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第1258号 ドリームキラーがいない家庭

こんばんは。パピーいしがみです。

題名の「ドリームキラー」ですが、ご存じない方の為にちょっと説明します。

この「ドリームキラー」って、何かしようとするときに「どうせできっこないよ」とか「お前にできるわけがない」のように、せっかくの行動やチャレンジを、さも「自分は知っている・分かっている」かのように反対する人の事を言います。

又、そんな風に反対されたり「お前にはできっこない」みたいなことを言われると、こちらのやる気も減退してしまい、せっかくのチャンスを棒に振る・・・なんてこともあります。

(ドリームキラーについては、過去のメルマガでもお話ししていますので、ご興味がありましたらご覧ください⇒ https://www.age18.jp/back1170.html )

もちろん子育てをする中で、子供が〇〇をしたい!と言い出した時には、すぐに反対するのではなく、できればやらせてあげてほしいし、それが上手く行っても行かなくても経験をさせてほしいと、私は常々お願いしています。

その「できればやらせてあげてほしい」を、実践してくださって、絶対にNO!って言わない「ちゃんぐむさんのご家庭の話」をさせて頂きたいと思います。

ちゃんぐむさんのお子さんは、発達障害をもって生まれてきています。小さい頃は少なからずハンディもありました。でもみんなそれぞれ立派に育ち、今、末娘さんが高校生ですが、すばらしい結果を次々に残しています。

あ・・・私の話より、実際のご報告をお知りになりたいですよね(^^)。
こんなご報告を頂いたのです。

ココから・・・

(前略)

そして末っ子の妹は、学費のためのバイトの傍ら、YouTubeで見つけたピアニストさんに惚れこんで
「この人、こっちでピアノレッスンするんだって。私、この人に会いたいから「summer」を弾けるようにする」と夏休みを使って練習し始めました。

しかし、ずっとスポーツばかりしてきた子です。楽譜は読めません(笑)

五線譜を1音ずつ数えて「これはラ」「五線からさらに離れたのはどうするの???」と1音ごとに格闘の日々。

ようやく両手でよく耳にするところを弾けるようになった9月、「ねえ、お母さん。原曲のsummerと家にある楽譜はどうして音が違うの?」という話になりました。

家の楽譜は、アレンジされていて、本来の楽譜より簡単になっていることを知ると「本当の楽譜を買いに行こう」と9月17日、ピース版のsummerを購入しました。

10月1日にYouTuberさんに会うXdayを前に譜面読みの1からやり直しです。

うわー、どうなるんだろう・・・・。

私はピアノをかじったことがあったので、譜面読みもできていない状態でレッスンを受けることは、恐怖以外の何物でもありません(笑)

怒られた経験があるってほんと邪魔( ´∀` )します。

そんなことは露知らず、彼女は、ピアノ→学校→バイト→ピアノ→寝るの繰り返し。

そして、迎えた10月1日。ピースの半分くらいまで譜読みができた状態でレッスンを受けに行きました。

レッスン料金も往復の交通費も全部本人のバイト代です。

そして・・・・

「お母さん!サイコ─だったよ♪」「かっこよかった」「すごく優しく教えてくれたよ♪」「私センスあるって」と、もう大喜びで帰ってきました。

部活の時の彼女とはレべ違( ´艸`)サイコ─の笑顔で「次のレッスン予約したよ♪10月22日。今度のレッスンには、全部弾けるようになりたい」

「譜面に音階を書いていいんだって。これは「ラ」だね。」と、鉛筆片手にまた練習。

そして、10月22日。暗譜してペダルまで踏む彼女にホントに感動しました。

レッスンでは、YouTuberさんにも「この伸びはすごいよ!」「がんばったね」と、とても褒められたそうで「次は何の曲弾こうかな?」とノリノリです。

チャレンジの裏側にはいつもリスクがあります。

高額のレッスン料に反対していたら・・・「貴方には無理よ・・・」「そんな遠くまでお金使って・・・」「騙されているのでは・・・」

いろんな、足を引っ張る思いも、パピーさんの「子供が自信をつけるには?」の一言が私の主軸の子育てです。

チャレンジ失敗したら勉強料です。「この程度で済んでよかった」「長い人生から見たら大したことない」と包む覚悟ができたからチャレンジさせることができました。

パピーさん、ホントにいつも私の傍らに、パピーさんが教えてくださった「認める」「褒める」「包む」があります。ありがとうございます。

ココまで・・・

ね~。すごいですよね。

文中にもありましたが、「ずっとスポーツばかりしてきた子。楽譜は読めません」って、本当にスポーツ一本で頑張ってきた子です。

楽譜が読めないのもそうですが、ピアノはそもそも音を均一に出すことが難しいです。指一本に一音が与えられるからです。

そこには強弱もありますし、当然リズムも関係してきます。ですから初心者が引いたピアノ演奏なんて聞く気にもなりません。

でも、すごいな~。チャングムさんの家には「ドリームキラー」はいません。そもそも子供たちはそんな言葉さえ知らないかもしれません。

自分に興味がある事、やってみたいこと、いつも賞賛してもらって応援してもらえる。子供たちは環境でこんな風になれるんですね。

ただ、三女さんは長年続けたスポーツで「練習の先には、とてつもない素晴らしい世界が待っている」ことを知っています。

だからこそ、おぼつかない指でも、全く音符が読めなくても「この先にはカッコよく弾いている自分がいる」とイメージできたのかもしれません。

チャングムさんに「今回の事、メルマガで紹介させて下さい!」と送ったら、こんなお返事を頂きました。

ココから・・・

メルマガの件。もちろんOKです。掲載なんて光栄です。

パピーさんのおっしゃる通り、我が子たちは転ぶことは山ほどですが、ほんとに自分で考えながら転びながら、それでも頑張っていると思います。

ピアノを頑張る次女は、高校の休み時間にとうとうお友達に披露したようで、彼女の演奏にピアノを習っている友達が驚いたそうです。

「習っていないのにこんなに弾ける???」と。親でも驚きますから。そりゃ、驚いたと思うのですよね。

スポーツ推薦で入学して、運動しかしてこなかった娘なのはお友達もご存じのはず。

そして、習っている子も相乗効果で、練習を頑張るようになったそうです。青春って素敵ですね。

そして、「1月の音楽の授業での発表会で一緒に連弾しない?」とお誘いを受けたそうです。

人生初の連弾 ( ´∀` )???

放課後楽譜を買いに行って曲を二人で選んで・・・。また練習三昧です。

フラット6個もある難曲を選ぶので大変に決まってるのに本人はにっこにこです(^▽^)/

コツコツ・・・。その姿を見ている長女は「すごいなあ、私にはできない所業」と褒めつつ、私も私なりに頑張る!と人生初の飲食接客業の面接を受け、即合格で、まさかの面接翌日から5時間勤務を始めました。

こだわりの塊の彼女は、帰ってくると体中が口になってマシンガントーク(笑)

「掃除の時間が短すぎるんだけど・・・」
「単価が高いんだから、もっときれいにしたいのに・・・」

そして次の日面白いことが起こりました。

バイト初日は、平日のお昼時7人くらいお客様を迎える平和な店舗だったようで「駐車場のない飲食店では普通なのかしら?」と親心。

昨日バイト先のトイレの龍の飾りにホコリが乗っていたのが気になって、「今日絶対掃除する!!」と決意して出勤した彼女。

決意通りトイレの飾りをぴかぴかにしたところ、朝から昼過ぎまで強風注意報&雨天だったにもかかわらず、お客様が後から後から入って、まさかの満席!!平日にも関わらす23人の大入りになったそうです。

「あれは竜神だったの?悪天候にトイレ掃除効果か?確かめるためにもう一回掃除?でも、明日も掃除したら怒涛のランチタイムになるのかなあ・・・」

今日もマシンガントークの彼女でした。

また一つ面白い経験をしていきそうです。

ココまで・・・

いいでしょ~!!お姉ちゃんも妹さんに感化されて、なんかバイト先で活躍しそうです。

私はもうちゃんぐむさんとは、2006年からのお付き合いなので、17年になりますね♪

なのでもう「ちゃんぐむ家」の事は全く心配していないのですが、このメルマガで(前略)とした部分にはこう書かれていました。

・・・

現在、私の周りには、引きこもったお子さんをお持ちのお母様がけっこういらっしゃいます。※一人や二人ではありません

いずれの方も、子供が乗り越える課題の時に、お母さんが代わりにやってしまう姿が思い出されます。

「アスファルトの上を颯爽と走るスポーツカーは、見た目は早く、かっこいいものの転倒したらクラッシュする。大事故になる」

と、パピーさんから教わったことを、お母さまがお子さんの道を懸命にアスファルト化なさっている時、よく紹介していました。

同じ時に子育てしている私でしたから「こんな子育て法があるんだって(^▽^)/」と。

が、どの人も変わらなかった結果が残念です。

・・・

そうなんですね。「それは違うよ」と言ってもらっても、聞き入れない人は少なからずおられます。そして結果は数年後必ず現れます。

私は私の考え方を全員の方に理解してもらおうとは思いません。でも、傍で教えてくれている人がいたのに、耳を傾けてもらえなかったことは、ほんと。残念の極みです。

そしてその選択ミスが「子供」ではなく「親」にある事が、何よりも辛いです。

雨が降る時もある。暑い日も寒い日もある。時には泥んこの山道を歩くこともあるでしょう。

でもどれも、すべて子供にとって「必要」だから起きていることで、それを取り除いてあげてしまうと、(その時はいいかもしれないけど)結局子供は「乗り越える術」を学ばずに成長してしまうんですね。

今、トラブルや悩みを感じている方も、それを「乗り越える」ことで、よりよい未来に行ける階段を上る事になるのですからね。

その先にあるのは「とても面白く・楽しく・笑顔と笑い声で満たされた・充実した毎日」なんです。一人でも多くの方にそんな毎日を過ごしてほしいです。

あ、最後にちゃんぐむさん、こんなことを言っていました。

子供の失敗、大歓迎
子供のトラブル、大チャンス♪
子育ては決して一人でしないでください。
きっとつながる仲間に出逢えますから♪

上級編が大きくバージョンアップしました。
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パピーいしがみ 人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。

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