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第870号 一人ぼっちにさせないで

こんばんは。パピーいしがみです。

昨日、6月4日は、私の住んでいる地域の小学校の運動会でした。とっても久しぶりに見に行ってきました(^^)

ワクワクしている子、ちょっと緊張している子。かわいい1年生。遅くても歯を食いしばって走る2・3年生。

同じ色(色で組み分けがされています)の選手を一生懸命に応援する姿。ビデオカメラを持って走り回るお父さん、お母さん。孫のがんばりに目を細めているおじいちゃん、おばあちゃん。

そこには以前と変わらない光景がありました。とても微笑ましく見させていただきました(^^)

それまでの準備や練習など、先生も大変だったとは思いますが、沢山の人が笑顔になれる運動会。どうやらこれって「日本だけ」のものらしいですが、是非、これからも続けて欲しいな~と思います。

あ、そうそう。北海道で、行方不明になっていた男の子。見つかったそうですね。本当に良かった(T T)。いなくなって6日間。

「捜索活動を縮小する・・・」と聞いたときには胸が締め付けられる思いでしたが、「発見された」「元気です」と聞いたときには、心から安堵しました。

お父さんは、ちょっと過激な「しつけ」をしてしまったようですが、最悪の事態にならなくてほんと良かった。今週、最高のニュースとなりました(^^)

さて・・・新しい年度が始まり、少しずつ慣れ、又、運動会が終わると、そろそろ「習い事」について、お考えになる方も多いかと思います。

そこで、今日はそんな「習い事」について、ちょっとお話をさせていただこうと思います。

私のところにも、子供が「やりたい!」と言って始めた○○なのに、「もう行きたくない」「止めたい」と言っています。

簡単に止めさせるのは、すぐに諦める子供にさせてしまうと思うので、「一回始めたら続けなさい」と言っているのですが、どうしたら良いでしょうか?

という相談が多いです。

こういうご相談を頂く時、私はまず、その習い事を始める目的は何でしたか?とお聞きします。というのは、何でも始めるには目的があって然るべきだからです。

“子供が「やりたい」と言う事は何でもやらせてあげたい”それはとても良いと思うし、そこに異論はありません。ですが、お金を出して時間も使って習い事をするのです。

でしたらただ単に「やりたい」だけでなく、お金や、時間を使って得るだけの目的を、親として持っておいてほしいのですね。

もし、ピアノを習うのであれば「音楽に親しんで楽しんで欲しい」と思う人もいれば、「コンクールに出て活躍して欲しい」と思う方もおられるでしょう。

でも、目的がはっきりしないと、先生選びも、そして親の態度もはっきりしないのです。

例えば、「音楽に親しんで楽しんで欲しい」と思って始めたのであれば、厳しいレッスンをする先生にはお願いしないですよね。

逆に「コンクールなどで活躍できるようになって欲しい」と思えば、それなりの先生を探されるはずです。

でも、明確な目的が無く、どんな先生かも知らずに始めてしまって、レッスンは厳しいわ、膨大な宿題が出るわ、家に帰れば「練習しなさい」と叱られるわ・・・これだと、当然、嫌になってしまいます。

運動系の習い事をされる場合も同じです。

「スポーツを通じて、友達を増やして欲しい」でも良いし、「礼儀や節度を覚えて欲しい」でも良いし、「親が好きな競技を好きになって欲しい」でも「週に何回か体を動かして、基礎体力をつけて欲しい」でも、良いんですね。

そのように、親がしっかりした「目的」を持っていれば、子供が「行きたくない」「止めたい」と言い出した時に、“止めさせるのが良いのか悪いのか?”を考える前に、何が「行きたくない」気持ちにさせるのかな?と、親が子供に寄り添い対処する事もできるのです。

逆に、親の目的があいまいで始めてしまった習い事で、指導者との方向性があまりにも違いすぎて、子供がそれを大嫌いになる、という事は本当に多いです。

せっかくのプラス(だと思って始めた事)が、良好な親子関係をも崩してしまう、大きなマイナスになることも珍しくありません。

だから、まず「習い事」をするには、そこに目的を持って欲しいのですね。

そして、できれば簡単に決めるのではなく、その目的に合致する先生や教室である事を確認して、親が納得してから始める様にしてもらいたいのです。

そして習い事を始めたら、親も積極的に関わって欲しいのですね。

それと・・・「子供が「やりたい!」と言って始めた○○なのに・・・」というお気持ちですが、これって、親の立場からすると、とても良く分かります。

せっかく習い事を始めた(お金も掛かった)のに、すぐに飽きたり、嫌がり始めると、「自分でやりたいと言ったくせに何?」って思っちゃいますよね。

でもね。子供の「やりたい」は、その時の気分が大きいです。友達がやっているから・・・とか、誘われたから・・・とか、それについて何の知識も無く、ちょっとした興味本位で・・・という事もとても多いです。

ですから「子供が自分から言い出したのに・・・」は、お気持ちは分かるけど、残念ながら通用しないのですね。

子供が「○○をやりたい」と言い出したら、親が指導者とお会いしたり、練習風景を見たり、そこに掛けるお金と時間の代わりに「何を得る」のか、

その目的を考えて、充分に検討して「親が」決めて欲しいのです。そうやって、充分に検討し、始める事になっても、子供は「楽しくない」「止めたい」と言うでしょう。

技術の向上や、何かを得るには「楽しい」ばかりでは無いからです。もちろん何が楽しくないか、なぜ止めたいかは、現状把握をして、その原因を突き止めて欲しいのですが、

その教室なり、習い事が当初の目的と合致しているのなら、「なぜこの習いごとを始めたのか」をきちんと子供に話し、親としては「頑張って続けて欲しい」ことを伝えて欲しいし、子供が続けられるようにフォローもお願いしたいです。

でも、その目的と合っていないのであれば、ムリをさせずに、きちんと指導者にお礼を言って辞めさせて頂く。それで良いと私は思います。

と・・・私も偉そうに言っていますが、実は、これには、私の失敗が含まれています。

私は、中学時代からバンドを組み、ミュージックコンテストなどにも出たりしていました。楽器や音楽で、とても楽しい思いをしてきました。

私の父や母は、音楽には全く興味が無く、音楽の習い事もさせてもらえなかったのですが、私は、学校を卒業し、働くようになってから、鍵盤楽器(エレクトーンから入りました)を習うようになって、最終的にジャズピアノを習うまでになりました。

ですから私の家には子供達が生まれる前から、黒いアップライトピアノがありました。私としては、子供が音楽に興味を持って欲しい、と思っていましたし、

妻も、「せっかくピアノがあるんだから弾いてくれたらな~」と私と同じ思いでした。

そこに、長女が「私、ピアノを習ってみようかな~」と言い出しました。小学校1・2年の頃でしょうか?私も妻も、渡りに船で、

「いいね~、ピアノ弾けるようになるとかっこいいよ♪」なんて大賛成して、近くの保育園を借りて教室を開いている先生にお願いし、すぐに通うようになりました。

そう。その時、私達は、全くピアノを習わせる目的を持っておらず、先生に丸投げしたのでした。

その頃、私も仕事が忙しく見てあげる事ができなかったし、妻もピアノは弾けないので、フォローをしてあげる事ができません。

きっと、家でやってくるように言われた課題もこなせなかったり、レッスンに行っても、注意されることが増えたのだと思います。

娘は、しだいにレッスンを無断欠席するようになりました。当初は、その「無断欠席をしている」という事さえ知らず、何回かの無断欠席の後、先生からの連絡で始めて知ったのでした。

「ピアノに行ってきます」と言って家を出て、でも、教室にいけなくて、どこかで時間をつぶして帰ってくる。きっと娘は苦しかったと思います。

親にも言えず、悩んでいたと思います。そう。一人ぼっちにさせてしまっていたのですねそれを知った時、先生に丸投げをしていた自分。

そして、辛い思いをさせてしまった娘に、本当に申し訳なかった・・・と深く深く反省して、ピアノ教室は辞めさせて頂きました。結局、半年も続かなかったと思います。

でも、その子が、すぐに諦める子になったか?というと、そんな事はありません。

その失敗を教訓に、子供が習い事をする時には、「親」がその目的をしっかり持ち、子供にも話をして、子供が凹んだ時、辛い時にはフォローをし、

親も積極的に関わるようにした陸上教室は、小学校・中学校・高校・・・と続け、そこで沢山の友達ができ、本人の自信にもなりました。

娘を陸上教室に入れた、その理由は、長女が、小学校2年生まで“外で遊ばない子”だったからです。このままではまずい!と思って、「週に3回、体を動かすために陸上教室に行こう」
と誘ったのですね。

最初はしぶしぶでしたが、妹も一緒に・・・と言うことで、ようやく重い腰を上げて、小学校3年生になってから、陸上教室にお世話になりました。

最初の体力測定では、無残な結果でした。100メートルもビリ。800メートルもダントツビリでした。

グラウンドを半周遅れになり、泣きそうな顔であごを上げて、へとへとになって走る姿を今も忘れません。(「もう止めてあげて!」と言いたくなるほどでした)

遊びで、下級生と鬼ごっこをしても、いつも鬼です。どんなに追いかけても追いつかない。それを見ている親も本当に辛かったです。ですが、今度は一人ぼっちにはさせません。

「体を動かすため」に始めた陸上教室ですから、毎回、親が付き添い、頑張っている姿を応援し褒め続けました。時には親も、練習に付き合いました。

1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、半年・・・。練習を続ける事で筋力が付き、(もともと、運動能力が低かった事もあって)タイムがどんどん更新されて、親も一緒になって喜びました。

1年後には、陸上教室でも、みんなに追いつくようになり、2年後には、市の陸上競技会でも、それなりの成績を残すようになりました。(そうなると小学校では“向かうところ敵なし”状態です)

そして、中学では陸上競技部に入り、高校でも、たった一人の女子部員として、卒業まで約9年間も頑張り続けてくれました。

もちろん、辛い時、苦しい時も、ありました。じっくり話を聞くことも1度や2度では無かったです。

さて結論として「習い事はプラスか?マイナスか?」ですが、私は、習い事ってプラスになると思います。

でもそれも「親の関わり方しだい」だと思うのですね。沢山の習い事をする必要は無いと思います。でも、親が「これだ」と思った事は、是非、一緒になって取り組んでみて欲しいです。

“一緒になって取り組む”のは、結構大変です(^^)ですが、それは必ず、子供に、そして親に、沢山の「思い出」や「喜び」を残してくれます。

私の失敗。「一人ぼっちにさせない事」是非、参考にして頂けると嬉しいです(^^)
 
 
 

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