第228号 高いつり橋の上での『一歩』 2
こんばんは。パピーいしがみです。
今日は、前回の続きです。
ご相談にお答えした後、どのようなお返事を頂いたのか?
を今日はご紹介するのですね。
前回のメルマガをお読みでなかった方の為に、
ちょっと復習をしますと・・・、
主役は内弁慶で極端なはずかしがりや・・・
(とお母さんが思っている(笑))娘さん。
発表会の練習も、家ではとっても元気で
イキイキとやってくれるのに、
人前だとそれが発揮されない。
固まって動けない、声がでなくなっちゃう・・。
可愛そうで何とかしてあげたい。
又、普段の生活でもそんな事が多く、
親戚のおばちゃんなどから、何かを頂いても
声がでなくなっちゃう。
挨拶が出来ないのは、
・・・ちょっとまずいでしょう?
今まで、その度に話しては来たけど、
一向によくならない。何とかしたいんです。
というご相談だったんですね。
そして、私は、
出来ない事は自分自身も分かっていて、
プレッシャーを感じているんですよ。
そんな時は、「○○しようね」よりも、
「ぜーんぜん、問題ないよ」
「すぐに出来るようになるからね」
って、ドーンと構えて、
不安な気持ちを笑い飛ばしてあげてくださいね。
そして、気もちが楽になった時、緊張から解き放たれた時、
子供達は、ふと、言えるようになります。
その時に、間髪要れず、大げさに褒めて下さいね。
「すごーい、言えたね。
ね~。お母さんの言ったとおりでしょ(笑顔)。
あなたは、出来る子なんだよ。偉かったね。」
って感じでね。
とお願いしたのでした。
そして、今日は、
その後頂いた、anyoさんのメールを今日はご紹介するのでした。
ココから
パピー様
( 中 略 )
お返事ありがとうございました。
パピーさんの言葉が心に突き刺さりました。
外で挨拶が出来ないことに対して
娘が不安になっているだろうなんて
全く考えていませんでした。
> 「こう言われたら、なんていうんだっけ?」
> 「ええと、ええと・・・」
> 「あ、又、いえないかもしれない」
> 「こまった、どうしよう・・」
> 「やっぱり、いえない・・・、言葉がでない・・・」
> となっているような気がするのですね。
> すごくプレッシャーを感じて、
> 不安がっているような気がするのです。
娘がこんな風に思っているんじゃないかと
想像したことなんてありませんでした。
もちろん強制してとか、
プレッシャーを与えてなんて、
考えていたわけではないんです。
私自身が適当にやり過ごしていたような気がして、
「私自身の挨拶を徹底しよう」
という気持ちでいたのですが
もしかしたら、
無言のプレッシャーを与えていたかもしれません。
パピーさんに出会うまでの私は、
娘に対して強制ばかりしていて、
挨拶に関しても、
その度に出来なかったことを攻め立てていました。
パピーさんに出会ってからは
しつこく言うのはやめて
自分から出来るようになるのを待とう、
という風に「気持ちに余裕が出てきたはず・・・」
だったのですが・・・。
足りなかったものにも気が付きました。
パピーさんの
> わたしならこうですね。
> 「大丈夫、今は、言えなくても、
> そのうち、きっと言えるようになるから」
> 私は、そういってもらうと、とっても安心します。
の言葉に、
「これが足りなかった!」と思いました。
パピーさんからのメールを読んで
体の力が抜けていくのを感じました。
今度は私が娘の肩の力を抜いてあげられるよう
気を付けたいと思います。
それから、
> 「行ってきます」が言えないのならば、
> お母さんが送り出す時だけでなく、
> 家族で外出する時も、誰もいない家に向かって
> 「行ってきます」と言ったり、
> 「ただいま」が言えないのであれば、
> 誰も家にいないのに、「ただいま」という。
> それを子どもさんに見せてみたらどうだろう?
もやってみます!
・・・・・・
ココまでが、前回のご相談のお答えに対するお返事でした。
私がお答えする前にもう1つ、ご報告を頂いて
それに対してのお返事も頂いていたのです。
・・・・・・
それから、もう一つ。
またまたお返事をいただき、ありがとうございました。
お忙しい中何度も親身になって考えてくださり、
感激で胸が熱くなりました。
人前で娘を褒めることが出来なかったこと
ちょっと気になっていたんです。
パピーさんに痛いところをつかれてドキッとしました。
体裁を気にして、人前ではあまりしっかり
褒めていませんでした。
娘が良い行動をしたときは最優先で褒める、って
大事なことですよね。
そう思いながら体裁を最優先にするなんて、
改めて考えるとおかしな行動でした。
また、子どもの話を最優先で聞く姿勢についても
うまくいっていませんでした。
毎朝幼稚園の送り迎えで
娘と友達の子を車で送り迎えしているのですが、
車の中で二人が同時に話し出したりすると
口下手な娘の話が後回しになってしまったりして
毎朝のように車の中で癇癪を起こしていました。
それでも、私は娘に
「家にいるときにいっぱい話してるから
車の中では○○ちゃんの話をきいてあげてもいいでしょう」
とか、
「○○ちゃんとじゃんけんして話す順番を決めたら?」
と言って
ただただ、
『こんなことで癇癪を起こさない強い子になって欲しい』
と願うばかりでした。
ある日、
「今日は○○ちゃんの話よりも◎◎の話を一番に聞くからね。」
と言って出発したんです。
実際に娘の話を優先して聞くようにしました。
そしたら、
とっても穏やかな雰囲気で登園することが出来たんです。
車から降りるときに
「今日は車の中で◎◎がずっとニコニコだったから
とっても楽しかったよ~」と言ってタッチしました。
それ以来今日まで癇癪を起こしていません。
○○ちゃんを優先して話を聞いていると思い込み、
ヤキモチで起こった癇癪だったんですね。
これからは、
『もっともっとお話して』というお母さんの姿勢で・・・
頑張ります!
貴重なメールをありがとうございました。
長いメールになってしまってすみません。
ココまで
anyoさん、2回に渡ってのご紹介、ありがとうございます。
沢山の気づきがあって、きっと変化も現れている頃だと思います。
このメルマガをお読みのあなたには、
ちょっと説明しなければ分からない部分がありましたよね。
そう、もう1つの『ご報告に対するお返事』です。
そのご報告っていうのがこんな内容でした。
> そういえば、昨日うれしいことがあったんです。
> うちに訪問してきた初対面の方とのことです。
> 相変わらず固まってしまって、名前を聞かれても
> 口は開きかけるのですが名前も言えず、
> 以後何を聞かれても何もいえなかったのですが、
> シールを下さったときにはっきりと「ありがとう」と
> 言ったんです。
> その方も「偉いねえ」と褒めてくださり、
> 私もその場で褒めたいのを我慢して
> 後からしっかり褒めました。
私は、この時、
「おお!できたんだ!すごいぞ!」
と思いましたが、anyoさんはお客様に遠慮されて、
その時は、特に褒めず、
あとで、たっぷり褒めてあげたそうなのですね。
私は、
『こういう時、
子供が勇気を振り絞って、一歩を出した瞬間なので、
何をおいてもその瞬間に褒めるといいですよ。
その状況で子供を褒める事は、
お客様にも失礼にはならないと思いますよ』
とお話したんですね。
又、子供さんが「話したがっている」と感じる時には、
その気もちを優先してあげてね。
とも、お願いしておきました。
それを試されたのが、最後の車での送迎の時のことですね。
> 毎朝幼稚園の送り迎えで
> 娘と友達の子を車で送り迎えしているのですが、
> 車の中で二人が同時に話し出したりすると
> 口下手な娘の話が後回しになってしまったりして
> 毎朝のように車の中で癇癪を起こしていました。
> それでも、私は娘に
> 「家にいるときにいっぱい話してるから
> 車の中では○○ちゃんの話をきいてあげてもいいでしょう」
> とか、
> 「○○ちゃんとじゃんけんして話す順番を決めたら?」
> と言って
> ただただ、
> 『こんなことで癇癪を起こさない強い子になって欲しい』
> と願うばかりでした。
> ある日、
> 「今日は○○ちゃんの話よりも◎◎の話を一番に聞くからね。」
> と言って出発したんです。
> 実際に娘の話を優先して聞くようにしました。
> そしたら、
> とっても穏やかな雰囲気で登園することが出来たんです。
> 車から降りるときに
> 「今日は車の中で◎◎がずっとニコニコだったから
> とっても楽しかったよ~」と言ってタッチしました。
> それ以来今日まで癇癪を起こしていません。
って。
子供達って私達が思うより、不安がっていたり、
心配だったりするんですね。
でも、それらが払拭されて、安心に包まれた時、
今まで蓋をしていた何かが取れた様に
いきなり明るくなったり、能力が高まったりするのです。
その不安を払拭するのが、
先ず子供の話を聞いてあげる、だったり、
二の次にせず、優先することだったりするんですね。
だって、その時思います。
「お母さんは、私の事を一番にしてくれる~!」ってね。
不安を払拭するのはそう、「包む」なんですね~(笑)。
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号数 | 内容 | オススメ度 |
---|---|---|
200 | ■ 難しかったら細分化 | ★★★★★ |
227 | ■ 高いつり橋の上での『一歩』 | ★★★★★ |
308 | ■ 自ら行動しだす | ★★★★★ |
309 | ■ 自信をつけた後の変化 | ★★★★★ |
832 | ■ 段階的に自信をつける | ★★★★★ |