第261号 「黙って見守る」をやってみると・・・
こんばんは。パピーいしがみです。
以前からこのメルマガでも、
「何でも手を出す事が良いのではありません」とか
「黙って見守る事も大切な事ですよ」とお話していますね。
今日は、その「黙って見守る」をやってみたよ~!
というご報告を頂いたのでその紹介をさせて頂きます。
お話くださるのは、にこにこマミーさん。
さあ、どのような事があったのでしょうか?
早速、ご紹介して頂きますね。
ココから
パピーいしがみ様
こんばんは!にこにこマミーです。今、第9章を勉強しています。
当初、毎日10分テキストを読むことすら、
『出来るかなあ?』と不安でしたが、
今は毎日読むことによって私の心が和み、
明日が楽しみになるようになりました!
まだ、ついつい怒ってしまう事もありますが、
確実に心が軽く、明るくなってきているのを実感しています。
ありがとうございます。
さて、今日はとても嬉しい事がありましたので、
お忙しいとは思いながらも、
パピーさんにも知っていただきたくメールしました。
私には2歳半と10ヶ月の女の子がいるのですが、
上の子の話です。
最近、よく児童館へ行ってお友達とめいっぱい遊んでいます。
その児童館には人気の車のおもちゃがあって、
いつも空いていません。
一回目は、「乗りたい乗りたい」と
ず~っと言っている娘を先生が気づいて下さって、
友達に貸してあげるよう促して下さり乗ることができました。
二回目は、またもや空いておらず・・・
他のおもちゃにも目が行かず、
車に乗っているお友達を目で追っていました。
随分時間が経って、1人車を降りました。
娘は「乗っていいかな~」と恐る恐る乗り始めました。
すると、先程まで乗っていた子が来て、
「いや!いや!」と娘を引きずりおろして自分が乗ってしまいました。
その子のお母さんが説得しても「いや、いや!」の一点張り。
話はそれますが、私は今まで自分は放任主義だと思っていました。
まず娘がやりたいことを尊重するようにしてきたし、
あまり口やかましく言わないようにしていました。
でもパピーさんの講座を受けて、家では口うるさくないけど、
実は外ではほかの子と仲良く遊んでほしいという思いから
「順番順番しようね」とか
「○○ちゃんにもそれで遊びたいって言ってるよ。貸してあげたら?」
といちいち言っていたなぁと・・・
私は、ここは見守る、包むなのかなぁ?と思い、
何も意見しませんでした。
ただ、「お友達貸してくれないね。悲しいね。」とだけ。
帰り道、娘に
「今日は、車のおもちゃ乗れなかったね。悲しかったね。
でも 、○○はお友達を押したりしないでじっと我慢していたね。
本当にえらかったね。また今度、乗れるといいね。」
と話しました。
そして、3回目運良く車をゲットすることができました。
(まぁ、私はけっこう狙っていたのですが ^^;)
娘は本当に嬉しそうでした。
ところが、他のお友達が娘に「貸して!貸して!」と言ってきました。
念願のおもちゃだったし、まだ乗って一周もしていなかった娘は
黙って“絶対譲らない”態度をしていました。
お友達は泣き叫んでいました。
でも、私は何も言いませんでした。
しばらく娘は乗っていましたが、あまり面白くなさそうでした。
「遊んでいいんだよ」と声を掛けました。
(これは言わなくてよかったのかも...)
娘は黙っていました。
そして、お友達のところまで自分で行って「どうぞ」と言いました。
私は本当に感動しました。
自分で考えて自分で行動しました。
お友達を思いやって。
それからの娘ははつらつと遊んでいました。
何となく自信がみなぎっている感じがしました。
本当にこんな事ができたのも、二回目の事があってこそ。
そして、「自分で考えられた結果なんだなぁ」と痛感しました。
もちろん、帰り道、めいっぱい褒めました!!!
少し、見守る・包むが出来たような気がしました。
ただ、教え忘れたなぁと思ったことがあります。
それは、自分の意見もちゃんと言っていいんだということ。
我慢できるのはとてもえらいのですが、
このままでは家族には言いたいことが言えて、
外の人には何にも言えなくなってしまうのではないか・・・?
と。
この場合、後から
「お友達も遊びたいけど、○○ももう少し遊びたかったよね?
それだったら、もうちょっと遊んでから
貸してあげるって言ってもよかったと思うよ」
とでも、言った方がよかったのかなぁと思っています。
まだまだ未熟者の新米ママです。
私も少しずつ経験を積んでいきたいと思います。
どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。
にこにこマミーより
ココまで
そして私はこのようにお返事しました。
ココから
にこにこマミーさん、こんにちは。パピーいしがみです。
メール、ありがとうございます。
拝見していて、この子は自分で考えたんだろうな?
偉いな~。と思ったと同時に、
私は、にこにこマミーさん、あなたに拍手を送りたいですよ。
それはココ。
> お友達は泣き叫んでいました。でも、私は何も言いませんでした。
です。
こういう時間、考えているんですよね。
自分は遊びたい、譲りたくない。
でも、違う誰かが、乗りたくて喚いている。
それを見ていて、純粋に楽しめない。
自分がある程度楽しんだら、変わってあげようかな?
・・・なんてね。
親が「譲ってあげなさい」なんて言えば、
「どうして、なぜ?」と思うけど、
自分での判断だと、納得できるんですよね。
こういう時の「黙って見守る」これが難しいんですよね。
(他の親の目もあるしね)
でも、にこにこマミーさんは、ちゃんと見届けたわけでしょ。
うーん、立派!偉いですよ!
そして、その後もすばらしい!
> それからの娘ははつらつと遊んでいました。何となく自信が
> みなぎっている感じがしました。
> もちろん、帰り道めいっぱい褒めました!!!
> 少し、見守る・包むが出来たような気がしました。
本当にそうですね。
すばらしい経験でしたね。
それからちょっとご心配のこの件
> ただ、教え忘れたなぁと思ったことがあります。
> それは、自分の意見もちゃんと言っていいんだということ。
> 我慢できるのはとてもえらいのですが、
> このままでは家族には言いたいことが言えて、
> 外の人には何にも言えなくなってしまうのではないか・・・?
> と。
ですが・・・、
いいえ、心配は不要です。
いっぺんに2つ教えてはいけません。
今回は、人に譲る「よろこび」を教える事ができました。
だから、それだけを褒めてあげればいいんです。
次の機会に、「嫌な事は嫌」を教えて、
できたら、ほめてあげる・・。
それでいいですよ。
1つ1つでいいんです。ゆっくりゆっくりでいいんですよ。
ココまで
そして、その後ですが、ご自宅に帰っても、
こんな変化があったようです。
> その後、改めて娘は相手の気持ちを考える事を学んだなぁと
> 感じるようになりました。
> 以前は、妹がおもちゃで遊んでいると、
> よく取って自分で遊んでいたのですが、
> 最近それをしなくなったのです。
> お返事にもいただいていた通り、
> 自分で納得したことはちゃんと身になっていくんですね。
って。
私達が良かれと思って手を出している事って、
子供の気持ちを無視して、「○○させている」って事。
とっても多いんですね。
何度も言っていますが、「強制」からは「納得」はないんです。
特におもちゃの貸し借りなんて、納得しないのに無理やりやらされて、
そりゃー腹も立ちます!
大人だったら「そんなの理不尽じゃないか?!」って抗議しますよ。
だから子供自身が「自分で納得」できる為に時間を空けるんですね。
そして「納得」して行動した時にはそれが経験になるんです。
そこで間髪を入れず、お母さんに褒めてもらえると、
「ああ、私のやったことって良いことなんだな」って分かります。
私もちょっとびっくりしましたが、2歳半の子でも、
ちゃんと考えるし、行動できるって事。
子供って、こんな小さい時期から考えることができるんですね(^^)
にこにこマミーさん、
すばらしいご報告、ありがとうございました。
ご興味がありましたらどうぞ♪
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