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第1236号 不登校時の初動(実践編)

こんばんは。パピーいしがみです。

さて、今日はとても参考になるお話です。

前回『不登校時の初動』をお知らせした時には、かなり反響があって「そんな考え方があるなんて知らなかった」とか「ウチはまさに腫れ物に触るように扱ってしまい・・・もっと早く知りたかった」というメールを頂きましたが、

今回お話しするのは、ふぁいさんからのご報告で、まずはふぁいさんから久しぶりに頂いたメールをご紹介したいと思います。内容は中学生の娘さんの登校渋りでした。

ココから・・・

随分ご無沙汰しております。早いもので、上の子が中学生、下の子は小学校高学年になりました。おかげ様で2人ともとくにトラブルもなくここまで育ってきました。

さて、今回相談させていただきたいのは、中学生の長女の事です。

コロナ禍のため、中学生になってから制服は式典等の時に着るだけで、ほぼ毎日体操服で過ごしてきました。しかし、コロナのおさまりに伴い、今年の4月からは制服で登校となりました。

長女は式典の時等に制服を着るのも「嫌やなぁ~」と言いながらも「一日だけだし」と我慢して?着ていました。登下校は体操服で、式典の間だけ制服に着替える等していました。

そして、迎えた新学期。この3日毎日学校へ行くのを嫌がります。

今日も「明日は学校いかん」と言っており、我慢して行かせた方が良いのか、本当にそこまで嫌なのか、そんなに嫌なら休ませた方が良いのか…。こんな事で休むとずーと休んでしまいそうで。

私自身がモンモンとしてしまっています。

いつもは学校の様子を面白おかしく話す子だったのですが、この数日こちらからふらないと話もろくにしない様子です。

担任の先生に相談してみようかと本人に了承を得ようとすると「やめといて」と言いますし(こっそり学校に相談の電話をしてみようか、でもバレたら娘の気分良くないよなぁ)と困っています。

早めに何かしないと後から後悔するような事になりたくもないし、と相談させていただきました。

何か感じる所があればアドバイスいただけるとありがたいです。
宜しくお願い致しますm(_ _)m

ココまで・・・

この時点では、まだふぁいさんも理由が分かっていませんよね。

だから「じゃあ休みなさい」も言うべきじゃないし、そもそも結論はまだ出ない段階です。なので私はこうお返事しました。

ココから・・・

ふぁいさん、こんにちは。メール拝読しました。

文面からすると、学校でいやな事があったようです。

「担任の先生に相談してみようかと本人に了承を得ようとすると、やめといてと言いますし・・・」

ともあったところをみますと、友達関係かな?と予想しますが、もし娘さんが「休む」と言うようで、それがまだ初動の段階でしたら、

「休むのは構わない、でもそれには理由がいる。あなたがここ2・3日、学校に行きたくなさそうなのは知っている。でも理由もなく「はいそうですか」と休ませるわけにはいかない。

「先生には言いたくない」それも構わない。だが何の理由かも言わず、親にも言えず、先生にも言えない、としたらあなたは今後逃げ続けるしかなくなる。

それは親としても不本意だし、何よりあなたの為にならない。一人で冷静になって考えたい、説明するまでに時間がかかるようなら、いつなら話せるのか決めましょう」

と言って、少なくとも今のままにすべきではないと思います。

「行きたくない」「はいそうですか」とやっていたら、今後、いやな事から逃げ回る人生になります。当然、中学は行かない、高校も中退、仕事もできないかもしれません。

ですから今、「考える時間は与えるけど、有限だよ」という事と、「親には理由を話しなさい。対策は一緒に考えればいい」という事を伝えてほしいのですね。

いやな事はあると思います。特に中学生の女子だったら、カーストもあるし、へんな意地悪やいじめもあるでしょう。でもそれが何であっても、それに屈してはならないこともあるし、逆に無理をしてまで学校に行かなくていい時もあります。

でも「それが何なのか?」が判らなければ対処のしようもありません。

ですからまずは「親に話してくれる」ことを待ってほしいのです。学校を嫌がる子供の親はみんな不安です。でも自分(親)の不安を解消するために、子供に強制させて「自白」のようにさせてもいいことは何もありません。

なので「休みたい」その気持ちは認める。「先生に言いたくない」その気持ちも認める。でも【自分で整理が付いたら、行きなくない理由を話しなさい】は言っておいてほしいなと思います。

ココまで・・・

ふぁいさんとしては「そのように言ってみます」とお返事をくださったのですが、それでも娘さんはいやいやながらも学校には行っていたそうです。ところがXデーは、意外に早く来ました。

その時のご報告です。

ココから・・・

先日はぶしつけなお願いであるにもかかわらず、迅速に丁寧にお返事くださり、ありがとうございました。

初めのメールを送らせていただいた時は嫌々ながら、学校へ行っていました。

ご返信頂いて土日。ご提案いただいたように、話をよく聞いて少し様子を見ることにしました。本人は土曜日にお友達の家へ遊びに行っていた事もあり、ご機嫌で休日を過ごしておりました。

迎えた月曜日、本人はグチグチ言いながらも、水筒にお茶を入れたりトロトロとですが出かける用意をしておりました。

ところが、タイミングの悪い事に、弟が足が痛いと言い出し・・・。歩くのもびっこをひくような状態で、学校を休んで病院へ行く事にしました。

すると長女の中で何か、糸が切れたといいますか頑張れない状態になってしまったようで、ソファーに抱きついて「行かん!!」となってしまいました。

弟を病院へ連れて行きたいし、その場でゆっくり話をする時間がなかったので、

「休んでいいとは言わん。自分で決めたらええけど、行けたら行きなさい。もし休むなら、あなたは体調が悪くて休むのではなくサボりであり、他のお友達は授業をうけているのだから時間割通り、教科書よむなり問題解くなり勉強していなさい」というような事を伝え弟を病院へ連れて行きました。

病院から帰って来ると、やはり学校へは行かず家にいました。

学校へ休みの旨を連絡し、担任の先生とお話ができる時間を教えていただき、(仕事を急に休んだので、他の人に伝達や依頼をしに仕事場へ行く時に)学校へ行き担任の先生とお会いしてきました。

本人は制服が嫌だと言っているが、学校で変わった様子は無いか?等教えていただきました。

担任の先生の目からは特にトラブっている様子もみうけられないし、お友達とも楽しそうに過ごしているように見えているとの事でした。 

ただ、制服の下にズボンを履いている事を複数の先生方に注意をされていた事、担任の先生も「ちょっとキツめに言い過ぎたかなぁ」との事でした。 

その日の夕方、担任の先生はわが家を訪問し長女と話の場をもってくれました。2人で話をし、結論としてはズボンを制服の下にはいていても良いという事で落ち着きました。

その後は「嫌やなー」と言いつつも休まず登校しています。

今となって私が勝手に感じているのは制服はホントに嫌だったのだとは思いますが(今も嫌がっています)でも休むまでになってしまったのは、他にも小さいけれどいろんな事が積もってきていたところに、

たまたま弟が病院へ行ったこと(これがなければその日もうだうだ言いながら登校していたような気がします)がトリガーになってしまったのかと思います。

新学期で慣れない環境で、学年でもちょっと?な子が同じクラスとなり。授業中もまわりの空気を悪したり、部活でもいくつか問題があるみたいで・・・

そんなこんなで、学校へは行けていますが、制服の下にズボンを履いての登校です。

夏になれば暑くなって脱ぐかなぁ?と思っていたのですが、今のところまだ履いているようです。

これでよかったのなぁ?ズボン履かずに居られる方がいいんだろうけど、あんまり口出ししない方がいいのかなぁ?とまだ少しモヤモヤしていますが、緊急事態は過ぎたように思います。

完璧な形での登校になったらご報告しようと思っていたのですが、ズボンをはかないのはまだまだかかりそうですし、ずーと履いているかも・・・という状況なのでここでの報告とさせていただきました。

ココまで・・・

今回、メルマガで紹介させていただいたのはふぁいさんの、子供に対して「はっきり言ったこと」をみなさんにも知ってほしかったのと、原因も理由も分からないあいまいな状態で「休んでいい」などとは決して言わなかった。

その姿勢を知ってほしかったのです。

その後、会社を休ませてもらって「子供を第一優先」としたこと。すぐに先生から状況をお聞きする機会を持ったことなども、とても参考になりますよね。

少なくとも娘さんが「ソファーに抱きついて【行かん!!】となってしまった時」多分、多くの方がうろたえるでしょうし、子供の辛そうな姿を見て「そんなに嫌ならいいよ」と言ってしまうと思います。

でもふぁいさんは違いました。

「休んでいいとは言わん。自分で決めたらええけど、行けたら行きなさい。もし休むなら、あなたは体調が悪くて休むのではなくサボりであり、他のお友達は授業をうけているのだから時間割通り、教科書よむなり問題解くなり勉強していなさい」

カッコいいじゃないですか~(^^)。後で聞いたら「メルマガで読んでいたのでやってみました。真似です」というお返事でした。ご本人は「真似です」と言われていましたが、いえいえ、ご自分の言葉になっていました。

娘さんは「お母さん、やっぱすげえ!簡単には動じない!」と感じたはずです。でもこの親の『姿勢』が大事なんですね。

それと・・・ふぁいさんとしてはその後「制服が嫌いでも着ていかなくてはならないし、制服の下にズボンをはくのは校則違反なので・・・」と言っておられましたが、

私は「子供が学校に行けなくなるような校則なんてない方が良い!」と思っていますし、多分、先生も同じ気持ちだからこそ「校則よりも登校」を優先してくれたのだと思います。

今、日本全国各地でブラック校則が修正されています。やはりそれが「子供の為にならない」「意味がない」と感じる人が増えてきている証拠だし、女子生徒が「スカート」ではなく「ズボン」を選べる学校も増えてきましたよね。

そう「時代は変わっている」のです。

でも前回のメルマガでも話をしましたが「変われない先生」もいますし「変われない学校」もあります。(まあ、そういう先生や学校は「不要な存在」になっていくのですが)

なので今回の例がそのまま全国の学校でそうなるか?と言ったらそれは違うとは思いますが、私はふぁいさんの行動に拍手を送りますし、対処してくれた先生も「時代に合わせてくれて立派!」と賛辞を贈りたいです。

あとは、娘さんがいやいやでも学校を卒業して(制服が自由な学校もありますからね)次のステージに進んでくれることを願うのみです(^^)

ちなみに以前にお送りした反響のあった「不登校の初動」について下記に記載しておきます。まだ読んでおられなかったらお読みくださいね。

第1218号≪超重要≫不登校時の初動
https://www.age18.jp/back1218.html

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パピーいしがみ 人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。

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