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第667号 ぐずり・めそめそ

こんばんは。パピーいしがみです。ここ数日、九州地方では大変な豪雨で大きな被害を受けたところもあるようです。

いたたまれない思いでテレビの映像を見ていますが、非難された皆さん、被害にあわれた方々、心よりお見舞い申し上げます。早く梅雨が終わってほしい・・・強く願います。

さて、今日のメルマガは「ぐずり・めそめそ」としました。

とくにこの「ぐずり」でお困りの方も多いようですので、今日のお話しは参考になるのではないかな?と思います。それでは早速始めましょう。

まずは、先日届いた、チサさんからのメールです。チサさんには、昨年、ご相談にお答えしていたのでした。

ココから・・・

パピーさん、こんにちは。厚木のチサです。ずいぶんとご無沙汰してしまってすみません。以前、相談させいて頂いた長男のぐずりの件ですが、お返事頂いたあと、ご報告もせずにすみません。

実は、昨日、実家の母が遊びに来ていて、一晩一緒に過ごした帰り際の一言。「○くん、すごく大人になったね。去年まではあんなにぐずぐずしていたのに、もう、全くそんな風には見えないね。いい子になったわ~」

それを聞いて、「あ、本当にそうだ。まずい・・・パピーさんに報告もしていなければ、お礼も言ってなかった・・・」と気付いて・・・今、メールを書いています。

失礼をいたしまして、本当に申し訳ありません。でも・・・本当に変わるんですね。びっくりです。

「本当に」というのはパピーさんを疑っていた訳ではないのですが、私は、かなり気が短くて、口うるさくて、その上猜疑心が強くて、素直ではありません。

誰に何を言われても『自分を改める』ということができないので、最初は「こんな私ではきっとムリだろうな~」と思っていたからなのです。

そんな私が少しずつでも行動に移せたのは、パピーさんからのお返事が、ただ「○○をしなさい」という良くありがちなアドバイスではなく、

「長男の気持ちはこうなんですよ~」などのように、私が気付かなかった事を教えてもらったり、数々の心理的な作用があることなど、いろんな面からサポートして頂いたおかげだと思います。

つまづき、投げ出しそうな事があった時にも、「一直線に良くなる、なんて稀。いい時もあって悪い時もある。その悪い時が少なくなっているのであれば上手く行っている証拠」なんて言われて、すごく気持ちが軽くなったり・・・。

1年経ってみたら、長男のぐずぐずは本当に減りました。

ココまで・・・

ここで少し、チサさんから頂いた内容をご紹介したいのですが、チサさんの長男さんは、妹さんが生まれてから、赤ちゃん返りをしたり、甘えがひどくなったそうです。

でもどうやら長男さんのぐずりの発端は、兄弟ゲンカからだったようです。

ココから・・・

長男が3歳の時、長女が生まれました。この長女が私にそっくりで(笑)とても強いのです。

生まれた時から大きかったのですが、成長も早くあっという間で、すぐにはいはいをするようになって、あっという間にタッチができて、あっという間に歩くようになり、

長男がブロックやレゴで遊んでいると、近づいて、せっかく作ったものを崩す。掴んでは投げる。長男は大泣きですが、長女はそんな長男を意に関せず、ぐちゃぐちゃにして満面の笑顔。

悔しい長男は、自分が遊んでいる時に長女が来ると、「こないで!」「来るな!」と言うようになり、口で言っても長女は聞かないので、殴ったり、蹴ったり、何もしていないのに押し倒すようにもなってしまいました。

少々のケンカはあってもいい、と思っていた私ですが、さすがに1歳の女の子を足蹴にする4歳の男の子を見て、「なんで小さい子に優しくできないの!」「止めなさい」「手加減しなさい」と怒るようになってしまいました。

それからは、何かに付けて長男を叱ってしまい、ケンカは少なくなったのですが、長男の積極性が無くなったというか、だんだんいじけるようになってしまったのです。

例えば、こんなことがありました。

長男が熱心に絵を描いていた時に、横から長女が入ってきて、長男が書いていた絵に黒いクレヨンでぐちゃぐちゃ~とやったのです。

そうしたら長男は一瞬怒った顔をしましたが、私の方をちらっと見て、目があった瞬間視線をそらし、泣きそうな顔をしながら、部屋の隅に行って膝を抱えたのです。

それを見て、私は今まで怒り過ぎていたのかもしれない、と、急に不安になってしまいました。

お兄ちゃんになんと声を掛けていいのか分からなかったのですが、お兄ちゃんの所に行って「○(妹)に取られちゃったね、でも叩かなかったから偉かったよ。又、新しい紙に書けばいいじゃん」と言いましたが、

「もういい」「やる気が無くなったから」とめそめそ、ぐずぐず。気が短い私は、こういうめそめそ、ぐずぐずが大嫌いで、最初は「そんな事言わないの♪」なんて優しく対応していたのですが、

だんだん腹が立ってきて「だからあんたはダメなんだよ」のように、過去の事まで持ち出して怒ってしまいました。

それからというもの、このめそめそ、ぐずりが、どんどん多くなってしまって、「どうせ僕なんて」「やらなきゃよかった」「楽しくない」が口癖になり、もう一緒にいる事が嫌になってしまうぐらいでした。

優しくしても治らないし、かといって叱ればもっと悪くなる。もうどうしたらいいかわからず頭を抱えてしまっています。

強い妹と、弱い長男。なんとかこの関係も変えたいのですが、どうしたらいいでしょうか?

ココまで・・・

私はこんな風にお返事しました。

ココから・・・

チサさん、こんにちは。パピーいしがみです。

詳しい内容をありがとうございます。幼少期のお兄ちゃんの気持ちについては、前回お話しましたが、今日は「なぜ、いじけるのか?」について、お話しますね。

お兄ちゃんが、活発な妹さんに自分の遊びを邪魔された。そこでお兄ちゃんが頭にきて、妹さんを叩くようになったとありましたね。

でも、これって普通にあっていい事なんです。と言いますのは、私たちだって音楽を聞いていて、すごくいい気分になっていた時に、雑音や騒音で邪魔されたら腹が立ちますよね。

または映画館でいい映画を見ていて最高のクライマックスの場面で、誰かの携帯がけたたましく鳴ったりしたら、「なんだよ、こいつ!電源切っとけよ!」って思います。

お兄ちゃんも同じなんですね。自分が集中して遊んでいる時に、横から邪魔されたら、やっぱり頭にくるんです。それがいつもいつも・・・になってしまうと、「お前のせいで!」「近寄るな!」になってしまう。

これはしょうがない事なんですね。もう過去の事なのですが、こういう時は、妹さんの遊びにはお母さんが付き合ってあげて、お兄ちゃんには、集中させて遊ばせてあげるといいんです。

妹さんの事を見てもらうのは「時々」に留めておくことが、ミソなんですね(^^)

でも、お母さんとしたら、1歳の女の子を叩く、足蹴にする・・・になってしまった長男さんをやはり止めるしかありません。

そしてきっとそのたび、長男さんを強く叱ってしまったのだと思うのです。そうした時に、やはり「昔は優しいお母さんだったのに、今は僕の事怒ってばっかり」「お母さんは、僕の事なんて嫌いなんだ・・・」という気持ちが強くなってしまうんですね。

そうなると気持ちはどんどん萎縮します。“それからは、何かに付けて長男を叱ってしまい、ケンカは少なくなったのですが、長男の積極性が無くなったというか、だんだんいじけるようになってしまったのです。”

とあったのはその頃だったのでは?と思うのです。そして、それを心配したチサさんは、優しく接するようにされたんですよね(^^)

お兄ちゃんは多分、その時、こう感じたと思うのです。「僕が、いじけたり、後ろ向きな言葉を言えば、お母さんは優しくしてくれるんだ」って。

どうでしょう?今まで「僕はお母さんに嫌われているかもしれない」と感じていた子が、「いじければ、お母さんは優しくしてくれる」と思えば、その「いじければ・・・」をすると思いませんか?

そうなんです。(お母さんに愛されたい)という悩みを持っていた子が、その悩みを解決する方法を知ったら、お母さんに愛されたいが為に何度も何度もその方法を使うのです。

それが・・・いじける、めそめそする・・・の恒常化に繋がっていると私は思います(^^)

ですから、まずはこの違った解釈(いじければお母さんは優しくしてくれる)を、「それは違うよ」と教えなければなりません。

そして別の方法で「僕は嫌われてなんかいなかった」と気付かせてあげる必要があるんです。

なので、これからしてほしい事は3つあります。

1つは、いじけても放っておく事。これは、いじけを止めさせようとして過剰に優しくしたり、その態度を、直接叱ったりするのではありません。

「いじけたって何も変わらないよ」という事を教えるのです。「いじける・めそめそする」という態度に対して、こちら側が過剰なリアクションをすることで、子供は「この行動に一定の反応はある」と感じます。

でも「そんな事しても何も変わらない」を教えたいのですから、「何も変わらない」状況を作る必要があるんです。

簡単です。放っておけばいいんですね。相手にしない事です。いじけても叱らない、いじけても優しくしない。です。いつも通り。変わらない態度。を貫いてください。

そして2つ目です。年齢が低くても、叱るべき場合には妹さんもしっかり叱る事。お兄ちゃんは妹さんよりも3つも年上と言う事もあり、どうしても叱られる事は多いと思います。

その頻度は妹よりも多かったり「小さい子はしょうがない」のようになってしまいがちな事もあるでしょう。でも、やはりそれは上の子からしたら理不尽な事でもあります。

ですから年齢で「叱る・叱らない」を分けるのではなく、妹が原因だったり、妹が悪かったりした時には、年齢が低くても悪い方をしっかり叱る事。これを意識してください。

そして最後、3つ目です。妹にはできない事で褒める、を増やしてみてください。

例えば、買い物にいって荷物が沢山あったら少し、荷物を持ってもらって、「お兄ちゃんがいてくれて助かったな~」と言ってみたり、お父さんが、出張でいない時には、「今日は、お兄ちゃんがお父さん代わりだよ。頼りにしているよ」と言ってみたり。

妹さんにはできない「男の子だから」できる事、「年長者だからできる事」をお願いして、やってもらい、それについて褒めるんですね。

「助かるな~」「ありがとうね」「頼りになる~」のような言葉がけをすることで、「僕がいるとお母さん嬉しいんだ」「僕が頑張るとお母さんは喜んでくれる」(存在価値を感じるような)声がけをしてみてほしいのです。

もちろん、少しずつ、ぐずりが減ってきたら、「この頃、すごく男らしくなってきたね♪」「そんなお兄ちゃんが好きだな~」なんて褒めてあげるのもいいと思います。

ぐずりを止めさせたい、めそめそを止めさせたい、のならば、それを直接叱って、止めさせようとか、抑えよう、とするのではなく、反対の「男らしさ」や「はきはき」「きびきび」を褒めることで、それを意識させるようにするんです。

「男らしさ」や「はきはき」「きびきび」ができるようになると、「ぐずり」や「めそめそ」は影をひそめていくと思いますよ。是非、参考にしてみてくださいね(^^)

ココまで・・・

とメールを送ったのが昨年の6月でしたので、あれからちょうど1年が経ったところだったのでした。

その後も何度かメールでやり取りをしたのですが、少しずつ、お兄ちゃんのぐずりやめそめそは減っていき、随分と積極性が出てきたようです(^^)

先ほどのメールの続きです。

ココから・・・

1年経ってみたら、長男のぐずぐずは本当に減りました。特にそれを感じたのは、パピーさんから言われた、「男らしさを褒める」をした時だと思います。

それまでは逆に「男らしくない」「かっこ悪い」「情けない」「ぐずぐずするな」「めそめそするな」ばっかりで、(直接叱って、止めさせようとしていました)

でも、直接止めさせたり、抑えたりするのではなく、反対に「なってほしい姿」を意識させて褒める。(これがけっこう難しかったのですが)

出張の多い主人ですから、パピーさんの言われた「今日は、お兄ちゃんがお父さん代わりだよ。頼りにしているよ」これはいいな~♪使えるな~♪と思って、主人が出張に日に、そう言ってみたら、

すごく嬉しそうで「うん、僕、男だからね」「お母さんや○(妹)を守らないとね♪」と、とても目をキラキラさせていたのが印象的でした。小さくても「僕は男なんだ、強くなくちゃ」という気持ちがあるんですね(^^)

それからは「助かるな~」「ありがとうね」「頼りになる~」を頻繁に使うようにするのと共に、妹の事も「小さいから」と言う理由はなしに、しっかり叱る(平等)を心がけるようにしました。

私がすぐイライラしてしまうので、「ぐずりを放っておく」が一番難しかったのですが、それでも、以前に比べたらとても積極的になってきて、お手伝いなども「僕やるよ」と言って、

自分からやってくれたり、妹が手を出すと、「お兄ちゃんがお手本を見せるからね。ちょっと待ってるんだよ」と「お兄ちゃん」「妹」の関係性ができてきたようです。

話は代わりますが、子供たちは、愛知のお婆ちゃんが大好きで、お婆ちゃんがこちら、神奈川県に来てくれると、本当に嬉しそうにするのですが、今年、お兄ちゃんは“1人でお婆ちゃんの家に行って夏休みを過ごす”という計画を立てています。

たった一人で電車に乗り、たった一人で実家に泊る。これって今までやった事がありません。でも、本人はすごく楽しみにしていて、「僕ならできるよ!」「やってみたい!」と、今、すごくやる気で楽しみにしています。

(一応、旦那の出張時に日を合わせ、旦那が隠れて付いて行って、お婆ちゃんに出会えるまでを見届ける、という事になっています)

でも、あの「ぐずぐず・めそめそ」が、たった1年でこんなに立派になるなんて、親の言葉や接し方って、子供への影響ってすごいんですね。

たまたまではありましたが、子供がまだ小さいこの時期に、パピーさんと知り合えて、私は本当にラッキーだったと思います。

今、妹が猛烈なイヤイヤ期です。今度は妹の事でご相談させて頂くかと思いますが、又、よろしくお願いします。

それではパピーさん。これから暑い夏がやってきますが、体調を崩されませんように。いつもありがとうございます。これからも、よろしくお願いします。

ココまで・・・

チサさんの長男さんは今年、小学校2年生になったんですね。夏休みに神奈川県から愛知県まで1人で行くなんてすごいな~(^^)

お父さんが隠れて付いて行ってくれるようですが、「僕ならできるよ!」「やってみたい!」というそのやる気、積極性は、すばらしい!!かっこいいな~♪って思います。これはきっと、さらに自信を付けてくれると思います。

チサさんの言葉に、“あの「ぐずぐず・めそめそ」が、たった1年でこんなに立派になるなんて、親の言葉や接し方って、子供への影響ってすごいんですね。”とありましたが、本当にそうなんです。

親の言葉や接し方って、子供にとても大きな影響を与えます。それが良い、悪いに限らず、影響はとっても大きいんですね。

是非、これからも良い影響を与え続けてくださいね。きっともっと頼りがいのある兄貴に成長してくれるはずです♪PS.夏休み、どんな事が起きるのか楽しみですね。帰ってきたらその変身ぶりを又教えてくださいね(^^)
 
 
 

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483 ■ 自信が育つ過程 ★★★★★
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