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第1187号 5・6年生での変化

こんばんは。パピーいしがみです。

まだ幼稚園。小学校低学年のお子さんの場合は、ちょっと早いかな?と思いますが、

必ず来る将来として、ちょっと記憶しておいて頂けたら・・・と思います。

お子さん達が大人になっていく過程で、世の中の事や、理不尽なこと、今まで自分が聞いていたのと違う現実を知る事になります。

例えば、先生の言っている事。世の中で起きている事。「それっておかしいんじゃん!」と感じ憤りを感じる事もあります。

でもそれって「いけないこと」なのではなく、正しく成長してきた証なのです。

将来的に理不尽さに気づくのなら、最初(幼少のころ)から教えて行けばいいじゃん、と思うかもしれませんが、

それをしますと、本来持っていて欲しい善悪や、素直な気持ち、感謝、思いやりなどは育ちませんし、

「自分さえ良ければ」とか「どうせ××だから」など、ひねくれた、やる気のない子にしてしまいます。

子供のころからそんなひねくれた子だとすると、(誰からも嫌われ)将来が心配な状態になってしまいますよね。

ですから幼少期は「正しい」事を教え、できるだけ多くの方に愛され、褒めてもらい、安心した中で育てたいのです。

中でも「多くの方に愛される」事はとても大事で、その為には社会のルールをできるだけ早く身につけさせたいし、

「乱暴」よりも「優しさ」を。

「攻撃」よりも「融和」を。

そして「身勝手」よりも「思いやり」を教えたいとお考えだと思います。

ただ、だからと言って、なんでも我慢をさせてはいけません。

(この辺りが難しいところですが)

「優しさ」を重要視しすぎて、自分も守れないようでは、それは「優しさ」ではなく単なる「弱さ」になってしまいます。

なので「乱暴」「攻撃」「身勝手」にはならなくとも、イヤな事はイヤと言える強さは必要なんですね。

と・・・ここまでは、今まで何度も言ってきたことでした。

でも、そうやって育ってきた子供達も世の中を知るようになると「今まで自分の教えられたことと違うじゃん」「それっておかしいでしょ!」と思う事が出てきます。

例えば今のロシアのウクライナへの侵攻。ロシアには理由はあれど人道的に間違っているとは、誰もが思うはずです。

なのに止める事は誰にもできない。

子供は親に言います。「それって変じゃない?」「おかしくない?」って。

私たち大人だって思いますよね。「なんのために国連があるんだ!」って。

他にも大人になると、理不尽な事けっこうありますよね。

ちょうど参議院選挙の真っ最中ですが、以前言っていた「議員数の削減」はどうなったんでしょうね?

今や話題にさえも上がりません。

仕事場でも上司の言葉に疑問を持ったことがない人はいないと思います。

この世の中に理不尽さを感じる事は、これからの子供達にとっても嫌というほどあると思います。

が、それを感じ始めるのが5年生・6年生ぐらいかな?と思うのです。

Pさんが、息子さんの感じている理不尽さ、先生への嫌悪感が強くてこんなご相談を下さいました。

ココから・・・

パピーさん、いつもありがとうございます。

小学6年生になった息子の担任の先生に対する反抗心と嫌悪感について相談させてください。

担任の先生は男性で50代半ばくらいです。とても真面目で、子供たちの学力を上げることに力を入れている先生です。

この先生は4年生の時も担任の先生でしたので、今回で教わるのは2年目となります。

4年生の時もこの先生のことが息子は好きではありませんでした。

理由は宿題が多く、授業がつまらないということでした。

6年生になった今、又、最近先生に対する息子の嫌悪感がとても強くなっています。

顔も見るのも、声を聞くのも嫌だというのです。何が嫌なのか聞いてみました。

・授業がつまらない。退屈。

・校受験の話をすぐする。

・先生から「ていねいに書きなさい」と赤字で書かれ、その先生の字が殴り書きのように書いてあり、先生も丁寧に書いてないのに矛盾してる。

・「失敗から何も学ばない人は愚かです」と先生は言ったけど、毎月先生はぎっくり腰になり学校を休む。先生も失敗から何も学んでいない。

・学校は残業代も出ないブラック企業と言ったけど、宿題は俺達にとったら残業だ。宿題が多すぎる。

・「先に手を出した方が負けなんだよ」と先生がみんなに言ったけど、俺はそうは思わない。相手が手を出したくなるほど煽って手を出されたなら、先に煽った人が悪いと思う。

など、どうも先生の言ってることと先生のやってることに矛盾を感じたり、自分とは違うものの考え方を、先生がそれがあたかも「正しい」みたいに押し付けてくるのが嫌みたいです。

(抜粋)

ココまで・・・

Pさんからのメールを読んで、6年生の男の子がこれだけお母さんに本音を話している、というのは、「いい関係ができているんだな~」と思いました。

そして私はこのようにお返事しました。

ココから・・・

Pさん、おはようございます。

メール拝見しました。

なるほど・・・先生への嫌悪感。分かります。

でもPさん、上手に対処されていますね。

私がそう感じたのは、決して先生の肩を持つのではなく、「あなたの言い分はもっともだ」とちゃんと認めてあげている事です。

先生も人間なのでいいところもあり、悪いところもあります。

でも生徒の前では、正しいことを言わねばなりません。

又、サラリーマンでもあるので学校で決められたことを守ったり、上司の前ではいい部下である事も求められます。

すると・・・どうしたって矛盾は出てきますよね。

もう6年生である息子さんは、それらを見抜く力もありますから「先生も矛盾だらけじゃん」と批判する気持ち、

「大人って汚い」のような反発心も生まれてくるのも、とても自然な考えです。

でもそこで多くの親は「先生が言う事を聞きなさい」とか「先生に従えばいいの」など、子供の言葉よりも、大人の言葉に重きを置こうとしますが、

Pさんはそうではなく、息子さんの発言をちゃんと聞き「あなたは間違っていない」という姿勢をお持ちなので、

今の年齢になっても、ちゃんと話をしてくれるし、自分の感じる素直な気持ちまでも、親に伝える事が出来ているのだと思います。

でも息子さん偉いですよね。

嫌いな先生だったけど「4年生の時の 全国テストが一番点数が良かったんだよ」と先生が生徒の事を考えて教えてくれたんだ、って分かっているのですから。

“授業がつまらない。退屈”

“高校受験の話をすぐする”

“先生から「ていねいに書きなさい」と赤字で書かれ、その先生の字が殴り書きのように書いてあり、先生も丁寧に書いてないのに矛盾してる”

“「失敗から何も学ばない人は愚かです」と先生は言ったけど、毎月先生はぎっくり腰になり学校を休む。先生も失敗から何も学んでいない”

“学校は残業代も出ないブラック企業と言ったけど、宿題は俺達にとったら残業だ。宿題が多すぎる”

はい、本当にその通り。

“ 「先に手を出した方が負けなんだよ」と先生がみんなに言ったけど、俺はそうは思わない。相手が手を出したくなるほど煽って手を出されたなら、先に煽った人が悪いと思う”

この考えももっともです。息子さんもしっかりした考えをお持ちです。(ただ裁判になったら手を出した方が負けます)

でもどうでしょう?

もうココまで分かっているのなら「本音と建て前」のお話をなさってもいいのではないでしょうか?

私の場合、父親が学校の先生でもあり、私が小さいころから学校の先生が集まることが良くありました。

酒を飲んで騒いだり、マージャンをしたり。面子(人数)合わせのために、私が雀卓の中に入る事もありました。

(禁止されている今もあると思いますが)当時は1点いくら・・・で賭けをしていて、

我が家では時々家庭麻雀もしていたので、大人とは言え、酔っ払い相手に勝つことは簡単な事で、最終的に私が勝った時、その中の一人(みんな先生です)が、

賭け事に子供を混ぜるのは良くない「掛け金は払えない」と言い出したのです。(他の先生も賛同)

それはとてもまっとうなご意見です。

(最終的には私の父親が、それは親の責任だから、最初のルール通り払うものは払うように言って、私は受け取りました)

が自分たちが負けて支払いになった時に正当性を振りかざす姿を見て、私は「あ~、こいつら学校の先生でもクズだな」と思いました。

ですから学校の先生も、その辺の大人と一緒。みんな表もあれば裏もある、という目で見ていました。

なので学校の先生に特別な聖職の気持ちも無かったし「正しい人」「立派な職業」なんて、全く思っていませんでした。

でも生徒からすると、先生はやはり「正しい人」であり「見本」でなくてはなりません。

そういう意味では、息子さんが矛盾を感じ「言ってることをやってることが違う」と思う事は、

正しい目をして物事を見ているし、(先生はちょっとうかつでも)お子さんは自分の考えを持っていて素晴らしいと思うのですね。

ただ先生の気持ちも分かります。先生が「正しい人」であるのは、仕事上そう振舞っておくことが都合がいいからなんですね。

(明らかに不適格な人だったらクラスはまとまりませんから)

私は自分の子供達が学校でイヤな事があったり、先生に不満があったりすると

「先生も人だからね。間違いもあるし、正しくない行いをする先生もいる」と話すことがよくありました。

でも子供が「間違っている」と感じ、それに真正面からぶつかっても良い事はありません。

世の中には間違っていても、それで通ってしまうことってけっこうあって、いくら正義を振りかざしても、うやむやにされてしまったり、

力の差があれば「あいつメンドクサイから」と排除されることもあります。

なので成長の段階で「理不尽だな」「おかしいな」と思っても「これも社会にはある事なんだ」と知っておくことも必要だと思うのですね。

もし私だったら、先ほどの麻雀の話を例に出して、「昔こんな事があったんだよ」「先生にもいろんな人がいるよね」と話しつつ

でもだからと言ってすべてが悪いわけではなく、いいところもあるし、

そんな「いいところ」「悪いところ」を見極めて、「いいところ」を真似するとしても、「悪いところ」は、「あ~、残念ね」と思って見過ごしてやったらいいと思うよ、と言ったかと思いますが、

Pさんの場合、もしそんな経験をされていなかったら、何か世の中の不条理を例に挙げて「理不尽な事もあるからね」と表と裏の話をしてあげたら?と思うのですがどうでしょう?

(後略)

ココまで・・・

私がお送りしたこのお返事。Pさんは息子さんに読んで聞かせたそうです。

実は、メルマガでは割愛しましたが、なぜウクライナ戦争が終わらないのか、国連が手出しできないのか?についてもお話したのですが、

それはあまり息子さんには響かず、私が麻雀に加わって、清算の時に「賭け事に子供を混ぜるのは良くない」と言った先生に対して、

“「あ~、こいつら学校の先生でもクズだな」と思いました”

の言葉にとても共感してくれたようで、嬉しそうに大笑いしてくれた・・・との事でした。

翌日も「学校行きたくな~い!」とは言ったものの、いつもより雰囲気が明るかった、とご報告頂きました。

私としてはPさんの息子さんが、嫌悪感を感じていた先生の『嫌な思い』が少しでも解消してくれたらそれでOKで、

「イヤな事もあるけど」と楽しい事や面白い事を見つけて成長して行ってくれるのが私の願いです。

これからも子供達には「イヤな事」「理不尽な事」があると思います。

でもそれらがイヤだからとそこから逃げるのか、「まあ、そういう事もあるよね」と乗り越えて行けるのか、(もちろん後者を望みますが)

後は、みなさん。親御さんの接し方が大事だと思います。その時は、どうぞ子供の力になってあげて下さいね♪

ちなみにPさんの息子さん。その後は元気に学校に行ってくれているようです(^^)。

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パピーいしがみ 人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。

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