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第1057号 ワンオペ育児

さて2020年。最初のメルマガでは何をお話ししようか?と考えておりましたが、かねてから「ワンオペ育児」についてのご要望を頂いていたこと。

そして1月2日にテレビ放映された綾瀬はるかさんの特別番組『義母と娘のバラード』でも、シングルファーザーとなった男性が赤ちゃんを育てる事に疲れてしまい大混乱を起していく、というシーンを見て、

これってドラマだけではなく本当にありうることだし、実際、毎日の積み重ねでいっぱいいっぱいになってしまっているお母さんがたくさんおられるという事を知ってもらいたい、と思い、

今年最初のメルマガのテーマにしようと考えました。

ですが、どんなに今の辛い現状を文章で書いたところで、ワンオペの状態が変わるわけではありません。

ワンオペ育児で大変な思いをしている方が楽になるには、何と言っても周りの理解と協力。特に一番近くにいらっしゃる、ご主人の力が不可欠だと思うのですね。

そこで私がご主人に宛てて文章を書き、ご主人にも読んで頂く・・・。そんなものができたらお力になれるのでは?と思ったのです。

私が思うワンオペ育児での問題点は、まず「子育てって大変だ」って分かってもらえない事だと思うのです。

又、四六時中子供と一緒にいて世間と孤立してしまったような気持ちになってしまう事。

睡眠不足やイライラで冷静な判断ができなくなってしまう事。

それによって必要以上に怒鳴ったり、叩いてしまったり、又、虐待への引き金になってしまう事。

そしてもっと悲しい結末になってしまう可能性がある事だと思うのです。

ところが、案外お父さんは、そんなお母さんの不安や悩みをご存じない、というケースが少なくないのですね。

そんなお父さんが、現状を理解し子育てに参加してくれることで、お母さんの肩の荷が下りて、少しでもホッとできる時間を確保できたら?という思いでこんな手紙を書いてみました。

ココから・・・

子育て中のお父さんへ

こんにちは。私は『“幸せなお母さん”になる為の子育て』という子育て支援サイトを運営しているパピーいしがみと申します。

私自身の子育ては、もうすでに終わり、今は沢山のお母さんからのお悩みにお返事をしたり、実際に解決した方法を皆さんにシェアしたりして、

一人でも多くの方が子育てで辛い思いをしないように、又、子育て世代にあるご家族が楽しい家庭生活を送って頂けるようにと活動をしています。(HPをご参照ください→ https://www.age18.jp/ )

意外に思われるかもしれませんが、私は男性で、サラリーマン時代は早朝から深夜まで働く仕事人間でした。

ところが社内で人材育成を担当することになり、新人や社員を育てる勉強をしている中で、究極の人材育成は「家庭では?」と考えるようになりました。

人材を育てるノウハウを子供用に改良しながら自分の3人の子供たちにやってみて、その内容をインターネットで発信したのがこの仕事をする始まりでした。

その考え方は多くの共感を頂き、既にこの活動をし始めてから15年が過ぎました。

そんな私が今回、このようなお手紙を差し上げたのは、是非、あなた様にご協力を頂きたいとのお願いからです。

実は、昨今「ワンオペ育児」(略してワンオペ)という言葉が子育てをしているお母さん達に広く使われており、同時に数々の問題が生じています。

ワンオペ=ワンオペレーション(一人で何でもしなければならない状態)で、誰にも頼れず、休みもなく、どんな時も1人で抱え込まなければならない事から自虐的な言葉として使われています。

ご存じのようにお母さんには休みがありません。

乳児を抱えているお母さんは、子供が泣き出したら抱き上げて、ミルクなのか、おしめなのか、ただのグズリなのか、泣きやませたくておろおろしながら、ぐっすり眠れることもない日々を続けます。

成長して一人で歩くようになっても、お漏らしをしたり、癇癪を起したり、何でも「イヤイヤ」を言ったり、やってほしくないいたずらをしたり、突然熱を出したり・・・。

せっかく食事を作っても「食べたくない」だの「もういらない」だの。

歯を磨きたくない、お風呂に入りたくない、テレビをもっと見たい、もっと遊びたい・・・子供の要求はとどまる事を知りません。

その中で我慢する事やマナーも教えなければならないし、体調管理、友達と関わり、毎日突発的に何かが起こり、対処せねばならない問題は延々と続くように感じます。

でも、日々をなんとか過ごすために、お母さんはいつも、ご自分の事より子供の事を優先するしかありません。もちろん自分の時間を確保することなど非常に難しい年月を過ごすのです。

なんとか歯を食いしばって頑張っていても、毎日毎日が積み重なってへとへとになってしまいます。

ミルクも、おしめも、成長するのに必要な事。イタズラもお漏らしも癇癪も「イヤイヤ」も、みんなそこを通って子供達は大きくなっていきます。

ところが核家族化が進んだことや、ご近所との付き合いが希薄になったこと。

子供の泣き声にさえもクレームをつけるような社会に変化している中で、お母さん達が孤独に子育てをせざるを得ないような環境に変わってきてしまっているのです。

以前は、お婆ちゃんが「ちょっと預かるよ」と言ってくれたり、ご近所さんが「どれ?見てあげようか?」と協力してくれる事もありました。

ですが今は、電車に乗れば「ベビーカーが邪魔だ」と言われたり、保育園を新設する際も「子供の声が騒音だ」という人がいるなど、世間の風はとても冷たくなっています。

情報化は日進月歩の勢いですが、逆に人の手はどんどん減り、理解してくれる人も激減しているのが現状です。

その為、お母さんのワンオペ化はエスカレートし、子育ての中で、心が満たされるどころか荒んでしまう事がとても多いのです。

当然のことですがアプリで人は育ちません。人を育てるのはやっぱり「人の手」なのですね。

あなたの奥様はどうでしょうか?あなたが気付かぬうちにワンオペ育児に飲み込まれていないでしょうか?

多くのお母さんが悩んでいる、その一番は「ちょっとしたことでイライラして怒鳴ってしまうこと」です。

冷静に考えれば「そんな風に言わなくても良いのに」「そこまで言わなくてもよかった」と分かるのですが、思わず声を張り上げ怒鳴ってしまいたくなるのです。

それでもお母さん達は「いけない、いけない、我慢しなくちゃ」とご自分を省みて接し方を改めようとされます。

ですが、それはまだ余裕がある方の姿勢で、余裕のない方の感情は「怒鳴る」を乗り越え、叩いたり蹴ったりして従わせようとしてしまったり、

冷静な判断ができなくなって体罰を与え「あ、しまった」と思ったときには、お風呂に沈めてしまっていた・・・などという事だってあるのです。

そうなってしまえば、せっかくの幸せな家庭も奈落の底に落とされます。

そうならない為にも、今、子育てについて奥様にまかせっきりではないかな?一人に背負わせていないかな?と振り返ってみてほしいのですね。

いえ、私は「子育てを手伝ってほしい」と言っているのではありません。

まずは振り返ってみてほしい。そしてまだやったことがなかったら、たった一日でも良いから、お母さんの仕事を実際にやってみてほしいと思うのです。

実際に体験してみて、この仕事が休みなく毎日続くことを想像してほしい、のですね。

以前は「家の事は妻に任せている」と言われる男性がほとんどでした。

ですが今は時代の変化、環境の変化で、子供を取り巻く状況も大きく変わってきていますし、お父さんが子育てに関わる事により、子供の成長も著しく違ってきます。

是非一度、子育てへの関わり方を振り返って頂いて、奥様が子育てに悩んでいないか、相談したい事は無いか、耳を傾けてほしく思うのです。

もし奥様がワンオペ育児で悩んでいるとしたら、話を聞いてあげるだけでも、奥様の悩みを理解してあげるだけでも、その気持ちは楽になります。

もちろん時々、奥様が1人になれる時間、友達と会話したり食事したり、毎日の忙しさから解放されて「ホッ」とできる時間を作ってあげられたら最高です(^^)。

もちろんそれは負担を分け合うだけではありません。

お父さんが子供たちと関わりが増える事で、子供たちは新しい喜びや、お父さんならではの違った世界を知る事もありますからね♪

どうぞ一度お考えいただいて、お力になって頂けたらと思います。よろしくお願いします。

ココまで・・・

もしこの文章を「ウチの旦那にも読ませたいな!」と思ったら、手紙の部分だけをメールで転送して下さっても結構です。

今より少しでもご主人が協力してくれたらとても楽になる♪と思われている方は多いと思いますから(^^)。

でも「二人の子どもなんだから、二人で育てるのが当たり前!」とお考えの方は、ちょっと気を付けてほしいのです。

「二人の子どもなんだから二人で育てる」はとても正しい事なのですが「当たり前」という気持は相手に反発を抱かせるだけです。

それに、せっかく望まれて生まれてきた子供なのに、あたかも負担を押し付け合うようになってしまったらとても悲しく思います。

私は「子育ては女性がするものだ!」という考え方は間違っていると考えます。ですが、あえて火種をつくるような事はしてほしくないのですね。

お父さんとお母さん、子供はどちらが好きか?と言えば、命の誕生から1年近くも体内で育ててくれたお母さんが好きに決まっています。

そのぬくもり、心臓の鼓動、柔らかな表情。お母さんが好きだからこそ、お父さんよりもお母さんを選び、お母さんに甘え、お母さんの近くにいたいのです。

ですからどうしても子育ての比重がお母さんに偏るのは、子供の思いの強さなんですね。

そこをご理解頂いて、円満な状態で、お父さんにも子育てに参加してもらう。最初は荷物を少し持ってもらっておいて(上手に)だんだんご主人にも比重を移していく・・・。

そんな風にしてもらえたら、負担ではなく喜びとして、楽しい子育てができるのではないかな~と考えますが、いかがでしょうか?

※ご興味がありましたら、ご覧ください。

★★★ 通信講座「幸せなお母さんになる為の子育て」★★★

パピーいしがみ 人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。

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