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第532号 どうして仲良く遊べない?


こんばんは。パピーいしがみです。



今日のメルマガは「どうして仲良く遊べない?」としました。 




兄弟げんかが激しい、上の子が下の子を執拗にいじめる。

ちょっかいを出すなど、二人以上のお子さんがいるお母さんなら、

きっとお感じになった事があると思います。




今日は、そんな兄弟げんかと

「どうして仲良く遊べないんだろう」を考えてみましょう。

それでは早速、Judyさんから頂いたメールをご紹介しますね。



ココから・・・



パピーさん、こんにちは。びっくりです♪



あの、わがままで、自分勝手で、やりたい放題で、

言う事を全く聞かないきかん坊の長男が、素直なんです。

「え~!!どうしちゃったの?あんた!?」です。



きっかけは、パピーさんから頂いたアドバイスです。

「お母さんが悪かった、ごめんね」と言ったら、

それからです。ガラッと人が変わったようで

ほんとうにびっくりしています。



 ・・・注釈・・・



ちょっとココで、

以前のお話をさせて頂いた方がいいと思いますので、

ご説明させて頂きますね。



今日、ご紹介させて頂くJudyさんからは、

以前から、お兄ちゃんの癇癪にほんとうに困っている、

というご相談を頂いていました。 




お兄ちゃんは3歳(もうすぐ4歳)弟くんは1歳。

1歳の弟は、お兄ちゃんの遊びに興味しんしん。

お兄ちゃんは、ブロックで町を作って電車で遊んだり、

怪獣を置いて、ウルトラマンで対決したり・・・。

そういう事が大好きです。




下の子も男の子ですから、同じように興味を持って、

お兄ちゃんが遊んでいる所に自分も一緒になって遊ぼうとする。

でも、お兄ちゃんが作ったブロックを壊したり、

電車を捕まえて投げたり・・・

要はお兄ちゃんの邪魔をするんです。




すると、お兄ちゃんは怒るわけですね。

最初のうちは「止めて~止めて~!」だったのが、

ちょっとでも触ろうとすると「あ~!!ダメ!!」って、

大声で怖い顔で威嚇して、弟が壊すと「なんだよ!!」って叩く。




それを見たJudyさんは叱りました。

「どうして仲良く遊べないの!!」

ですが、お兄ちゃんの暴力はやみません。




顔つきもだんだん険しくなってきて、癇癪もひどくなる。

言葉の暴力も目立つ。「叩く」のもだんだんエスカレートしてきて、

ちょっとでも触ろうとすると蹴る、殴る、押し倒す。

それが、遊んでいる時だけでなく、ご飯を食べている時や、

ちょっとしたことでも攻撃するようになった、というのです。




叱っても、斜に構えてお母さんを睨みつけ、

その表情に恐ろしさを感じるほどで、

これでは、この先どうなるんだろう?

と不安になって私にご相談されたのです。



そのお話をお聞きして、私はこのようにお返事しました。



ココから・・・



Judyさん、こんにちは。パピーいしがみです。

メール、拝見しました。

お兄ちゃん、かなり荒れているようですね♪




> 長男の気持ちが分かりません 

とありましたが、ちょっとお兄ちゃんがどんな風に感じているか、

考えてみましょう。




まず、私達が好きな事をしている時を考えてみましょう。

(もしJudyさんが料理を作ることがお好きなら、

 料理をしている事をお考え頂ければいいと思うのですが)

おいしく作りたい、きれいに作りたい!と思って、

楽しく熱中して丁寧に調理をしている時に、横から手が出てきて、

その料理にソースをドバドバ・・・と垂らされたらどうでしょうね?




頭にくると思いませんか?

「なんて事するの?!」ってかなりの勢いで怒ると思うのです。

それが一度ではなく、毎回そうやって邪魔されたらどうでしょう?




その邪魔する人が分かっていれば、恨みを持ったり、

「今度やったらいいか?覚えてろ!」のように、

怖い顔で威嚇したり、イタズラさせないように予防線をはりますよね。

そして何度もやるようなら仕返しもすると思うのです。

お兄ちゃんの気持ちも同じなんですね。




そしてね。下の子がまだいない時、お子さんが、お兄ちゃん一人で、

1歳ぐらいの時ってどうされたでしょうね?

たぶん、お母さんがお兄ちゃんの相手をしてあげたと思うのです。

お母さんは、その時、掃除や洗濯、買い物や料理の時間を削りながら、

できるだけ、子供の遊びに付き合おうとされたはずです。




でも今、下の子が生まれました。

今1歳の、この子に対してはどうでしょうね?

もしかして、お兄ちゃんにお任せしていませんか?

お兄ちゃんが遊んでいるんだから

「一緒に遊んで・・・」と思われていませんか?




そう。私達は

「どうせ遊んでいるんだから一緒に遊べばいいでしょう」

って思っているんですね。




でも、お兄ちゃんとしては、

「下の子の面倒を見ていれば、僕の遊びができない」

という事になるんですね。

また「僕の遊びをしていれば、邪魔される」って事にもなるんです。

お兄ちゃんとまだ1歳の弟では、遊びの種類が全く違うんですね。




お兄ちゃんは常に自分の楽しみを奪われる。

とすると、どうしても「触るな!」って言いたいし、

威嚇してでも、脅かしてでも邪魔されたくないんです。

それでも邪魔をするのなら、攻撃するしかないんです。




でも、攻撃するとお母さんに怒られる。

すると、もうどうしたらいいか分からなくなってしまうんですね。




心の中では、邪魔をされたくない、でも叩くと怒られるから、

我慢しなきゃ!って思う。でもついつい手が出てしまって泣かす。

そして又、怒られる・・・。

もう堂々巡りで、

お兄ちゃんとしてはどんどん不満を募らせていくんです。

そこで、下の子を執拗にいじめたり、嫌がらせをしたり、

激しく泣き叫んだり、駄々をこねたり、お母さんの困る事をわざとする。




そういう事になっているんじゃないかな?

って感じました。




そこで、こういう事をしてみてほしいのです。

今までのように弟と、お兄ちゃんと一緒に遊ばせて構いません。

でも、お兄ちゃんが弟くんにいたずらされたり邪魔されて怒った時に、

「あ~、ごめんね。お母さんが悪かった」

って言ってあげてほしいんです。




「本当は、お母さんがちゃんと見てなくちゃいけなかったのに、

 あなたに押し付けてごめんね。」

という感じです。




もちろん、ごめんね、と言った後はしばらく弟くんをあやして、

お兄ちゃんが遊べるようにしてあげてみてくださいね。

そうしたら、お兄ちゃん、どんなリアクションをするでしょうか?



是非、試してみてほしいと思います(^^)



ココまで・・・



というようなお返事を差し上げていたんですね。

それでは、Judyさんからのメールの続きです。



ココから・・・



パピーさんからメールを頂いて、そのお返事は、

ほんとうに驚くほど当たっていて、

「1人で遊んでいるんだったら2人の方が楽しいでしょ」

なんて勝手に思っていましたし、

二人で遊んでいれば・・・とその間に家事をしたりしていました。




言われてみれば長男に弟のお守りを押しつけていて、

弟が泣くと長男を怒っていました。

「なんで仲良く遊べないの?!」って。 

パピーさんに言われて、目からうろこ。

「これって確かに親の都合だよな~」って思いました。




早速、お兄ちゃんが下の子に邪魔されて怒った時に、

言ってみました。

「ごめんね。お母さんが悪かったっけね。

 □君(下の子)をお母さんが見てなかったからごめんね」




お兄ちゃんは「又、怒られる」と思っていたのでしょう。

私がそう言うと、きょとんとしていました。

お兄ちゃんが遊ぶ時間に、私も下の子をあやしながら一緒にいると、

お兄ちゃんがとてもうれしそうに遊びながら、

「これはこうでね・・・」と説明をしだしました。




その顔はとても優しく、穏やかでいい顔でした。

ほんとうに久しぶりでそんな顔つきを見たな~と感じました。




その日はお風呂に入るのも、ご飯を食べるのもぐずらず、

「お風呂にはいるよ」「は~い」

「ご飯を食べようね」・・・さっと席に着く・・・。

「じゃあ、もう眠ろうね・・」「歯磨きしよう」

「あ、ぼく自分でできるよ~~~」




毎日毎日、押さえつけても嫌がっていた歯磨きや着替え、

お風呂や食事も、とてもスムーズに運びました。

「え~、何これ?あんたどうしちゃったの?」です。

本当にびっくりでした。




もちろん、私もここぞとばかり、

「さすがお兄ちゃん。すごいね~!!」

「□君(弟)、お兄ちゃんを見てごらん、

 こうやって歯を磨くんだね~♪上手だね~」なんて褒めまくりです。




次の日には、お兄ちゃんに

「お母さん、ご飯を作るから□君、見てくれる?」

とお願いしたら「いいよ~」と。

これも機嫌よく了解してくれて。

二人で仲良くビデオを見たりしていました。




もちろん、以前パピーさんに教えて頂いた

「お兄ちゃんをお兄ちゃんとして褒める」を実践し、

「お兄ちゃん、□君と遊んでくれてありがとね~」

「仲良く遊んでくれるとお母さん助かるな~」

という言葉も忘れずに・・・です。




それから約1週間。今日まで、ほぼぐずりはありません。

それを見たパパも驚いて、

「こいつ本当に○○か?」なんて言っています。

今までのいきさつを話したら、

パパも「パピーさん、すげえ」って驚いていましたよ♪




そして、この頃は兄弟でいっしょに遊ぶ時に、

「□君、ウルトラマン貸してほしい?」なんて聞いて貸してあげたり

「ブロックはこうやって作るんだよ」と言って教えています。

これがあの険しい顔をして弟を突き倒していた長男か?

と思うと、本当に驚きです。




でもこの姿は、弟が生まれたばかりの時の長男の姿でした。

長男は、本当はとても優しい子なんです。

私は「長男の気持ちが分からない」と、勝手に怒鳴って、

辛い思いをさせていたんだな~、と反省です。




でも、せっかく今いい雰囲気になってきたので、

この雰囲気がキープできるように頑張ります。

きっと又、山あり谷ありだと思いますが、

その時には又、力になってくださいね。パピーさん♪




お礼と一緒に、近況をご報告させていただきました。

本当に、ありがとうございました。



ココまで・・・



Judyさん、ご報告、ありがとうございました。

私もメールを拝見して、

「え~、こんなに効果があったの~?」って驚きでした。




やっぱりお兄ちゃん、かなり不満が鬱積していたんでしょうね。

それをお母さんが分かってくれた。

それで、きっとその不満が解消されたんですね。




それと、Judyさんご自身が、

「私がお兄ちゃんに子守りを押しつけていたんだ」

って、分かってくださったこと。

「私の代わりに、お兄ちゃんに子守りをしてもらっているんだ」

って、考えるようにして下さったこと。

これが大きかったと思います。




なんにしても、お兄ちゃんの、険しい顔つきが優しくなった、

というのが嬉しいです。

でも、その後の、




> この頃は兄弟でいっしょに遊ぶ時に、

> 「□君、ウルトラマン貸してほしい?」なんて聞いて貸してあげたり

> 「ブロックはこうやって作るんだよ」と言って教えているんです。

> これがあの険しい顔をして弟に嫌がらせをしていた○○か?

> と思うと、本当に驚きです。



これは、Judyさんのナイスプレーの賜だと思いますよ♪



> 「お母さん、ご飯を作るから□君、見てくれる?」

> 「お兄ちゃん、□君と遊んでくれてありがとね~」

> 「仲良く遊んでくれるとお母さん助かるな~」

> という言葉も忘れずに・・・です。




このあたりのフォロー、とっても上手です。

又、経過を教えてくださいね(^^)

メルマガ掲載のご許可、ありがとうございました。







ご興味がありましたらどうぞ♪

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