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第785号 2段階で影響を与える

こんばんは。パピーいしがみです。
 
少しずつ、秋を感じるようになりましたね。先週の日曜日には、地元地区のお祭りが有りまして、私も神輿を担ぎ、1週間たった今も、肩が痛いです(笑)
 
さて、そんな先週1週間で何通か同じご相談を頂きました。それは「うちの子は褒めても動かない」や「叱ったり、怒鳴ったりしなければやろうとしない」という内容でした。

これは、とても基本的なことなので、定期的に、お話ししたほうがいいかな?と思って、今回、ご説明させて頂こうと思いました。

結論から言いますと「褒めれば、子供が嬉々として、すぐに動き出す」は無い、という事です。

私達が行動する、その理由には2種類有ります。1つは「○○しなければならない」という【ネガティブ】な要因。そしてもう1つは「○○したい」という【ポジティブ】な要因。
 
【ネガティブ】な要因としては、強制させられたり、命令させられたり、「○○しないと××するよ!」のような罰やお仕置きをちらつかせ、いやいやでもやらせる、という形です。

【ポジティブ】な要因としては、行動に興味を持ち、「やってみたい」「面白そう」「楽しそう」と、自らが積極的に行動したくなるような形ですね。

当然ですが、【ネガ ティブ】な要因は「いやいや」ですから、「なんだよ、めんどくせーなー」や「うるせーなー」と言う気持ちが湧き出ますし、やっていてもダラダラでしょうし、それが終わっても「やらされた」という気持ちになるでしょう。

ですが、【ポジティブ】な要因である、自分から興味を持って「やってみたい」と思った事は、嬉々として取り組み、喜びをもって、集中して楽しみ、さらに終わってからも「面白かった」「又やってみたい」と思います。

この「○○しなければならない」という【ネガティブ】な要因と、「○○したい」という【ポジティブ】な要因では、“行動する”という意味では同じなのですが、その内容も、気持ちも、そして終わってからの印象も、全く異なるものになるのですね。

いえ、大事なのは、その時だけのことではなく、何度も繰り返し、積み重ねられた結果、全く違った方向に向かってしまう、という事なのです。

自分からやる気をもって、そこに楽しみや喜びを持って行動すれば、おのずと「できた♪」という成功体験も多いでしょうし、それによって自尊心も高まり、自信も育まれます。

楽しくやることで能力は飛躍的に高まりますし、「僕(私)ってなかなか良いじゃん!」という気持ちも生まれるでしょう。

でも、命令したり、強制してやらせていると、人は、強い反発を 感じたり、憎しみや恨みを蓄積させますし、自尊心はあからさまに低下するでしょうし、能力も伸びません。

何より「やらされている」という印象は自分を卑下し、「僕(私)ってダメだ・・・」と思わせます。それでは自信は付かない(反って失う)し、やる気も生まれません。

自暴自棄になってしまったり、努力もせず人をうらやみ、「どうせ僕(私)なんて」と叱っても怒っても動かなくなります。私が、最も心配するのは、そこなんですね。

強制や命令などの「否定」によって動かされ続けると、子供自身が、自分の存在に疑問を持ったり、自分を否定的に見たり、やれば出来ることさえも拒否したり、

自ら成長することや、能力を高めることあきらめ、よろこびや楽しみさえも自ら拒否してしまう様になることなのです。

だから私は、子供達にはこの、「○○したい」というポジティブな行動ができるように、皆さんに「認める」「褒める」「包む」をお願いしているのですが、

今まで“叱って”子供を動かしてきた方にとって、ちょっと勘違いをされている方もおられるんですね。

それはどういう勘違いか?と言うと、「“叱る”をすれば子どもは動く」のように「“褒める”をすれば子どもが動く」と思われていることなのです。

そこで、「うちの子は、褒めても動こうとしません」「叱らない と、やろうとしないのです」と、質問を頂くことになるのです。

でも、私がお勧めする「認める」「褒める」「包む」は、それをすれば直に子どもが変り、イヤイヤやっていたことを、嬉々としてやり始める、という事では有りません。

“叱る”“怒鳴る”は、恐怖で動かしています。ですから、「行動する」という視点だけで見れば、イヤイヤだろうとダラダラだろうと即効性があるように感じます。

なぜならその動機は「もっと嫌な事を避ける為」だからです。今、さらに嫌な事が起きるのなら、それを回避したい、という気持ちで行動するので、結果的に“即効性があるように見えるだけ”なのです。

ですが、自らが行動を起こしたくなる為には、その行動が“喜び”や“嬉しさ”に通じるものである、と理解していなければなりません。

子供達にとって、最も大きな影響を与えるのはお母さんです。お母さんの笑顔は、どの子でもそれを喜びと感じます。お母さんが褒めてくれた、喜んでくれた、笑ってくれた、励ましてくれた。それらは子供にとっての喜びになるんですね。

だから、まずは、子供の行動が子供達の喜びとなる、その『紐付け』をすることが大事なんです。

「これをしたら、お母さん、喜んでくれたっけな」とか、「お母さんに褒めてもらって嬉しかったな♪」という経験を数多くさ せてあげることで、「又、お母さんに喜んでもらいたいな♪」という気持ちが生まれてくるのです。

そんな風に、お母さんとの関係を良好なものにしてもらうこと。それが「認める」「褒める」の第一の目的なんですね。

そのお母さんとの関係が良好になれば、子供は指図せずとも「こうした方がいいよね」と考えたり、お母さんが喜ぶことを探す・・・など、自分で行動するようになっていくのです。

ところが・・・「強制」「命令」をずっとされて来た子にとっては、その『紐付け』がまだ出来ていません。叱られて行動してきた子は「やって当たり前」だったのです。

「やって当たり前」「やらないと叱られる」は「できれば、やりたくない」のです。

親が「最低このくらい、やって当たり前」だと思っても、子供からすると「できればやらずにすませたい」のです。

行動自体に喜びとの紐付けができていないので、「やる意味が無い」「やるだけ損」になってしまっているのです。でも、本当は違いますよね。

もし、子どもが自からお手伝いをしようとしてくれたり、やることを気持ちよく済ましてくれると、私達だって、気持ちよく過ごせます。

でも、そのためには、「お母さんとの関係」を良好にすること、子供達の行動が、子供自身の喜びになる為の紐付けが必要です。

まず は、その為の「認める」「褒める」なんですね。そしてその「認める」「褒める」を、継続していただくことで、子供自身の経験は増え、能力はさらに高まり、「できるようになりたい」「自分をもっと高めたい」という気持ちに変っていくのです。

そう。この「認める」「褒める」は、同じ親の姿勢であっても、2段階で子供に違った影響を与えていきます。

最初は、「お母さんとの関係」を良好にすることと、子供達の行動が、子供自身の喜びになる為の紐付け。

そこに到達すると、子供が自らが自分の能力を高め出す、「できるようになりたい」「自分をもっと高めたい」という思いを持たせるきっかけ になるのです。

最初は難しいかもしれません。お母さん自身も、始めたばかりは、「ほんとかな?」という疑問もあるでしょう。ですが、私自身も経験していますし、このメルマガでも沢山のお母さんがその報告を下さっています♪

今のご自分(と子供たち)は、どの段階かな?と考えて頂くと、今は何の為に必要なのか?がご理解いただけると思います。ご参考になりましたら嬉しいです(^^)
 
 

※ ご興味がありましたら、ご覧ください。

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