第323号 お母さん VS 子供達
こんばんは。パピーいしがみです。
お子さんが1人のときは、何とかなったけど、
2人になり、3人になり・・・、
もう大変で大変で・・・。
そういう方も多いと思います。
もちろん、1人にする事を2人にする、としたら、
倍の大変さがあるわけです。
当然、うまくいかないことも2倍。
イライラするでしょうし、腹が立つこともあるでしょう。
でも、多くの方がこのやり方をしていますよね。
ところが、「認める」「褒める」を応用すると、
どんどん親は楽に、そして楽しくなるんです。
今日、ご紹介させて頂くのは、コッティーさん。
コッティーさんも昔はかなり大変だったようでした。
ココから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
( 前 略 )
一年前までは、ちょっとした事で感動し、感謝し、
長女の成長を楽しんでたはずなんです。
でも、今は、
素直に成長を受け入れることが出来なくなっています。
自分のイライラが溜まると怒鳴って威嚇してしまうのです。
最初は、ふっと叩いてしまったのがきっかけです。
それが昨年の始め頃です。
ダメだと分かっていても止められず、
長女のグズりがひどくなると
叩いたりつねったりしていました。
でも、今度は長女が次女を叩きはじめたのです。
それで初めて
『本当にやったらダメだ!』と目が覚めました。
その後、本やネットなどで
育児に関することを調べたり読んだりしました。
(その時にこのサイトも知りました)
また身内や知人に相談などもしました。
一旦は気持ちも落ち着きましたが、
やはりまた長女をこれでもか!
というくらい怒鳴ったり、
無視してしまうようになりました。
「あっちへ行け」「うるさい」
「いいかげんにしろ」など・・・
言葉と心の暴力ですよね。
言葉にするだけで恥ずかしく胸が痛いです。
怒鳴ったり、無視したからと言って、
イライラが消えるわけじゃありません。
娘もすごく寂しそうな顔をします。
最近はうつむいて顔を隠してしまいます。
そして、顔色を伺い
「かーちゃん、ごめんちゃい」と何度も謝りにきます。
時には、同じように次女に接している、
長女の姿を目にするとやり切れません。
そんな自分にまたイライラし、後悔してしまいます。
( 後 略 )
ココまで・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コッティーさんの場合、お姉ちゃん1人のときは、
とても楽しく子育てをされていたのでした。
ところが、下のお子さんが生まれてから、
忙しさは2倍になってしまったんですね。
そして、ご自分に余裕がなくなり、
イライラする事が多くなり、
その感情を長女さんにぶつけてしまう。
又、そんな自分に嫌悪感を覚え、
自分自身を卑下してしまう・・・。
まさに悪循環だったんです。
そこで私はこのようなお返事をしたのです。
ココから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コッティーさん、おはようございます。パピーいしがみです。
メール、拝見しました。
とてもとても頑張っておられますね。
そしてとても「我慢しよう!」とされています。
「でも・・・、苦しい・・・。」
そのお気持ち、とってもよく分かります。
まず、お話しておかなければならない事は、
長女さんに対するそのお気持ちは、
コッティーさんだけが感じているのではありません。
本当に沢山のお母さん達が同じように感じていて、
そういう気持ちを持っている多くの方が、
「私は異常なのではないだろうか?」
ってお悩みになっているんです。
でも、そんな事はないんですよ。
下の子がいるとどうしても、下の子中心になってしまい、
上の子には「あなたはお姉ちゃんなんだから・・・」
って思ってしまうんですね。
そして、徐々に、
「どうしていう事を聞いてくれないの?」
「それってわざと?」「私へのあてつけ?」
「挑戦?」「嫌がらせ・・・?」って
だんだん腹が立ってくるんです。
中には、顔も見たくない、
触られるのも嫌!という人もいるんです。
でもコッティーさんは大丈夫ですよ。
なぜなら「今の状態はまずいぞ!」って、
感じているからです。
今、コッティーさんには、
ご自分VS長女さん、ご自分VS次女さん
という図式が無いですか?
子供一人一人に対して、
自分が一人で立ち向かおうとされている。
そうなると当然、一人一人に分けられる時間が減りますから、
イライラもしやすくなりますし、うまく行かないと
暴言も吐きたくなります。
でも、長女さんを味方に付けて、
『ご自分+長女さんVS次女さん』
にすると、すごく楽になるんですね。
それは、長女さんの良いところを見つけて、それを伝え、
お母さんが長女さんに「こうやってくれると嬉しい」
という事を伝えれば良いんです。
例えば、
「お母さんのお手伝いをしてくれてうれしい」とか、
「妹をあやしてくれて、ありがとう」とか
そういう場面を作って、
お姉ちゃんの「お姉ちゃんとしての自尊心」
を高めていくんです。
「認める」とか「褒める」というのは、
「お母さんはこうしてくれると嬉しいんだよ」
って教える事でもあるんですね。
ココまで・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
年が明けて、コッティーさんからメールが届きました。
ココから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
パピーさん、こんばんは。コッティーです。
今日はちょっと自分の時間が持てたのでメールしてみました。
時間がある時に読んでくださって結構です!
昨年の末に、私+長女VS次女のアドバイスを頂き、
何度か嬉しいことがありました。
スーパーへ買い物に行った時の事です。
次女をカート(ベビー用)に乗せ、
買い物をしようとした時、
車に財布を忘れた事に気がつきました。
風も強く、夕方ともあって、
駐車場も車の出入りも激しかったので、
スーパーの入り口の前で待っててもらうことにしたんです。
「母ちゃん、車に財布を忘れたから、□□ちゃん(長女)、
ここで○○ちゃん(次女)を見てて欲しいんだけど、
大丈夫かな??」
そう聞くと長女は「うん、大丈夫」との返事。
早速、私が持っていたカートの持ち手のところに来て、
背伸びをして動かないように持っていました。
すぐ、目の前に待たせていたので
何度も振り返りながら様子を見ていると、
持ち手の所だと次女の様子が分からない様で、
すぐ前に行き、少しあやしたりしていました。
次女はカートの中で、靴下を引っ張って脱いでいましたが、
長女はそれもちゃんと見ていて、
落ちる寸前に上手に受け止めていました。
私が来ると、
「○○ちゃん(次女)靴下脱いじゃったよ!」
と靴下を手渡してくれました。
私が「ちゃんと見ててくれてありがとうね。」と言うと、
近くを通りかかったおばちゃんも長女の行動を見ていたようで
「この子(長女)はえらいねぇ~。
しっかりちゃんと下の子の事を見て!」
「いいお姉ちゃんやね~。アンタ(私)良かったね~」
と、褒めてくれたのでした。
長女にも
「今のおばちゃんもね、
□□ちゃん(長女)の事、えらい!って褒めてたんだよ~。
いいお姉ちゃんだねって。
母ちゃんも嬉しくなっちゃったよ♪」
と言うとニコニコし、
「□□、おねーちゃん♪」と喜んでいました。
また、最近も次女の離乳食のお手伝いをしてくれたり、
次女が一人で積み木などで遊んでいると
「一緒にアソボ」「いれて~」と言って
あやしたり、遊んだりしてくれています。
まだまだ、ケンカや独り占めしたかったり、
次女をイヤだとぐずる時もありますが、
優しい光景をみると、本当に嬉しくなり癒されます。
( 後 略 )
ココまで・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コッティーさん、メルマガへの掲載のご許可、
ありがとうございます。
コッティーさんの娘さんはまだ、
3歳にならないぐらいなんです。
ところが、「私はおねえさん♪」という気持ちや、
「お母さんの役に立ちたい」という気持ちは、
もうちゃんとあるんですね。
ココでちょっと考えて欲しいのですが、
私達にも、「人の役に立ちたい」「誰かに喜ばれたい」
という気持ちがないでしょうか?
例えば、電車で立っている妊婦さんを見かければ、
“席に座らせてあげたい”と思うでしょうし、
誰かに「ありがとう」と言われれば、
うれしい気持ちになりますよね。
小さい子でも同じなんです。
私達は誰でも基本的に
「人の役に立ちたい」「誰かに喜ばれたい」
っていう気持ちがあるんです。
それが、お母さんならなおさらなんです。
「役に立ちたい」「喜ばれたい」
小さな子にもあるこういう思い。
そういう願いがあるのなら、
是非、叶えてあげましょうよ。
そうすると、本当に楽になりますよ~!!
もちろん、私達の体だけでなく、
それを見ている私達の心も、
とってもとっても癒されます。
その後、コッティさんからメールを頂きました。
そこにはこんな風にありました。
ココから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
でも、不思議と去年の末よりも心が軽くなった気がします。
イライラする度合いが減りました。
講座とパピーさんのおかげだと確信しています。
自分自身について考える時間が出来たからじゃないか?
と思います。
今までは、忙しいから~、
と子育てを理由にしていましたが・・・。
・・・いい講座ですね!
コッティーさん、お褒めの言葉、
ありがとうございました。
ご興味がありましたらどうぞ♪
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