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第1241号 登校渋り(一緒に登校すべきか?)

こんばんは。いよいよ夏休みになりましたね。いろんなイベント。きっとお子さん達も楽しみにしていると思います。

ただ、夏休みには必ず終わりが来ます。

そして夏休みが終わり、再び登校することになった時、「行きたくない」が起きる事が多いのは、今までもお話ししている通りです。

なので、もしそうなった時の対処としても(今回の事例は「夏休み後」ではなく「小学校入学時」ですが、状況はとても似ていますから)是非、ご参考になさってください。

今日ご紹介するキキララさんの娘さん。小学校に入学してからお姉ちゃんと一緒に登校していたのですが、だんだん「学校、行きたくない」と言いだしました。

お姉ちゃんも妹の面倒を見ながら登校してくれていましたが、だんだんうっとうしくなってきたらしく・・・

こんなご相談を下さったのです。

ココから・・・

パピーさん、こんにちは。キキララです。いつもお世話になっております。

今回相談させていただききたいのは、4月から新一年生になった次女のことです。

朝になると学校に行くことをしぶり「学校までママと一緒に行きたい」と言うようになりました。

今は、長女と長女の友達と3人で学校に行っているのですが、朝になると次女がぐずるので長女の友達はそれに嫌気が差しているのか、早足で歩いて行ってしまっているようです。

長女も板挟みになってしまい、次女が朝ぐずってちゃんと着いてきてくれないから「連れて行くのが憂鬱だ」と言います。長女の悩みの種にもなっているようなので、何とかしてあげないといけないなとも思います。

私が次女と一緒に学校まで行くということが時間的に難しいと言うことはないのですが、

『行くのが憂鬱だなぁ → わがまま言ってみようかなぁ → すんなり叶う』

と言うサイクルが子供にとっていいことなのか?

最初は「外まで送って欲しい」という要求が、次は「大通りに出るとこまで」になり、今は「学校まで着いてきてほしい」となりました。

学校まで送るようになったらいよいよ「学校に行かない」ということにはならないのかが心配です。

子供の言うことを受け止めてあげるのは大事なことなのは理解しています。

でも、何でも言うことを受け入れて聞いてあげることとは違うような気がしてモヤモヤしてしまいます。

朝はそんな調子で学校に行くのが嫌だと言う次女なのですが、帰りには元気に帰ってきます。

「給食が食べられないものがある」「学校で少し寂しくなる時がある」など多少の心配や不安はあるようですが、先生は優しい、休み時間に遊ぶ友達もいる。など特に重大な問題があるようにも思えません。

「私なんかいなければいいんだ」とか「消えてしまいたい」とか「私なんか生まれてこなければよかったんでしょ」ということを口にすることも多々あるのですが、

それはいつも自分の思い通りにならない時や怒られている時で、それを言えば私(親)の考えや態度が少し変わることを知っているからなのだと感じています。

だから、何でも言うことを聞いてあげることで次女をダメにしてしまっているような気がしているのです。

でも、そんな言葉を聞くとドキッとしてしまうのも事実です。

本当にそんな風に思っているわけではないと思うのですが、これは次女の自己肯定感の低いことの表れだと言うことになるのでしょうか?

「叱られる=自分を否定されている」となっているような感じはあります。

次女は同じ年の子の中では何でもできる方で要領もよく、なぜこんなに自信がないのか?わかりません。

次女は環境が変わる時、いつも慣れるまでに時間がかかります。そのため、しばらくこういうことがあるのは予測はしていました。

今は、学校までは着いていきませんが朝、ゴミ捨てをするので途中にあるゴミ捨て場までついて行くところまできてしまっています。

次女に言われるがまま距離をどんどん伸ばしていってしまっていますが、このまま要求に応え続けるのは次女をダメにすることにはならないでしょうか?

ココまで・・・

> 「私なんかいなければいいんだ」とか「消えてしまいたい」とか「私なんか生まれてこなければよかったんでしょ」ということを口にすることも多々あるのですが、

> それはいつも自分の思い通りにならない時や怒られている時で、それを言えば私の考えや態度が少し変わることを知っているからなのだと感じています。

> だから、何でも言うことを聞いてあげることで次女をダメにしてしまっているような気がしているのです。

> でも、そんな言葉を聞くとドキッとしてしまうのも事実です。

と書かれていましたね。分かります。
親としたらあまりの自虐の言葉や、強い自己否定をされると「なんでそんな風に思うの?」「どうしてそんなに肯定感が低いの?」と思ってしまいますが、

キキララさんも言われていたようにそれは「それを言えば親の考えや態度が少し変わることを知っているから」なんですね。

娘さんもお母さんが動揺する言葉を知っていて、自分の思い通りにするためには何でもやってやる!という雰囲気ですが、

この「登校」についてだけは、「子供の思い通りにしてしまった」としても、私は一緒に行ってあげたらどうかな~?と思っていました。

もちろん「そうすれば今後『学校に行かない』とは言い出さないか?」と聞かれるとYESとは言い切れません。ですが、今は「一緒に」通学すれば間違いなく登校はできます。

今のこの「登校」だけは手伝ってあげれば、あとは担任の先生も協力してくれるでしょうし、クラスメートとも仲良くなってくると「学校に行きたくない」とは言わないんじゃないかな?と思うのですね。

何回かのやり取りの中で、キキララさんに、こんな風にお返事をしました。

ココから・・・

キキララさん、こんにちは。メール拝見しました。

> 次女の「一緒に学校に行ってほしい」の件ですが、やはり「ママと一緒がいい」「ママと一緒におうちにいたい」が大きな理由のようですね。

キキララさんは「怠慢の気持ち」と書かれていましたが、「怠慢」と言うより、やはり「まだ慣れない」のだと思いますよ。

これが学校が怖い、友達が怖い・・・という事でしたたら、心配ですが、「次女は環境が変わる時、いつも慣れるまでに時間がかかります」と書かれていたように、今回も小学校に慣れるまでのルーティーンだと私には感じます。

もちろん「可能な限り子供の話をよく聞く」は大事な事なのですが、「なぜ他の子は行っているのか」「なぜキキララさんは、学校に行ってほしいのか」そして「学校に行かないのは、お母さんは認めない」位の事は言ってもいいのでは?と思います。

キキララさんから頂いたメールに『行くのが憂鬱だなぁ→わがまま言ってみようかなぁ→すんなり叶う』との一文がありましたが、

まさに「わがまま言ってみようかなぁ」だと思うのです。

ただ「一緒に学校に行ってほしい」ぐらいは甘えさせても良いと思いますが「学校に行かない」の時には「それはダメ」と一線を引いても良いと思うのですね。

そこで受諾してしまえば、「私なんかいなければいいんだ」とか「消えてしまいたい」とか「私なんか生まれてこなければよかったんでしょ」ということを口にするのと同じで、

駄々をこねれば、自分の思い通りになる、悲しい顔をしていればお母さんは折れてくれる、と思ってしまい、それこそ「何でも言うことを聞いてあげることで次女をダメにしてしまう」事になりかねません。

先ほど私は「可能な限り子供の話をよく聞く」をしてあげて、「なぜ他の子は 行っているのか」「なぜキキララさんは、学校に行ってほしいのか」「学校に行かないのは、お母さんは認めない」など話をしてあげる・・・と言いましたが、それでも次女さんはすんなり聞き入れないと思います。

が、ここは大きな曲がり角で、ここで「学校に行かない」をOKにしてしまうと、絶対に不登校になります。

又、お母さんが折れてくるような作り話をしてくることもあるかもしれません。

例えば、友達からいじめられる、とか先生が怖いとか、今まで言わなかった理由を話すかもしれませんが、それは「お母さんがどのワードで気持ちが変わるか」を探っているんですね。

ただ頭から「学校行きなさい」とか「不登校は絶対にダメ」と言っては、今度はそれに反発するようになってしまいますから、

ご自分の考えで結構なので「学校には行く」説明をし、行きやすくなるのなら一緒に行っても構わないので、学校ではちゃんと母子分離をする、という事を徹底されたら?と思います。

ちなみに「じゃあ、ママが学校まで着いていってあげるから学校に着いたらニコニコ顔でバイバイできる?」は、・・・ちょっとまずいです。

これですと交換条件になってしまいますし「ただ行けばいい」と子供が受け取り、子供の「ママと離れたくない」という気持ちを解消することにもなりません。

なのできちんと「なぜ行くのか」を話をして、本人の「あ、これ以上は甘えられないな」と思わせる事が必要です。

先日のメールにもご自分の行動への反省や、出来ていない事が書かれていましたが、多分、その引け目があるから、娘さんはそこを突いてきているのだと思いますよ。

「学校は行く」「その為の協力は惜しまない」で、後は、キキララさんの毅然とした姿勢だと私は思いますがどうでしょうか?

ココまで・・・

このお返事をしてキキララさんは・・・

相談させていただく前は、「次女のわがままを受け入れるか突き放すか」ということでしか考えることができていませんでした。

しかし、重要なことは「学校で学ぶことは必要であり、学校には行くべき」と言うことをしっかりと伝えることなのですね。

今朝も「学校に行きたくない」と言うので途中まで送っていき、そこからは長女たちと一緒に登校していきました。

私自身、学校に行くということは当たり前のことで深い意味など考えたことがなかったので、すぐにはうまく説明することができませんでしたが、

今回の出来事を機に「なぜ学校に行くことが必要なのか、なぜみんな学校に行っているのか」ということをしっかり考えて次女に伝えられるようにしようと思いました。

次女が嫌がらずに学校に行けるようになるまでどのくらいの時間がかかるかはわかりませんが、二人三脚で「学校に行きたくない」を抜け出せるように頑張ります。

・・・とお返事くださって「一緒に登校」を始めました。そして1年たって先日、こんなご報告を頂きました。

ココから・・・

ご無沙汰しております。キキララです。
いつもメルマガ楽しみに拝見させていただいております。

以前は次女の登校不安についてご相談させていただいたことがありました。

まずは、そのご報告になりますが、一年生のうちのほとんどは途中まで着いて行って登校するという形で過ごしておりました。

しかし、2年生に入ると「もう、着いてこなくていいよ」と言い玄関で見送ることができるようになりました。

子供はちゃんと成長するものなのですね(^-^)現在は毎日楽しく学校に通えているみたいです。
その節は本当にありがとうございました。

(後略)

ココまで・・・

今まで、あれだけ紆余曲折、いろいろ考えてみたけど、行動して1年たったら案外あっさり解決・・・?って感じですよね(^^)。

でもこれで良いんです。あっさり解決したことで、子供も笑って「ま~そういう事もあったよね♪」って昔話にできるからです。

親はいろいろ悩むけど、その悩みが親の経験になり、乗り越えた数が子供の自信になります。

「もう、着いてこなくていいよ」「現在は毎日楽しく学校に通えています」・・・という最高の結末♪のご報告でした(^^)

きっと今年の9月。こういう事が、夏休み終わりにご自分に降りかかってくる方はおられると思います。

なので「そうなった時は、こうしよう」という予備知識として持っていていただけたら?と思います。

全く予想していないところに突然起きるより、「こうなる事もあるんだな~」と予想していたところに起きたら、冷静に対処できますし、もしそれが起きなかったら「あ、よかった。なんだ~心配して損した~」となるのが、最良ですからね♪

では、今年の夏はトビキリ暑いですが、体に気を付けて乗り切ってくださいね♪

念のために「夏休み明けの登校渋り」も記載しておきますね。
第1231号 休み明けの登校渋り
https://www.age18.jp/back1231.html

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パピーいしがみ 人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。

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