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第374号 ホスピタリティ

こんばんは。パピーいしがみです。

今日のタイトルは、「ホスピタリティ」。あなたは「ホスピタリティ」ってお聞きになった事はありますか?

サービス業をお仕事とされていたり、企業での研修などをお受けになった事のある方なら、きっと耳にした事があると思います。

「ホスピタリティ」とは、“心のこもったおもてなし”という意味で使われます。

このメルマガを継続してお読みくださっている方。

私のホームページをご覧になっている方でしたら、私が、お話している子育てについても、子供ではなく、大人の為の、能力開発や人材育成を基本としている事は、もうご存知だと思いますが、

まさに今から20年前、能力開発・人材育成の仕事をしていた私は、このホスピタリティについて、とても興味があって、さまざまな文献を読み漁ったんです。

「心のこもったおもてなし」って子育てと関係ないじゃん!って思いますよね。

でも、私の考え方って、根底にはこの「ホスピタリティ」が根強く残っているんです。

今回のメルマガではその「ホスピタリティ」について、お話させて頂こうと思います。

ちなみにこのお話は、比田井和孝・美恵さんの共書、“私が一番受けたいココロの授業”からの抜粋です。

ココから・・・

・・・最後は私の知人から教えてもらった話です。

ある日、ディズニーランドのインフォメーションに、お母さんが元気なさそうにやってきて言いました。

「実は今日、子供と一緒に来たんです。子供がミッキーちゃんだとか、ミニーちゃんだとかのキャラクターにサインをしてほしい、と言っていたのでサイン帳を持ってきたんです。

子供は、キャラクターを見つけては、一人一人にサインを書いてもらっていました。

そして、あと少しでサイン帳が全部埋る、というところで、そのサイン帳をなくしてしまったのです。

落し物で届けられていないかと思って来てみたのですが、ありませんか?」

そのインフォメーションには、サイン帳は届けられていませんでした。

そこで、そのキャスト(ディズニーランドの従業員)は、考えられるいろんな所に電話をしてみました。

ところが、どこにも届けられていなかったんですね。

そこで、そのキャストは、サイン帳の特徴を詳しく聞いた後、「いつまでご滞在されますか?」と聞いたそうです。

その家族は2日後のお昼には、帰らなければならなかったそうです。

キャストはそれを聞くと「それでは、この後、もう少し探してみますので、2日後、お帰りになる前に、もう一度こちらにお寄り頂けますか」と言ったそうです。

そして、お母さんが帰られた後、そのキャストは、さらに細かな部署に電話をかけて聞いてみたり、自分の足で、駐車場や心当たりのある場所を探し回ったそうです。

ところが、どうしても見つからなかったんですね。

で、そのキャストは、どうしたかと言うと、そのサイン帳と同じサイン帳を自分で買って、自分の足で、いろんな部署を回って、キャラクターのサインを全部書いてもらって当日を迎えたそうです。

当日は、お父さんがやってきました。

多分ほとんどあきらめていたと思います。キャストはお父さんに言いました。

「申し訳ございませんでした。サイン帳は見つけることができませんでした。でも、お客様、こちらのサイン帳をお持ち帰り下さい」

お父さんがびっくりして中を見ると、キャラクターのサインが全部書いてあったんですね。

お父さんは、もちろん大喜びして、「ありがとうございます」と持って帰ったそうです。

・・・で、この話はまだ終らないんです。

後日、ディズニーランドに、そのお父さんからの一通の手紙が届きました。

原文のままではないのですが、こんな手紙だったそうです。

先日は、「サイン帳」の件、ありがとうございました。実は、連れて来ていた息子は脳腫瘍で「いつ死んでしまうかわからない」・・・そんな状態の時でした。

息子は物心ついたときから、テレビを見ては、「パパ、ディズニーランド連れて行ってね」「ディズニーランド行こうね」と、毎日のように言っていました。」「もしかしたら、約束を果たせないかもしれない」

・・・そんな時でした。

「どうしても息子をディズニーランドに連れて行ってあげたい」・・・と思い、命が、あと数日で終ってしまうかもしれないというときに、ムリを承知で、息子をディズニーランドに連れて行きました。

その息子が夢にまで見ていた、大切なサイン帳を落としてしまったのです。

あの、ご用意頂いたサイン帳を息子に渡すと、息子は、「パパ、あったんだね! パパ、ありがとう!」と言って大喜びしました。

そう言いながら息子は数日前に、息を引き取りました。

死ぬ直前まで息子は、そのサイン帳をながめては、「パパ、ディズニーランド楽しかったね!ありがとう!また、行こうね」と言いながら、サイン帳を胸に抱えたまま、永遠の眠りにつきました。

もし、あなたがあの時、あのサイン帳を用意してくださらなかったら、息子はこんなにも安らかな眠りにはつけなかったと思います。

私は、息子は「ディズニーランドの星」になったと思っています。あなたのおかげです。本当にありがとうございました。

手紙を読んだキャストは、その場に泣き崩れたそうです。

もちろん、その男の子が死んでしまった、という悲しみもあったと思いますが、「あの時に精一杯の事をしておいて、本当によかった」という、安堵の涙だったのではないでしょうか?

で、ここで学ばなきゃいかんことがあります。このまま、「良い話だ」で終らせちゃいかんのですよ。

今回のこのキャストした仕事は、人の人生を変えています。

もちろん、その亡くなってしまった子供も嬉しかったと思いますが、それ以上に、その親の人生を変えていると思うんです。

私も一児の父親ですから、よくわかるのですが、自分の最愛の息子が死んでしまったら、これほど悲しいことはありません。

でも、その子が最後、笑顔で亡くなっていくのと、「あのサイン帳どこにいっちゃったのかなぁ・・・」と悲しみながら亡くなっていくのとでは、全然違います。

もし、あの「サイン帳」がなかったら、お父さんとお母さんは、「あのサイン帳をなぜ、なくしてしまったんだろう」「自分がちゃんと見ておかなかったから、いけなかったんだ」・・・と一生、悔やむことでしょう。自分を責め続けたことでしょう。

でも、このスタッフのした仕事で、このお父さんとお母さんがどれだけ救われたか・・・。

間違いなく今後のふたりの人生を変えています。本当にすばらしい仕事です。

( 後 略 )

ココまで・・・

この部分は、何度読んでも、涙があふれてきます。読んでいて、是非、この話をあなたにもお伝えしたい、と思って、メルマガへの、掲載のご許可を頂きました。

この本は、7月末に先行販売されて、全国の書店には、8月5日から展示されているようです。

さて、このお話、いかがでしたでしょうか?まさに「心のこもったおもてなし」でしたよね。

「心のこもったおもてなし」と一般的に訳されている『ホスピタリティ』ですが、

私は、それって実は“おもてなし”だけじゃないのでは?と思っているんです。

又、それは、仕事だからやる、とか、お客さんの為にやる、ではなく、基本的にそれって、“見返りを求めない行為”なんじゃないかな?って思うのです。

そう。「私がしてほしいから、そうすること」だと思うのですね。

私が20年前に「ホスピタリティ」を勉強して、私が自分なりに得た結論は、「誰に対しても“自分がしてほしいと思う事”をしよう!」でした。

多分、このディズニーランドのキャスト(従業員)も、上司や同僚に「どうしたらいいかな?」とは聞いていません。

「自分だったら、どうして欲しいだろう?」と自問自答して、「自分だったら、こうして欲しいな」「そして、こうしてくれたら、もっと嬉しいな」って、

自分が出来る範囲で、「こうしてくれたら嬉しい」を実行した結果だと思うのです。

そこには、見返りは無かったと思うのですね。

よく私は言いますよね。「もしあなたが子供だったら、どうして欲しいですか?」って。

私が、受けてきた厳しいしつけ。いつもいつも怒鳴られて、命令ばかりされていた子供の頃・・・。

私はそれが嫌で嫌でたまらなかった。

だったら、自分だったら、どうして欲しかっただろう?「もっと褒めて欲しかった」「もっと笑って欲しかった」「もっと認めて欲しかった」ああしたかった、こうしたかった。

沢山沢山、こうしたかった、こうしてほしかった・・・。というのがあったんですね。

そこで、私は思ったんです。「自分がして欲しくなかったことは、しないようにしよう!」そして「自分がして欲しかったことを、してあげよう!」それを子育てに活かしてみたのですね。

一緒になって遊び、一緒になって頑張って、一緒になって乗り越えて、一緒に喜び、褒め、認めよう・・・。そうやってきて結果があるんです。

いえ、それは、子供にだけではありません。ご主人に、奥様に、職場の同僚に、お姑さんにも・・・

「認めること」「褒めること」・・・。それは、老若男女どなたにでも、効果がある事は、もうあなたもご存知かもしれません。

なぜならそれは、みんなが「そうしてほしいこと」だからです。

私が「そうしてほしい事は、他の人もそう思っているんですね。

あるとき、私の知り合い(もう70近い方で、私の父の事もよくご存知です)に、「石神さんって、どんな考えで子育てしてるの?」と聞かれた時に、ふとこう言ったんです。

「私は“自分がして嫌な事はしないようにしよう。でも、自分がしてほしい事はしてあげよう!”っていつも思っているんです」って。

その方は、とても敬虔なクリスチャンの方で、「ふーん」と言いながら鞄から聖書を取り出して、ぺらぺらっとめくって、

「それって、ココに書いてあることと同じだね」と言って見せてくれました。

そこにはこうありました。

新約聖書・マタイによる福音書7章12節、「何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ。」

私は、びっくりしました。そして思ったんです。「ホスピタリティ・・・同じ事をキリストも言っていたんだ」って。

「キリストも言ってたんだったら、うまく行くはずだよ♪」って。

ちなみに、聖書のこの言葉は、“ゴールデンルール”と言われているのだそうです。

ありがたい事に、今月も沢山の方から、嬉しいご報告を頂いています。

「テクニックではありません」とあなたにお伝えしていますが、このゴールデンルールがご理解いただけると、とても分かりやすいかもしれませんね。

ご興味のある方はこちらをお読みください。

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