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第1070号 みんな××~の口癖

こんばんは。パピーいしがみです。

先週は、志村けんさんの突然の他界、アスリートをはじめ有名人の感染、そして0歳児の女の子(両親は陰性)の感染など、

思いもよらない事が起きて、私たちの環境が急激に変化していると感じています。

日本国内の感染者数は、日々更新され、各国の医師から規制の甘い日本に対して注意を促す声が聞こえてきています。

それでも政府からのはっきりした通達はなく、依然、それぞれの判断にゆだねられているといえる状態です。

ですが、国に先んじて、各知事がイニシアティブを発揮し、4月4日5日は、通常込み合う場所でも混雑がなくなり、1人1人の意識がずいぶん高まったと感じます。

これが志村けんさんがコロナウイルスで亡くなったことが原因か、それともヒカキンさんがユーチューブで発信したことか、もしくは各商業施設が自主閉店したことが良かったのかはわかりませんが、

多分、どれか一つではなく「このままでは本当にまずいぞ」と多くの人が感じ取ってきた結果だと思います。

感染の結果は1~2週間前の原因が、今現れてくるので、今週以降の動向が今後の結果になっていくと思いますが、政府の決断を早くして、

テレビコマーシャルや、ユーチューブのコマーシャル等、あらゆるメディアで真剣に伝えてもらって、より多くの方に意識づけをしてほしい、と思います。

世界中で言われている言葉は『Stay home』(家にいよう!)です。

もちろん、それができる人ばかりではないのですが「危ない場所、感染しやすいところには行かない」と一人一人が意識することで日本は世界の模範になれるのではないかな?と期待しています。

さて、今日、お届けする内容は「みんな××なのに~」という口癖についてのご相談です。

チーさんからはこんなご報告を頂きました。

ココから・・・

コロナウイルスが心配な毎日ですが、お元気でお過ごしでしょうか?

今日は以前、ご相談させて頂きながらお返事していなかった件についてご報告させて頂きます。

以前は一人息子の口癖、何かというと「みんなは××なのに・・・」と拗ねたり、ごねたりする、という事をご相談させて頂いたのですが、

あれから3か月ぐらいで、全くなくなったわけではありませんが、かなり減ってきたと思います。

(お返事の続きは後半で紹介します)

ココまで・・・

子供の「みんな××なのに・・・僕だけ・・・」という言葉は、きっと多くの方が耳にされていると思います。

例えば「みんなゲームを持っているのに、なんで僕だけダメなの」とか、

「みんな10時までテレビを見ているので、なんで僕だけ9時までなの?」とか、

子供の「みんな××」は、私たち親の気持ちを動かすためのパワーワードで、それを使うと、親を自分の思い通りに動かしやすかったりするのです。

なので、チーさんにはこんなふうにお返事をしました。

ココから・・・

チーさん、こんにちは。パピーいしがみです。

息子さんが「みんな~」という言葉を口癖のように使うみたいですね。

そして親としては、その言葉を聞くと、気持ちが揺らぐというか、少しモヤモヤするみたいです。

実は、これって理由があって、私たちは誰でも「人と同じでいたい」という気持ちがあります。

特に正解がわからないものについてはどこかに「周りと同じことをしていれば安心」という気持ちがあるのですね。

それは言い方を変えると「周りと違う事をしていると不安になる」という事でもあります。

息子さんが「みんな~」という言葉を言うと、チーさんがモヤモヤする、という事は、

もしかしたらチーさんご自身が「周りと違う事をしていると不安になる」方ではないかな?と思うのですがどうでしょう?

ちょっと私が過去に経験したお話をしますね。

これは私がまだサラリーマンで、ある従業員からクレームを受けた時の事です。

従業員の男性A君は、自分の上司(店長)の不備について苦情を言っていて、最後に必ず「みんなそう言ってます」と言うのです。

従業員全員が同じように不満を感じているのなら、すぐにその上司に注意をしなければなりません。

なので「みんなって従業員全員が言ってるの?」と聞きましたら、彼の返事は「はい。みんなです」でした。

なので「じゃあ、みんなの声も直接聞いてみたいから、特に声を上げている人を教えて」と言うと

「いえ、それは僕の口からは言えません」と言うのですね。

でもこれっておかしいですよね。みんなが声を上げているのなら、特に苦情の強い人の名前を言ってもいいはずです。

なのに「僕の口からは言えない」と言うので「じゃあ、検討して返事をしますのでちょっと時間をください」とだけ言って、その時は別れました。

その後、そのお店の古くからいるパートさんや、副店長など、数名に「こんな事を聞いたけど、どうなの?」と聞きますと、

「そんなことないと思いますよ」とか「私はあまり気になりませんが・・・」との返事で、どうやらA君が言うほど問題になっている訳ではないようだな、と判断しました。

そこでA君には「店舗の何人かに聞いてみたけど、聞いた中ではそれほどの問題は感じなかった。でも沢山の人が不満を感じているのなら、連名でいいから文書で報告書をくれるかな?」とだけ言っておきました。

結果的には、その後、報告書は提出されず、この問題もうやむやになりました。

A君は自分の言葉を正当化するために、また、私の気持ちを動かそうと思って「みんな」の言葉を多用していたんですね。

そこでチーさんの息子さんの口癖「みんな」について考えてみたいのですが、

多分チーさんの息子さんも自分の願いを叶えてもらうために「みんなは××なのに、僕は・・・」と言っているのではいかな?と思うのです。

もちろん、最初からそれを目的にしていたのではなく「みんな」と言った時にお母さんの雰囲気が変わったり、考えが変わったりした事を感じて、

「みんな××なのに・・・」のような言い方をするようになったのでは?と思うのです。

ゲームやテレビの決まりや、寝る時間、起きる時間、お小遣いなど、それぞれの家庭で違っていいことなのですが、周りがそうでなかったりすると不安になりますよね(^^)。

でも「家庭内のルール」は、他の子と違っていいのです。

それを子供が「みんなと違う」と言ったって「みんなそれぞれの家で決まりごとは違うんだから、みんなとあなたは違うんだよ」でいいんですね。

でも一つ、思い出してほしいのですが、チーさんご自身が息子さんに「ほら、みんなやってるよ。あなたもしなさい」のように、言った事はなかったでしょうか?

「みんながやってるからあなたもできるはず」とか「みんなと同じようにやりなさい」のように、

幼少期などに子供を動かす為に親が「みんな」を使っていると、子供も親を動かす目的で「みんな」を使うようになるのです。

又、「みんな〇〇なんだよ」と子供が訴えることで、親の姿勢を変えることがあったりすると『この言い方、使える!』と、自分の都合に親が合わせてくれるように、子頻繁に使うようなったりします。

なので、お母さん自身が「みんな」をどんな風に使っていたか?そして子供が「みんな」を使った時に、妥協したり姿勢を変えてしまっていなかったか?を振り返ってみてほしいのです。

もし今まで、チーさん自身が子供を動かす為に「みんな」を使っていたら、ご自身でその言い方に気を付けて止めること。

そして子供が「みんなは××なのに・・・」と言って、子供の要望を聞いてしまったことがあったのなら、

「よそはよそ、うちはうち」と、チーさんが考える基準で結構ですから『我が家のルールはこれです。他の家がどうであれ変えません』と親の姿勢を変えず、毅然と貫かれたら良いと思います。

くれぐれも、それぞれの家庭の決め事は、周りに合わせる必要もありませんし、

もし参考にしたい時には、友達の親に直接聞いてみたりして、子供の前では不安な気持ちを表さない事が大事です。

子供の「みんなは××なのに・・・」にとらわれず「あ、そうなの?」ぐらいで気に留めないようになさってみてください。

ココまで・・・

と・・・こんなお返事をしておいたのですが、チーさんから頂いたご報告の続きはこうでした。

ココから・・・

パピーさんが言われたように、私はとても周りの目が気になる方で、特に子供が小さい頃は、

「みんなやってるよ、自分だけできないと恥ずかしいよ」などの言葉も使っていました。

おっしゃる通り、子供を動かすための言葉でした。

子供に「みんなは〇〇なのに、なんでうちは××なの?」と言われると、

今まで「こうしなさい」と言っていたことも「じゃあ、パパに聞いてみて・・」と結果的に方針が変わるって事も、よくありました。

子供の言葉におろおろしてしまっていて、毅然とした姿勢なんて全くできていませんよね。

パピーさんからお返事を頂いて「あ~、原因は私が作っていたのか?」と知ってショックでした。

パピーさんがお話しくださったA君ですが、私が「こんな大人になってほしくない」と思っていた姿だったので、

私の優柔不断なところは昔からずっと悩んでいた事でしたが、このままだと、子供をA君のようにしてしまう!と思って、

それからは「みんなは〇〇なのに・・・」と言っても「家庭のルールは人それぞれだから、ウチのルールは変えないよ」と言ってみたり、

子供が不機嫌になったりぐずったりしても「自分の態度は変えない」と自分に言い聞かせ、簡単に折れないように気を付けました。

すると、その時はぐずぐず言っていても、そのうちに機嫌が直って普通に話してくるようになったりして、落ち着いてきたように感じます。

パピーさんの言われていた「親の姿勢」の大事さがとてもよくわかりました。

まだ年長さんですが、これからもっと親を動かそうとしたり、親の出方を伺って言葉や態度を変化させていくんですよね。

人の言葉に流されてしまいやすい私。これを機会に自分の姿勢を貫けるようになろう!と決意したところです。

今後とも、よろしくお願いします。

ココまで・・・

チーさん、ご報告ありがとうございました。

息子さんの「みんなは××なのに・・・」の口癖も減ってきたようでよかったです。

「親の姿勢を貫く」はややもすると厳しく接しがちになりますから、微笑むことや褒めることも意識して増やしてくださいね♪

NOはNO!でもYESはYESとしてメリハリをつけていただければ・・・と思います(^^)

※ご興味がありましたら、ご覧ください。

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パピーいしがみ 人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。

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