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第447号 “育て”の極意

こんばんは。パピーいしがみです。

今日は、先日、お約束しました、茂木健一郎さんのテレビ番組、『プロフェッショナル仕事の流儀』の特別版。

『プロに学べ!脳活用法スペシャル・これが“育ての極意”だ!』についてお話ししますね。

その前に、この「プロフェッショナル仕事の流儀」という番組についてお話した方が良いかも知れません。

まず、この番組は本来、脳科学について語られる番組ではありません。もちろん「育てる」について説明する番組でもありません。

誰もが認める、その道のプロ、カリスマとか第一人者と呼ばれる人たち。そんな時代の最先端にいる方々がどのような考え方をして、どのような行動をしているのか・・・。

プロや第一人者に密着して、普段は関係者以外は入れない現場にカメラを入れ、要所要所でインタビューをしたり、その上、本人をスタジオに招いて、

脳科学者・茂木健一郎さんと、アナウンサー・住吉美紀さんが、直接、質問や疑問をぶつけて、その真髄に迫る・・・という番組です。

今まで113人のプロフェッショナルが紹介されています。

その中には、ゴールドメダリスト北島康介のコーチや、世界一と言われる技術を持った外科医、トップJリーガーを何人も育てた高校の監督、

カリスマ塾講師、急成長しているベンチャー企業の社長、あのF1で有名なフェラーリ(イタリア)のデザイナーもいました。(すべて日本人です)

でも、それだけの人に密着して取材をしていると、共通点がいくつも見えきたんですね。

それは、急成長している会社での、部下の育て方だったり、爆発的なヒットを何本も飛ばしている企画マンの姿勢だったり、世界で活躍するような人の子供時代の育てられ方だったり、

その人がそうあるためには、必ずそこには「育てる」があって、その「育て方」「育てられ方」に共通している事があった。

取材を重ねる事で、それらが分かってきて、莫大な取材内容から、共通している「育て方」「育てられ方」を

キャスターでもあり、脳科学者でもある茂木健一郎さんが、最も得意な「脳科学」という分野から解説した・・・。という特別も特別、かなり貴重な番組だったのです。

私も、録画をして、もう5・6回見直していますが、多分「育てる」という分野で、この番組を越える内容の物って、しばらく出てこないだろうな~、と思っています。

でも、海外にお住まいの方は見ることはできなかったでしょうし、再放送も深夜でしたので、チャンスを逸した方もおられると思います。

いえいえ、ご覧になった方も「そうだったな~」と思い直したり、録画をされた方も、このメルマガを読んで、もう一度ご覧になると、必ず違った発見があると思います。

それでは、早速、お話しさせていただきますね。

この番組は、3つの見方が出来ると思います。

もちろんそれは、すべて共通している事なのですが、番組を見る目的として3つの方向から見る事ができる、という意味です。

1つは、自分が成長したい、という人。(自分育て)

1つは、会社などで部下を育てたい、という人。(大人育て)

そして最後に、子供を育てたい、という人。(子供育て)

もちろん、このメルマガは“子育て”のメルマガですので、最後の「子供を育てたい」という人の見方に特化して説明をしますね。

まず、取材をした113人のプロフェッショナルの中で、「育てのプロフェッショナル」と言われる方々の「教え方」に共通する事があったと、言われています。

それは、番組では「あえて教えない」という言い方をされていました。

これは、その言葉だけをストレートに取り入れると危険なのですが、

“イジワルして教えない”というのではなく、“「自分で考える」機会を与える”って事なんですね。

例えば、なんでもかんでも教えてそのままやらせたり、従順に従うことを求めるのではなく、

自分で「どうやったらいいかな?」って考えさせ「こうやったらどうだろう?」ってやらせてみるって事なんです。

答えまで教えてしまうと「この時はこれ」というように、答えは1つになってしまいがちです。

でも、考え方だけを教えて、答えまでは「あえて教えない」とすると、考えて出した答えは1つではないかもしれません。

あれも出来る、コレも出来る。こんなやり方もある、っていくつも出てくるかもしれませんね。

そうすると、たった一つの答えしかもっていない人と違い、その時々によって、いくつかの答えから最も良い答えを選択出来るようになるんですね。これは大きな違いです。

そして「自分で考える」事は脳科学的にも大きな意味がありました。

私たちの脳では、答えを見つけると、ドーパミンという快楽物質が放出されます。

そのドーパミンこそが喜びや満足(気持ちよさ)を感じさせる物質なんです。

そして、そのドーパミンが多ければ多いほど、強く記憶し、又、その気持ちよさを味わいたくなるという働きをします。

最近の脳科学の研究では、このドーパミンは、人に解き方を教えてもらって答えを出した時よりも、自分で考え、自分から答えを導き出した時の方が、より多く放出される!と言う事が分かってきたのですね。

より多く放出されるドーパミンで、より喜びを感じ、より記憶に残り、より、又、味わいたくなる。という事なんです。

「あえて教えない」というのは、このように、“自発性を高める”って事だったんですね。

そして、自発性を高める事で、よりやる気を高め、行動的になる。という事なんです。

でも、私たち親としては、「自発的に動いてくれないから困るんだよ」と思いませんか?

それについて茂木さんは、こう言われているんです。

“「自発性は強制したり、命令して生まれるものではありません。“ひたすら待つ”しかないんです!」って”

ただし、「育てのプロフェッショナル」達は、ただ指をくわえて待っていたのではなかったのですね。

「育てのプロフェッショナル」達に共通した事は、『ほんの少しの自発性の芽でも見逃さないようにじっくり観察する』でした。

そして、その「ほんの少しの自発性の芽」を見つけたら、即座に、本気でアクションを起こすのです。

ただ、どうでしょう?「そもそも自発性の芽って何?」って思いませんか?それについても茂木さんは、こう言われています。

““自発性の芽”とは、子供が持つ、「これって何だろう?」という疑問だったり、「やってみたい!」という興味です。

やる気になった時というのは、学びの準備が整った状態です。準備ができていない時に、いくら押し込もうとしてもうまく行きません。

例えば、早期教育だったり、押し付けのお稽古だったり・・・。脳は強制では動かない、というのが、脳科学の第一法則みたいなもので、「ダメ」とか「コレやりなさい!」と言った数ほど、自発性の芽が摘まれてしまっていると思った方がいいです。”

ココで、NHKのアナウンサー、住吉美紀さんが鋭い質問をします。

“親が押し付けたお稽古事で最初はイヤイヤやっていて・・・でも、続けることで、そのうち大家になった、という人もいますよね。そういう人は、今までのお話では説明つかないのでは・・・・?”

それについて、茂木さんが答えます。

“でも・・・大家となった人は、必ずどこかの時点で、それを自発的にやりだした時期があるはずです。

又、自発性は、脳の中で、その回路が出来れば応用されるので、なんらかでその自発性の回路を作ることが出来れば、親が押し付けたお稽古にも、それを当てはめる事ができます。

最も悪いパターンは全て親が決めてしまう事。だって、それって、自発性の育つ環境に無いですからね・・・。”

どうやら、脳科学的には「全てを自発性に任す」という事ではなく、ある部分では、親が押し付けたとしても、ある部分で、十分に自発性が育つ環境を整えてあげればいいんだ、という事のようです。

さて、ここでも疑問が湧きませんか?

“でも待っても待っても自発性が生まれなかったら、親はどうしたらいいんでしょう?”

それについても茂木さんは、答えています。

“強制して自発性を引き出すことはできません。ですが、ヒントを与える事はできます。

例えば、違う場所に連れてってあげる、誰かと会わせる・・・。環境を変えることなら、親はできますね。

そして自発性の芽が出ないかじっくり観察して、その自発性の芽を感じたら、すぐにアクションを起こすのです。”

ここでナレーションが入ります。

「自分から何かをやりだしたらすぐさま褒めよう!その時にドーパミンが放出され、その直前の自発的な行動が強化されるのです。」

そのナレーションと一緒に、中学生の勉強風景が映し出されます。先生にしみじみと「がんばったな~♪」と言われて、満面の笑みを見せている中学生が画面一杯に写されました。

その先生の(心から言っているんだなと感じる)褒め言葉と、本当に嬉しそうな子供の笑顔やリアクションがとても印象的でした。

最高にドーパミンが放出された瞬間!だったのでしょうね。

さて今までが、「育てのプロフェッショナル」達の共通して行っていた部分。

“あえて教えない”“自発性が生まれるのをひたすら待つ”そして“自発の芽を感じたら、すぐに、本気でアクションを起こす”

でした。

でも、もう1つ。とても重要で、興味深い話をされていました。

この番組は、誰もが認める、その道のプロ、カリスマとか、第一人者と呼ばれる、時代の最先端にいる方々を追う番組です。

カリスマ、第一人者になるには、いろんな試練もあったでしょうし、挫折もあったはずです。

でも、結果として、今の地位を築けたというのは、そういう大きな壁や障害を、乗り越えて、克服してきた。

そして今も、いろんな問題に果敢に挑戦して乗り越えている。って事なんですね。

そして、取材を続ける内に、「そのスピリットを培った裏には、それなりの理由、共通する“育てられ方”があったんだ!」という事がわかり、それについても説明されています。

脳科学の見地から、それは「安全基地を持つ」という事なんだそうです。

うわ~、要点をかいつまんで・・・・と思ったのですが、かなり長くなってしまいましたね。

でも、どうでしょう?テキストをお持ちの方は、「同じ事が書かれている・・・」と驚きませんか?私は奥さんと顔を見合わせてしまうほどびっくりでした。(^^)

ご興味のある方はこちらをお読みください。

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