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第1190号 幼児3大問題

こんばんは。パピーいしがみです。

コロナがおさまってきてホッとしたのもつかの間。行動制限が撤廃されたらあっという間に日々の感染者数が更新されています。

なんと今、世界中で一番感染者が多いのは日本!なんだそうです。

私が住む静岡では3歳の子がコロナが原因で亡くなりました。

もともと「周期性発熱」という発熱を繰り返す基礎疾患があったという事ですが、今、静岡の病床使用率は74%で、沖縄についで2番目だそうです。

それでも5年ぶりの花火大会は行われ、コロナで中止になっていた3年ぶりの大きなお祭りも予定通り行われるようです。

(この危機意識、大丈夫か?と本気で心配しています)

今、東京をはじめ、主要都市では以前のように、救急車に乗っても搬送先の病院が見つからない、

また救急に電話してもつながらない、という事が起きているようです。

昨日のニュースでは、救急車は来てくれたものの、受け入れ先が決まらず、数時間後に亡くなったことを報道されていました。

今までは国が、緊急事態宣言を出して危険信号を送ってくれましたが、今は、完全に個人の判断に任されています。(世界的なスタンダードのようです)

プロ野球の選手に感染者が増え試合ができなかったり、バスや電車の運転手が感染者多数で運休したり、郵便局も同様の理由で休止したり。

こうなると夏休みと言えども、人の多い場所には出歩かない方がよさそうです。

行動制限はなし、緊急事態もない。これって一見“自由”みたいですが、「自由であることが不自由だ」と言ったのは夏目漱石でした。

“吾人は自由を欲して自由を得た。自由を得た結果、不自由を感じて困っている”(夏目漱石:原文)

いま、私たちは、そんな先人の言葉を身をもって学んでいるのかな?と感じます。

さて・・・今日のメルマガは「幼児3大問題」としました。

幼稚園~小学校低学年まで、とても多い問題がこの3つに集約されるのですが、何だと思われますか?

この3大問題。

1.お菓子の食べ過ぎ

2.夜寝ない

3.ごはんが食べられない(特に朝)

ご家庭によっていろんな問題はありますが、この3つが多くのご相談に含まれています。

でもこの3つ。密接に関係していて、ここを直すと、他のことが改善していくこともあるんですね。

このご相談を頂いた時、私はこんなお返事をします。

ココから・・・

ご相談を頂いた「お菓子の食べ過ぎ」「夜寝ない」「ごはんが食べられない」は、実に多くのご家庭でお悩みなのですが、

面白いように必ずこの3つが同時に起きているのです。

理由は簡単で、それぞれが密接に関連しているからです。

それぞれが関連している、という事は一つだけを見るのではなく、3ついっぺんに改善しようとすると、比較的簡単に解決できます。

なので、ちょっとそこをご説明しますね。

まず、「1.お菓子の食べ過ぎ」ですが、これってお家にお菓子のストックがあったり、大袋で買っていたり、冷蔵庫に甘いジュースがあったりしませんか?

子供はまだカロリーの事や、食事の重要性が分かりません。なので「おいしいもの(甘いもの)優先」になりがちです。

ご存知だとは思いますが、ジュースに入っている糖分はすさまじく、糖分が少ないと思われている「野菜ジュース」でさえ、角砂糖4.5個分が入っていると言われています。

(ちなみに野菜ジュースや果汁100%ジュースも、砂糖が使われていなくても、原材料である野菜や果物に糖が入っています)

大人であればコーヒーに角砂糖4つも入れたら「甘ッ!」ってなりますよね。

当然ですが、お菓子はさらに糖分がいっぱい入っていますし、お菓子+ジュースがおやつの定番だとしたら、どれだけ砂糖が入っているか?

大人だったら「これだけ甘いものを食べたら相当太るな?」と分かりますが、子供にはその感覚はありません。

なので、習慣を整える事がまず大事です。

手始めにお菓子の大袋はやめて、小袋のパックにしてください(もちろんストックはやめましょう)。

そしてジュースの買い置きもやめて、牛乳だけになさって頂きたいです。

大袋はお得ですよね♪。そして小袋は少し割高だ、とお考えだと思います。

でもお得だと思っている大袋も「もうちょっとだけ」をしていると、際限がありませんし、

子供に泣かれてしまうと「ちょっとだけだよ」とついついお菓子の追加を許してしまいます。

(そしてこの「ちょっとだけだよ」という親の譲歩が子供にとって『当たり前』になってしまい、お菓子の追加が普通の事になるのです)

でも小袋パックのお菓子であれば「今日の分はこれだけ」「もう今日の分は終わり」とそこでキリ良く終わらせることができます。

もし翌日の分を食べてしまったら「翌日は無し」でいいのです。

ストックも無ければ、子供が泣き叫んでも「ありません」と言えますよね。

結局最終的に大袋を買うよりも、割高の小袋パックの方が、お安くて、けじめもつきやすくなります。

そして子供が「甘いもの優先」でお腹いっぱいまでお菓子を食べてしまえば・・・当然、夕飯は食べられませんよね。

「1.お菓子の食べ過ぎ」が「3.ご飯が食べられない」という他の問題も引き起こしてきます。

同様に「2.夜寝ない」と当然「朝、起きられない」となって、ギリギリまで寝ていたりボーっとして「3.朝ごはんを食べられない」となります。

また、朝ごはんを食べられなくても、おやつでがっつり糖分補給をするので、「食べなくても大丈夫」なんですね。

では「2.夜寝ない」子は、どう対処したらいいでしょう?

これもとても簡単です。

寝てほしい時間に“親も一緒になって寝る”のです。

「そんな事をしても、子供がテレビをつけて見てるんです」という声が聞こえそうですが、

寝る時間を決めたら、テレビを切って、部屋の電気を消して、テレビなどのリモコンをしまい(電池を抜いてしまったり)して

「それでよろしければどうぞ起きていてください」と、子供を一人にしてください。

親だけさっさと寝室に入って眠る準備をしていれば、子供が一人で夜遅くまで起きている、という事はありません。

もちろん親は片付けなど仕事が残っているので、そのまま眠ってしまうことはできないでしょうから、目覚まし時計は必要かもしれません。

が、この時、スマホなどはお持ちにならないでくださいね。

といういうのも、スマホがあれば、それが子供の遊び道具になってしまいますから。

暗い部屋で親も寝息を立てていれば、子供はそれまでどんなに元気でも必ず横になり、眠りに付きます。

夜遅くまで起きている習慣が身についている子が、すぐに9時には眠るようにはなりませんが、過剰な糖分接種をやめ、「親も一緒に寝る」ようになると、

充分な睡眠を取れた子は、朝も起きやすくなって、起きてからご飯までの時間が取れるようになると、朝ごはんも問題なく食べれるようになります。

「お菓子」「睡眠」「ご飯」は、全部関連していますからね。

是非、セットでやってみてください♪きっと変化があると思います(^^)。

ココまで・・・

実際にご相談にお返事して、結果をご報告頂いておりますので紹介しますね。

ココから・・・

パピーさん。こんにちは。すみれです。

以前、ご相談させて頂いた「お菓子」「睡眠」「食事」の事で、3つをセットで・・・と言われて、「え~!」と思ったのですが、

いい機会だと思って頑張ってみました。

実は、私がお菓子が大好きなので、ストックをやめるという事に抵抗があったのでした。

それに幼稚園の友達が家に来るとお菓子も出さなきゃ・・・という思いもあって、当然お菓子は大袋。それも買い物の度にどっさり買っていました。

ジュースも1リットルパックで買っていましたし、こちらもリンゴ・オレンジ・グレープと3本ストック。環境としては最悪ですね(汗)。

おやつの追加もやってました。それも「2回までだよ」なんて言っていたのです。(ダメ母です)

実はその後、2回目のお替りをした後、子供はこっそり大袋から自分で出して3回目のお替りをしていたことが分かりました。

(それじゃあご飯が食べれないはずです)

それが「お母さんも一緒にお菓子を減らす」「小袋にする」と宣言して、それからストックもやめました。

娘の抵抗は凄かったです。

小袋って、本当にちょっとしか入っていなくて「これじゃあ足りない」と、1週間ぐらい「足りない・足りない」「もっと・もっと」と、泣きはしなかったですが、不機嫌で癇癪が酷かったです。

でも無いものは無いのですから「ありません」と言うと「私知っている、ここに入ってるでしょ?」と言って、前にストックしていた扉を開けたりして。

本当に無いのが分かると「じゃあ、買ってきて!」と怒り出し、「アイス!」と言い出したりもしました。

大声を出して怒る姿を見て「これ、ストックがあったら私は折れてたな~」と思いました。

パピーさんの言われた「小袋にして、ストックをやめる」の意味がわかりました。

眠るのも今まで11時過ぎまで起きていたので“9時になったら寝る”と寝室に行っても、寝つきが悪く1時間位ごろごろしていたり、

「眠れない」とか「お腹減った」(今までお腹減った時にお菓子を与えていました)と言い出したりしました。

でも私は、眠ったふりをして返事はせず。

こちらも1週間はなかなか眠れないようでしたが、徐々に眠れるようになって大体1ヶ月後には、お菓子は小袋。寝るのは9時が習慣になってきました。

朝はあれだけ起きれなかった子が、カーテンを開ければ「ん・・・朝?」と自分から目を開けるようになったのです。

現れた変化は、娘だけではありません。なんと私のお通じが良くなりました。おまけに1カ月で約1キロ減って「これは続けなきゃ!」と決意しました。

私事にはなりますが、お菓子を小袋にして、ジュースをやめて・・・を続けて6ヵ月経ちましたが、なんと5キロ減りました。

今まで運動したりご飯の量を減らしたりしてダイエットしようと思ってできなかったのに、ジュースをやめて、お菓子を減らすだけでこんなに変化あるとは驚きでした。

そしてあともう一つの娘の問題「ご飯が食べれない」ですが、こちらもお菓子を減らして朝早く起きれるようになったら、朝ごはんも「お腹減った」と食べる様になりました。

朝も起きれるようになり、ご飯も食べれるようになって半年。先日運動会の練習で50メートル走をやったそうです。

そうしたら今まで幼稚園で勝てなかった子に勝てて「どうしてそんなに早くなったの?」と言われたそうです。

運動会の練習では2人も抜いた!と嬉しそうでした(^^)。

(後略)

ココまで・・・

すみれさんのお子さんの場合、「お菓子」「睡眠」
「ご飯」を改善したら、お母さんのダイエットと、お子さんの足が速くなった、という効果があったみたいですが、

どれだけ生活習慣が大事かが良くわかりますね。

中には「学校での居眠り」が改善した「集中力が上がった」というご報告も頂いています。

夜遅くまで起きていて、朝もぎりぎりまで寝ている・・・としたら、学校でも眠くなるだろうし、

朝ごはんを食べなかったら、集中もできないだろうな~、と思います。

砂糖にはいろいろな弊害がありますが、完全にやめてしまうのではなく、上手に付き合う事が大事かなと思います。

時々食べるスイーツだって、ご褒美だとしたらモチベーションにもなりますし、疲れた時の甘いものは活力にもなりますからね。

ゴリゴリに節制しようとすると大変ですが、上手に付き合う、取り過ぎに注意するだけでも効果はあります。

もし「お菓子食べ過ぎ」「夜遅くまで起きている」というお子さんは、この夏休みにチャレンジしてみると良いですよ(^^)。

・・・ちょっとお知らせ・・・

今、グーグルの検索順位が上がってきて、新しい方がメルマガの登録をしてくださっているようです。

もし「この頃、ホームページを見始めた」と言われる方は、以前、まとめた“お母さんたちそれぞれの物語”をご覧になってみてください。

きっと参考になることがあると思います。

通信講座「幸せなお母さんになる為の子育て」

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パピーいしがみ 人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。

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