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第1182号 「イヤだ!」と言える重要性

こんばんは。パピーいしがみです。

今日はものすごく大事なお話をします。

前置きが長いので「子育てと関係ない」と感じるかもしれませんが、非常に大きく関係しています。

子育てどころか『人生』に関連している事です。それもその子の人生だけでなく、親・兄弟姉妹、家族の人生さえも左右することもあります。

ですから、ちょっとだけ我慢して読み進めてください。

先週ぐらいから、持続化給付金の不正取得がどんどん摘発されていますね。

家族ぐるみでセミナーをやって、数千人に不正受給のやり方を教えて、総額10億円を搾取。

持続化給付金って、コロナで困った人にとっては、とてもありがたい制度で、それで救われた人もたくさんいたのですが、

その中で申請資格のないのに、私腹を肥やした人が何人もいたと知って、ほんとがっかりです。

それも組織ぐるみでセミナーまでやって、詐欺の指南役をした人が大金をせしめ、その上首謀者は海外へ逃亡していた・・・と聞いて唖然としました。

そしたら別件で、仮想通貨投資グループが、投資の原資として不正受給を指南した・・・というニュースも報道されました。

特にその事件では、現職の国税局の職員(T氏24歳)が申請書の添付に必要な「直近の確定申告書の控え」を偽造していたことが分かって大騒ぎ。

この持続化給付金って、事業をしていてコロナでお客さんが来なくなってしまった、会社や個人事業主の為の制度ですが、

事業をしていたその証拠となるものが「直近の確定申告書」なんですね。

できるだけ給付金を払えるように、規制を緩くして、給付までのスピードも1週間と短く、本当に“困っている人に寄り添った制度”だったのに、

証拠を偽造されたら、サラリーマンだって、学生だって、需給資格のない人まで、受理できてしまいます。

それがゆえに、この国税局の職員のやったことは、重罪ですし、今後どんな罪を負うのかわかりませんが、

少なくとも、仕事は失い、名前を公にされていますし、ネット上では実家の住所なども特定されています。

今後、高額な請求と、多分実刑もあるのだろうと思います。

でも・・・(ニュース内での話ですが)この元国税局員も、ある意味、被害者でもあるんですね。

というのも、本人は「確定申告書の偽造作成」なんて本当はしたくなかったのです。

そもそもこれだけの重罪の報酬が、全部でわずか120万円。

結局は詐欺集団の首謀者に都合よく利用されてしまったのですが・・・

誘ってきたのが、古くからの友達だったので、断れなかった・・・のが大きな理由のようです。

その古くからの友達とは、同じ小中学校の同級生で、東京の専門学校でも一緒に簿記を学んだ仲間。

そして一緒に東京国税局に入庁。新入職員として一緒に税務大学で研修を受けた仲だったそうです。

その友達が国税局を早々に辞め、次に始めたのが仮想通貨投資。

その資金として目を付けたのが、この持続化給付金制度でした。

ネックとなるのが添付書類の「直近の確定申告書」だったのですが、自分は退職して偽造作業ができないので、

まだ税務署に勤めていたT氏を口説き落として偽造を依頼・・・という流れの様です。

T氏は旧友から執拗に誘われ、それが深夜まで及んだのと「友達を失いたくない」という気持ちもあって手伝う事になってしまったのだそうです。

ここで私は思ったのです。

“なんでその時、「やめとけ!」と言えなかったのか”って。

確かに大事な友達かもしれない。

でもその友達が犯罪に手を染めようとしている、そして自分にも片棒を担がせようとしている。

だとしたら「お前のやろうとしている事は犯罪だぞ!」「やめとけ!」ってなぜ、言ってあげられなかったんだろう?って。

大事な友達なら、罪を犯すのを見過ごせないのでは?と思うのです。

もし百歩譲って、友達を悪の道から引き上げる事ができなくても

せめて「俺はやらない!犯罪には加担しない!」「絶対イヤだ!」と言ってほしかった。

というのも、国税局に入れるほどの方なら、小中学校から成績も良かったでしょうし、相当な努力もしたでしょう。

親の期待も高かっただろうし、親元を離れての大学生活にも、親は「子供の為に」と高額な費用を払っているはずです。

なのに、この事件で、今まで積み上げてきた努力も信用もすべて失います。親が援助してくれた費用も水の泡。

それどころか・・・きっとまだお父さんも現役でしょうし、お母さんも仕事をされているかもしれません。

もしお勤めだったら、勤め先では白い目で見られるでしょうし、もしかしたら親も仕事をやめなければならないかもしれません。

又、もしご兄弟がおられたとしたら、兄弟の就職や結婚の足かせになるかもしれません。

その時の「俺はやらない!」と言えない事が、こんなにも自分の人生だけでなく、家族をも不幸に巻き込んでしまう事になる。

だから私は「イヤと言えなくちゃいけない」「自分の意思をはっきり言える事」を子供時代の一番の重要項目として何度もお伝えするのですね。

それともう一つ。

私がなぜこれほど「イヤと言えるように」「自分の意思をはっきりすること」にこだわるか?というと、私の兄が「イヤと言えない人」だったからです。

私の父は、とても躾が厳しくて、子供の口答えさも許しませんでした。

私は反発をして荒れた口でしたが、兄は素直に従う人でした。

厳しく叱りつけ、命令をする父に、何でも「はい・はい」と従う兄は、父からすると扱い易かったと思います。

でも兄は、自分の気持ちを表さず、「イヤ」を言えずに常に我慢してしまう人になってしまいました。

小学校・中学校時代は、数々のからかいもあり、ちょっかいもありました。

同級生からは舐められる対象で、嫌がらせもたくさん受けていました。

就職をして、そんな「いやがらせ?いじめ?」からは解放されましたが、押しに弱いのでいろんなものをセールスされました。

高校の同級生から「契約してくれるまで帰らない」と言われ、しかたなく生命保険に加入した、と聞いた事があります。

(まあ、生命保険は必要でもあるので、いくつも重複していなければ構わないのですが)

自分は嫌なのに、強引に契約させられた事に私は「なぜNO!と言わないのか!」と怒ったこともあります。

他にも不動産投資会社にマンション購入を持ち掛けられ、数件の契約をしてしまったこともあります。(これは同居の親がそれを知って、私に相談してきたものでした)

現実的に「断れないから」と次々契約して行ったら、最終的には私に関わってくるだろうし、

もし私が処理できないほどの金額なってしまったら、私の子供達にまで迷惑が掛かることさえあり得ます。

『それだけは絶対阻止しないといけない!』と、すべての物件を調べ上げ、

毎月の支払と費用。給与と不動産収入、そして資産価値と収益を計算し、どれだけの損失になるかを明示して「騙されているんだぞ!」とこんこんと説明しました。

その後も調べてみると、数々の通帳、いらない保険、カード、携帯電話、投資信託・・・呆れるほど出てきました。

どれも「イヤと言えずに」押しに負けて契約してしまっていて、本人の把握や理解度はとても低いものでした。

「これはもう間に入らなくては」と、それからは兄の実印と印鑑カード、通帳も預かり、勝手に契約させない事。

そしてもし把握していない引き落としがあったらすぐに分かるようにしました。

これで見える範囲の対処はしたつもりですが、もし誰かの借金の連帯保証人とかになっていたら・・・と思うと怖くなります。

(連帯保証人とは、契約者が借金を負ったまま逃げてしまった場合、それを代わりに返済する義務を負う人の事を言います。

借金だけでなく、不動産購入や、賃貸にも連帯保証人は必要で、民法改正前までは限度額なしの青天井でした)

兄は交友関係の広い人ではなかったので、連帯保証人を頼まれる、という事は無かった(だろうと思いたい)のですが、

「ちょっと名前を借りるだけだから」とか「絶対に迷惑かけないから頼む」と言われたら、断れなかったかもしれないと思うと・・・一抹の不安は残っているのが本音です。

これだけお話しすると「イヤだと言えること」がどれだけ重要か?は分かってくださいますよね。

こんなリスクがあるから、小さいころから「イヤ」と言えるようにしてほしいし、「自分の意思をはっきりさせてほしい」と私が訴えるのはその為です。

「いじめのターゲットにならない為」も大きな理由ですが、それだけに終わらないのが、この「イヤと言えない」姿勢なんです。

ただ子供同士なら「イヤだ!」と言えば、意見がぶつかり合ってケンカになることもあります。

特に兄弟では「イヤ!」と言いやすいのですから、ケンカがあって当たり前。

ですがそんな兄弟げんかをしながら「自分の意思をはっきりさせる」“将来的に自分を守る練習”をしているんですね。

だからケンカもしていいのです。「ケンカしていいから自分のイヤを貫け」と教えて欲しいのです。

今日のお話を聞いて、怖くなった方もいらっしゃると思います。

でも大丈夫。子供のころからきちんと教えていけばできるようになります。

「イヤだと言えること」は大事なんだよ!「イヤな事はイヤと言わなくちゃいけないんだよ」「それはこういう理由からだよ」と教えていけば大丈夫。間に合います。

「イヤだと言えない子」にしないように。

自ら不幸を背負う事が無いように。(これはもう「お願い」に近いかもしれません)

でも、ほんと。NO!が言えるだけで周りの対応は全然違いますからね(^^)。

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パピーいしがみ 人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。

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