第1343号 埼玉ランチ会(1)
パピー いしがみです。
今日は埼玉ランチ会の様子をお知らせします。
埼玉は、参加者が14人いらっしゃったので、1日でやってしまうと、一人当たりの時間が減ってしまうので、2日(土・日)に分けました。
今日は、土曜日に行った埼玉ランチ会(1)のご紹介をさせていただきます。
まず・・・埼玉。新幹線で行けば、静岡→東京→大宮ってことになるのですが、前回福島県に車で行った時に、あまりにも楽だったので、今回も車にしました。
ただ、土日って今、都内は(大宮も)かなりホテル代が高いし、街中は車での移動は不便なこともあるので、
なんと「浦和美園」というインターからは近いけど、大宮からは結構遠い!という場所にホテル(超リーズナブル)をとって、そこから、通いで大宮に行く・・・ということをやってみました。
これがすこぶるいい感じなんです。
まあ、電車を2回乗り継ぐので、かなり不便なのだとは思いますが、その「いろいろ迷いながら電車を選んで目的地まで行く」という経験も、あまりしたことがないので新鮮でした♪
埼玉ランチ会の1日目は、ホテル1階のブッフェで、「おしゃれ~」なところでした。
それも、特別室?みたいなガラス張りの一角に通されて、眺望がよく(別のグループもいたので)「個室」ではないですが、他の人たちとは遮断され、写真も撮りまくりで、すごくいいところでした。
そして、その内容ですが・・・やはり皆さん、それぞれにストーリーがあるんですね♪
中には、今までご相談をいただいていた方もいらしたので、いつもの個別でのお話の中で「今、どうですか?」なんて聞いてみました。
持久走の嫌いな中学女子
まずは、小学生高学年ぐらいから少し、女性らしい体型になっていった娘さんで、「持久走大会に出たくない!」と見学もしくは休む!と言っている・・・といった相談ををいただいていました。
この娘さんは、少し前に「学校に行きたくない!」と言ったこともあり、その時もご相談をいただいたのですが、私が聞く限りでは「ただ言ってみたいだけ」というふうにも感じたので、
娘さんを叱ったり「なぜ行きたくないの?」と問い詰めるのではなく「ふんふん」と聞いて「そうなんだ~。そういうことあるよね。わかる!」って共感してあげて・・・と言っておきました。
そうしたらやはり「言ってみたいだけ」だったみたいで、お母さんに愚痴を話したら、スッキリしたみたいで「そのあとは普通に行けるようになりました♪」ってご報告をいただいていました。
その娘さんの「持久走やりたくない」は、昨年はやらずにすごしたのですが、今、ジムに行き始めて、そこでランニングマシンで、自分で2K走れることがわかって、本人はとても驚いたんだそうです。
娘さんは「私は2Kも走ることはできない!」って、思い込んでいたそうなんですね。
でも「ちゃんと走れた!」ってことで、自信もついて「今年の持久走は出る!」って言ってくれているそうです。
そして今、嬉々として学校に言っているそうですよ♪
私はその「ジムへ行く」ことを許可された、お母さん。すばらしいな!って思いました。
だって、ジムって周りはみんな大人ばかりでしょう?中学生がジムなんて「贅沢だ!」って思う人がほとんどだと思うのです。
でも、本人の「行きたい」とい気持ちを汲んでやらせてあげた。それが本当にすばらしい。と思うんですね。
実際は「塾」と比べてみると「ジム」の方が安かったりもします。
で、どちらが自信をつけることに役立つか?と言ったら「塾」ではないんですね。
もう、おかあさんの考え方がとても柔軟で「あ、これなら大丈夫だ!」って思いました。
双子の兄弟の優劣
そして双子の兄弟がいらっしゃる方から、
「兄弟で一緒のスポーツをやっているんですが、同じことをやっていると比べられちゃうし、実際、選手に選ばれる子、選ばれない子と結果に差が出てしまう場合、どう対応したらいいんでしょう?」
というご相談もいただきました。これは、あまりメルマガでもお話ししたことがない内容なので、すごく貴重なご質問だと思うのですが、私はこんなふうに聞いてみました。
「2人いても、2人とも全く同じでははなく、違う良さがあると思いますが、どうですか?」
答えはYESでした。兄弟は2人とも上手だけど、ちょっとだけお兄ちゃんが優れていて、弟くんは、レギュラーから漏れてしまったり、選抜にも漏れてしまったりするのですが、
弟くんは、「オールラウンダーとしての器用さがあり、それが弟くんの魅力です!」と言っておられました。
すごいよね。ちゃんと子供の「違い」や「良さ」を見て、把握されているんです。
でしたらもうあとは簡単です。弟くんには真剣に
「あなたの良さは・・・(優れているところ)・・・なんだよ。チームでは、お兄ちゃんの方が選ばれたかもしれないけど、お母さんはあなたの素晴らしさをよく知っている。そして、『へこたれず頑張っているあなたの姿』が好き!」と言ってあげて!
と伝えておきました。誰もが比べて優れている方だけを評価するけど、お母さんに「自分の良さ」を真剣な顔で言ってもらい、尚且つ「そんなあなたが好き!」と言われれば、
照れながらも「そうかな~?お母さんがそう言うなら頑張ろうかな?」なんて思ってくれたりするんです。
もちろん「良い関係」と「真剣な表情」が必要ですが、お母さんが「あなたの・・・が好き!」というだけで、子供達にはすごい響くんですね。
習い事での理不尽な選択
「実は、うちの娘、ダンスチームの選抜から落とされてしまって、なぜ落とされたのか?の理由も言ってくれないし、オーディションもさせてもらえない。辞めて他のチームに行くこともできるのですが、本人が「辞めたくない」と言うんです」
という相談もありました。これって理不尽ですよね。理由も言わずに選抜から落としておいて、その後もオーディションも受けさせてくれない。
娘さん以外にもそういうお子さんがいたようですが、その子は、通いには時間がかかるけど、別のチームに入って、その中で選手として頑張っている!ということでした。
そう聞くと「うちの娘もそうしたらいいのに?」と思うかもしれませんが、私の返事は「本人の希望を優先してあげて」でした。
というのは、本人がこの理不尽な状況を受け入れ、そんな中でも「みんなを応援したい」「一緒の仲間でいたい」という気持ちがあったと知ったからです。
その子は、確かに第一線では活躍できないかもしれません。でも第一線で活躍するだけがいいのではなく、チームメイトを応援したり、「継続する」ことを選択したことだって、立派な本人の「意志」ですよね。
もちろん、今まで選抜の中で培ったスキルが発揮できないのは残念ではありますが、今は、本人の選択を優先してあげて、
その後、もし「私ももっと輝く場所に行きたい」と思ったら、応援してあげて欲しいのですが、現段階では「本人の選択」を認めてあげた方が、本人が「納得」するんですね。
今はちょっとダンスへの熱も冷めてしまった部分もあるようですが、ダンスだけじゃなく、別のスポーツをやってもいいんですね。
と言ったら・・・本人は陸上(短距離走)を始めたんだそうです。
私も高校時代は陸上競技をやり、子供たちも全員陸上をやりましたが、「走り」って全てのスポーツの基本ですし、フォームや理論を勉強すると、本当に早く走れるようになるんです。
今は陸上も「大会には出たくない」と言っているようですが、タイムが縮まれば、楽しくなって
「試してみたい(大会で正式な記録がほしい!)」という気持ちにもなりますから、「焦らず続けさせてくださいね。きっと変化がありますよ♪」とお話ししておきました。
家のお金をくすねる
これ、多くの方が「とんでもないこと」という認識があるのですが、講座でも話しているように、「誰にでもあること」「みんな通るところ」と、私は全然「大変なことをしてくれた」なんて思いません。
私もやりましたし、私の長男もやりました。
まあ誰にとっても「お金」は魅力的で、もし家が、お金をくすねる環境(ご両親がお金に少し注意が足りないだけ)があると子供が誘惑に負けてしまう、ということになります。
(でもここで、つまづき、ちゃんと教える機会を作ることが大事なんです)
もちろん対処法は講座でも言っているように、家庭内のお金の管理をしっかりして、子供の罪悪感を育てる(くすねる機会を0にして、我慢する期間を増やす)のですね。
ですが、話はそれだけで終わらず、どうやら「大人を舐めている」風の友達から「お金もってこい!」と言われていたようなのです。そして息子さんが家のお金をくすんで友達数人に振る舞う・・・という結果になっていた、と。
・・・そのお母さんはしっかりその友達にも対峙して、「あなたのやっていることは犯罪だよ。今度そんなことをしたら許さないからね!」とビシッと釘を刺したそうです。
いいですよね!もう、私がお伝えしていることを100%やってくださっています。
でもそのお母さんとしては、「その後、どうすればいいのかな?」と悩んでいたそうです。
現状、「お金をもってこい」と言った子には、厳しく叱った。多分、相手の子は、「あいつの母ちゃん、こえ~」と思っているでしょうし、息子さんもお金をくすねることはしていない。
でしたら機会を見て「少額からお小遣いをあげるようにしてください」とお伝えしました。それは3ヶ月でもいいし、100日でもいい。
「あなたが、ちゃんと言ったことを守って◯◯日たった。だから、少しずつあなたに『お金の勉強』をしてもらうために、お小遣いを渡していくよ。お小遣いは何に使ってもいいけど、使ったら、必ず小遣い帳に「何に使ったのか」を書いて、手持ちのお金と帳面を合わせていくんだよ。きちんとできていたら、金額を少しずつ増やすからね」と、
「あなたがちゃんと頑張っているから、それを認め、権利を与えます」
「それは『お金の勉強』のためです」
「その後もきちんと(帳簿付も)できていたら、お小遣の金額は増えていきます」
と、実績に対する評価をして、お金の管理の仕方を教え、衝動に負けない気持ちを作ること、未来への希望(少しずつ自由になるお金を増やしていく)ということをしてくと、いいですよ!とお伝えしました。
(これができると、お金のリテラシーが相当高まります)
ただ、親は定期的に帳簿・手持ち現金のチェックをしないと、子供は「どうせやっても意味ないや」と思ってしまうので、それは気を付けてね。と付け加えておきました。
もちろん100%うまくいくとは言いません。
もしかしたら振り出しに戻るかもしれません。でもその時は、最初からまた、積み上げるんですね。(100%うまくいくわけではない!とわかっていれば、落胆することは少ないですからね)
発達障害の傾向の改善
発達障害の傾向があると、お母さんのお悩みも多いと思うのですが、以前から、その発達障害の傾向で、こんな様子があるんです・・・と、ご相談を頂いていました。
・・・
長男は、授業中落ち着いて座っておられず、椅子をカタカタさせてしまっていたり、お友達とのトラブルや、体調不良での早退希望などで、小学校から電話のかかってこない週はないような状態です。
学校から「死にたい」と言って飛び降りようとして暴れているので、来て欲しいと連絡があったこともありました。
・・・
でも、今は・・・、みなさんにもお伝えしている「藤川理論」を始めたら、その長男さんが落ち着いてきて、今では元気に学校に行っている、というのです。
長男さんだけでなく、家族で取り組んでみたところ、お母さんも体調がよくなり、家族で手応えを感じていて、とくに長男さんは、喜んでプロテインをとってくれている!とのことでした。
他にも、サプリについての知識も豊富で「しっかり勉強されてるな」と感じました。今、私たち検証チームでも、認識を新たにしているのですが、やはり「タンパク質」をしっかり取れるようになると、効果が早いんですね。
この長男さんは、手応えもあるからでしょうが「プロテイン美味しい!」と言って、ごくごく飲んでくれているようです。
あと、ビタミンCがちょっと少ないかな?と思ったので、様子を見ながら増やすようにしてみて♪とお伝えしておきました。
この「子供に飲ませる」ということが結構ハードルが高いのですが、そこをクリアしているので、これからがとても楽しみです。
そして、このお母さん、私の目をじっと見てお話しされるんですね。
そのまっすぐな瞳が本当に魅力的で「一言も聞き逃さないぞ!」という雰囲気を感じました。
ご自分専用のノートも見せてくださり、今の取り組み状況も、しっかり書かれていました。(なので私も細かいところまでお話ができました)
ご本人は、見様見真似で・・・って言っておられましたが、これだけきちんとやっていれば、必ず結果はついてくる!と感じました。
地獄の毎日が変わった
最後にお話しするのは、かつて「毎日が地獄のように感じる」と言われていた方です。
お子さんは、完璧主義の長女さん、小学校1年生で、起立性調節障害になって学校に行けなくなってしまった長男さん。そして明るいけど、繊細な部分もある次男さん。
特に長男さんは、何度も入院するほどの喘息があり、次男さんも喘息があると言われていました。
ご自身もフルタイムで仕事をされていたのですが、長女さんの「完璧主義」な部分から学校に行って頑張ることで疲れてしまい、「学校へ行きたくない」と頻繁に言い・・・本当に辛い思いをされていた方です。
その時の状況を少し記載しますと・・・
・・・「学校に行きたくない」に加えて「ママお仕事行かないでー」と町中に響き渡る声で大絶叫、裸足で私を追いかけてくる程になり、4ヶ月の休職しました。
その4ヶ月は地獄のようでした。「死にたい」とも口にしていたし、昼は癇癪、夜は激しい夜泣き、弟への嫉妬、加えて激しい赤ちゃん返り…ミルクを飲む、離乳食を食べる、抱っこして体を洗う、後追い…。
私も気が狂い、二人で怒鳴り合いの喧嘩もしました…スクールカウンセラーさんには愛着形成ができていない。異常だと言われました。私も異常だなと思っています。この状況、年齢がもっと上だったら本当に自殺してたかもしれないとゾッとしました・・・・
お話を聞いただけでも「それは・・・大変でしたね・・・」と思いますよね。
でも、今、そのお母さんは「あの時の悩み、今は全くありません」とおっしゃいます。長女さんは発達障害ではないですが、HSCが強く「ちゃんとしなきゃ」と自分にプレッシャーを掛ける傾向があったんですね。
また、下のお子さんたちには喘息があって、長男さんは何度も入院するほどですから、かなり重度です。
でも、このお母さん、看護師さんで、私が藤川理論をみなさんにお知らせした時に、「やってみよう!」と決意して、かなりストイックに容量を守って、家族でやってみたのだそうです。
そうしたら・・・長女さんは落ち着き、かつての問題はなくなり、不登校傾向はなし。今ではクラスのリーダーになっているそうです。
次男さんは喘息が完治。長男さんは、あれだけ酷かった喘息の発作が穏やかになり、今まで吸入などをしてもほとんど効かなかった薬が「えっ?こんなに効くの?」と思うほど、薬がよく効く(すぐに快方に向かう)のだそうです。
もちろん当時あった起立性調節障害も改善し、今は問題なし。嬉々として学校に行っている、というのですね。
そのお母さんも涙ながらに語られ、聞いている私も思わず「よかったね~♪」と言いながら、涙せずにはいられませんでした。
そして・・・いっしょに始めたお父さんが、今まではどちらかといえばインドアで家にいることが多かったのですが、今では毎週「何かイベントないかな~?」って探しているのだそうです。
逆にお母さんが「今週はちょっとゆっくりしたいんだけど・・・」って思うほど、アクティブに変わられた・・・ということでした。家族でいい効果がでて、毎日が笑顔で溢れているんです。
まさに「地獄からの脱出」ですよね。
この方は、藤川理論検証チームのメンバーでもあるのですが、「今までコメントや報告をしたことがない」と言われていたので、「そんないい情報があるのなら、みんなに教えて♪」とお願いしておいたら・・・
その日のうちにご報告してくださいました。(仕事が早い!^^)
そうだった。このお母さん、以前、私が手術をして、その看護師達さんが「ありがとうございます」と言ってくれることで、私がいたく感激した・・・というお話を1年ほど前のメルマガでしているのですが、
それを見てご自分でも「やってみよう!」と思ったそうです。今、ちょっと手応えがある・・・とお話くださいましたが、「きっと患者さんたち、感謝しておられると思います~(思い出して感動!)」って、超盛り上がりました♪
あ~、かなり長くなってしまいましたね。
でも、いい情報が盛りだくさんでしょ(^^)
本当は2週にわたってお伝えしたいほどの情報量でしたが、多分明日の「埼玉ランチ会(2)」もきっといい情報をたくさんもらえると思うので、無理をしてでも1回でお伝えできるようにさせていただきました。
【ご連絡】
最後に一つ。個人的な連絡で恐縮ですが、東京ランチ会に参加希望を出されていた「おいなり」さん。
ご連絡したメールがエラーで返ってきてしまいます。別のアドレスから送っても、エラーになるので、今はお使いになっていないのかもしれません。
この内容をご覧になりましたら、私までご一報ください。
では、最後までお読みくださいましてありがとうございました。
また来週、お会いしましょうね(^^)
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【 パピーいしがみ 】人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。