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第827号 叱る理由は明確ですか?

こんばんは。パピーいしがみです。

明日から仕事!という方も多いかと思います。夏休み、しっかり堪能されましたか~(^^)子ども達との思い出を、たくさん作ってくださっていたら嬉しいです。

今日は、ちょうど子ども達の夏休みの中間点でもあると思いますので、夏休みの課題や宿題などがあるお子さんは、どれだけ残っていて、どれだけ進んでいるのか、今の進み具合で終われるのか、などなど進捗状況を確認してくださいね。
(もし、遅れていたら、一緒に計画を作ってあげてください)

それで・・・今日は、ちょっと面白い題材があるので、皆さんに、お聞きしてみようと思います。

それは「叱る理由は明確にありますか?」というご質問です。

マナーや躾・・・など、“やってはいけない”とされている事は分かるけど、「なぜ、それをしなければならないの?」と思うことってありませんか?

日本には、箸の“悪い使い方”なども、いろいろありますよね。例えば、刺し箸・・・ってお聞きになったことがありますか?これは、料理に箸を突きさして食べることです。

おでんで大根を食べる時など、ブスっと刺して・・・というあれです。他にもいろいろあります。

箸渡し・・・箸と箸で食べ物を渡す。

寄せ箸・・・料理の小皿を、箸を使って手前に引き寄せようとする。

迷い箸・・・どの料理を食べようか迷い、品定めをするように箸を動かす。

指し箸・・・食事中に箸で人を指す。

たて箸・・・死者の枕元に供えるようにご飯に箸を突き立てる。

この箸の使い方については、私達、大人でも「聞いたこと無かった」と言うぐらい、さまざまな作法があるのですが、「そういう使い方するな!」などと叱られると、

「え、何がいけないの?」って分からないこと、理解できないことって、すごく多いのですね。

例えば、箸渡し・・・箸と箸で食べものを渡す・・・これに違和感を持つ方は多いと思います。「なぜいけないか?」の理由をご存知の方も多いと思います。

そう、人が亡くなって火葬した後、お骨を拾う際に、それぞれが箸を持ち、二人で【二つの箸で】お骨を掴み、骨壷に移動します。それは「お骨を移動させる時だけの行為」なので、食事中ではやってはならない、とされているのですね。

なので、もし子どもがこの「箸渡し」をしていたら、多くの方が「そんな箸の使い方はいけない!」と言われると思います。

もし大人がそんなそぶりを見せたら「何、この人、非常識な・・・」と感じられるかも知れません。

ですが、お骨を拾う経験をしたことが無い人には、ただ、叱られるだけでは、その意味が分かりませんよね。

子どもが成長する上で学ぶ事は沢山あります。親は、子どもが大人になって「そんなことも知らないの?」と言われないために、沢山の事を教えようとされますが、

ただ「マナー違反だから」とか「非常識だから」ではなく、それがなぜいけないのか?を説明してあげないと、子どもはなぜ叱られたのか分からない、どうすれば良かったのか分からない、結果的に、いつまでも直らない、という事にもなるのですね。

私達が「常識」として叱ったことが、子どもには理解できず、「お父さん、お母さんは、いつも怒ってばかりいる」と、子どもにはその真意が伝わらない、という事は非常に多いのです。

さて、そこで皆さんに質問です。

子どもが食事中に、歌を歌い始めました。お父さんが、「やめなさい、食事中だぞ!」と叱りました。

でも、子どもはなぜ叱られたのか分かりません。子どもは反抗的な態度で、「なぜ、食事中は歌を歌ってはいけないの?」と聞きました。さて、あなたなら、何と答えるでしょうか?




「マナー違反」「非常識」・・・・それはなんとなく、分かりますよね。でも、どうしてマナー違反なのでしょうね?どうして非常識なのでしょう?

この題材は、ある会員さんから、ご相談を頂いたことに基づいているのですが、私は、子供の疑問はもっともだな、と思ったので、その方に、

「では、どうしてそれがいけないか、お分かりですか?」「正しい、正しくないは別にして、どうしていけないか、あなたなり、で結構なので、その理由を教えて下さい」とお願いしたのですが、

その会員さんは、正直分からない・・・という答えだったのです。

この「正直、分からない」というお返事をお聞きして、「あ、もしかしたら、私達は、親も理由は分からないけど、常識やマナーとして“それはすべきでない”と、なんとなく叱っている、そんなことが多いのではないかな?」と思って、

今日のメルマガで、皆さんにも、お聞きしてみよう、と思ったのですね。

私は、それが正解でなくても良いと思うのです。親の考える理由で良いと思うのですね。
親が「私は、これこれこういう理由ですべきでないと思うから、“してはいけない”と叱るんだ」という、具体的な理由があればそれで良いと思っています。

ただ、親が説明できないのに叱る、としたら、それは矛盾している、と思うのです。

「叱る」のなら何の為に?「教える」のなら何を教えるのか?それが無いと「叱る」も「教える」も意味の無い行為になってしまうのですね。

では本題に戻しましょう。なぜ、食事中に歌を歌ってはいけないのでしょうか?

これは、私の考え方なのですが・・・

私は「食事」って、神聖なものだと思っています。食事中に「歌いながら食べる」のは、神聖な“食事”をないがしろにすることなのでは?と思うのです。

食事を食べる時って「頂きます」って言いますよね。この「頂」は、「高いところ」という意味があって、大切なものをもらったり、ありがたいという気持ちをこめて、私達の頭よりも高い場所に持ち上げて感謝を示しました。

又、食事の「いただきます」には、「あなたの命を頂きます」という意味もあって、私達の口に入るまでは、米も、肉も、魚も生きていました。

私達が生き永らえるために、それらの命を頂戴する。だから「頂きます」の言葉とともに手を合わせたりもしますよね。

そして、私達の口に入るまでには、さまざまな流通経路を通ってきたし(人の手が掛かっています)調理をしてくださる方がいらしたのです。

食べる方の事を思い、味付け・彩り・栄養など、いろいろ考え料理をしてくださったはずです。ただ、口をあけていれば、食べ物が運ばれるのでは無いのですね。

ちょうど今、テレビなどでは70年前の戦争時代のいたましさ、食料の無い時代の苦しさなどについても語られていますが、

何不自由なく食事を取れることを当たり前と思ったら大間違い。何も食べるものが無い、という時代もあったんだよ。という事も説明に加えることができると思います。

もし、食べるもが無い時代に、やっと食べることができた時、私達は歌いながら食べるでしょうか?私は、それは無いと思うのです

食べられることに感謝をすれば、涙を流すことはあっても、歌いながら食物を口に運ぶ事はない、と思うのです。

だからこそ、食事をする時には、その食事に感謝をして食べなければならないんだ。それぞれの食材の命をいただいているんだし、作ってくれた人の思いを考えたら、歌を歌いながら食べるのは、失礼な事なんだよ。

と私だったら説明するかと思います。同様に、テレビを見ながら食事をしない、携帯を見たり、ゲームをしながら食事をしない、食材で遊ばない、自分で寄り添った分はきちんと食べる、なども、同じ理由だと、私は考えています。

あ、そうそう。食事のあと「ごちそうさま」と言いますよね。

その言葉にも意味があるんです(^^)。「ごちそうさま」は「ご馳走様」と書きますね。「馳走」とは、「走り回る」「奔走する」という意味があります。

かつては、客をもてなす食事を用意しようと、馬を走らせ、東へ西へ食材を集めるために奔走したことから、おもてなしの意味を含めて「ご馳走」という言葉が使われるようになったそうです。

そして、それだけの苦労をして、食事を用意してくださった方に、「様」をつけて、「美味しい料理、ありがとうざいました」の意味を込め「ごちそうさま」と言うのですね。

これも、食事に対する敬意、料理をしてくれた方に対する、感謝やねぎらいの言葉だと思います。もちろん、全部を子どもに説明する必要はありません。

たった一つで良いので、「こういうことだから、××したらいけないんだよ」と説明できさえすれば良いと思うのです。

又、あくまでも「正しい、正しくないは関係なく、親が考える理由」で良いのですね。

ただ、食事中にあれもこれも・・・とうるさく言ってしまうと、食事自体が美味しくなくなります。

せっかくの料理をまずくしてしまうのなら、人に注意しすぎるのも、食事に対しての冒涜かもしれません(^^)

確かに神聖な食事ではありますが、それが、私達の血となり、肉となります。「ないがしろにしない」という一線さえ守ってもらえたら、楽しく食事をして、毎日、元気で過ごしてもらいたい。

私は、そんな風に考えていますがいかがでしょうか?ご参考になりましたら、嬉しいです。
 
 
 

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号数 内容 オススメ度
353 ■ とっても難しい『叱る』事 ★★★★★
393 ■ 食事のマナー
681 ■ マナーを教えるには? ★★★★★

 

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