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第313号 気分でしているのではない

こんばんは。パピーいしがみです。

2008年も始まって、いよいよ明日から仕事始め・・・。と言われる方も多いと思います。

今日、ご紹介する内容は、のんちゃんさんです。

のんちゃんさんは、2人の娘さんのお母さん。上の子は3歳。でも、お母さんの言う事を全く聞かなかったそうで、平日、仕事でパパがいなくても「パパー」と大泣きする毎日。

「まあ、成長の段階なんだろう」と思ってはいたものの、お母さんはほとほと参っていたのです。

ところが、成長の段階?では無かったんですね。

それに気づいたのんちゃんさん、「これではいけない」と努力を始めます。さあ、どんな変化があったのでしょうか?

ココから・・・・

はじめまして、パピーいしがみさん。ようやくメールを送ることができています。

ずっと、メールを送りたいと思っていたのですが・・・毎日夢の中でメールを送っていました(笑)

はじめに、パピーいしがみさんに感謝です。

HP、そして講座にめぐり合い、今、私は幸せに子育てしています。

私は、3歳と10ヶ月の娘をもつ母親です。たまたま、友人と一緒に遊んでいた時、いいHPがあるよ、と友人に言われ、帰って開いたことがきっかけでした。

そのころ、下に娘が生まれ、6ヶ月を過ぎ、動き回るようになって、とても手のかかる、でも、かわいさが出てきていた時でした。

上の子は、私の言うことを全く聞かず、パパがいないと、「パパに会いたい!」と大泣きする毎日で、私自身、上の子とうまくいっていないことを感じる、つらい日々でした。

その時は、「このパパっ子ぶりは、成長の段階なのだろう」と勝手に思っていたのですが、帰って、HPを読んでいた時、はっとしました。

そして、私の子育ての仕方が間違ってたんだと気づかされました。

私になかったもの・・・それは、ママの温かさ・・・「認める」「包む」ということでした。

それまで、私は、下の子に手がかかることを口実に、上の子には、何でも自分でやるように促していました。

もちろん、いろんな子育ての本に書いてあるように、褒めたりもしていましたが、怒ることも多かったのです。

そう、上の子が私に対して反抗したり、パパ大好きになっていたのは、私に『包まれる温かさ』がなかったから。

そう気づいたとき、涙が出てきました。

なんとひどいことをしていたのだろう・・・と。なんてひどいママだったのだろう・・・と。

それから、私は、今までの子育ての仕方を変えました。とにかく、笑顔で子供たちに接しました。

そして、子供たちと一緒に遊び、子供たちをハグし、子供たちのやっていることを否定しないで、何もかも肯定的に見るようにしました。

その日、あまりのママの変化に、上の子が戸惑いをみせました。でも、ずっと続けているうちに、ママが気分でしているのではない、と気づいてくれたのか、上の子に笑顔が戻ってきました。

そして、「ママ、優しいから大好き!」って抱きついてくるようになりました!そのなんとうれしかったことか・・・。

そして、「パパ大好き!」の泣きはなくなったのです。

しかも、あれだけ渋々やっていた自分の身の回りのことを「自分でやる!」といい始め、やれるようになってきたんです!

と、変化はそれだけじゃないんです。

旦那も、「最近のお前、俺、優しくて好きだよー!」って言ってくれたんです!

しかも、仕事から帰ってきて疲れているだろうに、何も言わずに、家事の手伝いをしてくれたりするようになったんです。

たった一つ、心をいれかえただけなのに・・・。

ほんと、魔法にかかったように、今、私は幸せに子育てしています。パピーいしがみさん、ありがとうございます!

まだまだ、問題点はあるし、まだ器の大きなママ、とはいえませんが、少しずつ子供たちと成長していきたいと思っています。

私の目標は、「笑顔の耐えない”幸せなおかあさん”になる」「二人の子が、どんな環境にあれ、自信をもって生きていけるようにする」です。

昨日、CDをお願いしました。これからも勉強していきたいと思っています。

長々しいメールに付き合っていただき、ありがとうございました。

ココまで・・・・

のんちゃんさん、メルマガへの掲載のご許可、ありがとうございます。

頂いたこのメールの中に、2つ、メルマガをお読みのあなたにお伝えしたい事があるんです。

1つは、ココです。

“その日、あまりのママの変化に、上の子が戸惑いをみせました。

でも、ずっと続けているうちに、ママが気分でしているのではない、と気づいてくれたのか、上の子に笑顔が戻ってきました。

そして、「ママ、優しいから大好き!」って抱きついてくるようになりました!そのなんとうれしかったことか・・・。”

“今までのやり方は間違っていたんだ!”

そう気づいて、「もっと笑顔で」「もっと肯定するんだ!」と決意されて努力し始めると、必ず変化が起こります。

子供達は、お母さんの印象が変わったことにすぐ気がつきます。

ところが、その変化をすぐに受け入れようとするのではなく、その変化はまず『戸惑い』となって現れるんですね。

私達は新しい事には躊躇するようにつくられている。というお話をした事がありますね。

そう。お母さんの決意によって作られる新しい雰囲気に「え?」と思うのです。

でも、その違った雰囲気が継続されることによって、その心地よさに満たされてきます。

そうなると、今度はその状態に安心をし、初めて心を開き、受け入れようとしだすのです。

私は、この「戸惑いを見せた」その後も、継続して頑張ったのんちゃんさんに、「よく続けてくださった。偉かったな~」って思ったのですね。

継続できたのは、「気分でしているのではない!」という強い決意があったからだ、と思うのです。

これってすごく重要で、『決意や覚悟』を持たずに、テクニックだけを駆使しようとすると、私達にとって、それは大変なストレスになり、

そしてそのストレスは「こんなにやってやっているのに」という思いに変わり、次第に・・・「もうやめた」「どうせ私には・・・」になってしまうんです。

実は、ココで、諦めてしまう、という方はとっても多いのですね。

諦めれば当然、元に戻ります。

一度、改善しようとした事が元に戻ってしまえば、それは、子供にとっては「だまされた」という感覚と同じです。

一度「だまされた」という思いをしたら、どうでしょう?次は警戒しますよね。そして「次はだまされないぞ」と思います。

何らかの問題行動を改善しようとして始めた事を「諦める」って「信頼」を裏切る事と同じで、とてもとても怖いことなんです。

だから『テクニックとしてやって欲しくない』と言うのですね。

でも、のんちゃんさんは継続されて、娘さんに笑顔が戻り、「ママ、優しいから大好き!」って抱きついてくるようになったとの事。本当に良かったです。

それからお伝えしたい、もう1つは、ココです。

“旦那も、「最近のお前、俺、優しくて好きだよー!」って言ってくれたんです!

しかも、仕事から帰ってきて疲れているだろうに、何も言わずに、家事の手伝いをしてくれたりするようになったんです”

って。 良かったですね~(^^)!!

今までも『善循環』という言葉を使ってもいますが、怒っている人や、人の批判ばかりしている人と一緒にいると、自分まで気分がめいってくるって事、とても多いです。

でも、喜びや笑顔の中に自分がいると、不思議と楽しくなりますよね。

お母さんと子供さんの関係が良くなると、家庭の中の雰囲気っていっぺんで明るくなります。

ご主人だってその雰囲気ってすぐに分かるんですね。

又、お母さんとお父さんが作る雰囲気も、子供達はすぐに察知するんです。

あ、わかりましたか?私が言いたいこと。

子供さんとお母さん。お母さんとお父さん・・・。そう。お母さんって、家庭の太陽みたいな存在なんです。

『お母さんによって家庭は作られる』そう言い切ってしまって良いと思うほど、お母さんの存在って大きいと私は思っているんです。

だからこそ、お母さんに「幸せ」を感じて欲しいんですね。

最後にこの言葉で締めくくらせていただきます。

“ほんと、魔法にかかったように、今、私は幸せに子育てしています”

この言葉。私にとっては、最大の賛辞です。のんちゃんさん、嬉しいメールありがとうございました。

ご興味のある方はこちらをお読みください。

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