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第979号 イヤイヤの対応

こんばんは。パピーいしがみです。

今日は、2歳~3歳に起きる「イヤイヤ」についてお話しさせて頂こうと思います。

赤ちゃんが生まれ、四六時中の授乳や夜泣きなどを経て、やっと落ち着いた・・・。言葉も少しずつ発するようになってきて、成長を感じるな~と思った頃、子供が「あれもイヤ」「これもイヤ」と言って、お母さんの思い通りに行かなくなることがあります。

よく世間では「イヤイヤ期」「間の二歳児」などとも言われますが、この「イヤイヤ期」があることがとても重要で、それこそこれが自己主張ができるようになる為の最初のステップなんです。

このメルマガでも、何度も登場している「自己主張」という言葉ですが、「やりたくない」「嫌だ」という気持こそが、自分で判断し、自分を守ることになるんですね。

だから「イヤイヤ」はとっても大切で、子供たちには是非、そこを経験して成長してほしいです。

ただ、お母さんとしては「イヤイヤ」が始まると、予定通りに進まなくてイライラするし、お仕事をされていたり、急いでいる時には、わざと邪魔をされているようにも感じます。

イヤイヤを言っている子供にきつく怒ってしまい、さらに子供はギャン泣きで、抱っこしてものけぞり、もうどうしようもなくなってしまった・・・なんて経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

では、なぜ子供はこの時期、イヤイヤをするのでしょう?

まず基本的に、子供の脳の発達が関わっているそうです。人は未熟な状態で生まれてきますが、年齢が高まるにしたがって脳の発達も進んでいきます。

欲求を抑える気持ちは、脳の中の前頭前野という部分で起きるのですが、2歳前後ではまだまだこの欲求を抑える気持ち(抑制機能)が育っていないのだそうです。

全く何もできない赤ちゃんの状態から成長し、少しずつできる事が増えてきて「自分でやってみたい」「こうしたい」との思いが始まったのと共に、自分の思い通りにできなくて、もしくはさせてもらえなくて「イヤイヤ」に現れるようです。

又、当然ですが、この頃の子供には、理路整然と説明ができません。だからとても簡単な意思表示「イヤ」で気持ちを表し、これもイヤ、あれもイヤ・・・という事になるようです。

ですが脳も少しずつ成長しながら、先ほどの「抑制機能」が働くようになって、欲求を抑える事もできていくので、ある時期になると「イヤイヤ」も自然と無くなる・・・と言う事です。

なのでもし今、イヤイヤでお困りで有っても、年齢が高まることで自然に治まっていくとも言えそうです。

ただ、そうは言っても、できるだけスムーズに過ごしたいし、何でもかんでも「イヤイヤ」言われると腹が立つ!のも正直なところです。

なので、今日は、子供の「イヤイヤ」が減る、一つの例をお話ししたいと思います。

子供が「イヤイヤ」を言う、その時期は、「自分でやってみたい」「こうしたい」との思いが始まる頃ですから、その時に「こうしなさい、ああしなさい」と親の指示があると、それを拒否したくなります。

例えば・・・歯磨きをしよう・・・イヤ!お風呂入るよ・・・イヤ!出かけるから早く着替えて・・・イヤ!のような感じです。

もちろん、乳幼児の時には、自分の意思もなく、言われるがままに素直に従っていたし、スムーズに事が運んでいたので、お母さんも「○○するよ」「○○してね」のように今までと同じように言っていたのです。

ところが、子供は成長と共に「自分でやりたい」「自分で決めたい」という新たな前向きな気持ち(成長)が育っているのですから、お母さんの予定で動かされることに不満を感じてしまうんですね。

なので歯磨きを「する」「しない」やお風呂に「入る」「入らない」、服を「着る」「着ない」の選択ですと「やってほしい」と願う親に対して、わざとそれに反する言葉を発するのです。

ですからそんな時は、歯磨きを「する」前提で、子供に選択肢を与え「自分で決めた」という満足感を与えるといいのです。

例えば、歯磨き粉の味を「イチゴ」と「バナナ」など数種類を用意しておいて、「歯磨きをしよう」ではなく、

“今日の歯磨きは、イチゴ味にする?それともバナナ味にする?”

と子供に聞いてみるのです。

子供の頭の中には「歯磨きをする、しない」ではなく『歯磨きをする前提』で「イチゴ味とバナナ味、どっちがいいかな?」という二者択一になるので、「しない」という選択は生まれてこないのですね。

そして自分で考えて「イチゴ味」と言えたとしたら、そこで「自分で選択した」という満足感を感じて行動に移せるようになったりします。

これはお風呂などでも同じで「お風呂に入りなさい」と言えば、自分の選択なしに従う事に抵抗を感じている子供は「入らない」と言いますが、この時に

“今日のお風呂は、船のおもちゃと、ひよこのおもちゃ、どっちにする?”

と聞いてみると、子供の頭の中では、お風呂の中で遊んでいる自分を思い描き、どっちがいいかな?と考えます。そして自分で選択したものを答え、そこでも「自分が選択した」という満足を感じられるのですね。

与えられた事に従うより、自分で選んだ事の方が、ずっと行動に移しやすいのです。

ちょうど2歳児の娘さんにお悩みだったユーリンママさんに、そのようなお返事をしたら、こんなご報告を頂きました。

ココから・・・

パピーさん、こんにちは。ユーリンママです。

先日の、子供のイヤイヤへの対処の仕方について、お返事ありがとうございました。

今までは「買い物に行こう」「イヤ」から始まって、着替えがイヤ、靴を履くのがイヤ、公園で遊ぶのがイヤ、家に帰るのがイヤ、「じゃあ、もう勝手にしなさい!」と言えばさらにイヤ~!!と大泣きして・・・本当に参っていました。

それでも最初は、我慢して、なんとかなだめて・・・のようにやっていましたが、朝から晩まで続くイヤイヤで、私もイライラしっぱなし。

その頃は「いい加減にしなさい!」と怒鳴ったり、「そんなにワガママだったら、ママも○○のお願い聞かないからね」「もう○○ちゃんのママ辞める!」などと言って、子供を大泣きさせて、最終的には力で従わせるようにしていました。

それが子供にとって、良くない事だとは解っていましたが、ネットで調べてもいい方法もなく、「どうしたらいいんだろう?」と毎日イライラし、怒鳴っている自分に落ち込み、自己嫌悪の毎日でした。

ですが、パピーさんにお返事を頂いて、「なるほど、そうゆうことか?」と、私も「する前提で選択肢を与える」をやってみました。

考えてみれば、今までは、何でも親の都合で、子供を従わせようとしていました。

子供に選択権はなく、親の意向に「イヤ」と言う事を「反抗」としかとらえていなかったように思います。

「選択肢を与えて選ばせる」

それを意識するようにし始めたら、今までなんでも「イヤイヤ」だった娘が、自分で選択したものは、何の文句も言わず、素直に行動することにびっくりしました。

例えば、着替えも「このスカートと、ズボンどっちにする?」と言っただけで、着替えをするかしないかのひと悶着が無くなりましたし、

雨の日はいつも長靴をはかせていましたが、「長靴とスニーカーどちらがいい?」と選ばせてみると、子供はスニーカーを選び、自分で履き、スムーズに出かけることができました。

考えてみれば、雨の日は長靴!それ以外は私の選択肢にはありませんでした。

ですから雨の日は、当たり前のように長靴を履かせようとしていましたが、子供からすれば、スニーカーで足がびしょびしょになった経験もないし、なぜ雨の日に長靴を履くのか、“その意味も解っていなかったのだ”と、そこではたと気が付きました。

今までの私は「雨の日は長靴」という親の固定観念をただ押し付けていただけだったのですね。

考えてみれば、このように私が、「これ以外に選択肢はない」と、それを押し付けようとしていた事。

それで子供とぶつかり、私も譲らず「言うことを聞け」と強引に従わせようとして、さらにエスカレートして「イヤイヤ」がエスカレートし、私はさらにイライラが止まらなくなる・・・というパターンになっていた、と気が付きました。

この「イヤイヤ」のパターンが分かってきたおかげで、私も冷静に対処できるようになって、それほど子供とぶつかりあう事が無くなってきた時、ちょっと違った選択をさせてみました。

買い物に行く時には「買い物に行くよ。遊びをやめてね」と言っていましたが、「ママ、そろそろ買い物に行きたいんだけど、○○はどうする?」と言ってみました。

すると今までは「イヤ、買い物行かない!」だったのに「私も行く」と自分で決めて、自分から遊びをやめて、片付けをし始めました。

私は驚いて「片づけまでできてすごいね~」と褒め、娘は終始機嫌がよく、買い物も今までになくスムーズに終わりました。

もちろん、眠い時や遊びに集中している時など「する前提で選択肢を与える」をしても、それですべてがうまく行く、という事はありませんが、

いつも「イヤイヤ」で、何も思い通りに行かなかった少し前とは全然違い、「今は集中したいんだな」と私自身が待てたり、「別の方法はないかな?」と少し考えたり、

私の気持ちが穏やかになって、感情的に叱ったり、脅しや強制をほとんどしなくてもよくなったことがとても嬉しく思います。(後略)

ココまで・・・

ユーリンママさん、ご報告ありがとうございます。

子供の成長と共に必ず通る「イヤイヤ」の時期。ユーリンママさんにとって「なすすべが無い」とお考えの中で、一条の光になってくれたとしたらとても嬉しく思います。

ただ、ユーリンママさんも言われていましたが、この「する前提で選択肢を与える」が全てを解決するわけではありません。

一つの方法として試して頂いて、そこに今までと違った反応があれば、親も子供もホッとすることができますし、つらい「イヤイヤ期」を少し楽にすることができるのでは?と思います。

特に私は「子供に考えさせる」という事がとても大事だと思っています。

「○○しなさい」という言葉だけでは、子供は何も考えず、それを拒否します。

でも「AとBとどちらにする?」という選択肢があれば、自分はどちらがいいかな?と考え、そして結論を出しやすくなるのですね。

もし「イヤイヤ」が酷くて困っておられたら、是非、試してみてください♪

ユーリンママさん、メルマガへの掲載のご許可、ありがとうございました。

※ ご興味がありましたら、ご覧ください。

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