第225号 我が家は善循環?2
こんばんは。パピーいしがみです。
今日は、先週の続きをご紹介します。
先週のメルマガをお読みでない方は是非、お読みくださいね。
「善循環」の意味も分かります。バックナンバーはコチラです。
→ http://www.age18.jp/back224.html
さて、お姉ちゃんが「不安」という壁を乗り越えて、
「満足感」「達成感」を感じた後、
様々な(うれしい)出来事が起きてきて、
前回は、小さな弟さんまで
「自分でせんといかん」とやりだした。
というお話でした。
今日は、お姉ちゃんのお話を教えていただきます。
ココから
次は娘が成長したお話です。
年明けから、保育園でこま回しの練習をしていました。
家でも早速、主人がこま回しを教えていましたが
(私は回せませんでした)
娘はやる気がでないのか、もうひとつコツをつかめませんでした。
(こまが回るのは1割の確立でした。)
次々と周りの友達が『こま回し名人』になっていく中、
こま回し名人になったか聞くと、まだとの事・・・
そこでまず、私のやる気に火がつき
この週末で確実に回せるようになって、
月曜日には『こま回し名人』になろう~!と目標を立てました。
主人にアドバイスをしてもらい、私も娘も土曜日には
8割の確立で、回せる様になったのです。
一度コツをつかむと、回る・・回る・・回る・・
勢いに乗った娘は、うまく回せると紙に○を書いていました。
そして今日中に、母と何回、回せるかの競争が始まったのです。
「○○ほど、お家で練習しているお友達はいないと思うよ」
と褒めると
「私は、負けず嫌いやき・・・」
と、言いながらこま回しに熱中していました。
(それなら、もっと早く本気になってよ・・・と思いましたが)
寝る前に、回数を集計すると母が3点リードしていました。
それが悔しかったのか、母の回数を上回るまで(51回)こまを回し、
気分よく寝つきました。(笑)
「こまが回せるようになったのも嬉しかったけど、
○○が頑張っている姿を見れたことがもっと嬉かったよ」
と伝えました。
根気よく目標に向かって、頑張っている娘の姿
親子で取り組んだ結果、母娘ともこま回しが出来る様になって
「あ~こうやって、親も一緒に成長していけばいいんだ」
と感じました。
そして、3人で盛り上がっている姿を見た息子が
「○○ちゃん(自分)もこま回す~」
と言い出しました。
ひもを巻くのはまだ難しいだろうと、主人が巻いて、持たせてあげ、
投げ方を教えて、息子が一人で投げました。
こまが回ったのです。(゜o゜)
「え!○○が回した?」
驚きと喜びで、拍手喝采をすると、息子も得意顔になり
何度もひもを巻いてもらい、こま回しを楽しんでいました。
(あの投げ方で、回るのが不思議やね・・・
と主人と隠れて笑いました。)
すると、今度は
「自分でせんといかん」
と独り言を言いながら、ひもを巻いているのです。
息子はこまに沿って巻いているつもりが、
こまの下軸にグルグルに巻けてしまって(笑)
「そんなんじゃ回らんで~」とお姉ちゃんに指摘されつつも
自分で巻いたこまを回していました。
(やっぱり、回らなかったけど・・・)
「一人でひもを巻いていたのには感動した!」
と主人が言っていました。
今は、こま回しよりもひもを巻くのに熱中していて
ずいぶん上手に巻ける様になったんですよ・・・
今度は、息子をクラスで1番に
『こま回し名人』にしようと考えています。
それから、保育園では入学にむけて
「忘れ物をしない。ハンカチ・ティッシュを携帯する」
ように習慣づけています。
スモックに入れていた時は忘れなかったのが(私が準備していた)
いつも忘れて行くようになりました。
私も娘に声かけを忘れていたのです。(汗)
そして
「この頃、ハンカチ・ティッシュを持って行くのを忘れているよね。
お母さんも言うのを忘れるから、
どうしたら忘れずに持って行けるか考えてみて?」と言うと
少し考え・・・
寝る前に翌日着ていく服を決め、
ハンカチ・ティッシュをポケットに入れていました。
(そうだ・・そうだ・・私もそうする。と内心思いながら見ている。)
そして、「起きたらすぐ着替えれるろう~」と
準備した服を枕元に置きました。
「え!!!」
母の想像以上の考えにビックリしたんです。
翌日から、着替えて居間に来るようになりました。
今まで起こしてもなかなか起きられず、
寝たまま居間に連れて来られ
『みみずの○○ちゃん(朝のあだ名)』
と言われて続けていた娘が嘘のように変わりました。
この2つの出来事が嬉しくて、担任の先生にお手紙で報告しました。
先生もこま回しの練習を頑張った事、
忘れ物防止策の考えが素晴らしいと娘を褒めて下さって、
なんと、クラス便りにも娘の頑張りが掲載されたんですよ!!
また2月から、『うっかりさん退散作戦』と称して
忘れ物をしなければ、毎日シールを貼って競争をしているようで、
今のところ、18人中3人がパーフェクトに向かって突進中です。
「私は絶対パーフェクトをねらう・・・」
と、娘はハリキッていますよ!
以前のメルマガで、パピーさんがおっしゃった言葉・・・
『「何とかしよう!」と思う子は、自分で考え、答えを出します。
そして、自分から出した答えは、自分を前向きにしてくれます。』
『「自分からやろう」とする時の子供の吸収力は
それはそれは素晴らしいものがあります。』
『失敗してもいいんですよ。親も子も失敗を重ねて成長します。
失敗は学ぶチャンスでもあるんです。
自分で考え・悩み・いろんなチャレンジをしてみましょう。』
娘だけでなく息子にも伝染して
『パピーさんが言ってた事、本当だよ~』
と、かなり興奮してます。
今、我家は善循環をしていますよね? パピーさん・・
あ!
今、パピーさんが目を細め、
目頭を押さえている姿が目に浮かんでいます。
(メールが長すぎて、疲れたのか?・・・
私の興奮が伝わったのか?・・分かりませんが・・・(笑))
今回は相談メールではありませんので、
読んで頂けたら、それで結構です。
長~いメールを読んで下さって、有難うございました。
ドロシーより
ココまで
ドロシーさん、2週に渡ってメルマガに掲載させて頂き、
ありがとうございました。
私がこのメールを読んだのは夜で、
かなり感動してウルウルしていた時に、
最後にこの言葉。
> あ!
> 今、パピーさんが目を細め、
> 目頭を押さえている姿が目に浮かんでいます。
> (メールが長すぎて、疲れたのか?・・・
> 私の興奮が伝わったのか?・・分かりませんが・・・(笑))
もう、大笑いしました。
眠ろうとしていた娘が、何事か?と覗きに来たほどでした(笑)。
さあ、今回のお話、そして前回のお話。
共通する部分があるんですね。
気がつきましたか?
それは、親が何かをやってあげたり、やらせたりするのではなく、
子供が「どうすればいいか」考える時間を与える、
又は、子供にやらせてみて、失敗の中から工夫をさせる。
という事なんですね。
前回の弟さんの場合もそうでした。
時間がかかること、大変だろうこと。
それを分かった上で、
>「一人でどこまでできるか見せて・・・」
とやらせてみた。
今回のお姉ちゃんの場合もそうです。
> 「この頃、ハンカチ・ティッシュを持って行くのを忘れているよね。
> お母さんも言うのを忘れるから、
> どうしたら忘れずに持って行けるか考えてみて?」
って。
私達は、子供達に良かれと思って、口や手を出しますよね。
それこそ、失敗をしないようにアドバイスしたり、
手伝ってあげたり・・・。
時間に遅れないように・・・。
効率的に覚えるように・・・。
理由はいろいろあるでしょう。
ところが、実際は、
手伝ったり、アドバイスすれば、その場は出来るのですが・・・
なかなか「自分から○○しよう」という考えは育たないのですね。
それどころか、口うるさく言えば言うほど、ぐずぐず言うし・・・、
言う事を聞かないと、教えてあげた自分達がイライラするし・・・。
そしてだんだんエスカレートして、
命令してでもやらせると、子供は不機嫌になり、物にあたり・・・、
それを見た私達、親も思わずカミナリ・・・(笑)。
今回、ドロシーさんは、
お姉ちゃんが忘れ物をするのを防ぐ為に、
「どうすればいいか?」は自分でも分かっていたのに、
それを言わず、子供に考えさせましたよね。
そしたら、
『お母さんの考えを越えた行動を子供さんがした』
とありました。
そこをもう一度、記載しますと・・・
> スモックに入れていた時は忘れなかったのが(私が準備していた)
> いつも忘れて行くようになりました。
> 私も娘に声かけを忘れていたのです。(汗)
> そして
> 「この頃、ハンカチ・ティッシュを持って行くのを忘れているよね。
> お母さんも言うのを忘れるから、
> どうしたら忘れずに持って行けるか考えてみて?」と言うと
> 少し考え・・・
> 寝る前に翌日着ていく服を決め、
> ハンカチ・ティッシュをポケットに入れていました。
> (そうだ・・そうだ・・私もそうする。
と内心思いながら見ている。)
> そして、「起きたらすぐ着替えれるろう~」と
> 準備した服を枕元に置きました。
> 「え!!!」
> 母の想像以上の考えにビックリ!!
ね~。
アドバイスをしたり、命令をすると、それ以上の行動はありません。
もちろん、
「どうしたら、もっと良いだろう?」なんて考えることは、
・・・ありえません。
親は、「出来て当然、早くしなさい」と思いますし、
子供もおとなしく従う事が、楽しいはずありませんよね。
でも、自分で考えた時には、
人が思いつかなかったアイデアが浮かぶこともありますし、
その考えを行動に移した時の、「自分でやった」という満足感、
又、それを褒めてもらったら、大きな充実感も感じるのですね。
もちろん、「考えてみる」習慣がつきますし、
考えることで、頭の回転も速くなります。
自分の考えがうまくいくと、困難を乗り越える自信がつきますし、
ちょっと高めのハードルにも果敢にチャレンジしたくなります。
どうですか?
すごい収穫でしょう?
大きなメリットがあるでしょう?
でも、多くの方がやらないんですよ。
なぜかと言うと、「時間が掛かる」と思っているから。
でも、実を言うとそれは、
(親が)「待っている時間が苦痛」だから、なんですね。
でも、だからこそ、
それを知っている(行動できる)親と、そうでない親。
それぞれに育てられた子供達に差が生じてしまう、
大きな、大きな違いが出てきてしまうって・・・、
ご理解いただけますよね(笑)。
最後に、ドロシーさんの言葉をお借りして・・・
> 以前のメルマガで、パピーさんがおっしゃった言葉・・・
> 『「何とかしよう!」と思う子は、自分で考え、答えを出します。
> そして、自分から出した答えは、自分を前向きにしてくれます。』
> 『「自分からやろう」とする時の子供の吸収力は
> それはそれは素晴らしいものがあります。』
> 『失敗してもいいんですよ。親も子も失敗を重ねて成長します。
> 失敗は学ぶチャンスでもあるんです。
> 自分で考え・悩み・いろんなチャレンジをしてみましょう。』
> 娘だけでなく息子にも伝染して
> 『パピーさんが言ってた事、本当だよ~』
> と、かなり興奮してます。
> 今、我家は善循環をしていますよね? パピーさん・・
ええ。ほんとに!善循環が始まっていますね。
これからも楽しみです!!
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