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第1173号 習慣とは?

こんばんは。パピーいしがみです。

いよいよ新しい年度が始まって、それぞれ社会人の仲間入りをした方々が入社式を終えられたみたいです。

「ほっとした」と安堵している方、「一日も早く一人前の社会人になりたい」と希望を抱かれている方、それぞれが頼もしく見えました♪

社会人、と言えば、今年から成人としての年齢(成年年齢)が20歳から18歳に引き下げられましたね。

私のこの「age18.jp」も「子育ては18歳まで」という意味で作られたものですが、まさに法的にも合致するようになりました。

ここにきて「18歳から成人となる事にどう思われますか?」と各所でインタビューをされていて、デメリットや危険性が言われています。

多分、今、子育てをしている方々も、不安の方が大きいのでは?と思います。

20歳が成人と決められたのは、明治時代。なんと140年ぶりの改訂だそうです。

今回の成年年齢の引き下げで何が変わるか?と言うと大きな違いは「親の同意が必要なくなる」という事だと思います。

例えばクレジットカードの取得が18歳でできる。

アパートの契約も18歳から一人でできるようになる。

もちろん結婚だって、親の承諾なしにできるようになります。

それを聞くと「え~、じゃあ通帳の残高が足りなくなって支払いができなくなったり、詐欺のような契約に騙されたりしない?」と思うかもしれません。

でも今まで20歳だったものがわずか2年早くなっただけで、

18歳だろうが20歳だろうが、銀行残高が足りなくなって督促状をもらう人はいるし、いらないものを購入していまうこともあります。

でももしそんな失敗をしたとしても、その時に親に相談ができる関係であれば、小さい傷で終えられます。

やっぱり大事なのは「そこまでに教えられる事は教える」という事と「心配な時には言ってね。力になるからね」と言える関係づくりだと私は思います。

「18歳で子育ては終了」とご認識頂いていれば、そんなに怖い事ではありません。

ただ間違いなく新成人をターゲットに向けて詐欺や勧誘は増えると思います。

近い年齢のお子さんがおられる場合には「これから詐欺や勧誘が増えると思うから契約には気を付けて」とだけは言っておいて欲しく思います。

さて今日ご紹介するのは「習慣」についてのお話です。

これは学校でも、ご家庭でも当たり前に皆さん「習慣にすれば身に付く」とお考えだと思います。

でも「できる習慣」「できない習慣」があります。リンママさんからはこんなご相談を頂きました。

ココから・・・

パピーさん、こんにちは。リンママと申します。

まだ勉強を始めて日が浅いのですが、教えて頂きたいことがあってメールしました。

我が家には2人の男の子がいます。一人は2年生と、もう一人は幼稚園年長です。

幼稚園の頃から毎朝プリントをしています。

「習慣になれば続けられます」と言われ、幼児教育から始まったカリキュラムで、英語やひらがな、簡単な算数などをやっています。

ですが小学校になって長男が「プリントやりたくない」と言い出し、日々「やりなさい」「やりたくない」とケンカです。

小さいころからの習慣にしてあったのに、いきなり頑なに「やりたくない」と言い出して訳が分かりません。

このままでは弟にも悪影響だと思っています。

(抜粋)

ココまで・・・

と、こんな感じでした。

内容は「習慣にしていたプリントを嫌がるようになった」と別にもう一つありましたが、

今回は習慣について、間違ったご認識があるようなのでこんな風にお返事しました。

ココから・・・

リンママさん、こんにちは。

2人のお子さん達、朝にプリントをしているんですね。

先生に「習慣になれば続けられます」と言われた、ともありました。

そしてリンママさんが「小さいころから習慣にしてあったのに、なぜ今になってやりたくないと言うのか訳が分からない」と書かれていましたが、

“習慣”のご認識が間違って捉えておられないかな?と感じたのですが、それをちょっと説明しますね。

“習慣”って、調べてみるとこうあります。

“習慣とは、 日常の決まりきった行いのこと。長い間そうすることによって、そうすることがあたかもきまりのようになったこと。 反復によって習得し、少ない心的努力で繰り返せる、固定した行動のこと”

キーポイントは『決まりきった行い』『固定した行動』です。

例えば、歯磨きや手洗いなどは『決まりきった行い』『固定した行動』ですよね?

でもプリント(勉強)って、難しくなったり、枚数が増えたり、量も難易度も変わってきますよね。

とすると・・・これって、『決まりきった行い』『固定した行動』ではないのです。ようは“習慣にできないもの”なのです。

それでも本人が「楽しい」と感じている時は続けられたのではありますが、

今まで続けていたことでも「やらされている」と感じた場合には、すぐに「やりたくない」と思います。

特に子供の場合、その「やりたい」と思えるモチベーションがなくなったら「やりたくない」に変わるのは早いです。

そこで、ちょっと思い出してほしいのですが、朝のプリントを始めたばかりの時って、お母さんも一緒になって喜んだり褒めたりしませんでした?

問題も簡単で、すぐにできちゃった、という事もあったかもしれません。

でも今はどうでしょう?

まずはプリントは楽しいでしょうか?

プリントの枚数が増え、問題は難しく、時間が長くなってはいないでしょうか?

頂いたメールには「日々「やりなさい」「やりたくない」とケンカです」ともありました。

そうすると・・・もうすでに「やらされている」感いっぱいですよね?

でもせっかく今まで続けてきてそれなりの成果も出ているでしょうから、出来れば続けたいとお考えだと思います。

そこで一つご提案なのですが、もし子供に勉強をさせたかったら「習慣」ではなく「環境」を作ってほしいのです。

その「環境」とは「親も一緒に勉強をし、その姿を子供に見せる」ということです。

というのは、周りのみんな(特に親が)やっていると「自分もやるのが当たり前」と思いやすいからです。

みんなが当たり前にやっている環境だから、それをすることに抵抗は無くなります。

ですから子供に勉強をさせたい場合も、『親が勉強をしている姿』を子供に見せると子供が勉強する抵抗がぐんと下がります。

今回、子供のプリントの習慣をご相談頂いたのですが、その間、お母さんはどうされていますか?勉強する姿は見せておられますか?

もしなさっていなくて、子供に勉強をさせたいのなら、その時間を(例えば5分ならそれだけでも)一緒に机を囲んでみてほしいのです。

でも朝は忙しいですよね。

「親にはそんな時間はない」はもっともなんですが、結果として親は学ぶ姿勢を見せず、子供にだけは要求する・・・となってしまっていると

子供は「どうして僕らだけしなきゃならないの?」と思ってしまうのですね。

なので、まずは今の状況を振り返ってみてください。

「習慣になれば自分からやると考えていませんか?」

「プリントの枚数が増えるなど負担が大きくなっていませんか?」

「勉強時間が長くなっていませんか?」

「親の関心や評価が低くなっていませんか?」

「子供だけにやらせようとしていませんか?」

振り返ってみて、思い当たることがあれば、それを改善すると違うと思います。

そしてもし「朝だけでは無理」だとお感じであれば、勉強時間を変えてみる事もお考えいただきたいと思います。

弟さんの為にも朝のプリントは続けたい・・・という事であれば、朝は5分だけ親も時間を作る。

後は学校から帰ってきてから・・・でも良いと思いますが、

お兄ちゃんに「どのくらいだったらできる?」と聞いてみても良いかと思いますが、どうでしょう?

ココまで・・・

このようにお返事したら、リンママさんからは“「できる習慣」「できない習慣」があるなんて知りませんでした!”とお返事頂きました。

でも、朝の勉強は、本人のやる気が戻ってプリントは今も続けているそうです。

その後のご報告はこうでした。

ココから・・・

パピーさん、こんにちは。先日はお返事ありがとうございます。

パピーさんにお返事頂くまで「できる習慣」「できない習慣」があるなんて知りませんでしたし、嫌がる長男には怒りしかありませんでした。

でも私が間違っていたんですね。反省です。

頂いたご質問にお答えすると、

1.習慣になれば自分からやると考えていませんか?

→全くその通りで、習慣になればするもんだ!と思っていました。

2.プリントの枚数が増えるなど負担が大きくなっていませんか?

→はい。最初1枚から始まったプリントは今、4枚です。内容も難しくなっています。

3.勉強時間が長くなっていませんか?

→こちらも最初は10分でできていたのに、ダラダラ取り組んで30分はかかっています。(できなかったら帰ってきてからの宿題にさせていました)

4.親の関心や評価が低くなっていませんか?

→私自身にやるのが当たり前の気持ちがあって、褒める事はゼロ。前は沢山ほめていたのに、今は叱るばっかりでした。

5.子供だけにやらせようとしていませんか?

→「やらせよう」とは思っていませんでしたが「親が姿勢を見せる」などとは考えたことがなく、結果的に本人は「僕だけやらされている」と感じていたと思います。

ただこのプリントを継続してきたことで学力が付いたのは確かですし、次男にも同じようにさせたいし、やめたくはありません。

なので「朝のプリント無理にやらせてたね。ゴメンね」と伝え「どのくらいだったら続けられるかな?」と聞いたら、

「そうだな。まあ2枚だったらやるかな?」と言うので(がっかりでしたが)それでも弟に悪影響を与えるよりいいか・・・と思って、

「じゃあ、できる範囲でやろう」と続ける事にはなりました。

そして翌日に「お母さんも一緒にやってみようかな?」と言ったら嬉しそうに取り組んで

「もうできたよ♪〇付して!」と持ってきて、私が〇付をしている間に次のプリントをやってしまい

「これもできたよ♪」「もう一枚やろうかな?」と結局4枚全部のプリントをやってしまいました。

「あ~、一緒にやると、こんなに気持ちが違うんだ」と驚きながら溜まっていた洗い物を始めると、

「じゃあ、今度は僕が手伝うよ」と手伝いはじめ、それを見た次男も「僕もやる」と言い出しました。

その後もさっさと学校に行く準備をし、機嫌よく学校に向かいました。

こんなに気持ち良い朝を過ごせたのはいつぶりだろう?と思うほどいつもとは違っていました。

勉強を始めたばかりで、本当に子供が変わるのか疑心暗鬼(すみません)でもあったのですが、

今後、どんな変化があるか、とても楽しみです。今後ともよろしくお願いします。

ココまで・・・

子供が嫌悪感を抱いていて「プリントなんてやりたくない!」と思っていたら、どうなっていたかは分かりませんが、

リンママさんの場合は、そこまで関係が悪くなっていたわけではなかったようで、良い方向に向かってくれました。ほっとしました(^^)。

でもやっぱり、子供の頑張りにはきちんと評価したり、「当たり前」と考えない事が大事です。

無理せず続ける事が結局、沢山の積み上げができますからね♪「楽しく、長く」をモットーにお続けくださいね(^^)。

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パピーいしがみ 人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。

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