第1362 号 『運』について
こんばんは。パピーいしがみです。
今年もあと1ヶ月ちょっとになりましたね。お届けするメルマガも、今日を含めてあと6回です。
そして今回は、「運」についてお話したいと思います。
※これは確率論とは違うので、「ギャンブル」や「占い」、「いいことが起きる」という、多くの人が考える「運」とは異なることをご理解くださいね。
まず、あなたは『自分に運がある』と思いますか?
例えば、松下幸之助は従業員を採用する時に、必ず聞いた言葉があるそうです。
それは「あなたは自分に運があると思いますか?」という問いでした。
そして「(運が)あると思います」と言わなかった人は、採用しなかったそうです。
その話を初めて知った時、「起きる確率は2分の1なのだから、運があるかないかなんて『思い込み』でしかないんじゃないの?」でした。
ですが今、ものすごく『自分は運に恵まれているな、ついてるな』と感じています。
といっても、最初からそうだったわけではないんです。
当初の私
多くの方がご存知だと思いますが、私は厳しい父親のしつけから、強い不満を持ち、中学校でグレて、高校では謹慎したり、停学になったり、また警察にお世話になったり・・・という状態でした。
その頃は、「あ〜あ、毎日つまらない。何かいいことないかな〜」でした。
自分に運がついているなんて思うことは全くありませんでした。(本当は見えないだけだったのですが)
私の悪行は、父親に対する復讐だったのですが、私がやっていたそれらは、実は母を困らせていただけだったということが分かった時、それを機会に「もうこんなことはやめよう」と改心したのです。
それでも、今までに積み重ねてきた生活習慣って、簡単には抜けずに、側から見ても私は「特別悪いことはしないけど、模範ではなかった・・・」と思います。
その私が「きちんとしよう!」と思ったのが、長男が生まれた時。その生まれた子供を見て「この子の親として恥ずかしくない自分にならなきゃ」との決意でした。
その頃から始めたのが、本を読むことでした。
その理由は、新しい会社を作り、そこに私を誘ってくれた高校の先輩(社長)が「毎月10冊目標に本(ビジネス書)を読め!」と言ってくれたことにあります。
当然、それまではビジネス書なんて読んだこともなかった私に、まずは「これを読め」って渡された本が『道は開ける』でした。もう30年も前の話です。
実はこの本は今でもベストセラーです。表紙が新しくなったり、デザインが変わったりしながらも、今も変わらず売れているそうです。
私は、その分厚い本を読むのが大変で、相当日数はかかりましたが、読み終えた時に「やっと終わった」と思っただけで、得るものはあまりなかったように記憶しています。(今ではその良さがわかります)
ですが、その後、冊数を増やすために「もっと薄い本にしよう!」と、次に手を伸ばしたのが松下幸之助さんの本で、そこに書かれていたのが、冒頭でお聞きした「運」のお話でした。
最初は(ノルマのように)読んでいた本も、多い時には毎月10冊ぐらい読めるようになっていきました。
今までに私は2回引っ越しをしているんですけれども、その引っ越しをする時には、積み重なった本を捨てるという作業が非常に大変で、今でも奥さんには笑われるぐらい、家の中に本がたくさんあったんです。
以前のランチ会で「今は何冊ぐらいお読みですか?」って聞かれたので、「いやー、この頃数えてないけど、そんな読んでないと思いますよ」ってお返事したんですけど、今月は既に6冊読んでいました。
それを聞くと「本代だけでも、結構お金がかかるだろう」って思いますよね。
ですが私は、本のほとんどはメルカリで買います。そうすると、相当お安く買えるんですね。300円とか500円でも内容は同じですからね。
なので本にかかる出費って、月に5・6冊買っても3,000円も行かないんじゃないかな?と思います。
又、私は、この「本」ってすごい媒体だと思っています。
というのは、私も何冊か書いてますが、その1冊を作り上げるのに、ものすごい時間と膨大な情報が必要なんですね。
その1冊の本は、その人が何年もかかって、もしくは一生かかって培ったもののエッセンスなわけです。
それを私たちは、新品であれば数千円、また中古品であれば何百円で買えるんです。
そうやって本を読むことで分かったのが「これってすごいラッキーじゃん!」という気づきでした。
私の運の始まりは、その『本の価値』を知ったことかもしれません。
最初に掴んだ運
その後、私は転職をするのですが、ある本に書かれた内容を試してみたい!と温めていました。
その方法っていうのは、今、転職する際、ほとんどの人たちは、エントリーシート、履歴書と職務経歴書で面接に臨むと思いますが、
私が読んだ本には「自分がやってきた実績をファイルにして、面接の時に持って行って自己アピールするんだ。御社には私が必要ですよ・・・と」とあったのですね。
私は「いつかやってみたい!」と思っていて、今までの仕事の経緯と、何をやってきたかなどを書いて、写真付きで約20ページぐらいの『私の解説書』みたいなのを作って持って行ったんです。
そうしたら、その時の倍率は数十倍だったのですが、なんとそこに受かってしまったのでした。
その中には東北大学、千葉大学、その他にも有名私立大学を出ている人が何人もいて、高卒はとても少なかったと聞いていましたが・・・
その中で高卒の、それもビリで卒業した私が合格したのでした。
合格後、先輩社員からは「すごい倍率で受かった人」と見られていたらしく「石神さんは京都大学を出てるって聞いてるんですけど、本当ですか?」って聞かれました。
もちろん京都大学なんて恐れ多い、私は高卒で、それもビリで卒業してますので、「いえいえいえ、そんなことないですよ(^^)」って答えたんですけど、そのくらい狭き門だったんですね。
でもその方法って、本を読んでの「知ってるか、知らないか?」だけの違いだったわけです。
そのように、本を読むことで知識を得て、その知識を使い、実際に行動してみると、いくつも問題が解決したり、願望が叶うようになっていったのですね。
(ちなみに私は、当時自分が作った目標の全部を叶えています)
大きな転換点でも・・・
そうやって「あ〜、自分ってついてるな〜」と思っているうちに、インターネットが出てきました。
その時、私は「これは絶対世の中を変える」と思って、すぐに先生を探して、ホームページの作り方や、ホームページで自分の考え方を発信する方法を学びに行きました。
その先生が「沖縄で3泊4日の合宿をやります」と言い、参加費が10万円でしたが、即時参加を決めたのですね。
もちろん、静岡から東京・羽田までの新幹線代。沖縄への飛行機代、ホテル代、それを含めると相当な金額になったのを覚えています。(観光は0でした・笑)
その頃はすでに子供が3人いましたので、金銭的な余裕は全くなかったのですが、何とかお金をかき集めて行った思い出があります。
その後は、インターネットを使って自分の発信もし、今の仕事の基礎になっているのはご存知の通りです。
それからは、PHP研究所さんから声がかかって本を書かせてもらったり、たくさんの方と巡り合えたりという経験もしています。
これ「運がいい」と言わなくてなんと言いましょう(笑)
ただ、そう聞くと皆さんは「恵まれているんだな」「いいなぁ・・・」って思うかもしれませんが、実は失敗もたくさんしています。
大きな失敗・損失
例えば、株や先物、FXなどもやりました。今、考えると笑っちゃうのですが、データを活用して競馬の予想・・・なんていうものも学びました。
でも、もともとギャンブルがあまり好きではなかったこともあり、結果を出すことはできませんでした。
株も先物もFXも、チャートの動きに一喜一憂してしまって、持ち続けることが難しく、結局「これは自分に向いてないな」と思ってやめたのですが、これは勉強代も含めて、かなり出費しました。
こんな失敗もありながらも「面白い!」「興味がある!」と思ったことは、その後もどんどんハマって情報を集めて、学ぶようにしましたが、
「やり続けると結果が出る!」ということも下記多く経験して、今もその「やりたいことはやってみる!」の考え方は変わりません。
そして今・・・
そんな風に過ごしていて、2023年、AIが出てきましたよね。
みなさんにも「これは人が火を発見したのと同じぐらい歴史の転換点となる」と、このメルマガでもお伝えしたか?と思いますが、
その後、世の中はすごいスピードで大きく変わっています。(まだ気づいていない人も多いですが・・・)
私は今年1月から先生についてAIを勉強し、今年は本当にAI漬け・・・というか、AIを使ったDX(作業効率化)をして、
SNS発信も増やし、また今までやってなかったランチ会を始めて、たくさんの人と会い、生の声を聞き、講演会などもさせていただきました。
ですから今年、ものすごい量の情報を仕入れたと思っています。
そして、今年11月初旬ぐらいから、ふと思いついたことを試してみたところ、今、とてつもなくそれが評価されているんです。
「すごいラッキー!!人生最大の追い風!キターッ!」と思わず口に出してしまうほどの運に恵まれているのです。
ただこれがいつまで続くかは分からないので、今は詳細を控えますが(今年の最後のメルマガで詳細をお話しします)、
もしかしたら、私が考えていた「日本の子育てスタンダードを変える」という目標が、早く実現するかもしれない・・・そんな風に思えるほどの追い風なんです。
よく「震えるほど・・・」という表現がありますが、実際、私も「震え」ました。
又、今は私にとってすごくいい時代で、例えば「これをこうしたいんだよね」と頭で描いたイメージを「これってできますか?」と投げかけると、
すぐに誰かが「私できます!」と手を挙げてくれて、翌日には「3パターン作ってみましたが、どれがお好みですか?」のようにご提案を頂けるのです。
もちろんこれはAIが作ってくれる、という意味ではありません。
今の所、AIで作ったものは「叩き台」にはなりますが、ニュアンスを理解して現物に落とし込む・・・ということは無理で、
曖昧なイメージを形にして詳細まで作り込み修正しながら完成させる・・・のは、その道のプロ(人)の方が数段上だと思っています。
でも、そんなプロ人材が、あっという間に見つかるのです。
「運の良さ」の答え合わせ
そして「なんで私はこんなに運がついているんだろう?」「なんでこんなに運がいいんだろう?」と思って読み始めた本が、ズバリ『運の方程式』という本です。
これは実は2023年に買った本なんですが、当時読んだ時には、なぜだかスッと入ってこなかったというか・・・
この『運の研究』をしている人は世界中にいて、そういう多くの知見や研究から一冊の本にまとめているので、内容はかなり理論的で、細かく多岐にわたり、当時の私はあまり理解ができなかったのですね。
でも今、自分の中に「なんでこんなに自分は運がついているんだろう」という疑問を持って読むと、これが面白いほど胸に刺さる答えが書いてあるんです。
この本の著者、鈴木祐さんは、慶應義塾大学SFC卒業後、出版社勤務を経て独立し、「日本一の文献オタク」を自称するほど、科学論文の読解と専門家へのインタビューを重ねている方です。
今までにもベストセラーをいくつも出しているんですが、その方の書き方は、どれもたくさんの文献や研究資料を読み込んで、そこから抜粋して執筆されるので、かなり信憑性が高いんですね。
その鈴木さんが数々の研究結果から導き出した自分なりの「運の方程式」が・・・
「幸運=(行動 × 多様+察知)× 回復」
で、それぞれ「行動・多様・察知・回復」についても細かく分析・説明してくれているんですけど、そこで思ったのは、
「自分はもしかしたら『行動』は人よりも多いかもしれない」でした。
行動すれば、うまくいかないことも当然起きます。失敗もたくさんします。
でも、それだって貴重な経験ですし、失敗したら「こういうことは向いてないな」とか「これはやらないほうが良かったな」という学びにもなります。
又、うまくいったら「このやり方使えるじゃん」ということになるし、なにより『うまくいったことと、うまくいったことを組み合わせるとどうなるだろう?』っていう新しい発想も生まれてくるんです。
それと、もう一つ気になったのが「回復」というワードでした。
これはまさに講座やメルマガで、お伝えしている子育てでも必要な『レジリエンス』という考え方になってくるんですけど、
1回や2回の失敗で挫折していたり、落胆していて次の行動ができなかったら、次に千載一遇のチャンスが来ていても乗ることはできません。
でも回復力(レジリエンス)があることで、次の行動ができさえすれば、自然と、次に来るチャンスにも触れることができるのです。
この時点で、子どもたちに身につけてほしい自信「たくさんの経験の中から、小さな成功体験を積み上げていく」と、
乗り越える力(レジリエンス)が合致して、「ここに繋がったか〜!」と感動したんですね。
失敗なんてたくさんしていいんです。
そして何度も行動して、何度も失敗・挫折をしても立ち直って、又、行動して結果を積み上げていく・・・。
そうすれば、必ず、人よりも「使える知識」が増えて、「アイデア」や「ひらめき」が起き、「チャンス」が増えていく・・・ってことになるんですね。
チャンスが多ければ、当然、そのチャンスを手中に収める可能性も高くなり、これが「運を引き寄せる」ってことになるわけです。
そしてそれが松下幸之助の問い『あなたは自分に運があると思いますか?』となっていたわけです。
そう考えると・・・『さすが松下幸之助。確信を突いた質問をするな〜』です。
長々とお付き合い頂きまして、ありがとうございます。
今日の「運」のお話はこれで終わります。
ご興味がありましたら「運の方程式」(鈴木祐・著)をぜひ、読んでみてくださいね。
今年最後の新企画
それと・・・今年が終わる前に、私、「もう一つやってみよう!」と思っていることがあります。
それは「ライブ配信」です。
今までは「まだ早いな〜」と思っていたのですが、そんなことを言ってられなくなったので始めます。
たくさん失敗するでしょうが、ぜひ、聞いていただいて、気づいたことをいろいろ教えて欲しいです。
ただ・・・「曜日」と「時間」については、みなさんに教えてもらいたいな、と思っているので、下記のフォームを作りました。
https://gjpkdcf2jhqm.jp.larksuite.com/share/base/form/shrjpdcwSmNXGjodsPC7fmX3wWh
誰のお返事か?なんて全くわからないので「何曜日」の「何時」だったら聞けるかも?という感じでアンケートにお答えいただけると嬉しいです。
やはりお母さんたちは、子育てをしながら、お仕事をしている方も多いですから、できるだけ多くの方が聞いて頂ける時間にやりたいと思います。
ぜひ、アンケート。ご協力くださいね(^^)
https://gjpkdcf2jhqm.jp.larksuite.com/share/base/form/shrjpdcwSmNXGjodsPC7fmX3wWh
最後にいつものように、お知らせを記載して終わります。
お知らせ
(1)インスタグラムのプレゼント企画、今月もやります♪
今月は「野菜セット」です。
白菜、大根、ネギ、小松菜、レモン・・・お鍋で使う野菜ですね。
私は先にいただきましたが、これがまあ・・・みずみずしい・甘い!!(衝撃)
これを食べると「野菜嫌いの子」も「美味しい!」って言うのでは?と思いました。
11月26日〜12月2日にストーリーズでお知らせしますので、エントリーしてください♪(12月末はいよいよイチゴです)
(2)2026年ランチ会
1月 沖縄県ランチ会
2月 静岡県ランチ会
3月 岡山県ランチ会
4月 長野県ランチ会
5月 富山県ランチ会
6月 茨城県ランチ会
参加希望のご連絡はパピーいしがみまで。
(3)藤川理論(分子栄養学)コミュニティ
(会員さんなら誰でも参加できます)
メール送信先:age18_jp@yahoo.co.jp
では、また来週お会いしましょう(^^)
最後までご覧頂きましてありがとうございました。
https://www.age18.jp/ichiran.html
よろしかったらSNSもご覧ください♪
【Instagram】
https://www.instagram.com/papy_ishigami/
【YouTubeチャンネル】
「パピーいしがみ」チャンネル
【X(旧Twitter)】
https://twitter.com/papy_ishigami
【LINE公式アカウント】
https://lin.ee/CnDdGcd
【TikTok】
https://www.tiktok.com/@papy.ishigami
【 パピーいしがみ 】人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。














