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第1407号 学級崩壊が起きたら?

学級崩壊が起きたら?

こんばんは。パピーいしがみです。

2学期が始まって、運動会や学習発表会の練習で、学校もバタバタしている頃ですね。

6年生にとっては、小学校で最後の行事です。下の学年の子たちを引っぱって、いい思い出を作って卒業していってほしいですね。

でも、そんな時期に「6年生の学年が荒れていて、お金を取ったり、暴力をふるったりする子がいる」というご相談をいただきました。

今日は、そのご相談をご紹介しますね。

学年が荒れているとき、親は何をしたらいいのか。

お子さんの学校やクラスが落ち着かなくて、不安な毎日を過ごしている方にも、読んでいただけたら嬉しいです。

(ご相談された方や学校が特定されないよう、内容の一部を変えています)

ココから・・・

パピーさん、こんにちは。たもです。

今回ご相談したいのは、小学6年生の長男の学年が、崩壊気味になっていることです。

今の状況はどうしたら変えられるのか、私に何かできることはあるのか、とてもモヤモヤしています。

長男のクラスには、悪いことをしている中心の男の子が3人います。

1人が指示を出し、もう1人が実行する役。もう1人は悪ノリして、一緒になってやっている感じです。

ほかにも、巻き込まれて悪ふざけに混ざっている子が数人います。

先日、授業参観のあとの懇談会がありました。いつもはガラガラなのに、満席でした。

今の状況を学校がどう思っているのか、保護者みんなが聞きたかったんです。

でも学校からは、どうとでも取れる返事ばかりで、そこにいた保護者全員が、学校に不信感を持ったと思います。

中心の3人の保護者は、来ていませんでした。

懇談会や、そのあとに聞いた話は、こんなことです。

・学校のトイレで、お金を要求して、実際に受け取っている(相手は複数)

・女子への、性的な嫌がらせ

・放課後の公園で、3年生の男の子にお菓子をおごらせたあと、「言いつけるぞ」と脅してお金を要求する。首に手をかけられたこともある

・別の3年生の男の子が、公園で胸ぐらをつかまれ、Tシャツを破られた。その子たちは、その公園で遊べなくなっている

授業中には、

・道具を振り回して、先生を追いやる

・授業中に教室を抜け出して、隣のクラスにも入り込む

・運動会の練習に参加せず、ほかの子の邪魔をする

・授業中にタブレットで動画を見る。そのせいで、学年全体でタブレットが使えなくなった

・危ないからと、今は学年全体でハサミも使えない

学年全体が気が立っていて、遊びの中で強く押し倒すような場面も多いそうです。

学校は懇談会で、何度も「過剰な身体接触」という言葉を使っていました。保護者からは「それは暴力なのでは?」という声が出ました。私もそう思います。

そして何より、先生が完全になめられています。

5年生までは、そんなことはなかったと、保護者はみんな言っています。

指示役の子とは、長男が放課後に遊んでいたこともあって、私も話したことがあります。少しクセはあるけれど、普通の子という印象でした。

お金を取られたと思われるお子さんの保護者が懇談会で質問してくれたことで、同じことが何度もあったと分かりました。

何も知らなかった保護者の方が、顔を真っ白にしていて、見ていてとても辛かったです。

私が直接関わっていなくても、何かいい言葉で、本人たちにおとなしくなってもらう方法はないのかな、と考えてしまいます。

中学校に上がったあと、その3人が同じクラスにならないよう、中学校と連携してほしいということは、学校に伝えたいと思っています。

うちの長男は、その3人と同じクラスですが、わりと鈍感で、距離を置いているようです。

トイレも普通に行けているし、お金のことも知りませんでした。

怖がらせたくないので、長男には、その日の様子を聞く程度にしています。

でも昨日、長男が「明日、けが人が出る気がする」と言っていました。

私の立場で、何かできることはあると思われますか?

何もできないなら、今の状況をどう考えて、気持ちを保てばいいのでしょうか。

ココまで・・・

というご相談でした。そこで私は、こんなふうにお返事しました。

ココから・・・

たもさん、こんにちは。メール、読ませていただきました。

2学期が始まって、今の学校の様子を見て、しんどく感じていらっしゃるのが伝わってきますね。

まず、長男さんのことですが・・・

3人と同じクラスでありながら、比較的鈍感に距離を置いている。トイレも普通に行けている。お金のトラブルも知らなかった。怖がって登校している様子がない。

これは、長男さんが自分なりの立ち位置を保てているということです。

今の環境の中で、それができているのは本当に大事なことです。

さて、たもさんが感じているモヤモヤについて、正直にお話ししますね。

「私の立場で何かできることはあるか」というご質問ですが、今の状況で、たもさんが直接その子たちに関わることはおすすめしません。

中心の3人には、学校が前から対応してきた子もいて、3人が集まったことで今の状態になっています。

そこに直接いい言葉で何かを言っても、効果は薄く、むしろ長男さんへの影響が出るリスクのほうが高いです。

たもさんにできることは一つなんですね。学校に対して、記録と要望を言葉にして届け続けること。

中学校に上がったあと、3人が同じクラスにならないよう連携してほしいというご要望、ぜひ伝えてください。これは、親として当たり前のお願いなんですね。

口で言うだけでなく、できればメールか手紙で、残る形で伝えると伝わりやすいですよ。

懇談会で保護者が一斉に動いたこと自体が、学校にとっては、とても大きなことなんですね。「保護者全員が見ている」という状態は、続けていくべきです。

「過剰な身体接触」という学校の言葉に、保護者から「それは暴力では」という声が上がったこと。これは、とても大事なことなんですね。

学校が言葉をぼかして、大したことではないように見せようとしているときは、「暴力」「恐喝」という正しい言葉で呼び続けることが大切です。

ハサミが使えない、タブレットが使えない、という状況でいちばん困っているのは、普通に過ごしたい子どもたちなんですね。

その不満を保護者として学校に届け続けることも、立派な関わり方なんです。

気持ちの保ち方については、こう思っています。

今のたもさんにできる最善は、長男さんが帰ってきたときに「今日どうだった?」と聞いて、長男さんの様子も確認すること。

外の荒れた環境に長い時間いた子が、家に帰ってきたら安心できる。それだけで全然違います。

「明日、けが人が出る気がする」と言った長男さんの言葉、怖かったですよね。

その感覚を持っている長男さんに、「何かあったら、すぐ先生に言っていい。それと、何かあったらお母さんにも話してね」とだけ伝えておいてください。

それと、「もう行かないほうがいいな」と感じたら、学校に行かないことを選んでもいいんですよ。

「荒れている状態が子どものためによくないから」も、立派な理由です。

でも、運動会まであと少しでもあります。

長男さんが最後の小学校生活を、できるだけ普通に過ごせるように、今はそこに集中してあげてください(^^)

ココまで・・・

そのようなお返事をしたところ、たもさんから、すぐにメールをいただきました。

ココから・・・

パピーさん、お返事ありがとうございました。

正直、ほっとしている自分がいます。

ここでこう向き合ってみたら、と言われたところで、恐怖心もありますし、たくさんの大人をなめてきている子たちなので、一筋縄ではいかないですものね。

私は、長男の様子をしっかり見ていくこと、学校に要望を出していくことに、意識を向けていこうと思います。

文面やメールで、保護者が見ているという空気を出しながら、作ってみようと思います。

実は、家族の中に、その実行役の子と別の場面で一緒になっている子がいるのですが、その子が怖いとか、困るとかいう話は、一度も聞いたことがないんです。

完全に、相手や場所を選んで、悪だくみをしている感じです。

今日起きそうだった乱闘は、まだなかったそうです。

そして、見回りについてくれている先生が優しい、と長男が教えてくれました。

担任の先生も疲れていると思うので、落ち着いた先生がもう一人ついてくれているのは、ありがたいなと感じます。

辛かったら学校を休んでもいい。そうですよね。

今のところ、私が見る限り、あまりダメージを受けているようには見えないのですが、これからのために、タイミングを見て先に伝えておこうと思います。

長男の鈍感力は、野外活動で育ったところもあるのかなと思いました。

この夏、雨の中のキャンプで、テントが浸水して何度も避難しながら、それでも自分にできることを探して動いていたようです。

いろいろな子がいて、協力しない子も、疲れて何もしない子もいる。それでもやらないと、食事も寝る場所もできない。

そんな経験が、今の長男を支えているのかなと思います。

卒業に向けて大事な時期で、いろいろ悩んで、眠りも浅くなっていました。

これ以上大きなトラブルがなく、運動会や学習発表会を無事に終えられることを祈りながら、自分がやれることに意識を向けていこうと思います。

本当にありがとうございました。

ココまで・・・

たもさんは「正直、ほっとしている自分がいます」と書いてくださいました。

学年が荒れていると聞くと、親は「何かしなきゃ」と焦りますよね。

たもさんも、自分がその子たちに何か言わなきゃいけないのかな、と眠れないほど悩んでいたんですね。

でも、お金を取ったり、暴力をふるったりするところまで来ているのは、私がいつもお話ししている「いじめの5段階」でいうと、第4段階の「支配と服従」なんですね。

この段階になると、家の中だけでは解決できません。学校や、専門のところ、場合によっては警察にも入ってもらう必要があるんです。

ですから、親が直接その子たちに何か言っても、止まらないんですね。

止まらないどころか、自分の子が目をつけられてしまうこともあります。

親がすることは、3つだけでいいんです。

1つ目は、学校にお願いしたいことを、メールや手紙など残る形で出し続けること。

2つ目は、学校が「過剰な身体接触」のように、ぼかした言い方をしたら、「暴力ですよね」「恐喝ですよね」と、はっきりした言葉で言い返すこと。

3つ目は、家を、子どもがほっとできる場所にしておくこと。

それから、長男さんの「明日、けが人が出る気がする」という言葉も、聞き流さないでほしいんですね。

子どもは、教室の空気を、大人よりずっと早く感じ取っているんです。

その言葉を「大げさね」で終わらせずに、「そう感じるんだね」と受け止めてあげてください。

そして「何かあったら話してね」「行きたくないと思ったら、休んでもいいんだよ」と、先に伝えておく。

それだけで、子どもは「いざとなったら、家に帰れば大丈夫」と思えて、学校でもがんばれるんですね。

子どもが一人で旅立つとき

さて、それとは別件で、嬉しい報告をいただきました。ご報告くださったのは、みかんさんです。

ココから・・・

パピーさん、こんにちは。

報告と改めてお礼をお伝えしたくて送らせていただきます。

以前のランチ会、本当にありがとうございました。

そこでお話しさせて頂いた息子が、この秋から海外の大学へ入学しました。

3月に高校を卒業してから、友達と海外旅行へ行ったり、入学する大学の見学に1人で行ったり、免許の合宿に1人で行ったり、友達と国内旅行に行ったりと満喫しつつ、アルバイトをして過ごしていました。

パピーさんの勉強、子どもが小学生くらいまでは意識して、気をつけて声かけしたりしていたと思います。

でも、中学、高校となるにつれてサボってしまい、感情的に怒ったり、ダメ出しばかりが続いて、今となっては反省ばかりです。

それでも自分で決めて、旅立ってくれた息子がたくましく思えています。

パピーさんからの「小さいうちにたくさん失敗させて!」という教えを元に、まだ10代だからチャレンジして失敗してもいい!という心構えで送り出すことが出来ました。

失敗させてもいい!と思えなかったら、向こうに行って、上手くやっていけるかな?大丈夫かな?と心配しないといけないと思いますが、とにかく生きていたらいい!と開き直っています(笑)

たくさん大変な目にあったり、失敗したり、苦労して、良い経験をしてほしいなーと思っています。

パピーさんの教えは、幼稚園や小学校で良い子になるためではありませんでした。

大人になった時に困らないように、厳しい社会でも生きていけるように、小さいうちからどうしたらいいか?を教えてもらえていたと思います。

子どもが大きくなって、よりパピーさんの教えの大切さが身に染みています。

基礎編での小さい時の関わり、上級編での思春期になった時に気をつけること、それぞれ勉強になりました。

特に子ども部屋を与える時は『この部屋は子どもの部屋ではなく、子どもに貸してあげているだけ。きちんとルールを守らなければ、いつでも親が取り上げることが出来る。』というスタンスを持っているだけでも、私の態度が違っていたと思います。

それはスマホでも、ゲームでも同じでした。

それから、家庭での秩序が大事だということも、小さい時だけでなく、中学、高校でも意識出来て良かったと思います。

まだまだ大切なことはたくさん教えていただきましたが、長くなりますのでこの辺にしておきます。

パピーさん、本当にありがとうございました。

これからもご活躍を楽しみにしております。

そして、まだまだ勉強頑張ります!

ココまで・・・

このご連絡をいただいて、「メルマガでご紹介させていただいてもいいですか?」とお聞きしたところ、こんなお返事をいただきました。

ココから・・・

パピーさんのお役に立てるのでしたら、嬉しいです。

勉強が出来るとか、運動が出来るとか、全然なくて、高校まで普通な感じで、周りと比べたら優秀な子では無いと思うんですけど。

それでも、きょうだいは仲良くて、下の子がパソコンのことで困っていたら調べて助けてくれたり、自分が困ったら上の子に相談できたりしています。

免許の合宿でもたくさん友達が出来て、楽しそうにしていました。

元気で友達がいてくれたら、それで十分だと思っています。

まだまだ母として未熟者ですが、パピーさんの勉強もこれからも続けていきます。

最近は心理学も少し学んでいて、それもとても面白くて。

心理学で学んだことが、パピーさんの勉強で学んだことと一緒だ!と思うことがたくさん出てきます(笑)

Iメッセージで伝えるとか、自分(お母さん)が思っていることが相手(子ども)に伝わるとか。

ポジティブな言葉を使うとポジティブな暗示がかかるから、パピーさんのいう「認める」「褒める」が大事なんだとか。

色々繋がっていて、本当に面白いです。

子どものためにパピーさんの勉強をしていたことが、職場や他の人間関係でも役に立つということを、改めて実感しました。

本当に色々な角度から教えていただけて、パピーさん、ありがとうございます。

これからもよろしくお願いいたします。

ココまで・・・

みかんさん、嬉しいご報告をありがとうございました。

みかんさんは「中学、高校となるにつれてサボってしまい、感情的に怒ったり、ダメ出しばかりが続いた」と書いてくださいました。

でも、それでも息子さんは、自分で決めて海外へ旅立っています。

小さいころにみかんさんが積み重ねてきたことは、ちゃんと息子さんの中に残っているんですね。

思春期に怒ってしまった日があっても、それで全部がなくなるわけではないんです。

そして、「まだ10代だから、チャレンジして失敗してもいい」と送り出せたこと。

これが、いちばん大きかったと思います。

親が「失敗させたくない」と思っていると、子どもは一歩を踏み出せません。

親が「失敗してもいい」と思っていると、子どもは自分で選んで、外に出ていけるんですね。

一人で大学の見学に行ったり、一人で免許の合宿に行ったりできたのも、その心構えがあったからだと思います。

みかんさんが書いてくださった子ども部屋の話も、思春期にはとても役に立つんですね。

子ども部屋も、スマホも、ゲームも、子どものものではなく、親が貸しているもの。

ルールを守らなければ、親が返してもらえる。

親がこう思っているだけで、思春期の子に振り回されずにすむんですね。

それから、「優秀な子ではない」と書かれていましたが、きょうだいで助け合えて、どこに行っても友達ができる。

それは、大人になってから、いちばん困らない力なんです。

みかんさんが言うとおり、「元気で友達がいてくれたら、それで十分」なんですね。

それから、心理学を学んで「パピーさんの勉強と一緒だ」と感じてくださったこと、とても嬉しかったです。

子どものために学んだことは、職場でも、ほかの人間関係でも、そのまま役に立ちます。

子育ての勉強は、子どもが大きくなったら終わり、ではないんですね。

息子さんの、これからの挑戦を、私も応援しています(^^)

最後にお知らせをお送りして終わります。

お知らせ

(1)実は密かに続けていたnoteですが、「いじめ」について毎日書き続け、過去のものと合わせると250を超えました。

よろしかったらご覧ください。

https://note.com/papy_age18

(2)藤川理論(分子栄養学)コミュニティ

(会員さんなら誰でも参加できます)

メール送信先:age18_jp@yahoo.co.jp

今日も最後までご覧いただきましてありがとうございました。

では、また来週お会いしましょう(^^)

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プロフィール写真【 パピーいしがみ 】人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子ども達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。

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