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第1409号 命と向き合う

こんばんは。パピーいしがみです。

10月17日(土)・18日(日)の2日間、大阪でランチ会を開催しました。全部で16人の方が来てくださいました。

毎回思いますが、最初は緊張の面持ちで集まった方々が、すぐに昔からの友達のように打ち解けていく姿を見るのは、とても微笑ましい瞬間です。

この大阪でのお話は、次回以降のメルマガでご紹介していきますね。

2024年1月から始まったランチ会もそろそろ丸2年になります。

多分、2027年(来年)1月からは、ちょっと時間が取れそうにないので、月一開催はできなくなると思います。

そして、今日はちょっとご報告もあるのですが、今までやっていた音声配信のVoicy、もちろんこちらも続けますが、「どうせやるなら…」と、Apple Podcastと、Spotifyでもお聞きいただけるようにしました。

Voicyは、その人の話を聞くために専用アプリをダウンロードしなくてはならず、音声SNSとしては少し閉鎖的だったんですね。

でもポッドキャストとSpotifyなら「誰でも聞ける」ので、とってもハードルが下がると思うのです。

試験的に少しやってみて、うまく行きそうなら、またご連絡させていただきますね。こちらなら誰でもいつでも聞けます。

ただ、Voicyでは、もう180本ぐらい配信をしていて、そちらの話をそっくりは移せないようです。ですがまあ、ちょっと形を変えながら今後、お話しできればと思っています。

さて今日も、かつてのメルマガの評判の良かった内容をリニューアルしてお届けします。

少しシリアスなお話です。「お別れ」についてです。

命があれば、いつか必ずお別れがあります。

考えても考えなくても、それはやってきます。

子どもにとって大切な人が亡くなったとき、私たち親は、そのことをどう子どもに話せばいいのでしょう。

今日ご紹介するのは、こまちさんからのメールです。

命のことは、うそはつきたくありません

ご主人のお父さん、つまり息子さんのおじいちゃんが亡くなったことを、3歳の息子さんに伝えたお母さんです。

こまちさんの息子さんは、とても感じやすい子で、納得するまでに時間がかかるところがありました。

大好きなおじいちゃんの死を、どう話したらいいのか。

まずは、そのご相談からご紹介しますね。

ココから・・・

パピーさん、ひとつ聞いていただきたいことがあります。

いつもご相談している、3歳の長男のことです。

じつは、主人の父(長男にとってはおじいちゃん)が先日倒れて、いま集中治療室にいます。

あまり良くない状態で、あと1〜2週間ほどではないかと、お医者さんに言われたそうです。

私たち夫婦にとってもショックなのですが、長男はおじいちゃんをとても慕っているので、どう話せばいいのか本当に悩んでいます。

(おじいちゃんとは離れて住んでいて、1年に何度かしか会えません)

命のことはとても大切なので、うそはつきたくありません。

でも、感じやすい子なので、どんなふうに話せばいいのか分からないんです。

パピーさんは、死のことを3歳の子どもにどう伝えたらいいと思いますか。

何かヒントをいただけたらうれしいです。

ココまで・・・

こまちさんからは、それまでにも息子さんのことでご相談をいただいていました。

幼稚園のプレクラスでは、粘土にさわれず、ずっと「やらない」と言っていたこと。

着ぐるみの人形劇では、こわがって泣き出してしまったこと。

みんなが着ぐるみに寄っていって握手をしていても、息子さんだけは握手をしなかったこと。

それだけ感じやすい子が、大好きなおじいちゃんの死を受け止められるのか。

こまちさんは、とても心配だったようです。

でも、私はこう思いました。

大切なことは、きちんと「お母さんの言葉」で伝えてほしい。

そして、もしそれで子どもが落ち込むようなら、そのときこそ、やさしく包んであげてほしい。

ですから私は、「こう言ったら」「ああ言ったら」とセリフを決めることはしませんでした。

似たことがあったお母さんのメルマガをいくつかお送りして、参考にしてくださいね、とお返事しました。

そのあと、息子さんはどうしているかなと気になって、私からメールをしてみました。

こまちさんからは、こんなお返事が届きました。

ココから・・・

息子さんと交わした会話

じつは3日前に、告別式などをすべて終えて、帰ってきたところです。

「義父の調子が悪いんです」とメールしたのは3月のはじめでした。

義父は「今日明日が山でしょう」と何度も言われながら、とてもがんばって、入院して1か月が過ぎた3月26日に、静かに息を引き取りました。

告別式の前の晩、長男に、おじいちゃんのことを今伝えなければ、というときが来ました。

私は、パピーさんからのメールを思い出して、ひとつ大きく深呼吸をしました。

そして長男を私の前にそっと座らせて、目をじっと見て、話し始めました。

私「〇〇くん、あのね。おじいちゃん、ずっと入院していたよね。おじいちゃんはずっとずっとがんばってくれていたんだけど、病気を治すことはできなかったの。悲しいけれど、おじいちゃんとはもう会えなくなっちゃうんだよ」

息子「え?おじいちゃん、どこにいくの?」

私「お空にいくんだよ。天国というところにいくの」

息子「え?お空にいくの?」

私「うん。でもね、これからもずっと、〇〇くんのことを見ていてくれるんだよ。〇〇くん、おじいちゃん大好きでしょ。おじいちゃんも、〇〇くんのことがずっと大好きなんだよ。おじいちゃんはお空にいってしまうけど、〇〇くんの心の中では、ずっとずっと生きているんだよ。いつも一緒なんだよ」

息子「ふぅーん……」

私「それでね、明日は、みんなでおじいちゃんにさようならをする、大事な式があるの。〇〇くんも、おじいちゃんにバイバイってできるかな?」

息子「うん。ぼく、できるよ」

こんなふうに話しました。上手に言えたかどうかは、分かりません。

でも長男は、とても大事な話なんだということは分かってくれたようでした。

ふざけることもなく、じっと真剣に聞いてくれました。

次の日の告別式で、長男はとてもお利口に座っていました。

私のまねをして数珠をぎゅっと持ち、手を合わせて、ちょこんと椅子に座っていました。

主人に連れられて、おじいちゃんのお顔を見たときも、お花をそえるときも、あわてることなく、きゅっと口を結んで、じっと見ていました。

親の私が言うのもおかしいですが、3歳であんなふうにできる子は、なかなかいないんじゃないかと思うくらいでした。

そして出棺のとき、長男は車の後ろ姿を見送りながら、「おじいちゃん、さようならー、さようならー」と何度も言い続けました。

見ていた私たちは、泣いてしまいました。

長男は、自分でちゃんとお別れをしていました。

悲しいことでしたが、長男は確かに一歩大人になったように感じます。

あれから、ときどき「おじいちゃん、寝てたよね」「おじいちゃんと、もう会えなくなっちゃうんだって」と言うことはありますが、あの日のことはあまり口にしません。

まだ心の中で、受け止めきれていないところがあるのかなと思います。

少しずつ受け止められたころに、また話してくれるかもしれません。

そのときは、ゆっくり話を聞いてあげようと思っています。

ココまで・・・

子どもは時間をかけて、自分の心で受け止めていく

こまちさんと息子さんのやりとり、とてもいいと思いませんか。

「上手に言えたかどうか分かりません」とありましたが、とても分かりやすく、うそのない話し方でした。

それが、ちゃんと息子さんに届いていました。

私も、息子さんがおじいちゃんの死をどう受け止めるのか、お葬式にちゃんといられるのか、じつは心配していました。

でも、どうしてどうして。

数珠をぎゅっと持って、手を合わせて、ちょこんと座っていた。

おじいちゃんのお顔を見ても、きゅっと口を結んで、じっと見ていた。

3歳の子が、自分の中でちゃんと受け止めて、お別れの式を最後まで過ごせたんですね。

本当に立派です。

息子さんは、お母さんの姿勢、表情、言葉、そのときの空気から、「これは大事なことなんだ」と分かったんですね。

こまちさんが、上手な言い方を探すより先に、深呼吸をして、息子さんを前に座らせて、目を見て話したこと。

それが、いちばん大きかったんです。

そして、あの日のことをあまり口にしない息子さんを、急がせずに待っていること。

話してくれたら、ゆっくり聞こうと決めていること。

これも、とても大事なことです。

子どもは、大切な人とのお別れを、大人よりもずっと時間をかけて受け止めていきます。

すぐに話さなくても、心の中でちゃんと考えているんですね。

こまちさんは、息子さんが一歩大人になったと感じたそうです。

でも、不安な中で自分で言葉を考えて、息子さんの目を見て話したこまちさんご自身も、一歩前に進まれましたね。

こまちさん、おつらい中で、大切なご経験を聞かせてくださって、ありがとうございました。

身近な方とのお別れは、どのご家庭にもいつかやってきます。

そのときに、子どもにどう話せばいいのか。今日のこまちさんのお話を、思い出していただけたらうれしいです。

私がこの23年でお伝えしてきたことは、基本編と上級編の二つの教材にまとめてあります。

どちらを選んでいただいても、私へのメール相談が付いています。期限も回数の制限もありません。

ですから、お子さんが大きくなって新しい悩みが出てきたときも、そのたびに聞いていただけます。

ご興味がおありの方は、下記のリンクをご覧くださいね。

https://utage-system.com/p/WD0lZuOUHG3b?ftid=QjOW5S8TfQKj

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それでは、今日も最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。

また、来週、お会いしましょう♪

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プロフィール写真【 パピーいしがみ 】人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子ども達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。

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