MENU メニュー
幸せなお母さんになる為の子育て支援サイト
  • その子育ての悩み 解決できるかもしれません
  • パピーいしがみの代表著書やメディア掲載
  • まぐまぐ大賞 生活情報部門1位獲得
  • お悩み解決の実践事例
  • 週に一度無料で子育てのヒントが届きます。メールアドレスを登録してください。
教材の紹介

第218号 自尊心を高める


こんばんは。パピーいしがみです。



「認める」「褒める」「包む」・・・毎日実践されていますか?

「やっているんだけど、うまくいかなくて・・・」

という時もあると思います。




「褒めているんですが、全然響きません」

そう言われる方もおられるかもしませんね。




又、「イヤイヤ攻撃がひどくってマイッテマス・・・。」

と言われる方もおられるかもしれません。




今日ご紹介するピノキオさんも、

かなりてこずっていたようでした。

「認めて」「褒めて」をやっているのに、

かえって逆切れする始末。




いったいどうすればいいの・・・?

というお悩みでした。




さあ、どうすればいいんでしょう?(笑)

今日はそのあたり、ピノキオさんのケースを

ご紹介して頂きましょう。



ココから



こんばんは。ピノキオです。

最近、息子が反抗をよくします。

先日、幼稚園で個人面談がありました。




良いこと

○お友達と仲良く遊べるようになってきた事

○以前は、水に入ることすら出来なかったのに、

プールに楽しく参加出来るようになった事

(主人にお願いして近所のプールで怖くない、楽しい!

という経験をしたのがよかったようです)




悪いこと

○食事中に集中力がきれて、ウロウロしてしまう事  

○人の話を、あまり聞いてない事

○目が合わない事・・




先生は、大事な事を伝える時は、

目を見るように指導して下さっているそうですが、

息子は、特に目を見ないそうです。




私も、以前気になった事はあったのですが、

3歳だし・・と軽く考えていました。

でも、2歳の娘はキチンと目を見て話しが聞けてる事に、

その時初めて気がつきました・・情けないですね。




『目を見ようとしない』は、自信の無さの現れでしょうか?




講座を始めて、約2ヶ月。

息子と娘に『好きだよ、大事だよ、宝物だよ』と認める言葉を伝えて

褒めてきたつもりでした。

娘は、褒めたら褒めただけ、期待に応えようとする傾向にあります。

しかし、息子は褒めても、

『えらくなーい!上手じゃなーい!』と逆キレ状態・・・。





本当に小さい頃から、怒られてばかりいたせいで、

『どうせ自分なんて・・』とやっぱり考えているのでしょうか(涙)





それから、『食事中にウロウロする』のは良くない、

と主人とも話し合いました。

その習慣は、親の責任です。

離乳食の頃から、食が細く、やせていたのもあり、

心配のあまりイスから降りても、

追いかけるように食べさせてきました。

それが、身に付いてしまったのが原因です。





直さなければと、

『イスから降りたら食事は、終わりだよ』と言って聞かせて、

降りたら食事は下げるように、4日前から実行してます。





ですが・・・今日、爆発しました。

内容は、こんな感じです。




指が痛いから、絆創膏を貼って!

  ↓

貼ってあげようと包みを開ける

  ↓

『ヤダー!!』

  ↓

また泣きながら、頼みにくる

  ↓

渡してあげると投げ捨てる。これを数回。

  ・

  ・

  ・


残した、食事のカレーが食べたい!

  ↓

スプーンを取ろうとする

  ↓

『ヤダー!!』

  ・

  ・

  ・

なだめても、抱っこしても、何しても、もうお手上げです。

こんな事、初めてです。

何とか落ち着いてくれて、その後、

たくさん一緒に遊んであげて寝てくれました。





こんな時、どう対処するべきでしょうか・・?





食事の事、厳しすぎますか? それが原因かも・・・

って子供が寝てから思いました。

きっと私が変わらないと、平行線なんですよね・・・・

『認める』が全然、届いてないのでしょうか・・。

暗いメールで申し分けありません。

何だか、分からなくなってきました。





寒くなり、風邪が流行だしています。どうぞご自愛下さい。

                                 

ピノキオ


ココまで



> 何だか、分からなくなってきました。 

ってありましたね。




「認める」「褒める」「包む」やっているのに・・・

『あ~??もうどうしたらいいの!?!?』

その気もちよ~く分かります。




私はこのようにお返事したのです。



ココから



ピノキオさん、こんにちは。パピーいしがみです。



メール拝見しました。

食事中、うろうろする。目をあわさない。「ヤダー」と反抗する。

認め、褒める言葉を掛けても、喜ぶどころか逆切れ・・・。

「2歳の娘はできるのに、どうしてお兄ちゃんは・・・?」

という感じでしょうか?





さて、何が原因で、どうすればいいか・・・?





というのよりも、

お兄ちゃんの気持ちを先に考えてみましょうか?





メールの中にありましたね。

> 本当に小さい頃から、怒られてばかりいたせいで、

> 『どうせ自分なんて・・』と

> やっぱり考えているのでしょうか(涙)


って。





私はこんなイメージでメールを読んでいました。





妹さんが2歳、という事は、

お兄ちゃんが1歳の時に妹さんが生まれたのかな・・・?

年の近い小さな子供が2人だと、きっと大変だったと思います。

まだ、妹さんが生まれる前、

1歳のお兄ちゃんはどんな生活だったでしょう?





待望の始めての赤ちゃんがうまれて、

お父さんもお母さんもとっても嬉しくて、

毎日、お兄ちゃんの顔を見て、笑顔を振りまき、

首が据わった、寝返りが打てた、歯が生えてきた、

ハイハイができた、タッチした、歩けるようになった、

言葉がしゃべれるようになった。




子供の成長にお母さんもお父さんも、一喜一憂、

嬉しくて楽しくて、感動して、幸せを感じていたと思います。

もちろん、その中心にいたお兄ちゃんも

一身に愛情を受けていたでしょう。




でも、1歳になった時、妹が生まれた。




「それまで、自分だけのお父さん、お母さんだったのに、

以前に比べてとても遠い気がする。

お母さん達の心に、僕は存在しないみたい・・・。」




生まれてからずっと、

親の愛情を独り占めしてきたのがあたりまえだったので、

それが変化した事で疎外感や孤独感を味わうのですね。




寂しいから、お母さんを引き戻そうとして、

注意を引きたくて、赤ちゃん返りが始まり、

わがまま、駄々こね、手がかかるようになる。




でも、お母さんは忙しい、

「もうできるでしょ」「○○してね」

「○○しちゃだめよ」「もうお兄ちゃんなんだから」

なんて言われて、寂しい心は満たされず、

余計に叱られる事が増えてくる。

そして、もう2年が過ぎた・・・。




という感じでしょうか?




これは、上の子、皆が通る道なんです。

最初に受けた自分への注目は、

親の期待、気もち、願い・・・。

全てを受けるのですからそりゃもう津波のようです。




でも、子供が増えると自分への注目度は、当然減ります。

2人になれば、同じに分けられたとしても50%、

3人になれば、33%

でも、当然、下の子の方が手がかかりますので、

注目度はその半分くらいでしょうか?

という事は、ピノキオさんのお兄ちゃんの場合、25%ぐらいかな?





今まで100%だった物が75%も減ったら、

やっぱり気がつきますよね。

そして、心配になります。





でも、先ほども言いましたが、

これって皆が通る道なんですね。

出来るだけ早くそれを解消してあげて欲しいですね。




ココで、

どうすればいいか?

になるのですが、




「あなたがとっても大事、宝もの、」と言葉では言っても、

子供が「やっぱりそうだよね~!」って思わない限り、

・・・難しいんです。

「大事」「宝物」と口では言っても、確証が無いんですね。





でも、「そうだな~」と子供が思うだけの

『確証のあること』については、

本人も納得するんです。




例えば、お兄ちゃんは、

いろんな事が出来ているみたいじゃないですか?



・水に入れなかったのに、プールで遊べるようになった。

・友達と楽しく遊べるようになった。



でも、これって幼稚園の個人面談ですよね。

きっとお母さんだけが知っている、

「出来るようになったこと」が他にもあると思うんです。

「すごいな~!」

「出来るようになったな~!」

「がんばってるな~!」

と思うことを、本気で真剣に、伝えるんです。





「あなたが、○○が出来るようになって、

お母さんはすごいと思っているんだよ。

 だって、今までは出来なかったんだもの。

出来なかった事が出来るようになるっているのは、

すごい事なんだよ!」の様に。





そうすると、自分も

「そういえば、お母さんの言うとおりだな」

「僕って頑張ってるんだ!」

「頑張るとお母さん、うれしいんだ!」

って思うようになるんです。





疎外感、孤独感を払拭できるわけです。

自分の存在価値を自分が認めるんです。

その為には、ちゃんと子供を見て、

どういうように言ったら、納得するか?

を自分で考えなければいけません。




又、「目を見ない」とありましたね。

私達は叱られる時、うつむきたくなりますよね。

目を合わせたくないです。

難しい授業で先生が「誰に答えてもらおうかな?」

なんて探している時は特に、目を背けたいですね。




でも、自分が褒められている時、

嬉しい時、自分の自尊心を高めてもらえる時は

どうですか?

「もっと言って!」という目で見ますよね。





そう。「目を見る、見ない」というのは、

「欲しているか、欲していないか」という事なんです。

『目を見ない』のは

“叱る・注意する事”が“自尊心を高める事”よりも多い

為にそう感じるのでしょう。




いえ、もしかしたら、

自尊心を高められる事”が

あまりなかったのかもしれません。




注意や指摘が多ければ、当然耳をふさぎたくなります。

耳をふさげば、人の話は聞けません。




ね~、大体合致するでしょう?(笑)




さあ、これからお母さんはどうすればいいのでしょうか?

自分で考えて、答えを出すんですよ。





でも、ちょっと心配ですから、

一応列記しますね。





1、お兄ちゃんを良く見て、出来るようになったこと、

 頑張っている事を探す。


2、どうやったら、その素晴らしさを伝える事ができるのか考える。



3、本気で熱意を持って、真剣に伝える。





まず、これをやってください。

そして、お母さんに叱り癖が付いているようなら

先ほどの%の件を思い出してくださいね。






それから、もうひとつ。

これはとても重要な事です。




『人の意見に惑わされてはいけません』




幼稚園の先生にとっては、

伝えるべきは伝えなくてはならない義務があります。

でも、子供はそれぞれです。




育ってきた環境も違うし、性格も違う。

今の精神状態も違う。

だから、改善するスピードも違っていいんです。

親が不安になるのが一番、子供を不安にします。




ですから、まずはお兄ちゃんの存在価値を高める事です。




お兄ちゃんに笑顔が戻り、

叱る事よりも褒める事が多くなって初めて、

食事のうろうろも注意ができるんです。

(注意ったって、「○○しちゃだめ!」ではなくて、

「○○しないでキチンと食べれてすごいね!」の言い方)




あせらなくていいです。

ゆっくりでいいです。

まずはじっくり見て、話を聞いてあげてください。

それから、良いところをどんどん発見してください。

(ノートに書くといいですよ)




ココまで


そして、すぐにお返事を頂きました。


ココから



パピー様

こんばんは、ピノキオです。

メール、姿勢を正して、拝見させて頂きました。

全て、図星でございます。





特に、『大事』『宝物』と口で言っても確証がない。





これは、パピーさんの本を読み返してみて、

『子ども(の自尊心)を認めてあげて!』の文章に

私、これやっていない・・口先だけで、息子は、それを

見抜いてた・・と気付きました。




行動を伴うようにしなければ・・と考えて、

自尊心を心がけて、子供に接してるところでした。

さすがに、すこーし優しくなれたのか、

先日『僕、ママ大好きだよ』と初めて言ってくれました。

ものすごく嬉しかったです!!




早速、3つのことに真剣に取り組んでみます。

そして、人の意見に惑わされないように、息子なりの

ペースでいいんだ!と言う気持ちで、ゆっくりいきます。




嬉しい報告が出来るように、頑張ってみます。

暖かいご指導ありがとうございました。



ピノキオ



ココまで



ありゃりゃ、すべて図星・・・?だったそうです。

それなら、きっといい変化があるだろうな~?

楽しみだな~と思い、お返事を待ちました。



さて、このメールのやり取りが11月。



この結果は年があけた1月にお返事を頂きました。

どんな風になったのかは、次回のお楽しみです。

(ビックリですよ!(笑))







ご興味がありましたらどうぞ♪

★★★ 通信講座 ★★★
幸せなお母さんになる為の子育て

講座一覧 → https://www.age18.jp/m/ichiran.html

 

“幸せなお母さん”の秘密 → https://www.age18.jp/m/siawase.html

 

もっと詳しくは → https://www.age18.jp/m/motto.html


こちらの記事もおすすめです
号数 内容 オススメ度


無料メルマガを試してみる
教材を見てみる
「幸せなお母さんになる為の子育て」が特集・紹介されました

著書 子育てのイライラ・ガミガミがなくなる本 くじけない子に育てる本

おすすめの本 向日葵のかっちゃん
page top
Copyright(C) 子育て育児の悩み“幸せなお母さん”になる為の子育て All Rights Reserved.