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第733号 らせん階段のその後に 2

こんばんは。パピーいしがみです。
 
前回のメルマガで「らせん階段のその後に」というタイトルで、きよりんさんのお話を紹介しましたね。
 
実は、その時にはまだご許可を頂いていなかったので、次回の予告をすることができなかったのですが、実は、らせん階段を上ったその後に、又、一つ違った喜びも有ったのです。
 
そこには、私が良く言う「善循環」が起きつつ有ったんですね。
 
「悪循環」は知っているけど「善循環」って何?って思った方もおられるかもしれません。 
 
「悪循環」とは一つ起きる悪い事が引き金になって、次から次へと悪い事が起きる事ですよね。「善循環」とはその逆で、一つ良い事が起きると、次から次へと連鎖的に良い事が起き出すことなんです。
 
もちろんそれは、何もしないで待っていては訪れません。

そこには、地道な継続と積み重ねが必要なのですが、子供たちに「認める」「褒める」「包む」をして、その効果を確認し、考え方、方法をマスターしたら、他の方(ご主人や同僚)にもそれを使って頂くのです。
 
そうすると、それらが積み上がっていき、飽和状態を越えた時、善循環が起き始めます。そうなった時、本当に楽しくなります。いろんな事が良い方向に向かい始めるからです。
 
きよりんさんにも、それが起き始めていました。でも、ご主人様のプライバシーに関する事なので、私もあまり無理を言えず「よろしかったら紹介させて頂けますか?」とお伺いしていたのですが、OK♪が出ましたので、本日、ご紹介する事ができる事になりました。
 
ご主人との事で、悩んでいる方も多いと思います。きっと参考になると思いますので、お読みくださいね♪

ココから・・・

こんばんわ。お忙しいところ、お返事ありがとうございました。
 
最近、とてもいい感じが続いていて、悩んでいた時のことを忘れがちになっていたんですが、久しぶりに前の日記や、パピーさんとのやり取りのメールを見返してみて、やっぱりひとつ成長した息子を、そして自分自身を改めて感じることが出来ました。
 
そして、もうひとつ報告したいことがあるんです。それは以前からご相談させて頂いていた主人とのことです。
 
パピーさんもきっとお気付きだったと思いますが、私にとっては子供の事も勿論ですが、主人との関係をどうにか良くしたい。という強い願いから講座を始めさせて頂いたんです。
 
子育ての勉強をしてみて、ここ数年の主人の行動は、私達の子供が産まれてから、私の主人への態度が変わってしまい、その反発からきているのも良くわかったし、それまでの生い立ちが影響を及ぼしているのも、よく分かりました。
 
以前に一度書いたことがありましたが、主人は虐待されて育ったんです。兄弟の中でも、一人だけ差別されていました。
 
パピーさんがいつも仰っている、指示、命令、強制、比較、食事を与えられない。家に入れてもらえない。暴言、暴力。「あんたなんか・・・」そうゆう環境の中で生きてきた人です。
 
私は子供が産まれるまで、主人の事が好きで好きでしょうがなかったんです。結婚前にも、問題は沢山ありました。借金に浮気。ギャンブル。酒癖も悪い。喧嘩沙汰もありました。どうしようもないですよね。(^^;;
 
それが分かっていながら、それでもどうしても嫌いになれなくて、そばに居たかったんです。
 
結婚しようと言われた時にも不安だらけだったけれど、“きっといつか分かってくれる”“諦めなければ、想いは届く”そう信じていました。
 
だから、いつも何があっても、結局は主人を信じたい気持ちが強くて、“別れ”では無く“そばに寄り添う”事を選んできました。
 
でも、子供が産まれて、私の愛情は一気に子供に向かいました。

余裕の無い私は、主人に対して、「もうお父さんなんだから・・・いい加減分かってよ」「いつになったら、どこまでいけば伝わるの・・・?」「まだ分からないの・・・?」って、寄り添う気持ちではなく、求めるばかりになっていったんです。
 
そして、主人に対して絶対にやってはいけなかった、指示、命令、強制・・・をしてしまったんです。

子供を産んでから「お前はうちの母さんと似ている。」と言われたことがありました。
 
その頃は自分は正しいと思い込んでいたので、私がしている事がどんな事なのか、全く見えていませんでした。
 
私からしてみたら、お義母さんとは全く違うタイプなので、(本当に見る目がないな・・・この人)って思っていたんです。

乳児期から、褒められることなどほとんど無く、他の兄弟と比較され、差別され、いつも怒られて、認めてもらえず、自分の存在を否定され続けた人です。主人にとって、指示、命令、強制は、相当な苦痛だったんです。
 
それを分からずに、私は主人に求め続け、訴え続けたんです。主人が家庭に居場所を無くすのは、当然の結果だったんです。
 
どんどん悪循環にはまっていき、底が見えない蟻地獄のように感じていました。「私は正しいことを言っているのに」「ここまでしてきたのに」「なぜ簡単に家庭を壊し、我が子さえ捨てようとするのか」そう思っていました。
 
そんな時に、パピーさんに出会えたんです。こうゆうことだったんだ・・・と全ての事が線で繋がったような感覚でした。
 
そして、講座を始めさせて頂いたんです。パピーさんに相談させて頂いて、主人の気持ちを教えてもらいながら、自分の気持ちとの葛藤でした。
 
こうなった理由は分かる。私も悪かった。でも何も無かった事には出来ない自分がいました。
 
家庭の中で、私は暖かい太陽で居たい。子供と三人で幸せな家庭を作ってみせる。そう思っている反面、主人の裏切りが頭をよぎり、嫌悪感を感じていたんです。
 
いつか分かってくれる。いつか伝わる。そう信じて寄り添ってきた私は、もう居ませんでした。半分諦め、子供の為に・・・と、言い聞かせていたんです。

虐待されて育った、もう三十過ぎの一人前の男の人を“変える”なんて無理な事だったんだ。変わってくれると信じていた私がバカだったんだ。私がこの人に合わせて生きていくしかないんだ。そんな風に思っていました。
 
でも、ここ何ヶ月か、少しづつ関係は良くなってきていて、私も我慢ばかりではなく、自分の気持ちを伝える事もあったんです。
 
でもその時にも、指示、命令、強制はしませんでした。「なんでこうしてくれないの・・・分かってよ!?」じゃなくて、「私はこう思っている」「こうしてくれたら嬉しい。こう言って欲しかった」の様に伝えました。
 
否定ではなく「こうなるようにやっていきたい」「貴方はどう思う?」と、言葉を選びながら、落ち着いて、提案の様な形で伝えられる様になりました。
 
これは、本当にパピーさんのお陰です。それでも、否定されることにとても敏感な主人ですから、苛立ちや、怒りを私にぶつけることが多かったんです。
 
でも。喧嘩をしても次の日には持ち越さず、追及しすぎず、気持ちだけは伝える事をしてきました。

主人は外ではとても気を使う人です。サービス精神も強く、仕事は頑張り屋で、負けず嫌いです。
 
休みの日でも、仕事の電話が絶えません。でもその反面、自分の気に入らない事は、上司であっても態度に出す人です。外で気を張っている分、私の前では全く気を使いません。それは主人自身も言っていました。
 
私のいう事をほとんど信じてくれず、意見を言っても、「全然納得できない」と平気で口に出す人です。私も主人にずっと否定され続けていたんです。
 
だから、子育ての事について、あまり積極的に話はしてこなかったんです。でも仕事の事だけは、私の意見を良く聞いてくれていました。 
 
半分以上愚痴を聞くだけなんですが、「怒るより、認めてやらせてあげるのが大切だと思うな・・・」「私が部下なら、怒鳴られ続けたら、ヤル気は出ないと思う」「でも、信じてやらせてもらえるなら、期待に答えたいと、努力できると思う」と話したりする事もありました。
 
子育てについては、お義母さんのいう事を鵜呑みにして、「甘やかし過ぎだろ!」なんて言われることもあったし、私と息子のやり取りを見て否定されることも多々ありました。
 
「お前は絶対人の意見を聞かない。どうせ言っても無駄だ。」なんて言って、話し合いにすらならなかったんです。
 
でも、そんな主人が、先日「たまには飲みにでも行くか」って誘ってくれたんです。どうしたんだろう・・・?って不思議に思いつつ、機嫌のいい主人と、色んな話をする事が出来ました。
 
子供の話になり、私の子供への思いや、どういう育て方をしたいのか。なんでそうゆうふうに思うのか。それをじっくり聞いてくれたんです。子供が出来てから初めての事でした。
 
いつも上の空で、適当な返事しかしなかった主人が、ちゃんと聞いてくれたんです。
 
そして、「俺はいつもお前の言うことに反発ばかりしてきたけど、でもお前は間違ってないと思う。」「○○は本当にいい子に育ってくれてる。お前のお陰だな。」

「俺も人の上に立ってみて、人を育てる大変さが分かった。子育ては、どんな仕事より凄いって最近思うんだ。」「○○がワガママを言っても、手が付けられなくても、お前はずっと受け止めて、愛情をかけて、教え続けてる。」
 
「俺には出来ない。」「だからもっと自信もってやっていいと思う。」「俺もそんな風に育てられたら、もしかしたらまた違ったのかもな・・・でも、育った環境を言い訳になんて出来ない。俺達は○○に出来る事を一生懸命やってやろう。」って言ってくれたんです。
 
今までの苦労が報われた気がしました。涙が出ました。 
 
タライの法則。求めるならまずは自分から。それは主人には通用しないんだと思っていました。でも、少しづつ、少しづつ、伝わっていたんです。ちゃんと主人にも届いたんです。
 
私すごく頑張った!なんて言えないんです。子供には素直に、認める。褒める。包む。を出来ても、主人には半分諦めで、気を付けたのは、否定、命令、強制をしないこと位だったんです。
 
感謝を伝えたし、楽しく過ごすことを意識もしたけど、子供と同じようには出来ていませんでした。
 
それでも、三十を過ぎた、全く違う人生を歩んできた主人にも、届いたんです。パピーさんの教えは凄いです!そして、パピーさんの事もやっと話すことが出来ました。
 
今まで、ずっと一緒に勉強して欲しいと願っては居たけど、まだその時期じゃない。相手が聞き入れる状態じゃなければ、何を言っても逆効果なだけ。と、聞いてくれる時を待ってきたんです。その時がやっときました。
 
忙しくて、すぐには始められなそうですが、「今度俺にも見せて。おれも勉強したい」と言っていました。
 
そして、主人は私に「お前は変わった。」っていい意味で言ってくれたんです。パピーさんは仰っていますよね。人は変われない。私もそう思うんです。実際、私の根本は何にも変わっていません。
 
でも、伝え方、接し方、態度は変わることが出来たんです。そして、主人も同じです。主人の悪いところばかりが私に対して出ていたのが、主人の本来持っていた、優しい気持ちや、面白いところ、気遣いのできるところを見せてくれるようになりました。

主人は元々そうゆうところを持っている人だったんです。お互いが、お互いの嫌な部分でしか接しられなくなっていたんです。
 
それが、ゆっくり一歩づつ、行ったり来たりしながら、やっとお互いを認め合えるようになったんです。認め合える家族を強く願っていました。でも無理だとも思っていました。でも、願いは叶いました。
 
パピーさんには言葉では伝えられない位の感謝の気持ちです。本当に有り難うございました。これからも「有り難い」を忘れずに。勉強を続けさせて下さい。
 
最近感じるのは、パピーさんの言葉や、教えが、今まではパズルのピースの様に一つ一つの形であったのが、それが繋がって、綺麗な絵が見えてきているような感覚なんです。
 
経験がなければ実績はない。実績がなければ自信は育めない。沢山失敗していい。失敗から学ぶ。私達は、沢山の失敗をしてきました。
 
随分と回り道をして帰る場所さえ分からなくなっていました。それが又同じ屋根の下で、笑い合えるようになったんです。
 
私のした事は、一番の苦手だった継続なんです。全て教え通りに上手くなんて出来ていませんが、失敗しても又立ち直って継続をしたんです。
 
私に無かった、一貫性。こうでダメならこうでしょ!も、立ち止まって一呼吸置いて、思い直し、感情に流されていないか。そう自分に問いかけ、考える事が出来るようになりした。
 
本当に伝えたい事を伝える為には、相手の聞き入れる状態を待つ事。いい関係を作る事。そこから全ては始まる。それを身を持って感じる事が出来ました。
 
子育てのゴールは今じゃない。出来なくてもいい。出来ればもっといい。躾はいらない。お母さんの笑顔があれば・・・
 
それは相手を信じて、待つ事なんだな・・・と思いました。子供が私に言ってくれるんです。「お母さん、大丈夫だよ。そうゆう時もあるよね。お母さんならきっと出来る。」「僕も出来る。」って。

どうやら私には、こんなに小さなスーパーマンがそばにいてくれるみたいです(^-^)
 
随分長くなってしまい、申し訳ありません。私達家族は、パピーさんの沢山の言葉に教えられ、考えさせられ、励まされました。『幸せなお母さん』にしていただきました。
 
この教えは私の生涯の宝物だと思います。最近は近所のお母さん達に、育児の相談なんかもされたりするんですよ(^-^)

「いつも、子供達への接し方が保育士さんみたいで、すごいなぁ・・・って思うんです。 本当に子供が好きなんですね。」なんて言ってくださった方も居ました。とても嬉しかったです。
 
伝えたいことが多過ぎて、長くなるので、今日はこの辺で終わりにします。お時間取らせてすみません。読んでいただき有難うございました。又、嬉しい報告が出来るように、レンガを積んでいきます。

ココまで・・・

このメールを読んで、私は目頭が熱くなりました。きよりんさんは、ご主人の事で、本当に悩んでいたんです。
 
メールにもありましたが、否定の嵐でした。でもそんなご主人様が・・・

“「俺はいつもお前の言うことに反発ばかりしてきたけど、でもお前は間違ってないと思う」「○○は本当にいい子に育ってくれてる。お前のお陰だな」「俺も人の上に立ってみて、人を育てる大変さが分かった。子育ては、どんな仕事より凄いって最近思うんだ。」

「○○がワガママを言っても、手が付けられなくても、お前はずっと受け止めて、愛情をかけて、教え続けてる」「俺には出来ない。」「だからもっと自信もってやっていいと思う。」

 「俺もそんな風に育てられたら、もしかしたらまた違ったのかもな・・・でも、育った環境を言い訳になんて出来ない。俺達は○○に出来る事を一生懸命やってやろう。」って言ってくれたんです。”

嬉しいですね。きちんと見てくださっていたんですね。すごいな~。
 
きよりんさんは、“今までの苦労が報われた気がしました。涙が出ました。”と書いてくださっていましたが、本当にそうですね。今までの積み重ねと継続が実を結んだんですね。私は自分の事のように嬉しく思います。

そして・・・「今度俺にも見せて。おれも勉強したい」って言ってくださったんですね♪それは素晴らしい(^^)
 
今までは、たった一人で孤軍奮闘してきたきよりんさん。家庭の柱になるご主人さまがご理解をしてくださり、これからは、きっとお二人の考え方ががっちりスクラムを組み、さらに「楽しい家庭」を作って行ってくださると思います。

善循環も2人で起こすと2倍ですからね♪これからが、さらに楽しみです。
 
最後に、もう一度。「○○は本当にいい子に育ってくれてる。お前のお陰だな。」「俺も人の上に立ってみて、人を育てる大変さが分かった。子育ては、どんな仕事より凄いって最近思うんだ。」この部分、何度読んでもウルっときちゃいます。

“お前のお陰”っていいな~(↑∇↑)
 
それに仕事のできる方が『どんな仕事よりも凄い!』って言ってくださる【子育て】。私もいろんな仕事をしてきて、まさに子育ては、「最も難しく、最も楽しく、人生を掛けるだけの価値ある仕事」だと思っています。
 
それを分かってもらえたようで、すごく嬉しかったです。

きよりんさん、2週にわたってのメルマガ紹介へのご許可、ありがとうございました。又、嬉しい事、楽しい事、教えてくださいね(^^)

※ ご興味がありましたら、ご覧ください。

★★★ 通信講座「幸せなお母さんになる為の子育て」★★★

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