませんか?それは「自分が大事だと知る」に通じるからなんですね。
 
「安心」や「甘え」が必要な子には安心や甘えをさせてあげる。「自己主張」の必要な子には自己主張をさせてあげる。「けんか」が必要な子にはけんかをさせてあげる。
 
それらは、不要なのではなく、その子の成長段階によって『必要』な事なんです。『必要なこと』だからこそ、次のステージに登るために、経験させていかなければならないのです。
 
それが一見矛盾に感じることもあるかもしれないけれども、経験を重ねなければならない「段階」なんですね。子育てにも、段階、順番がある。
 
最初は「荒削り」でいい。まずは、自分が大事だと知る事、自分を守れる事。それだけでいい。そうやって考えると「子育ては難しい」が少し和らぎませんか?もやもやと掛かっていた霧が、少し晴れてくれたらうれしいです(^^)

 
 
 
※ ご興味がありましたら、ご覧ください。

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