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第1043号 依頼を断れない

こんばんは。パピーいしがみです。

さて、今日のメルマガは「依頼を断れない」と相談を頂いた内容をご紹介しようと思います。

誰かに何かを頼まれると、面と向かって断りにくかったり、関係がぎくしゃくするとイヤだな・・・と思う事ってよくあると思います。

特にママ友さんからの依頼は、その気持ちもよく分かるし、むげに断れなくて、引き受けざるを得ない・・・そんなケースもありますよね。

もちろん相手の方が、引き受けたことに対してとても喜んで下さったり、感謝してくださるのなら、頼みごとを聞いてあげてもいいのですが、メリーさんの場合、どうやらそうでは無かった様でした。

こんなご相談を頂いていたのです。

ココから・・・

パピーさん、こんにちは。メリーと申します。いつも為になるお話をありがとうございます。

パピーさんのご指導で、我が家はとても明るく楽しく過ごせています。

4歳になる娘もこの頃自信をつけて、幼稚園でも元気に遊ぶようになり、あれから「幼稚園行きたくない」とは言わなくなりました。

その節はお世話になりまして、ありがとうございました。

今日、ご相談させて頂きたいのは、ママ友さんから「子供を預かって」と言われた時、どう断ったらいいか、良い対処方法は無いか、教えて頂きたかったからです。

以前からそんなに親密だったのではなかったのですが、幼稚園の同じクラスでもあったので「幼稚園が終わってから2時間ぐらい預かってもらえないかな?」と言われて「いいよ」と快く預かりました。

その後も2週間に1度ぐらい頼まれることがあって、娘も一人っ子なので「家で一緒に遊べるし娘にも良いだろう」と思っていたのですが、

預かった子(Tちゃん)は、子供同志で遊ぶというより、私に対して甘えたがり、べったりもたれかかったり膝に乗りたがったりします。子供同志で遊ぶより私に相手になって欲しがります。

それを見て娘が不安になって「私のママだからやめて!」とやきもちを焼くこともありました。

「二人で遊びなね」と言って見ていても、楽しそうに遊ぶという訳ではなく、娘がTちゃんの遊びにいやいや付き合っているようにも見えました。

そして2週間に1度程度だった預かりが、1週間に1度、5日に1度・・・と短くなって行き、最初「2時間ぐらい」と言っていた時間も、しだいに伸びて、夕飯の時間になってしまって、娘と一緒に食べさせる事もありました。

最初は「お互い様」だと思っていたし「困っているのなら助けてあげよう」と協力していたつもりだったのですが、しだいに感じた「預かってくれるのが当然」みたいな態度に、私がモヤモヤしてきました。

Tちゃんが来れば、おやつやジュースも用意しなければならないし、お迎えが遅くなればご飯も食べさせなければならない、私が娘を預ける事は無いし、預かってあげてもそれほど感謝もされない・・・。

これって「お互い様」ではないし、自分だけ損しているような気がします。

主人に相談すると「Tちゃんママ、図々しいよね。嫌ならハッキリ断らなきゃだめだよ」と言われたのですが、私は押しに弱く、

娘が意地悪されたら・・・とか、私が幼稚園で孤立したらイヤだな・・・と思うと、面と向かって断ることができません。

ハッキリ言えない私が悪いとも思うのですが、当たり障りなく上手に断る方法は無いか?と悩んでいます。

よろしくお願いします。

ココまで・・・

私はメリーさんからのメールを読んで「Tちゃんママは、メリーさんが断れないのを良い事に、都合よく利用しているみたいだな」と感じました。

又、預かる事についてや、お菓子やジュースの代金など、報酬や返礼などはありますか?と聞くと、それらは全くない、との事でした。

なので、こんな風にお返事しました。

ココから・・・

メリーさん、こんにちは。メール拝見しました。

そうですか。Tちゃんママさんからは、預けた事に対する謝礼などもないのですね。

お菓子やジュース、夕飯に掛かる経済的な負担。又、預かるメリーさんの身体的な労力を考えた場合、このTちゃんママさんは、やはり常識を欠いているなと感じます。

メリーさんが言われていた「お互い様」の気持ち。「困っている時には助けてあげたい」という思いはとても優しいし、本来は喜んで下さるはずだとは思うのですが、

どうやらメリーさんの優しい気持ちを、Tちゃんママさんは利用しているだけのように私には感じます。

Tちゃんママさんが、ご自分のお子さんをメリーさんに預けたのはなぜか?預けた時間に何をしているのか?については書かれていませんでしたが、

当初2週間に1度だったものが、だんだん頻繁に預けるようになり、2時間だったものもだんだん長くなって、時には夕飯も食べさせることがあった・・・って、

やはりそれはTちゃんママに「少しぐらい遅くなっても良いだろう」という気持を感じますし、責任感に欠けるのでは?と感じたりもしました。

最初は少なかった頻度も、だんだん預けるスパンが短くなり、頻繁にお願いされるようになった事を考えると、意図的にメリーさんを利用しようとする気持があるのでは?とも思われます。

そして、もう一つ気になったのがTちゃんの様子です。

最初にメールを頂いた時に「Tちゃんは、子供同志で遊ぶというより、私に対して甘えたがり、べったりもたれかかったり膝に乗りたがったりします。子供同志で遊ぶより私に相手になって欲しがります」と書かれていましたね。

とすると、日常的にお母さんとの関係が薄かったり、甘えさせてもらえない様な家庭環境なのではないかな?とふと思いました。

それと、子供を預けておきながら、お礼も何もない・・・って、もしかしたらTちゃんママは、自分の子を預ける事はあっても、預かったことが無い(預かる大変さを知らない)のかもしれないな・・・とも感じました。

子育てをされている親同士「お互いに協力して助け合おう」というお気持ちはとても良いと思いますし、それを否定するつもりはありません。

ただ、私は「預かる」という事についてあまり軽く考えてほしくないな、とも思っているんですね。

と言いますのは、他人のお子さんを預かっている時に、もし何かあったとしたら、その責任は“預かった側の大人”に有るからです。

少々のすり傷や切り傷でしたら構いません。

ですが目を離している隙に布団で遊んで窒息したり、お風呂の残り湯でおぼれたり、マンションのベランダから落ちたり・・・

命に繋がることや、大きな怪我が『絶対に無い』とは言えないのですね。

それにメリーさんも書かれていましたが、子供を預かれば、おやつや食事など、自分の子どもだけに与えて、預かった子には与えないという訳には行きません。

その分、当然出費は増えますし、外出なども気軽にはできませ。そこの経済的負担・精神的負担はとても大きくて、それにプラスして非常時の責任を考えると「人の子どもを預かる」という事はとてもリスクが高いと言えるのです。

ただ、メリーさんの場合、今まで預かってきた経緯がありますから突然「もう預かれない」とは言いにくいでしょうし「なぜ?」と聞かれた時に返答にも困るでしょう。

なので「主人に『預かっている時にもし何かあったらどうするんだ!』と叱られ、預かる事をやめるように言われた」という形でお断りするようになさったらどうでしょうか?

実は、メリーさんのように「子供を預かって」と言われる方は少なくありません。

そして預かったは良いけど、それが負担になってきて、どうやったら断れるかを考え「習い事をはじめたから、と断ろう」とする方がとても多いです。

「ごめんね。スイミング始めたから預かれなくなっちゃった」のように・・・。

でもこんな時「じゃあ、スイミングが無い時にお願いするから、いつがダメか教えて」なんて言われることもありますし、そうなると、毎日何か予定を入れなくてはならなくなってしまいます。

その点「ご主人に叱られた。『何かあったらどうするんだ!』と言われた」と正当な理由があって「預かれなくなった」とすると、断りやすく角も立たないのですね。

(もちろん、その旨、ご主人には説明をして理解してもらっておいて頂きたいです)

それで補足的にお話をしますと、

本当に預かってほしい場合があると思いますが、そんな時の為に“ファミリーサポート”という制度があって、代金をお支払いして数時間預かってもらう、という事ができます。

又、一時預かりをしてくれる保育園もありますし、宿泊付きで預けたい時には、ショートステイという方法もあります。

これらはお住まいの市町村や自治体にお聞きになると独自のサポートがありますし、きちんと保険に入っていて、何かあった時の対処についても安心です。

そういったサポートがどこの地域でもある、という事を考え合わせると、Tちゃんママさんからの依頼は疑問を感じますし、メリーさんが負担に思いながら預かる事は無いと思うのです。

断るにも勇気がいると思いますが、今の状態を続けていると、Tちゃんママはもっと無理なお願いをしてくると思います。

NO!と言う事も大事ですからね。ご主人の力も借りて頑張って「できません」と断ってくださいね(^^)。

ココまで・・・

このメールの後、メリーさんはご主人に話をして了解してもらい、Tちゃんママさんからの「預かって」のラインにお断りをしたそうです。

そうしたらあっさり「そう。わかった」と返事が来て、それから依頼されることは無くなったようです。

こんな風にご報告くださいました。

ココから・・・

(前略)

パピーさんに教えて頂いたように

「すみません。主人に『よそさまのお子さんを預かって何かあったらどうするんだ!簡単に預かるのはやめなさい』って叱られてしまい預かれなくなりました。ごめんなさい」

のように返事をしたら、びっくりするぐらいあっけなく終わりました。

拍子抜けしましたが、心の重しが取れました。ありがとうございました。

でも驚いたのが、その時の返事が「今までありがとう」でも「迷惑かけてごめんなさい」でもなく「そう。わかった」だけだったことです。

「えー?それだけ?!」「あれだけ協力してあげたのに、お礼の言葉もないの?」とガッカリです。

Tちゃんママは、私に対して感謝もしていなければ、恩を感じている訳でもなかったのですね。

その後、別のママ友さんから「Tちゃんママって、年少の頃からいろんな人にTちゃんを預かってもらって、自分は友達と遊んだり、息抜きしたりしてるらしいよ」と教えてもらい、そうだったんだ・・・とショックでした。

ですが、幼稚園などで会えば挨拶はしますし、その後、変な間柄になったわけではないので、ホッとしています。

今まで、私は「ママはみんな頑張ってる」「お互いに協力して助け合っていこう」と思っていたのですが、こういう人もいるんだな~と、パピーさんの「NO!が言える事も大事」との言葉が身に染みました。

ファミリーサポートやショートステイについての情報もありがとうございます。私は使った事は無かったのですが、いざと言う時に困らないように事前に調べておきたいと思います。

先日も申し上げましたが、私はお願いされると断れないところがあって、それは「自分の軸が無い」という事にも通じると思います。

今回の事を教訓に、ちゃんと自分の軸を作って、人にも、そして子育てにも生かしていこうと思います。今回は貴重なアドバイスをありがとうございました。

ココまで・・・

Tちゃんママさんの「預かってほしい」とのお願いに、努力をされて期待に応えてあげていたメリーさんにとって、現実はとてもガッカリさせられるものだった事。

その落胆するお気持ち。よく分かります。

でも・・・優しい方、断れない方に、こういう人は寄ってきて、親切にしているとどんどん侵食してくるのですね。

メリーさんには、ちょっと辛い経験だったかもしれませんが「こういう人がいるんだ」「依頼を受ける時には気を付けよう」と学べたことは良かったと思いますし、

今まで「断る」事ができなかったメリーさんですが、勇気をもって断った時「断る」ってそれほど難しい事じゃないって感じてくださったら嬉しいです。

勇気をもって断る事が、ご自分や家族を守る事にもなりますからね♪

※ご興味がありましたら、ご覧ください。

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パピーいしがみ 人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。

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