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第869号 親の「ダメ!!」の減らし方

こんばんは。パピーいしがみです。そろそろ5月も終盤に差し掛かりましたが、今、この5月に運動会を実施する学校が多いみたいですね。

10月は台風シーズンでもあり、又、熱中症が心配だったりする事も、梅雨に入る前、この気候の良い時期に運動会を行う理由の様です。

ただ、新入学をしたばかりの1年生にとっては、初めての大きなグラウンドでの運動会や、運動会に向けての練習が結構ハードで、疲れちゃって家で荒れる子?もいるみたいです。

運動会が終わると、落ち着くと思いますので、少し大変だと思いますが、大目に見てあげてくださいね♪

さて、今日は、ちょっと小さい子向きの話をしたい、と思います。

あっちょさんから、1歳半のお子さんに関するご相談をいただきました。

“食事のとき、割れる恐れのある食器やコップや箸を欲しがります。好奇心とやる気のままに与えて良いものでしょうか。言いなりになっていて良いのかすごく悩みます。

ガチャガチャと乱暴に食器で遊んだり下に落としそうになったりするのでダメだよと言うと、「バーン」と言いながら怒って投げようとしたり叩いてきたりします。

気に入らないことがあると「バーン」と言いながら物を投げたり叩いたりするのも、やめさせたいのですが、ダメだと言うと余計にやります。

時間が無限にあれば、私も長男の気の済むまで遊びに付き合ってあげたいのですが、もう帰らなければいけなくて切り上げようとするとイヤイヤモードになってしまう時、どんな風にしてあげるべきなのか。

とても小さい悩みのようですが、せっかく芽生えた好奇心とやる気を潰さずに大事に大事に育てていきたいものの、物事の良し悪しも徐々にわかって欲しくて悩んでブレてしまいます。”

と、こんなご相談でした。

このメールを読んで「ウチも同じだったな~」と思い出しました。我が家の長男は、鍵が好きでした。家の鍵、車の鍵など、閉まっている扉を開ける鍵、車のドアを開けて、止まっているエンジンを掛ける鍵。

それらがとても魅力的に見えたんでしょうね。「それなら・・・」と使わなくなった鍵を与えても、それじゃあ気に入らないんですね。

親が使っているもの、大事にしている「それ」が欲しいのです。私も妻も「こんなに小さいのに分かるんだ・・・」と驚いた記憶がありました。

あっちょさんの息子さんも、大事にしているものに興味を持ったのでしょうね。

“割れる恐れのある食器やコップや箸を欲しがります。好奇心とやる気のままに与えて良いものでしょうか。言いなりになっていて良いのかすごく悩みます。ガチャガチャと乱暴に食器で遊んだり下に落としそうになったりするのでダメだよと言うと、「バーン」と言いながら怒って投げようとしたり叩いてきたりします。”

はい、その光景・・・多分、多くの方が経験し、「どうしたら良いんだろう」と考えた事は、一度や二度ではなかったと思うのですね。興味があるんだから与える・・・それは確かに良いことだと思いますが、その度、割ったり壊されては困りますし、危険です。

なので「ダメなものはダメ」でいいんですね。「これはダメだよ、遊ぶものではありません」でいいと思うのです。

もちろん、子供は自分の願いが叶わなくて癇癪を起こすでしょう。でも社会は「何でも自分の思い通りになることばかり」ではありません。

ですから、子供が泣こうが喚こうが、「ダメなものはダメ」と教える事も大事です。それをしたからと言って、子供の好奇心が無くなる、と言う事はありませんから(^^)

でも、“気に入らないことがあると「バーン」と言いながら物を投げたり叩いたりするのも、やめさせたいのですが、ダメだと言うと余計にやります。”これはどうしたら良いんでしょうね?

その後のあっちょさんから頂いたメールには、こう書かれていました。

ここから・・・

気に入らないことがあると物を投げつける、それが悪化していたのです。私は、泣かれると困るとか、癇癪起こされるのが面倒とか、そういう考えは全くありません。

でも、ダメなものはダメと言った結果、物を投げつけるというさらにダメ!!と言いたくなることをする息子に、何だかダメとばかり言う母親になってしまっていて、

物を投げつけるということは、私にとって叱るボーダーラインを超えた行為であって、決して許したくはない行為なのですが、私のダメ!ダメ!とガミガミ言い続けるやり方が明るい未来に繋がっているのか。。。これでいいのか迷いながら悩みながら、どうにかしなきゃと思い詰めていました。

つい、先週のある朝のことです。いつものように、最初は冷静に、ダメなものはダメという私。そしてまた、息子が物を投げつけました。

私は朝から1日のエネルギーを全て使い果たすぐらいの覚悟で、必死に、いけないことだと息子に伝えました。今度こそ、私の思いが伝わりますように!!そう強く願いながら。

その時の息子の反応が、今も忘れられません。泣きもせず、静かに目を閉じて、「はいはい。あー。早くお説教終わらないかな。」とでもいうような、

「ママには伝わらないから諦めよう。」とでもいうような顔をしたのです。まだ1歳5ヶ月で、もちろんそんな言葉は話せませんが、そのときは不思議とテレパシーのように、息子がそう思っているのが分かりました。ものすごく、ショックでした。

その日、私はパピーさんに2度目の相談メールを作りました。メールを作っている最中に、・・・あれ??何かが違うような・・・私には何かが足りないような・・・と、漠然と違和感を感じたのです。

悩みを文章にするって、すごいですね!状況と、自分の考えと行動を整理して、文章にする、それだけで、解決まで一歩踏み出しているんですね!!メールを作っていて、気がついたんです。

まずは、最初の段階の、「ダメなものはダメ」と言う時点で、私には息子が何を望んでいるのか、何を伝えたいのかを“酌みとることが足りない”ということに。

ひょっとして、息子は、私からすると遊んで欲しくないような壊れやすいもので、好きなように遊びたいと言っているのじゃないかもしれない。

「ママが大事にしているこれはナニ?どうやって使うの?」って聞いているだけかもしれない。お店で私が買うつもりがないものを指差して、ちょうだい、とジェスチャーするのは、「買って」と言っているんじゃないのかもしれない。

手に持って私に見せて、「すごいね!面白いもの見つけたね!」って、言って欲しいだけかもしれない。

もしも自分だったら、「これナーニ??」って聞いただけなのに、「あーそれはダメ!」って取り上げられたら、どんな気持ちになるだろう。

「何なのか知りたいだけなのに、教えて欲しいだけなのに、ママと色んな話がしたいだけなのに。。。」と、思うなぁと。

もしも自分だったら、「あれ見て!面白いものあるよ!」って教えてあげたのに、「あれはお店のだからダメよ!」って何の興味も示してくれなかったら、どんな気持ちになるだろう。

「ママが喜んでくれると思ったのに。。。」と、思うなぁと。その後、息子が何かを持ってきたり、指差して欲しがったときは、「これは〇〇っていうものでね、こういうときに使うんだよ。

ママのお気に入りで、昔から大事に使っているんだよ」とか、その物について丁寧に説明するようにしたり、「すごいね、よく見つけたね?!」と、立ち止まって一緒に眺めてみたりするように努めました。

結果・・・投げつけるどころか、それをきちんと元の場所に仕舞うようになり、何よりも、とてもとても、笑顔が輝きだしたのです。

小さな小さな発見で、取り留めのないことですが、私にとっては宝のような出来事でした。

ここまで・・・

このご報告を頂いて、私は、「よく気が付きましたね~♪」とお返事しました。

メールでも書かれていましたが、あっちょさんは、以前、ご自分が「こうだろう」と思う基準で、「良い」」「悪い」を判断し、「悪い」と感じた事は、「ダメ」を連発していたのですね。

私達にはなかなか子供の気持ちは分かりません。言葉を発しない乳幼児期はもちろん、それ以上になっても、子供の気持ちを分かる・・・という事が難しかったりします。

だからどうしても、親の固定観念が判断基準になってしまうんですね。(乳幼児期だけでなく、いつまでも引っ張る方が多いです)そうすると、どうしても“頭ごなしに否定”する事になるんですね。

ですが・・・あっちょさんは、“もしかしたら、「ママが大事にしているこれはナニ?どうやって使うの?」って聞いているだけかもしれない。お店で私が買うつもりがないものを指差しているのは、手に持って私に見せて、「すごいね!面白いもの見つけたね!」って、言って欲しいだけかもしれない。”

のように「自分の固定観念」ではなく、「子供はどう見ているだろう?」と、今までと全然違う見方をし、今までと全然違う対処をするようになりました。

それは本当にすばらしい変化だったのですが、どうして突然、そんな変化が訪れたのかな?と思ったら、あっちょさんは、こんな風に教えてくれました。

“印象的だったのが、パピーさんのご長男が幼稚園に入園した時の話です。「親の先入観って間違ってる場合が多い」という言葉に、今回、本当にそうだった!と深く頷きました。そのおかげで真剣に悩み過ぎて狭くなりがちだった視野を広げることができました。

そして、自分が産んだからこそ母親が陥りがちな、知らず知らずのうちに子どもをコントロールしようとしてしまうこと、北風と太陽の例えが身に染みて、はっとさせられます。”

なるほど~(^^)お役に立てたら嬉しいです。“子供の気持ちを分かる”というのは、決して簡単では無いのですが、まず、親の先入観や、固定観念をはずして考えてみる、って、とても大事だと思います。

あっちょさんは、“小さな小さな発見で、取り留めのないことですが、私にとっては宝のような出来事でした。”と書かれていましたが、いえいえとんでもない。

とても価値のある、大きな『気付き』だったと思いますし、是非、そんな風に、いろんな面から考え、接してくださる事で、親の「ダメ!!」は減るでしょうし、お子さんとの関係はどんどん良くなると思います。

“結果・・・投げつけるどころか、それをきちんと元の場所に仕舞うようになり、何よりも、とてもとても、笑顔が輝きだしたのです。”

良いですね~(^^)あっちょさん、ステキなご報告、そしてメルマガ掲載のご許可、ありがとうございました。

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