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第315号 恐怖を乗り越える

こんばんは。パピーいしがみです。

前回のメルマガで“子供達の「やりたい」気持ちを高めるには、ほんの少しの上達でも認めてあげる、褒めてあげる。そして、難しければ細分化して段階を経て乗り越える。又、「もうちょっとやりたい」という気持ちで終らせる。そういうステップや工夫が必要なんですね。”

というお話をしました。

今日はその『難しければ細分化して段階を経て乗り越える』について、とても良いお話がありますので、紹介させて頂こうと思います。

私達は『初めての事には躊躇するように作られている』という件についてはもう何度もお話していますが、初めての事って何が起こるかわからないので、大人であってもそこに『恐怖』を感じます。

特に経験が少ない子供達にとって、様々な『始めて』は『恐怖』の連続です。

でも、その『恐怖』を乗り越えると、『僕って良いじゃん!』という自信が育まれます。

その自信が積み重なってくると今度は、「これも出来るかもしれない」「これもやってみよう!」そういうチャレンジが出来るようになります。

そう。ワクワクして、楽しくて、喜びを持って・・・。自分から積極的に挑戦していく・・・。

こういう積極性を身に着けてくると、「できない」をどんどん克服して行くようになるんですね。

さあ、どんな工夫でどんな変化があったのでしょうか?それでは始めましょう。

ココから・・・・

パピーさん、こんばんは。ぴろです。

講座を始めて、少しずつ、自分の気持ちが穏やかになってきているのを感じています。おかげで子供と過ごす時間が楽しいです。

先日、幼稚園にお迎えに行った後、しばらく園庭で遊んでいました。長男は自分からジャングルジムに登り始めました。(私は「お、すごいぞ!嬉しい」と心の中で思っていました。)

幼稚園のジャングルジムは 全部で6段、4段目までが大きく、上2段が小さく、さらに滑り台へとつながる通路へ登れるようになっています。

以前は怖がって手をつけず、夏季登園の際に3段目まで登ったのですが、この日は4段目に登りかけて躊躇していました。

そして 降りてきました。

お友達が滑り台へつながるところまでサッサと登っていくのを見て少し悲しそうな表情をしました。

やはり、人より出来ないのは悲しいのですよね。

そしてもう一度登り始め、また4段目で躊躇。私は「やってみて、言って聞かせて・・・」と思い、ジャングルジムに手をかけました。

すると 息子は降りてきてしまいました。「ああ、タイミングが悪かったのかな・・・」そう思いつつ、息子に「どうしたの?登らないの?」と聞くと

「登らない。」

「あそこまで上手に登れたんだから、○○ちゃんなら一番上まで行けると思うよ。」と私。

「今日は僕 ここまででいいの!」と息子。

「どうしたの?なにかあった?」

「高い所 こわかった。」

(そうかあ、怖かったんだ)良いタイミングでやって見せてあげることが出来ず後悔しつつも、「どうしたらいいんだろう?でも、高いところ怖いのは私も同じだし、無理強いは出来ないよなあ・・・。」と思いながら・・・、

「怖かったんじゃ仕方ないよね。でも、○○ちゃんは怖いのをがんばって、あんなに登れるようになって偉いね。

前は怖くて一番下の段だったけど、今みたいに怖いのを頑張って登れるのは勇気があってすごいことだよ!」

「また今度 一番上まで登りたい気持ちになったらやってみればいいからね。今日は良く頑張れたね。ゆっくりでいいんだよ。」

こう言ってあげるのがその時考えついた精一杯の言葉でした。息子は「うん!」と言ってました。

翌日・・・また ジャングルジムに登った息子は、昨日より一段高いところに手と足をかけ「ママ~!!僕ここだよ~!!」

まだてっぺんではないけれど、とても嬉しそうな笑顔の息子がそこにいました。

「すごいね~!!昨日より1段高いところに登れてるね!頑張ったね!」

目標を持たせ、「やってみて、言って聞かせて させてみて・・・・」は今回うまく出来ませんでしたが、少し息子の気持ちに寄り添ってあげられたのかな?と私も嬉しかった瞬間でした。

でも、もっといい方法があったかな・・・。考えてみます。

ココまで・・・・

ぴろさんの息子さんは3歳です。

3歳の子供にとって、6段のジャングルジムの高さはかなりの恐怖ですよね。

でも、友だちはできる。僕はできない。そこには、寂しい思いと一緒に「僕も出来るようになりたい」という気持ちもあったと思うのです。

ぴろさんは、何とか出来るようにさせてあげたかった。そして約1ヵ月後、こんなメールが届きました。

ココから・・・・

パピーさん、こんにちは。ぴろです。

長男(3歳)が、ついに昨日、ジャングルジムから滑り台に渡る事が出来ました!!

9月頃、長男の通う幼稚園はジャングルジムと滑り台がつながっていて、お友達は滑り台のほうへ行ってしまうのに怖くて降りてきてしまう、でもいつもより1段頑張った・・・とメールさせていただきました。

あの後、全然進展がなかったんです。

しばらく誘ってはいたのですが、乗ってこないので、休憩していました。

でも、長男は来週4才のお誕生日を迎えます。今週は年子の妹の幼稚園の申し込みもあります。

来年、4月に入ってくる年少の子が出来て、年中の自分が出来なかったら、傷ついてますますやらないのでは?そう思い、今週を『ジャングルジム強化週間』にしました。

9月頃は、私が手本をみせ、降りてきてから長男にさせてました。

下の妹もチョロチョロ動いて危ないし、ママべったりの子なので、二人に目を配れるところに居たかったのです。

でも、それがいけなかったのかな?やっぱり、長男は自分だけを見てくれる時間が必要なのかな?だからやる気が出なかったのかな?と気付きました。

以前ご報告させていただいたように、妹が運動会の前後からすっかりお姉さんになってきたこともあって、妹は他の友達と遊ばせ、その子のお母さんにお願いし、私は長男と一緒にずっと登っていることにしました。

月曜日、長男と一緒に登っているとやり方はばっちり。体の使い方は出来ているので、後は怖い気持ちだけ。

いつもの段より上に誘うと『怖い』と。『今日はママも一緒にここにいて、押さえてるから大丈夫』と言うと頑張って一番高いところまで登ってくれました。

でも、『あっち(滑り台の方)に行くのは怖いから降りる』というので、それ以上無理強いせず、一番高いところまで行けた事を褒めてその日は終えました。

夜になって、「どうしてジャングルジム怖いのかなあ?ママ、怒ってるんじゃなくて知りたいんだけど教えてくれる?」と聞いてみました。

すると、「(登る仕草をして)こうは怖くないんだけど、こっち(ジャングルジム上で水平に歩くこと)が怖いんだよ。」と教えてくれました。

・・・そうだったのか!!

じゃあ、まずは滑り台の方に一回行ければ自信がつくから、滑り台につながっているところの真下からジャングルジムを登れば、水平に歩かなくて済むから出来るかも?

そして、そのことを床に絵を書き説明して、明日一緒にやる約束をしました。

そして、何でもいいから『自信を出せるように』と思って、お風呂の中で、今までの出来るようになった事を伝えたのです。

「自転車も、お箸も、顔を洗うのも上手になったよねー、すごいよね。頑張ってるよね」って。

寝る前に、妹が「△△ちゃんも一緒にジャングルジムやりたい!」言ったのですが、「お兄ちゃんはね、△△ちゃんが赤ちゃんだったからママが一緒に練習してあげられなくて、小さいときから一人で練習してたの。」

「でも、△△ちゃんが大きくなったから、明日はママとお兄ちゃんだけで練習させてくれる?

お兄ちゃんが出来るようになったら、△△ちゃんもママと練習しようね、だから明日はお砂で遊んで待っててね。」と妹にお願いしました。

その様子を隣で息子は聞いていました。

火曜日、最短距離から行ったら、足のかけ方を少し教えただけで、二歩水平に歩くだけなので、一回目で滑り台の方に行けました。私は思わず「やったー!」です。

滑り台から降りてきて、私の膝に座る長男。私はハイタッチしたいくらい嬉しいのですが、おとなしい長男。

どうしたんだろう?こわかったのかな?『○○ちゃん、すごかったねー、出来たね!』と言うと、膝の上でニッとして、静かに喜びを噛締めているようでした。

その後、『僕もう一回やってくる』と一人で行き、何度もそれを繰り返し、いつのまにかお友達と一緒に遊んでました。

水平に歩くのも怖かったはずなのに、歩く距離がのびてました。

とても長くなってしまい申し訳ありません。

でも、今回、細分化するってこうかな?と思いながらやってみて、とても良い経験ができました。(テキストの先のほうの章、このために読んでしまいました。)

あと、やはり長男には『自分だけ見てもらっている』という感覚を普段あまり与えてあげられてないという事にも。

でも、ジャングルジムできてよかったです。嬉しいです。またご報告します。

ココまで・・・・

ぴろさん、貴重な体験、そして克服の様子。詳細に教えてくださって、ありがとうございます。

とっても素晴らしい細分化と、声掛けでしたね。

ぴろさんもきっと「まどろっこしい」と思った時もあったと思いますが、決して強制したり、否定する事無く、できた事を褒め、頑張りを認め、一緒に克服している感じがとてもよかったです。

こんな文面がありましたね。

“滑り台から降りてきて、私の膝に座る長男。私はハイタッチしたいくらい嬉しいのですが、おとなしい長男。

どうしたんだろう?こわかったのかな?『○○ちゃん、すごかったねー、出来たね!』というと膝の上でニッとして、静かに喜びを噛締めているようでした。”

この時、もうどきどきだったと思いますよ。

かなりビビっていて(ほんとは)足が、“がくがく”だったんじゃないのかな?だから、安心して、腰が抜けたようになって・・・、でも、とてつもない喜びがじんわり湧いてくる・・・・。

「できた、できたぜ~!」「僕って・・・けっこうやるじゃん!」って。

でもその後のお兄ちゃん。

“その後、『僕もう一回やってくる』と一人で行き、何度もそれを繰り返し、いつのまにかお友達と一緒に遊んでました。水平に歩くのも怖かったはずなのに、歩く距離がのびてました。”

とありました。すごいよね。これってかなりの自信になったんですね。

でも本当にすごいのは、この事が、他の事にも生きてくる事なんです。その後頂いたメールです。

ココから・・・・

今日も、初めて登れたあの場所からスタートし、何回も何回も、ジャングルジムに登っていました。

今回、乗り越えた事はかなり自信がついたようで、息子が発する言葉に変化が出てきました。

以前は、何か「やってみようよ」と誘っても『僕できないから』というのが口癖でした。

以前、私が息子一人で練習させた、その教え方が原因だったと思います。

でも、ジャングルジムができるようになってから、その口癖が『やってみよう!やりたい!』という発言に変わってきたのです。

以前は、自分から興味を持ったこと(自転車など)はやるのですが他の人に影響されて何かを始めるという事が少ない子でした。

それが、興味の幅が広がって、いろんな事にチャレンジできるようになってきたんです。自信を持つって、本当に・・・すごい!ですね。

ご興味のある方はこちらをお読みください。

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