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第1062号 物を口に入れたがる

こんばんは。パピーいしがみです。

今日、ご紹介させて頂く内容は「物を口に入れたがる」というケースです。

赤ちゃんや乳幼児であれば、何でもなめたり、口に入れようとするのは、何の問題もありません。

というのも、そのころの子供は興味のあるものを口に入れて確認するからなんですね。

ただ幼少期を過ぎても、まだ口の中に何かを入れたがる時は「あれ?ちょっと変だぞ」と思ってほしいのです。

今日、ご紹介するもいままさんのお子さんは、当時、幼稚園の年長さん。

こんな風にご相談頂いていました。

ココから・・・

娘は年長で今年小学生、3月生まれです。保育園には1歳から通園しています。

一年前は、私が仕事トラブルでひどい精神不安定でした。

よく眠れない、食べ物の味も感じない、笑い方を忘れたような、育児もままならない時期がありました。

主人や義父母が中心に娘をみてくれましたが、夫婦喧嘩は絶えず、娘の前でよくしてしまいました。

崩壊しかけた時、娘が2人の手を握り、泣いて「仲良くして」と訴え、夫婦で反省しました。

娘のためにも同じことを繰り返してはならないとも思っています。

その時のことを振り返ってみても、また今までも、自分がどんなに大変かばかり訴えて、主人を包んでいなかったと思います。

また、娘は、人より寂しがりやで、ちょっとしたことで不安にもなりやすいです。

家にいるときは、特に主人がいない期間、私が目に見えないとトイレに行っているだけで不安になるときがあります。

「寒い」と言うので、暖かくしようとすると「そういう暖かさじゃなく、お母さんの暖かさじゃなきゃだめなんだ」「側にいて欲しい」と言ったりもします。

賢い子だと思います。

私のことをよく見ていて「お母さんは忘れやすい、焦りやすい」と指摘し、先日はとうとう自分がしてほしいことをメモに書いて私に渡してきました。

又、保育園のお便り帳にも、まるで私が書いたかのような、母目線で自分のことを書いたり、娘の方が一枚上手でタジタジになることがあります。

娘で気にかかることは、爪噛み、または口になにか入れていないと落ち着かないこと、寝るときのオムツが自信がなくてとれていないなど心配性なところです。

爪噛みと口になにか持っていく癖がひどくなったのは、去年春からだと思います。

私は娘の爪が伸びず、春から切っていません。

爪を噛み始めたばかりのとき「爪噛みはいけない」と叱ってばかりいました。

主人が怒ると萎縮する姿もあり、怒られることには極度に怖がります。

すると、コソコソ隠れてすることもあり、常習化させてしまったように思います。

最近は叱らずに、気づくと手を握ったり「やめようね」と諭していますが、口元にないと、落ち着かないといいます。

爪も噛むところがなくなって、先日は噛みすぎて深爪しすぎたようで大泣きしました。

不安な時はもちろん、テレビ見ながら、気がつくとなんでもいつも口に入れてます。

おもちゃ、髪の毛(おんぶすると私の髪の毛まで)、はたまたクリップまで、とにかくなんでも口に入れています。

同僚で、小さい頃、口にないと落ち着かなくてそのまま大人になり、仕事中もお菓子ボリボリがやめられないんだ、と言っている人がいました。

たしかにその同僚はいつも何か食べ続けています。

人のふり見て我がふり直せではないですが、このままだと、うちの娘も将来そうなるような気がします。

本人がやめるきっかけ作りになにかよい方法はありますでしょうか?

ココまで・・・

メールを頂いて、娘さんの「何でも口に入れる癖」は、「癖」とは違うのではないかな?と感じました。

もちろん爪噛みもあったのですが、それ以上に不安が強いのでは?と思ったのです。

爪を噛んでいるところを叱った・・・ともありましたが、子供が爪を噛むその原因を取り除かずに、爪を噛む行為だけを止めさせようとしてもかえって逆効果で違った行為が現れるんですね。

なので、このようにお返事しました。

ココから・・・

もいままさん、おはようございます。パピーいしがみです。

メール、拝見しました。

娘さんの「何でも口に入れる癖をやめさせたい・・・」との事でしたが、

これって(爪噛みもそうですが)不安だからこそ、その不安を解消する為に口に何かを含ませているのだと思いますよ。

乳時期~幼児期に掛けて、不安な子は不安を解消する為、又、安心したいが為に指しゃぶりをします。

指をしゃぶることでお母さんのおっぱいを吸っている時の温かさや安心感を感じ、それで不安を解消するのですね。

そう。唇に何かを触れておくことで不安や、寂しさのバランスを取っているのです。

ですから今、単に「口に入れる癖をやめさせた」としても、根本に不安や寂しさがあると、どこかに違った形で表れてるようになるのです。

特に、娘さんは寂しがり屋で不安になりやすい、とも書かれていましたので、そこを解決してあげないと結果(口に入れる癖)だけを何とかしようとしても、あまり意味はないと思います。

保育園には1歳から通っている・・・と書かれていましたので、親との関わりが少なかったことも懸念されます。

又、昨年の頻繁にあった夫婦げんかも子供を不安にさせてしまった要因の一つかもしれません。

今は、小学校入学前、という事で新しい環境にも不安を感じているでしょうし、できるだけ会話を増やしたり、スキンシップを増やすなど、親子の触れ合いを増やすことが必要だと思いますよ。

もちろん夫婦の間柄が良い関係で有ることが、子供を安心させる一番の環境でもありますから、そこに気を付けて頂くことも大事です。

口に何かを入れる癖・・・よりも先に、まずは子供の不安を取り除いてあげる事、だと私は思いますがいかがでしょうか?

ココまで・・・

今回「物を口に入れたがる」という事でお話をさせて頂きましたが、トラブルが起きる時って、実はいくつかの問題が絡み合っているという事が少なくありません。

もいままさんのメールにも、ご自身が仕事でトラブルを抱え、よく眠れない、食べ物の味も感じない、育児もままならない時期があった・・・、とありましたように、

当時のもいままさんのご主人も仕事上での悩みがあって、体調が芳しくない時でした。

夫婦でフルタイムで働き、ぎりぎりの中での生活ですと、どうしてもイライラしやすかったりトラブルが起きやすくなります。それが夫婦喧嘩という形にもなっていたみたいです。

私が上記のお返事をした後、ご主人は少し会社を休職なさったそうです。そしてその休職に合わせて、娘さんが少し回復し、そしてもいままさんの気持ちも少し落ち着く・・・そんな風に変化があったみたいです。

こんなご報告を頂きました。

ココから・・・

パピーさん、こんにちは。

前回ご相談した際、お返事ありがとうございました。ちゃんとお返事せず、すみませんでした。

平日は慌ただしいものの、スキンシップはとれていると過信していました。

口に何かを入れる癖をやめさせる前に、その不安を取り除いてあげる、全然足りてなかったです。

主人が、この1か月半会社をお休みしました。

そちらも不安で仕方なかったのですが、そういった家庭事情がかえって家族3人で過ごす時間が今までで一番とれました。

娘には、お父さんがお休みで日中家にいることは言ってませんが、お迎えが早かったり、夕飯の品数が増え、家族揃って7時にはとれ、嬉しかったようです。

娘が喜んでくれたことが、主人も、私もたくさんの不安から救われました。

娘は、入学式の当日、不安で「やっぱり行かない」と校門くぐるのをぐずりましたが、私と10分くらいお話したら、一歩一歩?くようになり、

教室まで一緒に入ったら「思っていたより大丈夫」と感じたようで(保育園からのお友達がいない中)無事ひとりでも入学式を他の一年生と参加し、がんばってくれました。

通学も4日目だけ、不安になり、付き添って教室に行きましたが、それ以外は、登校班で通学してくれました。

泣いた日も含め、帰ってくると「楽しかった」と言ってくれています。私が想定していたより、ずっとがんばってくれています。

ココまで・・・

以上がお返事してからすぐのメールだったのですが、つい先日、近況のご報告を頂きましたので、併せてご紹介しますね。

ココから・・・

2年前は主人の事や、娘が物を口に入れる癖についてご相談しました。

娘については、頻繁にあった夫婦喧嘩や1歳から保育園通いによる“触れ合い”の不足が不安の要因の一つかもしれないとご指摘頂きました。

共働きでも、ひとりっ子で娘中心にしていたつもりで“触れ合い”が不足しているとのご指摘は、正直ショックでした。

主人の診断が出て、いい意味で現実を受け入れ、私は腹がくくれました。

まず、主人に優しくなりました。主人は辛かったんだなと、少しでも楽にさせてあげたいと思うようになりました。

主人の休職期間、家族3人で、ゆっくりする時間が増えました。

このことは、娘にとってもよかったようです。娘がお父さんがお休みですごく嬉しかったんだと、主人の休職終わりに満面の笑顔で伝えてくれ、

病気や休職について、私たち家族にとって必要だったと肯定できました。

また、会社に掛け合い、私の就業時間を調整し、小学校にあがる娘といる時間を増やしました。

すると、娘の口に何かいれる癖もだんだんなくなり、噛んでいた爪や、先端が枝毛だらけだった髪も一年生の秋にはカットして、綺麗にできました。

登校しぶりも一年生の秋にはなくなりました。

そして、2人目も授かっていることが分かり、昨年春に二女が生まれました。

妹ができたとわかってからの長女は“夢がかなった”と大喜びで、しっかりもしてきました。

2年前、絶望感で一杯だった頃からは、信じられません。

私たち家族にとって、待望の、幸せを運んでくれる第二子誕生でした。

現在、育休中で、今春、仕事復帰予定です。

主人も復職後から現在まで業務を配置転換してもらっていましたが、今春から戻ることになっています。

不安もありますが、パピーさんの講座をお守りにしながら、忙しくても、大事なことは見失わず、向き合っていけたらと思います。

ココまで・・・

もいままさん、貴重なご報告をありがとうございました。

プライバシーのこともありますので、ご主人のお仕事の記載はしなかったのですが、ご主人も仕事上、家にお帰りにならないことが多く、

又、家に帰ってきても、夫婦げんかになったりしてしまって、もいままさんも、娘さんも、そしてご主人も、みんな心休まるときがなかったのかもしれません。

ですがご主人が休職されたとき、それをプラスに捉えて、ご自分の仕事もセーブして、家族3人、ゆったりする時間を取られたもいままさん。

その判断は、とてもよかったと思います。

娘さんの「物を口に入れる癖」も影を潜め、爪噛みもなくなり、枝毛だらけだった髪の毛もきれいにカットできた・・・って、間違いなく娘さんの気持ちが安定したんだろうな~と感じます。

そして・・・なんと二人目のお子さんに恵まれたんですね♪長女さんの「夢が叶った」と喜ぶ顔が目に浮かびます。

2年前は絶望感で一杯だった、と書かれていたもいままさん。

是非、今の幸せが続きますように、無理をせず『仲良し家族』でいてくださいね♪

※ご興味がありましたら、ご覧ください。

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パピーいしがみ 人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。

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