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第1262号 【包む】の威力

こんばんは。パピーいしがみです。

今日はクリスマスイブですね。私も日付を見て「あら~っ」っと。
今年の会員さんからの報告は今回が最後で、来週(今年最後のメルマガ)は私の今年1年と来年についてお話します。

で、今日お話しする内容は何か?と言いますと、私がちょっと心配していたお子さん(いえご家庭)が、急激にいい方向に向かってくれたお話なのですが、そのお話をしたい方は「まよこさん」と言われます。

私が中学~高校生ぐらいの時にかなり悪かった・・・という事は皆さん、ご存じだと思いますが、私はまよこさんにも私に似た雰囲気を感じていました。

そしてその雰囲気はどうやら娘さんにもあって、まよこさんからご相談を聞いたとき「あ、こりゃあ、子供の問題ではないぞ」と思ったのです。でもまよこさんは気づいておられない。

さて、どうするか?と考えた時、私ははっきりと「それ間違っていますよ」と言おうと決断しました。

というのも娘さんには自傷行為が始まっていたこともあり、もう早急に改善に取り組んでもらいたい!と思ったからです。

何度かのやり取りをして「大丈夫かな~」とこちらから連絡をしてみたら、こんなお返事をくださいました。

ココから・・・

パピーさん、心配してメールくださったんですね。
こんなに勝手な私を心配してくださり、とてもとても嬉しく思います。

娘とは昨夜、いっぱい話しました。

昨日もパピーさんに「仕事休んで一緒にいてあげて」と言われたけど今日はどうしても休めなかったんです。私が休むと他のスタッフのみならず、いろんな方に迷惑かけるので、できませんでした。

その代わり、いつもはスマホは仕事中絶対触れないのですが、みんなにお願いして持たせてもらい、1時間に一回は様子をラインで教えてね、と言ってありました。

「お腹いたい~」とか「ちょっと大丈夫~」などいつもなら忘れる連絡を、ちゃんとちょこちょこ連絡してくれました。合間をみて私も返信しました。「ママいつ帰る?」なんて言葉もあり、待ってくれてるのかな?と思いました。

その間にパピーさんからのメールがあったのもチラッと見え「え!連絡くれてる!」と嬉しく思いました。

そして13時過ぎに終わりすぐ帰宅しました。駐車場までパピーさんのメールを読みながら。
職場からは車で10分程なのですぐ家に着きます。

合間を見て返信したかったのですが「寄り添う事が大事」と頭に置き、娘の気がすむまで話を聞き、一緒に居ました。

(いつもなら、ちょっとママドラマ見てくるーとか言って別々に過ごしたりします。ほんとは娘は一緒に何かしたかったのかもしれません。パピーさんに言われるまでなかなか気付きませんでした)

すると、ずーーーっと喋っています。

学校の事、友達の事、むかついたこと?全部まださらけ出してはくれてないようですが、いっぱい話してくれます。「ママちょっとだけ昼寝させて」と言うと、「本読んであげるねー」と。国語の教科書を持ってきて『走れメロス』を朗読してくれました。(笑)

そしてやっと今、ご飯作りながら合間を見ての返信です。

パピーさんの返事をしっかり読もうと私が部屋にいると、娘が入ってきて、偶然にもパピーさんのいう『2人の時間』が取れました。

いつもなら「早くお風呂入っておいで!」と言っちゃうところ「だめだめ」と思い出し、娘と話しました。

「昨日さー、こんな事あってさー」とか、色々話し出してくれました。「ていうか、朝のママひどすぎたよ。倒れそうだったんだから。」「学校の先生もそんなに痛いのになぜ来たの!ひどいママだね!って言ってたよ」と。

パピーさんの言葉を思い出し「そうだね。ひどいママだね。でも家で1人にさせるのが心配でね。学校に居れば先生も保健の先生も見てくれてるし、安心だと思ったんだよ。」と言えました。

普段の私なら言えない言葉です。

娘もいつものママの言葉じゃないと感じたのか「え?なにそれ?」と、はじめはびっくりしていたものの、何度も同じ質問をし、同じように答え「ふーん」と納得?し、「あー!今日話したりないから話して良い?」と、気付くと1時間以上話していました。

パピーさん、ありがとうございます。耳が痛くて聞けない話、ちゃんと聞きます。いただいたお返事何度も読みますね。私、子どもが幸せになる為に変わりたいです。自分を正そうとしてくれる人を大事にしたいです。

たった何通かの文面で私の悪い所を見抜くパピーさんすごいです。いただいたお返事、なんどもしっかり読み返します。

ココまで・・・

という内容でした。もしかしたらよく判らないかもしれませんが、センシティブな内容もあるので詳細は伏せさせてください。でも「今まであまり話をされていなかったんだな」「もしかして親子関係はよくなかったのかもしれないな?」と感じませんか?

そう。私も気になったのはそこだったのです。

私達親は「言わなくても分かるだろう」と言葉が少なかったり、他の事を優先する場合がありますよね。

でも子供にとっては、その時に傍にいてもらったり、話を聞いてもらう事が大事だったりする場合があるのです。特に子供が凹んでいる場合は「第一優先」ぐらい必要です。

そしてそんな時に「傍にいてあげる」「話を聞いてあげる」「共感してあげる」のが【包む】なわけです。自傷行為をしているような子には、特にこの【包む】は重要です。

上記のメールに「何度も同じ質問をし、同じように答え・・・」とありましたが、人は「その言葉(答え)を聞きたい」から、何度も同じ質問をするんですね。(そして、そこが娘さんのハートをつかんだんです)

その後、数ケ月してまよこさんから、こんなご報告を頂きました。

ココから・・・

・・・前略・・・

先日、娘が職場体験から帰ってきました。こちらの県では中学生を対象として実施される職場体験、福祉体験、勤労生産活動など地域での様々な体験活動が行われています。

この活動が先日1週間あり、娘は日曜日には来客数600人にもなるお蕎麦屋さんでの職場体験に5日間通いました。

男子4人娘1人の5人で毎日の行動です。初めは不安がっていた娘も「毎日毎日楽しい!」「そして疲れた!」ととても充実しておりました。男子たちとも一日中一緒なので仲良くなり、楽しい毎日を過ごせたようです。

そこの店長さんが熱意のある方で、従業員の教育がかなりしっかりされており、たった5日間しか来ない娘たちにも、他の店員さんと同じユニフォームを与えてくれ、分厚いマニュアルの冊子を預かり毎日復習していました。

すれ違う時には【自分から「笑顔で」挨拶!】や、【車が止まった時点で出迎え、メニューを予想し準備、注文から提供までは7分以内!】など。

身だしなみから接客の細かい所まで、始めの2日間はしっかり教え込まれ、残り3日は接客、片付け、キッチンと全て体験させてもらえました。

私も一度食べに行きました。店長さんや社員さんが後ろからフォローについてくれながら、初めての娘の接客を受け、緊張しながらも家族なのに恥ずかしがらず注文を聞いてくれる娘の姿に感動しました。

活動日誌も毎日つけ、娘、店長さんから、保護者の私から、と全員がびっしり5日分、感想などを綴ったものを学校に提出しました。店長さんも「ロープレの出来が良かったです。ハキハキ喋れてました」など、たくさん評価してもらえました。

ですが・・・先生にはあまり関心を持ってもらえなかったのです。

「蕎麦屋って元気なイメージがあるんだけど、悪いけど〇〇はそんな事できるイメージないんだけど、、(笑)しっかりできたか?」って。

このやり取りに違和感がありました。特に(笑)の所です。
(笑)と感じる話し方が多かったんです。馬鹿にしてるというか、そんな印象の残る話し方でした。

あんなに一生懸命書いた活動日誌、この先生1つも見てないんだな。と思いました。

娘に「さっきのやり取り、先生ひどくなかった?」というと「いつもあんなだよ。明るくて懐く女子はめっちゃ可愛がってるけどね」と。

娘は部活では冗談も言ったり明るく過ごしていますが教室では正反対のようです。それを、部活の顧問の先生に自分から相談したみたいです。

すると顧問の先生は、「〇〇!そうなのかぁ!確かに先生もそれ少し気になってたんだよなぁ。部活と授業態度全然違うからな!」と。「よし!先生、他の先生たちに伝えておくからな!」とも言ってくれていました。

他の先生達からは「お!〇〇!先生も応援してるからな~!などと、変ないじり方されるんだけど~」という出来事もちょこちょこあり、自分なりに頑張っているところでした。

・・・後略・・・

ココまで・・・

これを読んで私は「あ、これなら大丈夫♪」と思いました。

と言うのは、あの時に自傷行為まで進んでしまった娘さんも、部活の陸上では頑張り成果も出ているし、顧問の先生も評価をしてくれている。職場体験も、男の子に交じって厳しい店長からみっちりしごかれて、そこに「楽しさ」や「やりがい」を感じている。

そしてお母さんも娘の事を理解しようとして、常に娘の事をよく見ているし、ちゃんと把握されている!と感じたからです。

ただ担任の先生は(私もそうでしたが、アウトロー的な子には、先生はあまり評価はよくありません)どうしてもまだ過去の娘さんを見ているようで、あまり関心を持ってくれないみたいですが、

そこは「そんな奴でも振り返えさせてやる」という気持ちで、娘さんの良さを見つけて伝えてくださいね♪」とお願いしておきました。

まあ、先生も千差万別なので、気づきの鈍い先生も、驚いて振り返るぐらいに変身すればいいんですからね♪

それと、もう一つ私が感心したのは、職場体験に行った場所での店長さんの姿勢です。

かなり繁盛しているお店のオーナーさんのようですが、実は中学生の職場体験って、受け入れる側って「お客さん扱い」するのです。

なぜなら、働ける時間はたった数日。せっかく教えても覚えた時に期間が終わってしまう。当然そこまでたくさん失敗もするし、教える手間もかかる。

とすると「難しい事をさせるより、誰でもできる簡単な仕事を与え、時間が過ぎたら帰ってもらえばいい」と考える店主がほとんどなんです。

ですからその後のまよこさんとの話でも

「お友達の話を聞くと、幼稚園なのに掃除ばっかりさせられた、とか、裏方作業や雑用だけ、みたいなお店も多かったようです。娘は素晴らしい店長さんの元で素晴らしい体験が出来たって事なんですね!」とお返事をくださいました。

そうなんです。「分厚いマニュアルの冊子を持って勉強させる」「自分から笑顔で挨拶!」「車が止まった時点で出迎え、メニューを予想し準備、注文から提供までは7分以内!」などのノウハウまで教えてくれるところはまずありません。

そして、「身だしなみ」「接客」を、始めの2日間にしっかり教え込み、接客も「店長さんや社員さんが後ろからフォローにつきながら・・・」なんて、そんな丁寧な職場体験。私は聞いたことがありません。

でも、それを「楽しい」「面白い」と感じてくれたとしたら、娘さんは相当強くなり、又、自分をしっかり持ち始めている、ってことなんですね。

それにこうやって「初めて体験した【仕事】」がこれからの基準になるのです。「仕事ってこういう事か。けっこう厳しいんだな」と最初に経験すると【心づもり】ができますからね♪

そして「その厳しい場所で褒められた、認められた」となれば、学校や家庭では経験できないほどの「肯定感」を感じます。これってなかなかない素晴らしい体験です。

ですからきっと、今の状態でしたら大丈夫でしょう。娘さんは、このままちゃんと乗り越え、成長してくれると思います。

私としては、この娘さんの変化、そしてお母さんの変化がとても嬉しくて、この「今年最後のご報告」にさせて頂いたのですね。

総括として、まよこさんのこんな言葉がありました。

ココから・・・

私は娘と話しているつもりでした。

本当にこの数ヶ月、パピーさんの言葉を胸に留めての行動をしていると、みるみる娘が素直になっているのが分かるんです。ひねくれた感じが抜けていっています。

娘が話し出した時には全て手を止め、後に回せるものは全て後に回し隣に座って話を聞く、を徹底し、共感し、一緒に笑い一緒に怒りました。

ちゃんと話を聞くようになると、話し出しも素直になってきました。「ねえねぇ!ママ聞いてよ~」と。(今までは、「あのさ」と話し出しては、「あ、忙しいよね、やっぱりやめる」となっていました。私もろくに聞かず「話したいならちゃんと話して」と言ったり。これじゃあ話せませんよね。)

『普段満たされていればたまには我慢できる、いつも満たされてないと「いつなら満たしてくれるの!」と不満がたまる』パピーさんのお言葉、その通りで驚きました。

ココまで・・・

でもよかった。自傷行為って命を脅かすことでもあります。そこを免れただけでも本当にうれしいし、それどころか親子の関係も良くなり、さらに絆が深まった、とすればこんなに嬉しいことはありません。

他にも時々、心配している方には「あれからどうですか?」と聞いてみたりしています。もし良いご報告が頂けたら、また皆さんにシェアしたいと思います。

では今年はもう一回、大みそかにメルマガをお送りしますが、もし今日が最後の方はこれで「よいお年を♪」です。今年一年。ありがとうございました。

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パピーいしがみ 人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。

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