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第1276号 屁理屈を言う子

こんばんは。パピーいしがみです。

3月も終わり頃になって、いきなり暖かく(暑く?)なりましたね。30日の土曜日は静岡では27度弱の夏日でした。

桜も咲き始めて、来月の静岡まつり(4月5~7日)は満開になりそうなので「何十年ぶりかで行ってみよう!」と計画しています。

そして新一年生の子供達は桜の下での入学式になりそうですね。毎年、もっと早く咲いてしまうのですが、今年はタイミングばっちりで、まさしく「晴れの日」スタートにふさわしいシチュエーションになりそうです♪

そうそう。今日はちょっとお知らせがあるんです。というのは・・・私、YouTubeを復活します。それも「顔出し」で「単独」で「カメラに向かって」お話ししています。

きっと「え~!どうしたの?突然?」とお感じになったと思いますが、その理由についても動画の中で話しています。

それで今後、いろんなシリーズで動画発信をしていきたいと思っていて、このメルマガは週に1回ですが、多分(毎日とは言えないけど)頻繁に情報をお伝えできると思うのですね。(もうすでにいくつか撮りました)

新しい動画を作ったらその都度、Facebook・Instagram・LINE・Twitter などでお知らせしますので、皆さんがお使いになっているSNSで登録しておいてください。(きっと有益なものになると思います!!)

【YouTubeチャンネル】https://youtube.com/@shiawasenaokaasan

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それで1つお詫びを・・・。ホームページに張り付けている写真は20年も前の物なので、今の私を見るとあまりにお爺ちゃんで驚くかもしれませんが、ご勘弁くださいね(現在63歳。時間の経過には勝てません・笑)

さて、今日の内容は「屁理屈を言う子」です。

きっとあなたも「そうなんだよ!腹立つ」と感じた事があるかもしれませんね。男の子が2人いらっしゃるピーコックさんの場合はどうだったか?

早速、頂いたご相談の内容から紹介します。

ココから・・・

パピーさん、いつもありがとうございます。今回も(些細な事かもしれませんが)相談させてください。

今日、ご相談したいのは「子供の屁理屈」です。屁理屈ばかり言う子にはどうしたらいいのか、親としてどんな対処ができるのか、教えて欲しいです。

と言いますのは、うちの子は自分から勉強や宿題をしようとしません。

あまり「勉強しろ」というとイヤになるだろうと思って、我慢をしているのですが、夜遅く「もう今から始めないと間に合わないぞ」というぎりぎりまで待って、それでもやらない時に「そろそろ宿題やりなよ」と言います。

でも、そう言うと「今やろうと思ったのに、そんなん言われてやる気なくした」とか屁理屈を言うのです。

そうすると私は「あんたがいつまでもやらないから言ってあげてんでしょ」とキツメに言えば

「はいはい。分かりましたよ!」「あ~あ、やる気ね~」と大きな声で言うので「屁理屈言ってんじゃない!」「どんどんやればこんなこと言われないんだよ!」と怒鳴ってしまいます。

これが良くない事は分かっているのですが、いちいち屁理屈を言われると、カチンときて、どうしてもきつい言葉を放ってしまうのです。

他にも「僕が〇〇なのはお母さんのせいだ」とか、「お母さんが〇〇だから、僕はこんな〇〇なんだ(バカなんだ、とかノロマなんだ)」と言うのです。

「お母さんは関係ないだろっ!」と思うと、又、カッカするので、ここはグッとこらえて聞こえないふりをしています。

こういう子にはどう対処したらいいでしょうか?又、もし私の怒りを鎮める方法があったら(自分の都合優先だからでしょうか?)教えて欲しいです。よろしくお願いします。

ココまで・・・

と言う内容でした。

屁理屈ね~。分かります。私も子供の頃は「屁理屈言うな」ってよく叱られていました(笑)

でもね。「屁理屈」ばかりでもないのです。私はこんな風にお返事しました。

ココから・・・

ピーコックさん、こんにちは。メール拝読しました。

宿題をしない子を、ぎりぎりまで待ってあげて、もう間に合わないという時間に「そろそろ宿題やりなよ」と言うと、「今やろうと思ったのに、そんなん言われてやる気なくした」と言うのですね。

なるほど~。

ピーコックさんは、それを「屁理屈」と言われていましたが、これ実は「屁理屈」と言うよりも、そうなってしまう心理的な理由があるんです。

その名前は「ブーメラン効果」と言うのですが、これって「その気になっている時、行動を促す言葉を言われると、反発したくなる」という心理です。

まさしく「宿題しなさい」と言われると「やる気なくなった」という、これがぴったり当てはまるんですね。

これ、結構難しい論文でも説明されているんですが(英語で書かれていました)、タイトルだけを書くと

ブーメラン効果の研究 ─ 人は何故自己の意見と同じ意見を主張されると自己の意見を逆方向に変えるのか?─

です。(自己の意見と同じ意見を主張されると、自己の意見を逆方向に変える)って、

まさに「宿題しろ」と言われたら「したくなくなる」「清き一票を」と言われると「投票したくなくなる」「買わないと損ですよ」と言われると「買いたくなくなる」というものなんですね。

「なんと、へそ曲がりな!」と思うかもしれませんが、みんなその思いは持っているんです。(なので息子さんの言葉は自然で正しいのですね)

ただ「僕が〇〇なのはお母さんのせいだ」とか、「お母さんが〇〇だから、僕はこんな〇〇なんだ(バカなんだ、とかノロマなんだ)」は、これは確かにそこに関連性が無いのですから理屈が通らない=屁理屈だと思います。

でもこれも、私には「面白くないからお母さんに当たっている」のでは?と感じています。

では、そういう子にどう対処したらいいか?ですが、2つご提案したいと思います。(複合でやってくださるとさらに良いと思います)

まず1つ目。それは宿題をやる時間を先に『自分で決めさせておく』のです。(「ルール決め」というより、少し前に確認をしておく、と言う感じです)

方法は「今日は宿題は何時にやるの?」と聞いておいて、「〇時になったらやる」と言うのなら「そう。分かった。〇時ね」とその時は確認だけしておきます。

それでは動かない場合もあるので、その時間になったらご自分も何か(本読みでも結構です)を用意して「一緒にテーブルを囲む」ようになさってください。(これが2つ目です)

最初の方は「印象付け」なんですね。そして『自分で時間を決める』と、人は自分で決めたことは守ろうとします。

(もちろんできない子も多いので)その補完として2つ目の「一緒にテーブルを囲む」なのですが、ピーコックさんのお子さんは2人おられましたね。

弟さんはまだ幼稚園でしたよね。とすると当然、宿題はありません。

そうなるとお兄ちゃんの頭には「なぜ僕だけ勉強しなくちゃならないの?」という気持ちがある可能性が高いです。でもその時に「あなただけじゃなくてお母さんもやるよ」となれば行動しやすいわけです。

ほら。何かを始める時って一人じゃいやだけど、誰かと「一緒にする」と、始めやすかったり、動きやすかったりしますよね。ですから子供が「やりやすい」ように環境を整えておくのです。

もちろん一緒にテーブルについて、子供が勉強をするようなら「へ~、こんな難しい問題をやってんだね」とか「この問題、そんなにすらすらできる?」みたいな、ちょっとやる気をくすぐる言葉を掛けてください。

又、もし「難しい・分からない」となったら「じゃあ、お母さんが教えてあげるから聞きなさい」ではなく「難しい問題だね~。お母さんに分かるかな~?」のように、上から目線ではなく、同じぐらいの目線で一緒に考えてみてほしいのですね。

すると子供は「お母さんも分からないのか?じゃあ、僕、頑張って先に解いちゃうぞ♪」みたいな、それこそ「やる気」が出てくるんです。

まあ、必ず上手く行くとは言いませんが、「心理学上、そうなっちゃう傾向がある」と知っておいて、それならそれをどう上手に使おうか?と考えてみると、いろんなアイデアが出てきそうですよね。

でも「やりやすい環境を作っておいて、少しの行動を褒める」をしてみると、上手く行くケースも多いです。是非、試してみてくださいね。

ココまで・・・

実は、ピーコックさんの場合、これが上手く行ったんです。
ピーコックさん、驚いていました♪
その時のご報告を紹介しますね。

ココから・・・

パピーさん、こんにちは。先日は私の相談に詳しくお返事くださいましてありがとうございました。

心理学に「ブーメラン効果っていうもの」があるんですね。驚きました。

確かに「清き一票を」とか言われると「あんたに票は入れないよ」と思う事。よくあります(笑)。なるほどそういう心理が働いていたんですね。

あの後パピーさんに言われたように「今日は何時になったら宿題するの?」と言って(多分、それじゃあうちの子は動かないと思って)就職試験用の一般問題集を買っておきました。(実は転職したいと思っていたのでちょうどよかったです)

「何時になったら宿題するの?」と聞いたら「9時」と。

「いつもその時間を過ぎてもしないくせに!」「絶対やらないよこの子は!」と思っていたら、

子供は、その後何も言っていないのに、ちらちら時計を見て、本当に9時ちょっと前に宿題をテーブルに広げました。(なので私の準備が間に合いませんでした)

「本当にやるかな?」と見ていましたら、9時になって本当に始まりました。私はびっくりして「お母さんも一緒にやるよ」と言ってテーブルについたら「あ、そう?いいよ」と、なんと二人で自然に勉強が始まりました。(こんな事は初めてです)

そして一緒にやり始めて、たった30分で全部が終ったので「じゃあ、今日は一緒にお風呂に入ろうか?」と言って、お風呂に入って久しぶりにいろんな話をしました。

今、学校で何が楽しいか?とか班には誰がいてどんな子なのか?など・・・鼻歌も飛び出して、本当にリラックスしたいい時間でした。

その日はたまたまかもしれないと思って、翌日も「今日は何時にやるの?」と聞いてみたら「なんでそんな事を聞く?」と言うので「だって私もその時間に勉強したいからさ」というとニヤッと笑って「じゃあ、もう少し早くからやる?」なんて言うのです。

「え?じゃあ何時にする?」というと「う~ん。8時45分!」というので「たった15分早くなっただけかい!」と突っ込みを入れそうになるのを我慢して「オッケー。じゃあまた一緒にやろう」と言って、それから8時45分が勉強タイムになりました。

いつも思っていましたが「パピーさんすごい!」と、頂いたメールを読み返していたら「やる気をくすぐる言葉」をしていないのが分かりました。

なので「この頃、自分から宿題し始めて偉いよね」と言いましたら、ぼる塾の田辺さんのように「まあね~♪」と答えてみんなで大笑い。

この頃は屁理屈も無くなってきて「たったこれだけの事で?」と驚いています。

又、悩みが出てきたら相談させてください。今回もとても助かりました。いつもありがとうございます。

ココまで・・・

おー。上手く行ったようでよかったです。「自分で決める」+「やりやすい環境」この2段構えは、思いのほか上手く行くことが多いです。

それで、ピーコックさんのお返事を読んで「うまい!」と思ったことが2つあります。それはお子さんが「少し早くやる?」と聞いてきた時に、親が時間を指定するのではなく、あくまで子供に決めさせたこと。

そして「たった15分早くなっただけ」で、思わず突っ込みたくなった気持ちを抑えて、あくまでも子供が自分で決めた時間を選択したこと。

私はメールを読んでいて「お、うまい。いいね~♪」と思いました。

「子供に決めさせる」時には、最後までそれがぶれてはいけません。
でもその結果、いい方向に向かってくれたようで、ホントに嬉しいです。

もし同様に悩んでおられる方がいらしたら、試してみてくださいね♪

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パピーいしがみ 人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。

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