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第87号 優秀な選手になること

今日の内容は、中学生1年生の女の子をお持ちのお母さんからのご相談内容です。

部活が辛くて「やめたい」と言い出したそうなのです。でも、簡単にやめる了解をとってもいいのかしら?そうお悩みのご相談でした。あなたはどうお感じになりますか?

ココから・・・

パピーさんこんにちは。先日「第5章を読んで」の件名でメールをさせて頂きました「まーみやん」と申します。

ご多忙の中本当に申し訳ないのですが中学1年の娘のことで相談させてください。(長文ですみません)

中学1年の長女が夏休みが始まってすぐ「部活を辞めたい」と言い出しました。わざわざその部活に入るために受験までして入ったのにです。

理由は練習がきついからだそうです。だからといってすぐ辞めてしまうのはもったいない。「とりあえず夏休みを乗り切ってみたらどうか?」と担任の先生や部活の顧問の先生、チームメートも巻き込み説得し、

なんとか夏を乗り切れたのですが、先日授業中に過呼吸になってしまい、発熱と吐き気も続いたため、学校を1日、部活を3日休ませました。

すると、さあ、明日からまた頑張ろうねって話の時に、「もう辞める。明日顧問の先生に辞めると言う。もう走るのがやだ。」と言い出したのです。

小学校の時から、娘の部活については周りの多くの方にお世話になりました。受験して入ったことは皆が知っています。入部して半年も経っていないのです。

私たち親としては、「このまま辛くても頑張った自分と、もうここで辞めてしまった自分とどちらが後から考えて偉いと思う?」と質問しました。

本人は「最後まで頑張った方に決まってる」と言います。でも、「もう嫌なんだ。なんでこんなに嫌がっているのに分かってくれないのか。夏休みも辛くて辛くて仕方なかった。
この先もずっとこんな辛いのは嫌だ。」と、嗚咽するほど泣いていました。

主人は、「おまえは自分のことしか考えてない。今辞めることよりも後の方が辛いんだぞ。今までお世話になった人たちの事を考えられず、こんなことで辞めるなら、一つのことが続かない、いい加減な人間になるぞ。でもそうはならせない。」

「部活を辞めるなら勉強で学年10位以内になれ。それが無理なら学校を辞めろ。TV観る暇があったら家の事をやれ。」等々、半分脅迫じみたことも言ってみましたがガンとして聞き入れませんでした。

夫の言葉は間違いだとも思いますが、実際、本当に将来を考えるといい加減な人生を歩んでしまわないか心配なのだそうです。

そして夫は絶対にお仕置きが必要だといいます。私は夏休み頑張ってもだめだったんだから仕方ないとも思いますが受験してまで入ったのに、もったいないと言う気持ちはまだあります。

正直他人の目が気になることも嘘ではありません。

しかし、私の子供のころに比べれば娘は数倍頑張っていると思います。でも主人からしたら「アマちゃん」なのだそうです。

それでも娘は辞めてしまうだろうと思います。こんなに頑固な面があるとは思ってもみませんでした。こうなった場合、笑って受け入れてあげた方がいいのか、お仕置き期間を設けて厳しく接した方がいいのか・・・。

私は、よく頑張ったねと言って抱きしめてあげたいのが本心です。でも、それでは主人の言う通り甘えになってしまって本当に子供に逃げ癖がついてしまうのでしょうか。

辞めてしまった後、親としてどう接していったらいいのかアドバイスいただけないでしょうか。

ココまで・・・

そして私はこのようにお返事しました。

ココから・・・

まーみやんさん。こんにちは。パピーいしがみです。お返事が遅くなってすみません。中学1年生の娘さんの件でしたね。

「部活で頑張るために?」せっかく受験して入学したのに、なんで途中で投げ出すのか?!とお考えのようですね。

さて、どうしたものでしょう?ココで娘さんの気持ちよりも「親の気持ち」を考えてみませんか?

娘さんが部活に入るためにその学校を受けたと言う事は多分私立校なのでしょうね。その部活は有名な監督がいて、全国大会などに出て活躍するのでしょうね。

そこの部活で頑張りたい!という娘さんの言葉を聞いてお父さん・お母さんは誇りに思ったでしょうね。「そうか!すごいな!頑張れよ!応援するからな!」なんて声が掛かったかもしれません。

難度の高い受験資格や猛勉強したり、知り合いにお願いして是非合格させてほしい!とお願いされたかも知れません。

そして実際に受かった娘さんを褒め、たたえ、喜び、そんな娘さんが誇らしくて、ご近所や知り合いにお話したかもしれません。

ご近所や知り合いは「そりゃすごいわね。是非頑張ってね!」と言ってくれたかも知れません。これらは私の憶測ですので違っていたらすみません。

ココで、「やっぱり私には無理」「止めたい」と子供が言えば、親はどう思うでしょうか?

「ちょっと待ってよ。」「あの応援は何だったの?」「あんたのためにどれだけ協力したと思っているの?」「いろんな人にお願いしてやっとかなった夢なのに!」「近所や知り合いにももう話しちゃったし、止めたの?なんて聞かれたらかっこ悪いよ」と私なら思っちゃいますね。

そして、なるべく止めないように無理難題をふっかけて「止めたら○○だからな!覚えておけよ!」なんて脅迫したりもするでしょうね。

そう。まーみやんさんのご主人と全く同じことを私は言うでしょう。だから、我が家の場合はそれを止めたのです。

実は、私の末娘は、小学6年生の時、ハードルで県4位になりました。小学校から陸上を続けていたし、誰もが中学でも陸上を続け、ハードルを選ぶと思っていました。

有名な先生から「うちの学校へ来ないか?」と誘われもしたのです。お誘いの中には「インターハイ」「特待生」という言葉もありました。でも、親である私は丁重にお断りしました。

私の住んでいる静岡県の清水という場所はサッカーが非常に盛んです。清水清商・清水東校・東海翔洋・静岡学園と聞けば、たぶん耳にしたことがあると思います。

今でも活躍しているJリーガーはたくさんいます。(何人いるのか分からない位です)でもその華々しいイレブンの影に多くの挫折者がいてそこには熾烈な戦いと選手になるために全てを捨てて一心不乱に努力する姿。があります。

そしてその影にはどんなに努力しても報われない控え選手。怪我をして戦線から離脱せざるを得なかったエリート選手。

才能はあるのに監督や先生と折が合わず明らかに排除されている生徒、退部と共に学校までもやめなければならなかった子供達。勝利の影にはあまりに多い犠牲者がいることを知っていたからです。

スポーツなどで頂点に君臨するには大変な努力が必要です。そのために勉強も恋愛も遊びも全て捨て、スポーツのみに没頭します。

朝から晩まで一心不乱に努力しても、選ばれる選手はほんの数人。ほんのちょっとの怪我や監督の機嫌で優秀な選手も控えに回されます。

私にはそこまでのリスクを犯して頂点を目指すだけの価値を感じないのです。もちろん子供が自分自身で「どんな事があっても頑張る!」と言うのなら応援します。

しかし、「どんな事があっても」という「どんな事」とは小学6年生、たった12年しか生きていない子供にとって「自分の想像を絶する事がこれから待っている」とは予想がつくはずもありません。

私は娘に話しました。「あなたの功績を認めて『是非、○○中学へ来てほしい!』って○○先生が言ってたよ。あなたはどうする?」って。

娘はそれはまんざらでもありません。「そうなんだ。あたし・・・スカウトされたんだ。これってすごいじゃない!インターハイかー!頑張ってみるかな」当然、そういう返事はしますよね。

そして私は言いました。「あなたが本当に頑張りたいというのならお父さんも応援する。でも、○○先生は本気だよ。インターハイレベルの高校生と練習するってことはものすごいきついはずだよ。

多少の事ではやめられないし、多分、普通の中学生がやっているいろんな楽しい事を全て犠牲にしなくてはならないと思うよ。その覚悟はある?」

子供はしばらく考えて、言いました。「ほんとは私、陸上がそれほど好きじゃないんだ。」「お姉ちゃんがやってたから私もやっただけで、簡単に記録がでちゃって・・・。

みんなちやほやしてくれるから気持ちよかったけど、それ1本でやっていくのはなんかつまんないなぁ。」

「中学っていろいろあるみたいし、文化祭なんかも面白そうだし・・・」「インターハイだってそんなに行きたくもないし・・・」「いいよ。公立中学でいい。」

私としては「インターハイに向けて頑張るよ!」といって欲しい気持ちが半分はありましたので、ちょっと残念ではありましたが、自分でキチンと判断した事に子供の成長を感じました。

結局、娘は公立中学へ入学しました。そして部活は何を選んだと思いますか?周りの人はみんな陸上を続けると思っていました。

ところが、本人が選んだ部活は「吹奏楽」だったのです。吹奏楽を選んだとき、本人から相談がありました。

「おとうさん。私、陸上じゃない部活をやってもいいかな?」この子が自分から「○○をやりたい」と言った事が無かったので本人がやりたいと言って来たらなんでもオッケーのつもりでした。

「何をやりたいの?」「バスケット?ソフトボール?バレーボール?・・・」「ううん。吹奏楽」

「ええっ?!吹奏楽?」「音符も読めないし、楽器だってハーモニカか笛ぐらいしかできないのに吹奏楽をやりたいの・・・?」私も妻も「せっかくの運動能力が生かされない」と非常にもったいないと思いましたが、初めての本人からの「自分の意思」です。

その自分の意思を尊重して、「是非頑張って!応援するからね。」と即答をしたのです。本人は「怒られる」「絶対反対される」と不安だったのでしょう。

すんなり了解をもらって安心したのか、吹奏楽を選ぶまでの経過を教えてくれました。

新しく先輩になる上級生とのやり取りや、「皆ができなかったのに私はトランペットの音が出たんだよ」なんて、それはそれは楽しそうに話してくれました。

吹奏楽を選んだ彼女に陸上を教えてくれていたコーチには「なんてもったいない」と呆れられ、ライバルのみんなからは「陸上に戻って来い!」と激をとばされライバルの親達からは「もう一度考え直した方が・・・」と言われましたが、新しい道を進む事を決意したのです。

1年半が経過して、彼女は部長になり、大勢の部員の先頭で指示をしたり、笑ったり、怒ったり、悔しんで泣いたりいろんな体験をしています。

それがとても楽しそうで、いろんな話をしてくれます。あの時、陸上を続けていたらそれは無かっただろうと思います。

まーみやんさん。私は子供に付けたかったのは「自信」でした。トップ1にならなくても、「私はできるぞ!」と思ってくれればそれがあらゆるものに好影響を与えます。

この「幸せなお母さんになる為の子育て」も子供達が「自信」を付け、楽しく生活をする目的で作られています。

今、お子さんに必要なのは何でしょうか?それは、本当に本人の事を思って話を聞いてあげる事。本人の辛さをわかってあげる事だと思うのですね。

もしかしたら、練習の辛さだけでなく何か訴えたいことがあるのかもしれません。「説得する」のではなく、「やめたいのなら一緒にお父さんにお願いしてあげる」という協力者として本人の本当の気持ちを読み取ってあげたらどうでしょうか?

中学1年生の前期が終わろうとしている今ならば、修正は全く問題無いと思いますが、いかがですか?

ココまで・・・

そしたら、数日後、ご連絡がありました。

ココから・・・

パピーさんこんにちは。先日お返事いただきました まーみやん です。パピーさんから頂いたメール、何度も読ませていただきました。

お忙しい中こんなに時間を割いてくださり、本当に感謝でいっぱいです。

先週は体調を崩してしまい、会社を休んでいましたが何とか体調回復し、週末に物入れの掃除をしました。

その中からしまいっぱなしの写真が出てきました。長女と次女の幼少の頃の写真が沢山あり、懐かしくなって掃除の手を止め見入っていたのですが、

途中「ハッ」と気づかざるを得ないことがありました。それは、長女の顔はいつも無表情だということ。子供らしく笑っている写真がほとんどなく、正直ショックを受けました。

そして、私はやっと気が付きました。私はいつも頑張ってる母親として周りの方から褒められて「これでいいんだ」とつっぱしってきたけれど本当に頑張っていたのは、がむしゃらな私にしがみつきながらずっとついてきてくれた子供だったんだと。

部活動に関してもそうです。長女の意思より「こうした方があの子の為」と決め付けてきた部分が多くありました。

パピーさんのお嬢様は自分で選んだ道をしっかり歩いているんですね。ハードルで県4位なのに吹奏楽へ行かれるお嬢様の選択をパピーさんと奥様は快く受けた。

もし自分が子供だったらどんなに嬉しいことでしょう。私と主人も本来の目標は有意義な毎日を送って欲しいということなのに

「長女はこのスポーツを取ったら他には何も出来ないし自信の持てるものが無くなってしまう」と決め付けていた主人に同調してしまっていた私が長女をいつの間にか追い詰めていたのだなあと深く反省しています。

私がしっかり守ってやらなければいけなんですね。

“「説得する」のではなく、「やめたいのなら一緒にお父さんにお願いしてあげる」という協力者として本人の本当の気持ちを読み取ってあげたらどうでしょうか?

中学1年生の前期が終わろうとしている今ならば、修正は全く問題無いと思いますが、いかがでしょうか?“

そうですね。まだまだこれからですよね。修正なんていくらでも出来ますよね。私もまだ「自信」無いことばかり。

この親にしてこの子ありなんだなーと思います。よい理解者、協力者になりたいと思います。長女が昨日ぽろっとこんなことを言いました。

「私の一番楽しい時間はね~、休み時間にハリーポッターの本を読むことなんだ。」と。私としてはいつも一人で寂しくないのかしら、もっと友達とワイワイ楽しく明るくして欲しいのが正直な気持ちですが、

今こそこの長女の気持ちを大切にしてあげようと思い「へえ、そうなんだあ。わたしも会社の休み時間とか行き帰り電車で本読んでるんだよ。」

「本って読み出すと止まらないよね。ハリーポッターそんなに面白いなら今度読んでみようかな。」と返事しましたら「読んで、読んで!絶対に面白いから!!」と念を押されました。

長女の心の世界を覗けるような気がして少しずつ読みはじめました。最後に“それでは私達親にとって本当に必要なのは何なのでしょうか?私は自分の道を自分自身で切り開く力を身に着けさせる事だと思うのです。

ご心配ですか?いいえ。大丈夫。もともと子供はその力を持っています。もともと持っているその力。その力を引き出してあげるのが、私達親の役目なのです。“

この言葉大が好きです。特に「いいえ。大丈夫。」のところが。この簡潔な言葉にすごく勇気付けられます。

「大丈夫。大丈夫。長女も次女も自分で切り開く力を持っているんだよ。」って思えてくるんです。本当に本当にありがとうございました。

ココまで・・・

このメールを頂いて、ほっと胸をなでおろしました。そして、「あー。このお母さんなら大丈夫。」「そしてこの長女さんもきっと、笑顔が輝く女の子になるはず」ととても安心したのでした。

まーみやんさん。プライベートな事、そして嘘偽りの無い素直なお気持ちをメルマガで紹介する許可を頂きまして、本当にありがとうございました。重ねて感謝申し上げます。

 

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