第1356号 トラブルは起きる!
こんばんは、パピーいしがみです。
今、インフルエンザが流行っているみたいですね。
いつも予約しなければ打てないけど、「今年はまだワクチンに余裕がありますよ〜」「当日でも受けられます♪」と言われて、ワクチンを打ってきましたが、
半袖でインフルエンザの予防接種を受けるって・・・と、違和感を感じながらも、朝晩は寒いぐらいになりましたね。
北海道では最低気温が5度の日もあるとか・・・。
寒暖差が激しい上にインフルエンザが流行っているとのことで、どうぞお気をつけくださいね。
さてさて、先週、インスタのストーリーズでまた、新しい企画が始まりました。
「HSP診断」や「今日の占い」など、よろしかったらぜひ、見てくださいね。
問題の種まき
今日は、この頃の内容からするとかなり真面目な話なのですが、いただいたご相談の中で、気になったことがあったので、皆さんにもシェアしたほうがいいかな?と思い、このメルマガでお話させていただくこととしました。
私の考え方の一つ、「家庭でどんなにいい子に育てたとしても(例えば)いじめなど外部からの妨害があると、その子の人生を簡単に壊してしまう」という件は、ご理解頂いていると思います。
だからこそ「嫌なことはイヤ!」と言えるように教えてほしいし、 兄弟喧嘩だってちゃんとして、怒りを持つことも「自然なこと」として捉えてほしい。
もし同級生ではなく、 上級生や先生など、立場の違う人たちからの妨害があった場合については、(自分で対処できなければ)親に相談ができるようにしておいてほしい。
そしてそんな時の、親の対処の仕方などもお話ししていますよね。
それら「いじめ」という学校やクラブ活動のような同級生同士で起きる問題ばかりではなく、上級生や学校の先生からのものも含め、私はそれをすべてひっくるめて「妨害」と呼んでいます。
言葉であったり、または雰囲気であったり、 暴力であったり。
そんな攻撃を与えられることは「あるんです!」とお伝えしていますね。
インフルと同じ
ちなみにこんな話をすると、「それは学校が悪い」とか「社会が悪い」とか「いじめをなくす世の中にしなければならない」とか言う人が多いのですが、
「どこが悪い」「誰がどうすべき」ではなく、現実に起きていることなので、それを防ぐためには、現時点では、それぞれの親が対処しなくちゃいけないんです。
インフルエンザが流行ったら、ワクチンを打って、手洗いとマスクを徹底するように。
でないとご自分の子供は"守れない"んですね。
ウイルスが蔓延している時に予防をしていないと、簡単に罹患して、辛い思いをしますよね。
それと全く同じで、「妨害への対策」その準備をしていない子。 その危険性を考えてもいない親の元で育った子に起きると取り返しがつかないことになります。
それこそ免疫がないと、ダメージが大きく、過剰に怯え、精神状態は非常に不安定になり、学校にも行けなくなって、さまざまな問題が同時多発的に起きるのです。
だから、「どんなに家庭内でいい子を育てても、 それだけでは足りない(その前に大事なことがある)んですよ」とお伝えしているんですね。
でも、 その現実を知り、 対処できるように育てた子は、きちんと立ち向かえますし、いじめに発展することもありません。
もし自分でなんとかできない場合も、 親に相談してくれれば、いくらでも解決策はあります。
その中でも「いじめ」はとても分かりやすい例なので、私もいじめについてお話することが多いのですが、 実はその種になってしまうことってあるんです。
子供の周りにある問題の種
例えば、自分の子どもと同じクラスの同級生で、 よく遊ぶ子だったり、友達に、『大人を軽んじる子』がいたとします。
その子が、友達のお母さんやお父さん(あなた)に対して暴言を吐きました。
例えば「クソジジイ」とか「クソババア」と言ったとき、あなたはどうされるでしょうか?
シチュエーションとしてはその場所に、その子のお母さんもいて、自分の子がよそのお父さん・お母さんに暴言を吐いていることも知っているとします。
まともな親でしたら、それを知ったらすぐにその子の元に駆け寄り、厳しく叱りますよね。
「なんですか!その口の聞き方は。 失礼なこと言うもんじゃありません! 謝りなさい」 って、自分の子を叱るはずです。
でもそのお母さんは、注意をするでもなく知らんぷりしています。
さあ、あなたはどうされますか?
ここ、すごい大事なところなので、先を読まずにちょっと考えてみてほしいんです。
「もし自分だったらどうするかな?」って。
相手の親御さんがいるのにもかかわらず、その子が他人の、またそれも随分歳の離れている大人、「友達の親」に対して「クソジジイ」とか「クソババア」と言ったとしたら、あなたはどうされるでしょうね?
もちろん親自身もびっくりして「何も言えない」「何もできない・・・」っていうこともあろうかと思います。
なので、しっかり「その時はどう対処したらいいんだろう?」って考えておいてほしいんですね。
一度でもシミュレーションをしておくと、その時になったら正しい対処がしやすいからです。
この時多くの親が選択する、もしくは頭に浮かぶのは「その親も叱らないのに、自分がその子を叱っていいんだろうか?」 という疑問だと思うんです。
そして、 何も注意をしない相手(親)に対して、呆れたり不満を感じたりするでしょう。「何よ!あの人(親)は注意もしないで!非常識な人!!」って。
そこまでは、 多分多くの人が考えることだと思うんですけど・・・
では、あなたはその子に対して、もしくはその親に対してどういう対処をしますか?
それとも何もしませんか?
私の中ではもう明確にあるんですけれども、あなたはどうされますか?
・・・・
先に言っちゃいますけど、もし私だったら相手の親が叱らずとも、私はその子に対して、「その言い方、おかしくないですか?」 と真剣な顔で言います。
感情的に「なんだと!」「もう一回言ってみろ」と言っては『恫喝』になってしまうので(怒り心頭で結構強めに言うでしょうけど)言葉は「ですます調」で、はっきりきっぱり言うと思います。(私もずいぶん丸くなりました・笑)
もし相手の親が「なんでウチの子を叱るんですか!」って 言ってきたらこう言います。
「この子は今、私に向かってクソジジイと言ったんです」
「それ、あなた聞いていましたよね?でもなぜあなたはこの子に対して注意しないんですか?」
「あなたが注意しないから、私が注意してるんです」と。
それでもごねるようでしたら、
「いいですか?相手に対して誹謗中傷をするのは、明確に法に触れる行為です。
そして、あなたがそれをこの場で見ていながら何も注意をしないというのは、その行為を黙認したことと同じです。
"たかが子どもの言葉"では済まされません。
大人がその場にいて、何も言わずに見過ごすということは、その環境を許容した当事者になるということです。」
私は多分、一歩も引かないのですが・・・それって結構ハードルが高いですよね。
ですから多くの方は、その親に(聞こえないように)非難はすると思いますが、「その子に対して注意をする」ということはなかなかしにくいと思うんです。
何もしないことで生まれる5つの問題
ですがそんな時、大きな問題が5つ生まれます。
まず1つ目は、 ご自分のお子さんに「自分の親はクソジジイ・クソババアなんだ」って思わせてしまうこと。 もちろん子供自身も「言っていいんだ」と思います。
2つ目、自分の親は「そんな風に愚弄されても、反論できない弱い人なんだ」と思うこと。当然ですが、そんな親の姿を見て子供はがっかりするんです。
でも、もし自宅に帰って自分がお父さんお母さんのことを「クソジジイ」「クソババア」と言ったのであれば、親はそれを咎めるでしょうし、
もしそうなれば、「友達のことは注意もしなかったのに、どうして私のことは怒るの?」という理解できないもやもやが残りますよね。
当然それは大きな不満に発展します。これですでに3つの問題が起きました。
そして4つ目。相手の子には、あの子(あなたのお子さん)の親は私が直接悪口を言ってるのに「叱ることもできない人なんだ」と思わせます。
そして、その子にとっては、ヒエラルキー(階層)は自分の方が上で、この子の親は「私よりも低い」と思うのです。
最後の5つ目。ということは、当然、その親の子である「友達(あなたのお子さん)は、さらに低いヒエラルキーに位置されるということです。
そうなると「あの子をいじめても、きっとこの親は何も言わない!」と認識するのです。
その結果どうなるか?と言いますと、 あなたのお子さんは必ずあなた方(親)を軽んじるようになります。
将来的に不満は鬱積し、家庭の秩序は乱れるでしょうし、親に対する尊敬の念などは抱けないと思います。
そして相手の子は、あなたの子をいじめるようになることが大いにありえます。
もし、いじめにはならないとしても、自分よりヒエラルキーが下だと判断して、執拗な「嫌がらせ」や「からかい」をしたり、攻撃の対象になる可能性は高いです。
どうですか?想像しただけで怖いですよね。
これは「攻撃」とか「妨害」になる前の段階ですが、その時点ですでに「問題の種まき」をしてしまっている、と言うことになってしまうのです。
増えている現実を知る
これはもちろん「そんなことを言う相手の子が悪い」「そんな風に育てた相手の親が悪い」と考える人は多いと思いますが、
今は、そんな「自分の子を叱れない親」はとても多く、また、それを指摘しても「うちの子だけじゃないですよね」などと言う親がとても多いのです。
まさにウイルスが蔓延している(どんどん増えていく)状態なんです。
だから、私たちは(家庭や子供を守りたいのなら)実際に増えているそういう子供や親がいることを知り、そんな状況でも家庭や子供を守るための姿勢でいなければならないんですね。
知っているだけで違う
ちょっと今回のお話は厳しく感じたかもしれません。
ですが、私たちが「まあまあ・・・」「子供のことだし・・・」「波風はあんまり・・・」というスタンスだと、そういう『妨害』を呼び込みやすい、ってことは覚えておいてほしいんですね。
子育ては「良いこと」ばかりではありません。子供が成人して社会に出るまではさまざまなことがあります。
でもそれを知って、親が準備しておけば、「悪いこと」よりも「良いこと」が訪れやすくなる(「悪いこと」は早い段階で刈り取れる)ということなんです。
でもこういうことを「知っている」だけで全然違います。
なので、ぜひ、頭の片隅にでも置いておいてくださいね。
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今週は笑えない内容ですみません。
来週は楽しい話題にしたいと思います。
では、また来週。お会いしましょうね♪
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【 パピーいしがみ 】人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。