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第843号 もう2年前の私ではありません。

こんばんは。パピーいしがみです。

いよいよ明日で11月が終わりで、とうとう最終月12月になりますね。北海道では大雪が降ったそうですが、ここ静岡でも、富士山に雪が降り、絵葉書のようでとてもきれいです。

さて、今日お届けするメルマガですが、世界が180度変わった!と教えてくださった会員さんのお話をしたいと思います。

その方は、独身の小学校の先生です。今から2年前、その方は、「私は先生には向いていない、もう辞めようか?」とお考えになっていたそうです。

インターネットで、たまたま私のホームページを見つけ、「これで変われなかったら、学校は辞めよう」とお考えになっていた・・・とお聞きしました。

ですが、その時と今とは全く違い、今は、受け持ちの子供達ととても良い関係を築き、先生としての喜びを感じている、と教えてくださいました。

早速、頂いたメールをご紹介しますね。

ここから・・・

親愛なるパピーさま。私は結婚もしていないし、お母さんでもないのですが、今から、2年前、パピーさんの教材にとても興味を持って、学ばせていただきましたNONと申します。

実は、私は、小学校の教師をしておりまして、すでに15年以上経過しておりました。

特別、子供が好きだったわけでもなかったのですが、先生は、子供のころからの憧れの職業で、安定した収入と、人付き合いが苦手だったこともあり、学校の先生だったら、子供相手でなんとかなるかな?と思っての(甘い)選択でした。

ですが、今まで一度として、「楽しい」と思ったことはありませんでした。

授業以外にも、給食やホームルーム、上司からの通達、連絡、相談、会議、運動会、テストやお知らせの作成、家庭訪問、遠足、PTA・・・通常業務でもやる事はたくさんありました。

それに加えて、いじめの問題、学級崩壊、モンスターペアレンツ、給食費の不払い、しつけされていない子供の世話、ケンカ、トラブル・・・決して楽な仕事ではありません。

毎日、毎日、仕事に追われ、日々こなすのがやっと。そこでトラブルが発生すると、全てが滞ってしまいます。

イライラして、子供達を必要以上に怒ってしまう事が多く、大人しい子を萎縮させてしまったり、反抗する子をさらに荒れさせてしまう、という悪循環に陥ってしまっていました。

本当に「否定」には何も良いことがありません。わかっているのにやってしまうのです。そんな自分を変えようと、私自身も勉強しましたし、自己啓発本も何冊も買いました。

ですが、どれも自分を変えることなどできなかったのです。そこで、目に留まったのがパピーさんのHPでした。メルマガのバックナンバーを見て、たくさんのお母さんが変わっていく様子を読むと、とてもうらやましく・・・。

もし、私でも変わることができたのなら・・・とわらをも掴む思いでした。勉強をしてみて、強く感じたのは、私は自分を変えたい、変わりたい、と思っていても、相手(子供達)の気持ちさえも考えていなかったことでした。

私は、自分しか見ていなかったのです。そして、私の中での「良い」は、パピーさんとは全く違い、授業をきちんと聞ける子、迷惑をかけない子、口答えをしない子、ルールを守れる子・・・みんな私にとって“都合の良い子”でした。

私は、自分の行動を変えようとはしましたが、考え方や見方を変えることなど気付きませんでした。

今までは、自分自身を変えたいといいながら、子供が変わる事ばかり、要求していたのです。

「方法では無いですよ、考え方ですよ」という、パピーさんの言葉が痛いほど感じます。子供たちは私に対して、厳しい、怖い、ヒステリック、というイメージを持っていたと思います。

私は、声も低く、太く、いつも何かしら不満を持っていました。傍から見れば、神経質そうに見えたと思います。実際にいつも、怒ってばかりでした。(そんな大人は、子供からは好かれませんよね)

ですが、私にとっては「これでダメなら教師を辞める」という覚悟もあったので、本来の勉強の仕方とは違いますが、パピーさんの勉強を半年間みっちりやって、新しい赴任先では、3つの目標を掲げました。

1、生徒全員(20人)分のいいところノートを作る。2、子供達と1日に1人、毎日5分、会話をする。3、会話をする時には、できるだけ喋ってもらい、私はニコニコしながら聞き役に徹する。

私は、子供の頃からコミュニケーションが苦手です。でも、苦手だからと言って、それを自分から練習しよう、とはしませんでした。(苦手だからしょうがない、と)いつも、嫌なことから逃げていました。

人の良さを見つける練習などもしたことはありません。生徒には、叱ってばかりで褒めることなどありませんでした。

ですが、パピーさんは言っておられましたね。「練習をしなければ上達することはない、褒める、いいところを探すことも練習です」と。

そうですよね。計算だって漢字だって、練習をして、早く上手になります。子供達にはくどいほど言っていたのに、自分では「しょうがない」と諦めるって・・・間違っていました。

だから、どうせ辞めるのなら後悔しないように、苦手なことにもチャレンジして、どこまでできるか、やってみよう!と思ったのです。

会話をすること、ニコニコしていること。どちらも、私にはとても難しいことでした。いいところを探す・・・という努力だって、今までしたこともありませんでした。ですが「やるんだ!」と決めたのです。

生徒も「お説教されるんだ」と思ったのでしょうね。「毎日、順番に5分間、先生とお話をしましょう」と言ったら、子供たちは固まった表情で、「え・・・」という雰囲気でした。

最初は、私も硬かったと思いますし笑顔も出ていなかったと思います。最初は、ほぼ、会話になりません。でも、写真を撮って(これを良いところノートの表紙にしました)

お誕生日を教えて♪お父さんとお母さんのお名前と、誕生日は知ってる?兄弟は?食べ物は何が好き?大人になったら何になりたい?今、何をしている時が一番楽しい?など、できるだけ勉強と関係ないことを聞いて、

その子が何が得意で何に興味を持っているのか、「あなたの全てが知りたいの」という姿勢で聞かせてもらいました。聞いた事は、ICレコーダーに録音をして、家に帰ってから、文字おこしをし、良いところノートに書きました。

でも、パピーさん、やって気づいたのですが、子供の良いところを見つける、というのは、常にその子を見ていなければならない、ということでもあり、それはそれで、すごく大変なことですね。

でも、それは私が予想していたより、はるかに効果があったのです。

最初は、おどおどしていた子供たちも、勉強のことは一切聞かれない、ゲームや遊び、テレビのこと、お母さんに怒られた話、それらを笑って聞いていると、子供たちがどんどん話をしてくれるようになったのです。(少しずつ、安心してくれたのだと思います)

そして、私は「あ、そこステキ!」「良いところノートに書いておこう♪」というと、翌日、「先生、私の良いところノート見せて」と、子供がわざわざ私がちゃんと書いているか、チェックに来るんですね

成績には、何も関係ないのに、ただの先生のノートに「いいところ」として、書かれることに、子供はすごく興味を持ったのです。

パピーさんのおっしゃるように、子どもは(いえ人は)自分を認めてほしいのですね(^^)自分の良さを知ってほしい。また教えてほしいのです。

それはまさにパピーさんがおっしゃる「良い関係を作る」にはピッタリの作業でした。

地道な作業でしたが、確実に子供との距離は縮まりました。そうやって子供達と良い関係が作れてくると、子供たちの友達関係も見えるようになってきました。

仲の良い子がいれば、友達の○ちゃんのいいところは何?と聞いてみたり、○君のいいところを教えて♪というと、大人から見たら絶対わからないところも、教えてくれました。

もちろん、教えてくれた子のノートにも、良いところを書いておきますし、良いことを見つけてくれた子のノートにも「みんなの良さをよく見て教えてくれる♪」と、書きます。

そうやって、生徒との会話を良いところノートに書いていくと、どんどん、良いところノートが埋まっていきました。すると、目に見えてクラスが変わってきました。

トラブルを起こしていた子も落ち着いて、ケンカをすることも減ってきたり、授業もちゃんと聞いてくれるので、全体の成績が上がったり、運動会や、音楽発表会では、とてもよくまとまったり・・・。

それぞれがそれぞれを認める・・・というのでしょうか?今ままで、15年も教師をしてきましたが、こういう体験は初めてでした。

他にも、困ったことがあると、テキストをめくって、ヒントを頂いたことも何度もありました。テキストの内容はとても深く、濃く、読むたびに発見があります。

そして・・・年度末の親と子と教師の三者面談では、子供達一人一人の良いところノートを、お母さんに見ていただいて、息子さん、娘さんには、こんなに良いところがありました。

本当に素敵なお子さんで、私も素晴らしい1年間をすごさせていただきました(^^)とお話したら、どのお母さんも満面の笑みでそのノートをご覧になり、本当に驚き、喜んでくださいました。

一心不乱にお読みになって、「親の私でさえ、この子にこんな良いところがあるなんて、知りませんでした。先生、よく見てくださってありがとうございます」って、涙を流してくださる方もおられました。

そして、子供を褒めた時に、お母さんが、お子さんを見る目が、本当に優しいのです。そこに母の愛おしさを感じます。

お母さんって素敵です。みんな、ご自分のお子さんを大事に考えておられて、その大事なお子さんの良さを、心から喜んでくださいますもの。

私は、今後結婚する予定はありませんし、もう年齢的にも難しいかもしれませんが、パピーさんの勉強をして、又、子供達とこうやって過ごしてみて、私も、お母さんになりたい!と思うようになりました。

子供達の良いところノートは、私の一生の宝物としたかったのですが、本当に嬉しそうに読んでくださるその姿に感動して、「もしよろしかったら差し上げますので、続きを書いて下さいますか?」とお渡ししたら、皆さん、とても喜んでくださいました。

その後、改めてノートを読んで下さったのだと思います。ご両親、祖父母様などからご丁寧な感謝のお手紙を頂いたり、「この1年で子供が変わり、驚いています、先生のおかげです」とわざわざ電話を頂いたり。私にとっても、大きな変化の年となりました。

そして・・・今も私は教師を続けています。とても忙しい一年でしたが、やりがいもありました。逃げてばかりでは絶対に経験できない事が多々ありました。

教師としての楽しさや、人を育てる事の喜び。子供達と話をしたい、笑顔を見たい、成長を感じたい。それが、私の今の原動力となっています。

私は、もう2年前の私ではありません。パピーさんは「変わる」という言葉をあまりお使いになりませんが、私は、パピーさんのおかげで変わる事が出来たと思います。

大げさだと思われるかもしれませんが、この時代にパピーさんがいてくださったこと。こうやって学ばせていただける機会があったこと。心から、感謝いたします。ありがとうございました。

このところ、次第に寒さが厳しくなってきましたが、どうぞ、お体に気をつけてくださいね。

ここまで・・・

NONさん、貴重なご報告、ありがとうございます。“今も私は教師を続けています。私は、もう2年前の私ではありません。”とありましたね。良かった~(^^)

お力になれたとしたら、私も嬉しいです♪今日のメルマガをご覧になって、「あ、先生の話なのね?私には関係ないかな?」とお感じになったり、

「良いところノートをつければいいのね」と感じたかもしれませんが、頂いたメールの中には、ものすごく大事なヒントがいくつもありましたね。

例えば・・・“親の私でさえ、この子にこんな良いところがあるなんて、知りませんでした。子どもは(いえ人は)自分を認めてほしいのですね(^^)自分の良さを知ってほしい。また教えてほしいのです。”

はい、そうなんですね。私達は、忙しい毎日で、どうしても子供達を「見る」という事がおざなりになりがちです。

本当は、すべての子供達が、自分を認めてほしい、『知らない自分の良さ』を教えてほしい、と思っています。ですが、まだまだ、それをして下さっているお母さんは少ないのです。
又・・・

“それはまさにパピーさんがおっしゃる「良い関係を作る」にはピッタリの作業でした。地道な作業でしたが、確実に子供との距離は縮まりました。”ともありましたね。

いきなり子供を変えよう、治そうとしても、実は、それって不可能なんです。私達は、すぐの子供の変化を求めてしまい、どうしても「叱る」「怒る」を増やしてしまいがちなのですが、

まずは「良い関係を作る」という事が重要で、子育ての場合は「親と子」の「良い関係」が一番のベースとなります。段階的にやって行く上で「良い関係を作る」は、不可欠なのです。

そして・・・“子供達の良いところノートは、私の一生の宝物としたかったのですが、本当に嬉しそうに読んでくださるその姿に感動して、「もしよろしかったら差し上げますので、続きを書いて下さいますか?」と言いましたら、皆さん、とても喜んでくださいました。

“その後、改めてノートを読んで下さったのだと思います。ご両親、祖父母様などからご丁寧な感謝のお手紙を頂いたり、「この1年で子供が変わり、驚いています、先生のおかげです」とわざわざ電話を頂いたり。私にとっても、大きな変化の年となりました。”

とありましたね。きっと、このノート、ご両親やご家族は、本当に嬉しかったと思います。又、それを親に読んでもらっている子供達も、絶対に嬉しかったはずです。

学校の先生は、本当にご苦労が多いと思いますが、親の次に、子供達に影響を与えられる大切なポジションです。多くの子供達が、自分の良さを知り、生き生きと、希望を持って輝いて生きてくれるように。どうぞ、これからも頑張ってくださいね。

貴重なご報告、そして、メルマガ掲載のご許可、ありがとうございました(^^)
 
 
 

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615 ■ おもいやり ★★★★★
622 ■ 迷惑を掛けない ★★★★★
720 ■ いいところノートを付けてみよう♪ ★★★★★
740 ■ 10歳を超えてからの対応 1 ★★★★★
741 ■ 10歳を超えてからの対応 2 ★★★★★
755 ■ 一生懸命は、疲れるけど、気持ち良い ★★★

 

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