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第958号 自分を守る強さ

こんばんは。パピーいしがみです。

寒い日が続いていますね。インフルエンザも全国的にはやっているようですから、どうぞ体調には気を付けてお過ごしくださいね。

まだ寒い日は続くようですが、ここのところ受験をされたお子さんの合格報告を頂くようになり、春はもうすぐだな・・・と感じています。今日はそんな中、とても心温まるご報告を頂いたので、ご紹介したいと思います。

ココから・・・

パピーさん、ご無沙汰しています。

当時「長男がもう10歳を超えているのですが、今から勉強しても間に合いますか?」と問い合わせをしましたうさぎです。

その長男は当時、小学校6年生だったのですが、その子が今年、高校を卒業し、大学に進むことになりました。早い段階で合格通知をもらって、親子ともどもホッとしています。

当時、私の悩みは、この長男の口が重く、なかなか自分の気持ちを言葉にできない事でした。

勉強は苦手ではなかったのですが、小さいころから、私が手出し口出ししてきた為に、自分の気持ちを言葉にしないので同級生からからかわれたり、苛められたりすることがよくありました。

小学校までは、先生にお願いしたり、親がかばってあげることでなんとかなってはいたのですが、小学6年生になった時に「このままでは、中学・高校とやっていけないのではないか?」と不安になり、お問い合わせをさせて頂いたのでした。

入会してからは、やはり私が過干渉であり、理想の子供像にしようと、子供の気持ちよりも「こうしたら」「ああしたら」と子供の自発的な考えや行動をさせてこなかったからかもしれないな・・・と深く反省しました。

パピーさんからは、場面緘黙の可能性もあるが、まずは親が判断したり、親主導で決めてしまうのではなく、子供の気持ちを聞くようにして、少なくとも家の中ではちゃんと自分の気持ちが言えるような環境にしてあげるようにしてください、のアドバイスと、声を出す習い事を何かやってみたら?というご提案を頂きました。

パピーさんからは、演劇や武道が良いと思う、と言われて(主人が昔、剣道をやっていたこともあり)本人の希望も合わせ、剣道を始めることになりました。

剣道では、小学6年生から始める子は少なくて、逆に小学校を卒業すると一緒に剣道もやめる、という子がほとんどで、大人の中に交じって練習できた事もよかったのかもしれません。

寡黙な子ではありましたが、弱音を吐かずもくもくと練習をする姿を先生はとても高く評価してくださり、先生始め大人の皆さんに良くしてもらい、本人も級が上がることがとても嬉しかったようで、剣道は今でも続けています。

剣道を続けることで体つきもがっしりとしてきて、大きな声も出せるようになり、以前は、いかにも弱々しく自信がない顔つきをしていたのですが、徐々に立ち姿も堂々としてきて、それと同時に自分の意見も言えるようになって行ったような気がします。

もともと口が重い事もあったので、今もおしゃべりではありませんが、必要な事はきちんと話す事ができますし、武道で学んだ礼節や挨拶のおかげで、しっかり敬語を使って話ができるようになって驚いています。

いまさらですが、これらもパピーさんの仰る「自信」がもたらしてくれた変化だと思いますし、やはり私の過干渉や「良い子」に育てようと、いちいち口出しし、注意したり否定していた子育てが子供の成長には良くなかったんだな・・・と反省させられました。

その長男が、進路先を決め、受験勉強を終えたところで「アルバイトをしたい」と言い出しました。

又、私の悪い癖で、知り合いに連絡して・・・などと考えてしまったのですが、子供は「自分でやるから!(余計な干渉はいらない)」と言い、求人情報誌を読み、履歴書を書き、自分で電話をかけ、面接を受けて・・・すべて自分の力だけでアルバイトを決めてきました。

手出し、口出し、過干渉をぐっと我慢するようにしたら、子供はどんどん成長し、何でも一人でできるようになっていた感じです。

親にとって子供はいつまでも子供なので、いきなり手が離れたようで嬉しいような寂しいような気持ちと、いまだに長男の子育ては「失敗したな~」と後悔することも多いのですが、これでよかったのかな?と思うようにしています。

これならきっと、一人住まいをしてもなんとかやっていけるのではないかな?と思います。

そして、先日、その長男が初めての給料をもらい、そのお金から、なんと私にお花を買ってくれました。

本人も照れ臭かったのでしょう。新聞紙でくるんで外からは花束だとは分からないようにしたのだと思いますが、余計な事は何も言わず「はい、これ」とぶっきらぼうに渡されました。

メッセージカードには自筆で「誕生日おめでとう、今までありがとう」とだけありました。

毎日の忙しさで自分の誕生日を祝う・・・なんてことはここ数年なかったのですが、初めてもらった給料から、私の為に花を買ってくれたと思うと、手のかかった幼少期、いじめられて悩んでいた小学生時代など、過去の事が思い出されて、涙が出て止まりませんでした。

過去を思えば、悩んだ事も多かったですが、少しずつ頼もしくなっていく姿を見るのも私にとっては喜びで、あの時、勉強を始めてよかった、自分の子育てを振り返り、反省して接し方を変える事ができて本当によかった・・・と思っています。

まだ小学生の年の離れた次男もおります(幼少期からパピーメソッドで育ったので、とても順調に育っています)ので、私の子育てはまだ終わりではありませんが、この子も自信を持って独り立ちできるようにまだまだ勉強を続けていきたいと思います。

今回は、長男の成長ととても嬉しいサプライズを、ご報告させて頂きたいと思ってメールさせて頂きました。パピーさんもお忙しいと思いますので、お返事は大丈夫です。

私は今、とても幸せを感じています。長文、読んで頂きましてありがとうございました。

ココまで・・・

うさぎさん、貴重なご報告をありがとうございました。

うさぎさんもご自分で心配されていたように、どうも「干渉し過ぎる」部分が多くあったようです。

当初、ご相談頂いた時「人に迷惑をかけない優しい子」がうさぎさんが目指す子供の理想像です・・・と言われていたのですが、「それより前に自分を守れるだけの強さが必要だと思いますよ」とお返事したことを思い出します。

と言うのは、やはり世の中にはさまざまな人がいて、人をだまそうとしたり、従わせようとしたり、攻撃する人だっています。すべての人が品行方正でお互いにお互いを思いやる世の中で有ればいいのですが、現実的にはそうではありません。

だから、騙そうとする人、攻撃しようとする人には、ちゃんと自分で判断をして「嫌なものは嫌」「NOはNO!」だと言えることは絶対に必要なんですね。

ですが「嫌なものは嫌」と言うのには勇気が必要です。特に自信のない子には難しい事だったりします。ですが一度、その壁を破ってしまうと、その壁はそれほど厚くない(難しい事ではない)事も分かります。

長男さんにとっては、剣道を習い体を鍛えることが、心を鍛える事にもつながったみたいですね♪

何より、私から見ると、親の手を借りず、アルバイトを自分で決めてきた・・・という部分に、長男さんの精神的な成長(蓄えられた自信)を感じます。

初めてのアルバイトですと、応募の方法から分からないでしょうし、初めての事をするには本当に勇気がいりますが、そういう「初めて」の事にも躊躇せず、又、親の力を借りようともせずに自分で行動した・・・という事が本当に素晴らしい!と思います。

又、初任給で、お母さんにお花の誕生日プレゼントをしてくれた・・・なんて泣かせますよね♪

「これならきっと、一人住まいをしてもなんとかやっていけるのではないかな?と思います」とうさぎさんも書かれていましたが、

はい。きっとしっかり自分で考えて大学生活を謳歌してくれると思いますよ(^^)
うさぎさん、ステキなご報告、そしてメルマガ掲載のご許可をありがとうございました。

※ ご興味がありましたら、ご覧ください。

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