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第982号 思いやりが無い

こんばんは。パピーいしがみです。

さて、今日のメルマガは、子供の「思いやり」についてお話ししたいと思います。

多くのお母さんが願うお子さんの姿に「優しい子」「思いやりのある子」があります。

確かに「優しさ」「思いやりがある」ことはとても良い事なんですが、私はそれだけを求めるのはちょっと・・・と思っています。

今から5年ほど前、チッチさんから、こんなご相談を頂いていました。

ココから・・・

パピーさん、こんにちは。チッチです。初めてご相談をさせて頂きます。私の悩みは長女に「思いやりがない」事です。

私の子供は、長女6歳、次女3歳の2人姉妹なのですが、まだ次女が小さいころから「人には優しく」とか「小さい子を先にさせてあげて」のように話をしてきましたが、いまだに次女に譲るという事ができません。

幼稚園の先生からは「話をきちんと聞いて頭の回転も速く、運動もできるし、リーダー的な要素もあるので、いろいろ助かっています」とは言われています。

ただ、やはり口調がきつく、幼稚園の友達同士で遊んでいても、威張ったような言い方をしたり、口喧嘩も頻繁に起きているようで、何度注意しても治る気配がありません。

実は、私自身がかなり気が短く、小さいころから「ワガママだ」と叱られて育っていて、自己中心的な性格の為に、

小学生時代にクラスの大半から無視をされてしまった苦い過去があったので、子供には同じような経験をさせたくないと、幼少期からかなりくどくど言ってしまっています。

自分勝手な行動をするのではなく、優しさと思いやりを持った子に育てたい・・・と、ずっとそれを願い、子供に口うるさいほど声掛けしてきたのですが、結果的には私の子供時代と同じようになってしまっています。わざと妹に意地悪をする事も多いです。

幼稚園のお友達にも、「○ちゃんは自分勝手だから嫌い」と距離を置かれてもいるようです。

そんな長女に、私自身もきつく当たってしまい、どんどん悪循環になっているように感じるのですが、今後、どう対処して行ったらいいのでしょうか?

ココまで・・・

というご相談でした。そこで私はこんな風にお返事しました。

ココから・・・

チッチさん、こんにちは。パピーいしがみです。

チッチさんはご自分が小学生時代に辛い思いをしたこともあって、同じ経験をさせたくないと、長女さんには小さいころから「優しさ」と「思いやり」を持たせたいと努力されてきたみたいですね。

その気持ち、とても良くわかります(^^)。

ただ結果的には、チッチさんが育てられた環境と同じようになってしまっていたかもしれないな・・・と感じます。

チッチさんは「ワガママだ」と叱られて育った、とありましたが、長女さんは「人に優しく」とやはり叱られることが多くはないでしょうか?

確かに「優しい子」「思いやりがある子」は、周りから見ると、とても良い事のように思えますが、

「優しさ」や「思いより」を優先すると、とても自信のない子になったり、人の目を気にする子になったりしやすいんですね。

ですから「優しさ」や「思いやり」を1番に考えるのではなく、幼少期はまず自分の気持ちをしっかり表せること。

そして安心に満たされた中で、次の成長として周りの人の事も考えられるようになって行く・・・これが順番だと思うのです。

又「優しくしなさい」「思いやりを持ちなさい」と叱られても、それらは叱られてできるようになることではなく、やはり家庭内の雰囲気から培われていくものだと思うのです。

「優しさ」や「思いやり」は、自分が満たされて初めて現れるもので、いつも不安だったり、自分の事でせいいっぱいだったりすれば身に付くことはありません。

とすると・・・小さいころから「優しくしなさい」「思いやりを持ちなさい」と教えてこられた、そのチッチさんの気持ちは分かるのですが、順番的にもちょっと早すぎたのでは?とも私は思うのです。

そして、もう一つ、叱り方として「妹に優しくしなさい」「妹に譲りなさい」と妹さんを対象にするのは、上の子からすると、納得ができないのですね。

長女さんからすると「なぜお母さんは、妹ばっかりかわいがるの?」「なぜ妹には優しくして、私にはきつく当たるの?」って理不尽な気持ちを感じてしまいます。

そうなると、上の子としては、より妹に嫉妬をしたり妬みを持ってしまいがちになり、上の子の怒りの矛先は妹さんに向かいます。

チッチさんは「そんな長女に対して、私自身もきつく当たってしまい、どんどん悪循環になっているように感じる・・・」と書かれていましたが、

叱れば叱るほど「私ばっかり怒られる」「どうせお母さんは私の事が嫌いなんでしょ」のように、叱られている側からすると“満たされる状態”からは遠くなってしまいます。

そうなればそれこそ、家庭で叱られるうっぷんやイライラを、妹や友達に当たり散らす・・・のような状態になりかねません。(さらに「優しさ」や「思いやり」からは遠ざかります)

ですから、まずはチッチさんのお考え「優しくしなさい」「思いやりを持ちなさい」をご自分の優先順位から外して、今は、それ以外の良いところを認め、褒めてあげてほしいのですね。

幼稚園では良いところもたくさんあるようですし、まずは長女さんの良さを認めて、自尊心を高めてあげる事が必要では?と思います。

そして「妹に優しくない!」「友達にきつい!」と叱るのではなく、ご自分が手本を見せる事をしてみて欲しいのです。

例えば電車でお年寄りに席を譲ってあげたり、困っている人に手を貸してあげたり、自然災害などのニュースがあったら当事者の気持ちになってみたり、募金活動をされていたら、どんな内容の支援なのか興味を持つなど・・・。

そんな姿を子供の前で見せてあげて欲しいのですね。そしてもし子供にも「困っている人に何かしたい」という表れがあったら、それを褒めてあげるようにしてほしいのです。

親が手本を見せることは、「人に優しく!」「小さい子を先に!」と叱るより、ずっと具体的で分かり易いし、相手の立場になって考える事を褒められたりすれば「ああ、こういう事をすればいいんだな」と気付くことができます。

でも、あくまでもそれは、自尊心が高まり“満たされた”状態の後で訪れる、いわば「+α」だと思ってほしいのです。

ですから、ここしばらくは、チッチさんご自身の「優しさ」「思いやり」を子供に要求するのではなく、

まずは上の子の自尊心を高めてあげることを優先に接し、家庭内の雰囲気として「困っている人の気持ちになる」ようにしてみたら?と思いますがいかがでしょうか?。

それは、長女さんだけでなく、次女さんにも教えることができますからね(^^)

ココまで・・・

そのようなお返事をしましたところ、さっそくチッチさんからメールを頂きました。

ココから・・・

パピーさん、お返事ありがとうございます。頂いたお返事、何度も読みました。

今まで「どうして長女はこうなんだろう?」と長女の問題を何とかしなくては・・・と焦っていたのですが、メールを読ませて頂いて、原因は自分にあったのだと分かり、しばらく呆然としてしまいました。

私は、どんどん自分に似てくる長女に「このままじゃだめだ」「私そっくりにしてはいけない」と焦ってしまい、

高飛車なところ、優しくないところ、妹への意地悪や、お友達とのトラブルが少しでもあると「何度言ったらわかるの!」ときつく怒っていました。

いつかは分かってくれるだろう、と思っていましたが、これって長女の自尊心を削るだけで、かえって長女の「満たされない」状態を私が作っていたんですね。

そして、私がとても反省したのは、パピーさんが書かれていた「手本」のところでした。

私は「優しさ」と「思いやり」を子供に身に着けさせたいと思いながら、私自身、それらを全く持っていない事に気付かされました。

パピーさんが書かれていた「お年寄りに席を譲る」や「困っている人がいたら手を差し伸べる」もやったことはありませんでしたし、

地震や自然災害をニュースでやっていても“自分自身に降りかかりませんように”と願うだけでいつも目をそらしていました。

そんな自分を棚に上げて「妹に優しくしなさい」「友達に優しくしなさい」と怒ったところで、子供に伝わるわけもなく、長女の気持ちはすさんでいくだけですよね・・・。

今回、お返事頂いたことで、私自身ができていない事を子供に要求していると良くわかりましたし、又、すごく自分自身が狭い範囲でしかものを見ていなかった事が分かりました。

まだ勉強を始めたばかりで相談をしてしまい、テキストもちゃんと読んでいなかったのですが、テキストにも「自分ができない事を要求しない」と書かれていて、これからいろんな面で気付くことや親として学ぶことで私自身が成長できるとは思いますが、

まずは、子供の手本となれるように。

そして人の気持ちを考えることを家庭内で増やしていけるように、自分から姿勢や行動を改めていきたいと思います。

しばらくショックで落ち込んでいましたが、自分がやるべき方向性が見えてきましたので頑張ってみます。

ココまで・・・

そんなお返事を頂いたチッチさんから、先日、ご報告を頂きました。そこにはこう書かれていました。

ココから・・・

パピーさん、いつもフォローメールやメルマガで勉強させて頂いています。

学ぶことが多くてとてもためになります。私もここ数年でお母さんとしてレベルが上がっているのではないかな?と嬉しく思っています。

そして、ご相談していた長女の思いやりのなさですが、成長するにしたがってちゃんと身に付いてきたと思います。

今思えば(パピーさんにもご指摘いただきましたが)小さいころから「優しさ」「思いやり」を求めるのは、やはり間違っていたと思いますし、

成長に合わせて人の事を考えられるようになっていくものなんだな・・・と実感しています。

私が「この子にはちゃんと思いやりの気持ちがあったんだ」と思ったのは、長女が2年生の時、ある女の子の心臓移植の募金活動でした。

当時、仲の良いミニバスをやっている子から「チームでボランティアの募金活動をするからよかったら来て」と言われて、パンフレットをもらいました。

長女は、そのパンフレットを読んで強い衝撃を受けたようで「お母さん、私のお金、いくらある?」と聞いてきたのです。(頂いたお祝いやお年玉は貯金してあります)

なぜ?と聞くと「お金を寄付したいから」と。

その女の子は、生まれつきの心臓疾患で、国内でも何度も手術をしたものの、最終的に心臓を移植するしか生きる方法はなく、

それも日本では移植ができない為に外国での手術となり、総額で数億円と、とてつもなく高額なお金が掛かるとの事でした。

世の中には同年代の子でもこんなに苦しんでいる人がいるんだ、自分も力になりたい!と思ってくれたようです。

私も、長女のその気持ちがとても嬉しくて、長女と一緒にインターネットで調べたり、お父さんとも話し合って、当日、家族4人で募金をしに行きました。

わずかですが、それぞれの金額を募金箱に入れ、帰りに「ご飯を食べて帰ろう」という事になり中華料理店に入ったのですが、なかなか長女の箸が進みません。

どうかしたのか?と主人が聞いてみると、長女は神妙な顔つきで

「○ちゃんは苦しくてご飯もあまり食べられないんだって。私、ちょっとしか募金できなかったし、アメリカに行けるかな?元気になれるかな?って思ったら何かかわいそうで・・・」

とポロポロッと涙を流しました。

その様子を見て「あ~、ちゃんとこの子はこの子なりに、人の痛みや辛さを感じる様になっているんだな・・・。やっぱり私が焦り過ぎていたんだな」と私も切なくなりました。

その時、主人が「大丈夫だよ。きっとアメリカに行けると思うよ」

「実際にみんなから募金を募って成功した例はいくつもあるし、今日の僕らみたいに少しでも力になりたい、って思う人は沢山いるから大丈夫だよ」と言ってくれました。

そして「そうやって、人の気持ちを考えてあげる事。とても大事な事だよ」とも。

長女は「うん」と言って、なんとかご飯を食べ、家に帰ったのですが、思えばこの頃から人の気持ちを考えるようになったような気がします。

今も、姉妹喧嘩は時々ありますが、笑って仲良く遊んでいる事も増えました。

以前はいつも長女の目がつりあがっていて妹に怒ってばかりいるように感じていましたが、そんな雰囲気も全くなくなりました。

今回、西日本豪雨の被害状況をテレビで見ている姿はとても真剣で「将来は人に役立つ仕事をしたい」と言っています。

パピーさんには、アドバイスを頂いたまま、ご報告もしていなかったので、今回、「あの時の悩みは解決しました。今はとても幸せなお母さんです」とお伝えしたくて、メールしました。

毎日、暑い日が続き、体調も崩しやすいと思いますが、パピーさんもお体に気を付けてお過ごしくださいね。

ココまで・・・

「優しくない」「思いやりがない」と思われていた長女さんが「将来は人の役に立つ仕事をしたい」と言ってくれたことはとても驚きましたが、

そこにはやはりチッチさんの「子供を叱るよりまず自分から」と思われたことがとても大きかったのではないかな?と思います。

「子供は親の背中を見て育つ」とはよく言われる言葉ですが、子供に「こうしなさい」「あああしなさい」と口酸っぱく言うよりも、

子供の目の前で「こうするんだよ」と実際に見せた方が、ずっと子供には伝わりやすいんですね。

自然災害なども、その場所に行ってボランティアに参加する・・・という事はできなくても、

「大変だろうな・・・辛いだろうな・・・早く復旧してくれるといいのだけど・・・」との気持を子供の前で言葉にするとしないとでは大きな違いがあると思います。

どちらにしても、チッチさんのお悩みが解決され、「今は幸せなお母さんです」とご報告を頂けたこと。とても嬉しくメールを読ませて頂きました。

「優しさや思いやりは家庭で育まれる」

是非、そんなことを頭に入れて日々、過ごして頂けたらな~と思います(^^)
チッチさん、貴重なご報告をありがとうございました。

※ ご興味がありましたら、ご覧ください。

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