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第862号 子供の不登校から学んだ事

こんばんは。パピーいしがみです。新学期も始まって、最初のメルマガとなります。どうでしょう?子供達は幼稚園、学校・・・元気に行けていますか?

もし、元気に行けているようでしたら、それは本当に嬉しいことなのですが、新しいステージには、今まで経験した事がないような大きな喜びもありますが、新しい場所、新しい人、新しい先生・・・。

ワクワクと同時に緊張や、不安だってあります。だから子供達の様子をよく見てあげていて欲しいのですね。

実は、今日、お伝えしたいのは「不登校」についてです。なぜ、そのお話を今日させていただくか?というと、

先日、お二人のお子さんの不登校が改善された、はぴままさんからメールを頂いて、是非、その頃のはぴままさんの気持ちと、子供達に、どんな風に接してこられたのか?

それをメルマガをお読みの皆さんにも知ってもらいたいな、と思ったからでした。

不登校って、その原因は単純なものではなく、非常に多岐に渡っています。

ですから「不登校」という結果だけを見て、「学校に行きさえすれば良い」という考え方は、とても危険だと私は思っています。(もちろん怠惰や、ほんの小さな躓きの場合もありますので、それを否定するわけではありません)

その子、その子によって「不登校」になる理由があります。私のところにも、不登校に関する相談がよく寄せられます。が、私がまずお聞きするのは、今の様子と、その原因です。

もし、不登校になってしまったその原因が、学校や、先生、クラスにあって、子供が「学校に行きたいけど行けない」となってしまった時、

それを無理やり学校に連れて行く・・・と言う事は、本当に正しいのかどうか?と疑問を持っています。

もちろん、親からすると、多くの子供達が通っている学校に「行けない」という、その状態が、とても不安だし心配だし。「なんとか学校に行けるようになって欲しい!」と、強く思うのは分かります。

でも、学校に行きさえすれば、すべて解決するか?と言ったらそんな事はありません。

親の不安や心配は減るかも知れませんが、子供の不安や恐怖は高まるかもしれないんですね。

もちろん、さまざまなケースがあって、それを親が判断するのは簡単ではないと思います。

が、すべて学校の言われるままにする・・・無理やりでも学校に行かせる・・・という選択だけではない、と言うことを知っておいて欲しいのです。

基本的に私は、“学校なんて社会に出るための一つのルートでしかない”と考えています。ですから、学校に行けないのであれば、「行かない」という選択をして、家庭で、もしくは別な場所で、社会に出るための違うルートを模索することがあっても良い、と考えているのですね。

まず、先日、はぴままさんから頂いたメールをご紹介します。こんな風に頂きました。

ココから・・・

当時不登校だったこども達は、今、大学3年と高校2年になりました。

兄は小4から中3までの不登校の後、単位制の高校に行き、推薦で近くの大学に行き、今やっと自分らしく学生生活を楽しめそうです。

妹は義務教育はほとんど不登校でしたが、その間に好きなことをみつけ、全日制の高校に通うようになり、成績もそこそこの普通の高校生になりました。

他の人とは違った育ちでしたが、パピーさんの教えを軸に過ごした毎日は、私達の宝物になりました。とても感謝しています。

兄は頼もしい相談相手になりましたし、何より二人共色んなことをよく話してくれます。

何度か報告をと思いながらできずにいたので、この機会に報告させて頂きました。本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

ココまで・・・

実は、はぴままさん、子供達の不登校経験を生かして、今、小学校のサポーターとして、不登校や、支援の必要な子供達、保護者の話を聞いたり、お手伝いをする仕事をされています。

当時、こんなメールを頂いた事もありました。

ココから・・・

たまたま門の外で泣いている5年生の女の子をみつけたんです。ほおって置けないと思い、声をかけました。

近づくと怖がって、泣きながらあとずさりするので、「大丈夫、無理にひっぱったりしないよ、側にいるだけだから」と、なんとか側にいさせてもらいました。

少し落ち着いてきたので、色々話をして、「もう少ししたら一緒に入ろうか?」って言ってたんです。

その時に校長先生がこられて、「こんなところで話してたらダメ」と、彼女を後ろから両腕を抱え、門の中に運び入れました。彼女は号泣です。

思わず校長に「それは・・・」みたいなことを言ってしまいました。

その後、校長室に呼ばれ、「教室に入ってしまえば大丈夫なんだから。甘えているだけだ。」「自分は子供を甘やかさない」と言われました。

私はこの考え方には、どうしても同意できないし、自分の行動は間違っているとは思いません。

校長先生に止められてしまい、今後、彼女と勝手に関わる事はできず離れて見ることしかできませんが、この校長の考えにはどうしても反発してしまいます。

そして、できれば違う考え方も取り入れて欲しいと思ってしまいます。

私の夢は、“日本中の小学校をすべての子どもが楽しく通える小学校にすること”なんです。ビッグでしょ。

今の環境で、私はどうすればよいのだろう。パピーさんはどう考えられますか?幸せなお母さんとはちょっと外れているので、すみません。

私がこの仕事ができたのは「あなたたちの不登校のおかげ、いい勉強になった」と常々言っていた所、「私の不登校は無駄じゃなかったんや」と、娘の自信につながったようで、やはり“すべての事象は必要にして善である”と思います。

今回の出来事も必要なんだろうなと思うんですけどね。

きっとなんか意味があるんでしょうね。すみません、たらたらと何が言いたいのか・・・パピーさんのおかげで、子供たち元気な大人になれそうです。ありがとうございました。

これからも、メルマガ楽しみにしています。時節柄、お体ご自愛下さい。

ココまで・・・

このご相談に対して、私は、校長先生の態度はあんまりだ、と思いました。もちろん最優先すべきは、子供の気持ちです。

もっと、子供の気持ちを考えて欲しかったし、「教室に入ってしまえば大丈夫なんだから、甘えているだけだ」「自分は子供を甘やかさない」という、その安直な考え方をしていたら、改善できるものも改善できないのに・・・と感じました。

みんな誰でも「心の準備」が必要だし、特に不安になっている子にとって、強制される事は、不安感をさらに高める事になってしまいます。

はぴままさんの考えや行動は、長い期間、不登校だったご自分の子供達から培った、とても貴重なノウハウなのに・・・本当にもったいない・・・と私も非常に残念に思いました。

それと共に、その女の子は、その後、どうなっただろう?と胸を締め付けられる思いでした。親が理解してくれたら良いけど・・・と。

もちろんはぴままさんには、「私は、はぴままさんの考え方、接し方が正しいと思う」とお返事しておきました。

その後、教頭先生(新任の先生)は「時間はかかるかもしれないが、変えていかねばならない」というお考えをお持ちの方で、はぴままさんは、今も、その仕事をお続けになっておられます。

ちなみに、その5年生の女の子は、その後、本格的に休むようになってしまったので、はぴままさんも関わって、個別訪問→別室登校→翌年にはクラスに入り・・・時々休みながらも、無事小学校を卒業できたそうです。よかった~(^^)

そんなはぴままさんですが、お子さんが不登校の時、どんなお気持ちで、どんな事を気をつけ、どんな風に接していたのか、お聞きかせ下さいましたので、是非、参考にして欲しいな~と思います。

ココから・・・

パピーいしがみ 様
メール、ありがとうございました。

メルマガを読んでいて、いろんな方の経験を知り、みなさん頑張られてるなあと思っていました。まさか私に声がかかるなんて驚きです。とても嬉しく思います。

私も頑張ったんですよね。あんまり周りの人には言ってもらえないので、いつも自分で言ってます(笑)

“不登校の時期、どんな事を意識しておられたのか?子供達の様子はどうだったのか?などもお聞かせいただけたら嬉しいです。”

初めて子どもが学校に行きたくないと言ったとき、本人よりもまず自分が不安でした。「行くのが普通」「行かさないのは親が甘い」「母親が手をかけすぎ」色々周りからも言われました。

でも、怯えて震えながらうずくまる我が子を見て、怠けなんかじゃないし、“私が守らなくちゃ”という気持ちが大きかったです。きっかけは担任の厳しい一言が、本人には相当ショックだったようです。

でも、主人の父がパピーさんのお父さんぽい人で、下の子が弱かったせいもあり、兄は父と祖父母の中にいることが多かったので、そのときのトラウマもありました。

今になってわかったこともたくさんあります。当時意識していたことは、「今、子ども達はどんな気持ちなのか?」を常に考える様にしていました。

例えば、「行きたくない」と言ったときに、「あなたは今は行こうと思えないんだね」と気持ちを受け止める。「行かなくてもいいよ」とは決して言わないのですが、子どもの気持ちを言い換えたり、繰り返したりしていました。

気持ちを解ってもらえると、安心するんです。

そうすると、思っていることも、うまく言葉にならないときもありますが、話してくれたりして、親としては「そんなことで」とか「甘いなー」とか思うこともありますが、そこはぐっと堪えて「そうなんだー」と聴く努力をしました。

そうするうちにだんだん元気にはなっていくのですが、いざ学校に行くとなると、学校の協力や理解もいります。その辺が難しかったです。

また、学校を休んでいるのに、放課後お友達と遊んだり、買い物に出たりするのをとやかく言う人もいますが、絶対に遊んだり、外に出て行ったりする方が早く元気になります。

子どもの力ってすごいです。大人が何もしなくても子同士で成長していくんだな、と思いました。

うまく書けなくてすみません。全く学校と関わらずに過ごした1年間があったのですが、1日中モノポリーをやったり、世界の国旗カードを自分たちで作ってみたり、うどんを1からつくってみたり、キャラ弁作りにチャレンジしたり。

学校に行っていたらできないことを、家で3人でいっぱいやりました。

小さな自信を積むために。「いただきストリート」というWiiのゲームにはまった時期があって、ついにはこのボード版を作ってみようということになり、株の計算とか大変だったのですが、やりきりました。

あと協力的な先生に出会い、学校に少しづつ行きだしたときに先生にお願いしたのが、“学校であった事や、楽しい事を書いて欲しい”でした。

学校では、連絡帳に「早くきてね」とか「待ってるね」ってお友達が書いてくれていることがありますが、実はこれが子供にとって、すごくプレッシャーになってしまいます。

なので、どうせ書いてくれるなら学校であったことや、楽しいことを書いて欲しいとお願いしたのでした。

そうすると、担任の先生のおもしろ話や、今日の占いとか書いてくれて、子ども同士でやりとりができるようになりました。

また、自分の行っていない学校の様子が少し分かるので、子ども自身が学校の事が気になるんです。そして「ちょっと見に行こうかなー」なんて言い出したりしてました。

細かいことは色々あると思うのですが、今思いついたのはこれくらいです。あんまり参考にならなくてすみません。

でも、子ども達との経験があったおかげで、今私は小学校に入って、来にくい子どもや困っている子どものサポートをしつつ、お母さん達の話を聞くというアルバイトをしています。

自分がしんどくて、一人で頑張っていたときに、ただ話を聞いてくれて、同じ方向を向いて、私のやっていることを認めてくれる人がそばにいてくれたら、もう少し気持ちが楽なのにと思っていました。

今自分がそんな人になれていたらいいなと思います。

ココまで・・・

はぴままさん、貴重なお話をありがとうございました。やはり辛い時期を実際に乗り越えた方の言葉は、とても重みがあります。

学校を休んでいる時の子供同士の遊びは必要。連絡帳の「早く学校に来てね」の言葉がプレッシャーになる、と言う部分は、やはり経験してことがある人でなければ、分からないですよね。

又“いざ学校に行くとなると、学校の協力や理解もいります。その辺が難しかったです。”
とあった部分。確かにそれは難しいだろうな・・・と思います。

が・・・よく乗り越えられましたね。すばらしいです(^^)

そして、今、そんな不登校に悩む子供達、そして保護者の皆さんのお力になろう!とされているなんて・・・

“自分がしんどくて、一人で頑張っていたときに、ただ話を聞いてくれて、同じ方向を向いて、私のやっていることを認めてくれる人がそばにいてくれたら、もう少し気持ちが楽なのにと思っていました。今自分がそんな人になれていたらいいなと思います。”

はい、本当にそうですよね。辛い時、苦しい時、それを認め、応援してくれる人がいたら、すごく楽になれると思いますし、力が出ますよね♪

はぴままさん、すごい・・・かっこいいです(^^)以前のメールでも言われていましたね。“日本中の小学校をすべての子どもが楽しく通える小学校にすること”

いいな~(^^)はぴままさんのその夢、是非、実現して欲しい!と思います。頑張ってくださいね(^^)応援しています。今回は、貴重なご報告、そしてメルマガ掲載のご許可を、ありがとうございました。
 
 
 

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