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第506号 改善するにも段階が必要

こんばんは。パピーいしがみです。

子供達を教える時や、できないことができるようになるためには、少しずつ小さな階段を上るように、段階を作ってあげるといいですよ。というのは、今までもお話していますが、

これは“問題を改善する時”にも同じ事が言えるのです。

今日はトミーさんの例をあげて、その説明をさせて頂きたいと思います。

まず、トミーさんからこんなご相談を頂きました。

ココから・・・

パピーさん、はじめまして。

つい先日、講座を始めさせて頂きましたトミーです。

今、上の子は5歳。下の子は3歳。2人とも男の子です。

ご相談したいのは上の子の事で、幼稚園でも暴力・暴言がひどいのです。

まだ5歳なのに弱い子を捕まえてはいじめたり、私に隠れて叩いたりつねったり・・・。

いくら叱っても、褒めても治りません。どうしたらいいのでしょう?

ココまで・・・

このご相談を頂いて、とても困りました。

というのは、文章が短すぎて、どうしてそうなったのか、という原因や根本的な理由を把握する事が出来ないからです。

ですが、短い文章でのご相談、というのは実際、結構あるのです。

でも、機械物が壊れた時や、病気になってしまった時って、その原因やそうなってしまった理由を追究し、そこにアプローチしなければ、直す事はできませんよね。

それと同じように子供の問題も、本当の原因や理由を解決しない限り、どんなに結果として現れた問題を押さえつけても解決しないのです。

いえ、叱ったり怒る事で、その問題が顕在化しなくなったとしても、違う形でいくらでも、又、新しい問題がどんどん発生するのです。

子供達の場合、もともと持っている性格だったり、特徴だったり、個性だったりする事もありますし、通っている学校や幼稚園の友達や先生が原因だったり、もちろん、親の姿勢が影響している事もあります。

もしくは、お父さんとお母さんの間柄が関係していることも、ご同居のおじいちゃんおばあちゃんの影響という事もあります。

ですから、なるべく詳しく教えていただきたいのですね。

今回トミーさんに、その旨お返事したら、トミーさん、私が忙しいだろうと気を使ってくださって、できるだけ短い文章に・・・と割愛されたのだそうです。

「遠慮はいりませんよ、できるだけ詳しく教えてください」とお願いしましたら、このようなお返事を頂きました。

ココから・・・

パピーさん、お返事ありがとうございます。トミーです。

まだ、勉強しはじめたばかりで日も浅いのに、すぐにこんなご相談をして、良いのだろうか?と不安になっていたのですが、

パピーさんの「みんなひとりひとり環境は違います。ですから、できるだけ詳しく教えてください。根本にある原因をじっくり探しましょう」というお返事を頂けて、とても嬉しかったです。

長文になりますが、聞いていただけますか?

長男は最初から、今ほど乱暴だったのではないのです。

長男に変化が現れたのは、下の子が生まれて1年ほどたった頃からでした。

家族構成は、主人と私、そして長男、次男の4人です。

長男が生まれた時、本当にかわいくて、毎日が幸せでした。

とてもよく笑う子で、ベビーカーに乗せて散歩したり買い物に行ったり、ご近所さんにも可愛がられて、実家に連れて行っても人気者でした。

長男が生まれて1年ほどで二人目を妊娠しました。

私はすこし、つわりが重く、二人目を妊娠してからは、以前のように遊んだりする事もできなかったのですが、それでも長男はぐずったり癇癪を起こす事もなく安心していました。

ですが、次男が生まれるとどうしても次男に掛かりっきりになります。

長男も寂しいのだと思いますが、私にべたべたしてきて、(昔はそれもかわいらしく受け入れられていたのですが)だんだんにおっくうになり、まとわり付かれる事に嫌悪感を抱くようになりました。

スカートのすそを握ったり、体に触ったりしてくるのが嫌で、「引っ張らないで!」「触らないで!」と邪険にした事もあります。

眠くて私と一緒に眠りたいという手を振り解いて、突き放し、長男1人を寝室に閉じ込めた事もありました。

乳飲み子を抱え、イライラしながら、でもそのイライラを長男にぶつけていたのです。

考えてみれば、私が長男をいじめ、ストレスを解消していた・・・今、思えばそんな感じです。

毎日、毎日、長男に当り散らしました。

長男を泣かせるとなぜかすっきりする私がいました。

でも、その一方で「このままではいけない」「絶対に悪い方向に向かってしまう」という気持ちもありました。

でも、自分を抑える事ができなかったんです。私は、長男をいじめ続けてしまいました・・・。

子供は親の鏡・・・と言いますが、私が長男にした事が、今現れているのでしょうか・・・。

次男が1歳になるまで、1年間、私はそんな毎日を過ごしていました。そして気がついたときには、長男の顔つきが変わっていたのです。

私はとても後悔しました。

最も大事な時に、私のせいでこの子をダメにしてしまった。毎日毎日後悔しました。

それからは、沢山の育児書を読みました。

「いけないことはその場で叱る」とあれば、叱る事をし、「褒められる事が足りないから」とあれば、褒めました。ですが、何をやっても子供は変わりません。

小さなことで癇癪を起こし、気に入らないとおもちゃを投げつけ、「ばかやろう!」「うるせーんだよ」と言ったり、

下の子が楽しそうに遊んでいるブロックを蹴散らかしたり、前回のメールでもお話ししましたが、幼稚園でも暴れ、弱い子をいじめ、今までにも何度、頭を下げたか分かりません。

幼稚園にも相談しました。市でやっている子育て相談も受けました。ですが、やっぱりダメなんです。

( 後 略 )

ココまで・・・

その後も何度かトミーさんとメールのやり取りをして、詳しい事をお伺いしたのですが、

上の子の問題は、暴力・暴言だけでなく、落ち着かない、気に入らないと暴れだす、自分をコントロールできない、等々とても多方面にありました。

紙面の関係で省略させて頂いていますが、理由はやはり、トミーさんもお気づきのように、必要な時に、十分な甘えさせて上げられていなかった事にありそうです。

(いえ、今もまだまだ甘えさせてほしい年齢です)

なので、私はこのようなお返事しました。

まず、今、トミーさんにお聞きしたいのは、ご自分の後悔を払拭するだけの気持ちがあるか?決意と覚悟を持って、長男さんに対峙できるか?です。

長男さんはまだまだ大丈夫です。トミーさんさえ、本気になって取り組めば、きっと笑って「あの頃はこうだったね」と言える日が来ると思います。

でも、トミーさんが本気にならなかったり、ぐらぐらと気持ちが揺れていたとしたらそれは難しいです。

トミーさんからは、是非、頑張りたい、なんとしても、自分のやってしまった過去を払拭したい、というお返事を頂き、一緒に頑張る事を約束してくださいました。

決意をお伺いして、私が次にお願いしたのが、「今をマイナスからのスタートだと思わないで欲しい」「今は0であって、ココから始まると思って欲しい」という事でした。

今、息子さんが、癇癪が激しく、乱暴で、暴言を吐き、弱い子をいじめ、気に入らないと当り散らす・・・。

でもそれをいちいち注意したり、叱ったりしないこと。人に迷惑が掛かるのなら、頭を下げ続ける。

とにかく、これ以上「自尊心を低下させない」為に、やっても無駄な事、かえってマイナスになるような事、(起きている結果だけを叱ったり、怒ったり、指摘したり)それらを、一切止めて欲しいことをお願いしたんです。

実は、これはかなり辛い事です。

注意しない、指摘しない、叱らない。これは、親としてはとても苦しい事でしょう。周りから非難をされるかもしれません。

ですが、叱られすぎた子や自尊心が著しく低下した子の場合、叱られる事、指摘をされる事に異常に敏感になっています。

ですから、まずはそれを極力減らす事をお願いしたんですね。でも、覚悟を持って、本気で取り組めばできるはずです。

又、これができれば、多分これからお願いする事はほとんどできるだろう、という予感もありました。

トミーさんは頑張ってくれました。後でお聞きすると、この頃が本当に辛かったそうです。

でも、トミーさんは、その時にお気づきになりました。

「自分がイライラを子供に当たっていたのは、子供に対しての自分の甘えだったんだ、自分が弱いから(もっと弱い)子供に当たっていたんだ」って。

そのトミーさんから、先日、メールを頂きました。

ココから・・・

パピーさん、こんにちは。

以前、暴力・暴言でご相談させていただいたトミーです。

あれから約1年ほど経ちました。この頃は、あまりご連絡もせずにいました。すみません。

「便りがないのは良い便り」と言いますが、あれから、長男は日に日に穏やかになっていって、今では下の子の面倒を見てくれたり、幼稚園でも友達と上手く遊んでいるようです。

癇癪を起こす事も、切れて暴れる事もとても少なくなりました。

主人も「○○はすごく落ち着いたね。良い子になった」と言ってくれて、パピーさんがあの頃言われたように、「昔はこうだったね」と笑って言える状態になっています。

本当に驚きです。

パピーさんが言われたように長男は自尊心がとても低下していたようです。「叱らない・注意しない・指摘しない」は、私にとってとてもとても苦しかったのですが、それができた事が自分への自信にもなりました。

そして、次の課題の「肯定」を増やす事。

又、お兄ちゃんをお兄ちゃんとして褒める事で、どんどん笑顔が増えていきましたし、落ち着いてきて、やる気も高まりました。

この頃から、お手伝いもしてくれるようになったり、自分から「これしようか?」なんて言ってくれます。(初めてその言葉を聴いた時には信じられませんでした)

今、幼稚園では年長さん達の面談があって、先日、私も行って来ました。

去年、あれだけ問題だらけだった長男でしたが、園長先生、担任の先生、そして当時の担任の先生も一緒に、「本当に成長してくれましたね」と褒めて頂きました。

この幼稚園では縦割りの時間があって、年長さんが、年中さん、年少さんも一緒になってグループで遊ぶようにしているのですが、その時の事をお話して下さいました。

「○○君は、下の子の面倒をとてもよく見てくれて、喧嘩があると止めに入ったり、泣いている子を見ると手を引いてあげたり・・・すごく優しいんですよ」と・・・。

思わず、涙を流してしまいました。

それを隣で聞いていた長男は、ちょっと恥ずかしそうに、でも、嬉しそうに、はにかみながらも笑顔でした。

家に帰って、主人にも報告して・・・。

眠っている長男の顔を1時間ほど眺めながら、この1年間を思い出して又、涙しました。

長男の顔からはもう、あの頃の怖い雰囲気は消えていました。

パピーさんから「決意と覚悟を持って子供に対峙できますか?」と言われた時には全身が緊張しました。

「そんな危険な状態まで追い込んでしまったんだ」と怖くなりました。

でも、わずか1年で、思いもよらなかった毎日が訪れ、今は家の中で明るい笑い声が響いています。

本当に嬉しく思っています。ありがとうございます。

これからも、あの辛く、苦しかった日々を忘れずに、弱い自分に負けないように、勉強を続けていきます。

もう、あんな思いをするのは嫌ですから・・・。本当に感謝しています。ありがとうございました。

ココまで・・・。

トミーさん、メール、ありがとうございます。メルマガ掲載のご許可も、ありがとうございました。

長男さんの数々の問題、収まってきたようでよかったですね。本当にトミーさん、頑張ったと思いますよ。

冒頭で、私は「改善するにも段階をつくる」とお話しましたよね。

一番最初にトミーさんに作った段階は、「本気になる」「覚悟する」という、ご自分の意思を固めていただく事でした。

次にお願いしたのは、「今をマイナスからのスタートだと思わないで欲しい」「今は0であって、ココから始まると思って欲しい」という考え方でした。

そして、その次には、

それ以上問題が大きくならないようにする為に、やっても無駄な事、かえってマイナスになるような事、(起きている結果だけを叱ったり、怒ったり、指摘したり)それらを、一切止めて欲しいことをお願いしました。

それができるようになって初めて行動です。

「肯定」を増やす事。

それから、お兄ちゃんをお兄ちゃんとして褒める事でした。

いきなりではなく、全部で5つの段階を踏んだのですね。

私達は、子供達の問題(結果)に気がつくと、そこを直そうとして、結果だけを叱ったりうるさく言ったりしてしまいます。

ですがその結果が起きる為には、原因・理由があって、子供達の感情の葛藤や、環境のなかでの軋轢や、沢山の要素がからみあって、その結果が起きてきます。

だから「結果だけを叱る」をしても、何の役にもならない、って言う事はとても多いのです。

そして、その問題がかなり進行してしまった場合には、時間をかけて段階的に・・・。

まるで絡み合った糸を解いていく事も必要になります。

でも、トミーさん、早い段階で覚悟をし、決意を持って行動してくださったので、短期間で結果が出す事ができて本当に良かったです。

是非、今の感じをお続けくださいね。

きっとこれから、もっともっと楽しくなっていきますよ(^^)

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