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第462号 育自(自分育て)も楽しい!!

こんばんは。パピーいしがみです。

今日のタイトルは育自(自分育て)についてです。

これは、多くの方が興味をお持ちだと思いますが、実は、子供と関わる事、ご主人との事。自分の事。

それらは、複雑に絡み合っていて、他は全然ダメだけど、1つだけすごく良い!というケースはあまりないと思うのです。

子育てが上手く回る時には、自分育てもうまく行ってるし、ご主人とうまく行っている時には、子育ても順調・・・。

そんな関係があるんですね。

特にご主人の事については、本当は、大事なパートナーなのに、ちょっとした間違い、手違い、失敗。

または、ボタンの掛け違などで、すれ違い、それが知らず知らずのうちに大きくなって、深い溝になり、修復不可能・・・という事があります。

今日は、子育ても、ご主人との関係も、最悪だった状態から、今はとっても「いい感じ」とおっしゃる、tokkoさんのケースをご紹介したいと思います。

まずは、tokkoさんから、この頃頂いた、嬉しいメールを・・・。

ココから・・・

パピーさんへ

こんにちは。ご無沙汰しています、tokkoです。

先日の目標設定の時には長々としたメールを読んでくださり、また温かいお返事を下さりありがとうございました。

あの時は、まだ気持ちの整理がいまいちだったので返事をそのままにしていました。でも、やっと報告できるような状況になってきたのでこうしてメールしています。

今日は、その後の私たち夫婦の報告と近況報告です。

かなーり長くなりましたので、時間があるときに読んでいただければ幸いです。

あれから。。。やっと一緒に笑いあったり、お出かけができるようになった私たち夫婦ですが、今はあの時よりも仲良くなれた気がします。

夫と以前のように話ができるようになりました。

どもっていた私の言葉も直り、今日あったことなどを娘が寝た後などに夫と話しています。

夫からも話しかけてくれる回数が増えて、笑いあうことも多くなりました。本当に嬉しい限りです。

この前、仕事から遅くに帰って晩御飯を食べる夫の背中をキッチンから眺めている時、「あー、幸せだなぁ。」って何年かぶりに思いました。

全てに感謝したい気持ちでいっぱいです。

これからも、いろいろあると思いますがこの気持ちを忘れずにいたいと思います。

ココまで・・・

どうですか?いい感じですよね~(^^)

では、当時、tokkoさんは、どのようにお悩みだったのか・・・頂いたメールにはこうありました。

ご主人との間がうまく行かなくなって来てからのことです。

ココから・・・

その頃ちょうど、続けていた仕事をやめ、娘と一日中2人きりになりました。すると、1歳ちょっとの娘の行動が許せなくなったのです。

できないことがたくさんあって当然な時期。

しかも、自我が芽生えてきたくらいなので、嫌なことはいやといいます。それが許せなくなったんです。

自分の思うとおりにならないと、怒鳴っていました。挙句、手を出しました。頭を大人の力で思いっきりはたきました。

叩いてしまった後に、娘の泣き叫ぶ声を聞きながら,自己嫌悪に陥りました。こんな小さな娘にどうして。。。自分で自分が許せませんでした。

でも、一度ではおさまりませんでした。何度かそういうことがあったんです。

そして、娘が何もしていないときでも、夫から嫌味を言われたりするたびに娘に当たっていました。

部屋の中で食器を割ったり、大声で叫んだり、娘を罵ったり。今思い出しても涙が出ます。なんでそんなことをしてしまったのか。普通じゃなかったんです。

そんなある日、またイライラした私が娘を見た時、娘の瞳に恐怖が見えました。私を恐れている、そんな目でした。

その目を見たとき、これじゃいけないと思いました。私は大好きな娘を壊してしまう。そう思いました。

心療内科を受診しました。うつ病と診断され、投薬治療とカウンセリングを開始しました。

しかし、体の疲れはいえたものの、娘にどうやって接していいかわからなかったのです。そんな時、パピーさんのサイトに出会いました。

これだ!そう思いました。

講座を開始して、娘へどうやって接したらいいのか糸口が見つかったように思いました。

それからというもの、娘との関係は徐々にですが改善しました。

でも、夫との関係はあまり修復できず、夫の顔色を伺いながら話をするようになりました。その結果、夫と話すときに何を話していいかわからなくなりました。

大事なことだから伝えようと思っても、どもったり文章を上手く話せなくなりました。

夫が聞き取れなくて「は?」と聞き返すたびに、自信がなくなりました。話す勇気がなくなりました。

喋れなくなりました。夫婦の会話がなくなりました。

ココまで・・・

tokkoさんは、

その修復をどこから始めたのか?

ココでも、「難しかったら細分化」が使えるのです。では、続きを記載しますね。

ココから・・・

どうでもいいことを笑いあって話していた日々が、遠く昔の事に感じられました。

自分なんていなくてもいいのかも?私がいなくなったほうが、仲良く暮らせるんじゃないか。そう自問自答する日々。

夫からささいなことで注意をされたときに、自分を否定されているようで睨みながら反論したり。

自分がどうしたいのかわからない、自分の価値が見出せない。そんな悶々とした日々が続きました。

最高に夫婦仲が悪くなった頃、夫の保存メールに「離婚したい」という言葉が何十回もかかれたものを見つけました。

きっとそれは夫の本心。でも、娘のために離婚はできない。だから、そこに気持ちをぶつけたんだというのがわかるようなメールでした。

それを見たとき、泣きました。ショックで悲しくて苦しくて辛くて。

でも、そこで私の中の何かが変わりました。

3人で過ごせる日々が限られているのだとしたら。。。まず、「おはよう」と笑顔で挨拶してみました。引きつっていたかもしれません。

でも、それから何日も笑顔で「おはよう」といい続けました。出かけるときには、笑顔で「いってらっしゃい」。帰ってきたら、笑顔で「おかえりなさい」。寝る前には、笑顔で「おやすみなさい」。

笑顔で挨拶からはじめました。挨拶をしてなかったわけじゃありません。でも、必ず笑顔を心がけました。

その次は、晩御飯のときにできる限り一緒に食卓につく。そして、今日の娘の様子を話す。

「今日ね、〇〇ちゃんと遊んだよ。」「一緒にデパートに行ったよ。」「~ができるようになったよ。」

ゆっくりと出来事だけを話しました。自分の気持ちや自分の事をはさむと言葉がどもるので娘の出来事だけ。

相槌がなくても、返事がなくても、それだけをゆっくりと話しました。泊まりで出張のときは、それをメールで伝えました。

それができるようになったら、ねぎらいの言葉をかけました。「お疲れ様」「ありがとう、助かったよ」

やっとここまで進んだ頃、夫にも変化が出始めました。

一言も喋らなかったのに、娘の事を聞いてきたりするようになりました。会話になってきました。

そして、〇〇に一緒に出かけようとか言ってくれるようになりました。それだけでも嬉しくて人知れず泣きました。

娘と3人でやっと笑うことができるようにもなりました。

ココまで・・・

tokkoさんは、ご主人と話すときに何を話していいかわからなくなり、どもってしまうようになったとありましたね。

ご主人から「は?」と聞き返されるたびに、ドギマギして、言葉に詰まったと思います。

“自信がなくなりました。話す勇気がなくなりました。喋れなくなりました。夫婦の会話がなくなりました。”

その時の気持ち・・・。本当に苦しかったと思います。でも、出来る事から、ゆっくりゆっくり。

そして「コチラから」アクションを起こされたんですね。最初は、「おはよう」を・・・できれば笑顔で・・・。それができたら一緒にご飯を食べる。

そして子供の何気ない報告を・・・。いらっしゃらない時にもメールで・・・。それができたら「ねぎらい」を・・・。

これは、今、ご夫婦の関係でお悩みになっている、多くの方のヒントになると思います。

それから、tokkoさんの今をご紹介しますね。

ココから・・・

あの変化の後のご報告です。自分に自信が持てなかった私。

ですが、最近なんとなくいい方向へ向かっているような気がします。

褒め日記を再開してから、自分のいいところが見つけれるようになってきました。

私って結構頑張ってたんだ、なかなかやるじゃんって思えるように。

そして、自分のいいところを見つけ出したら、夫や娘のいいところもすごく見え始めました。

特に夫とは以前のように亀裂がありましたので、それからというもの、夫のいいところを見つけることができなかったんです。

でも、それができるようになった。

とても嬉しくて、さりげなく手伝ったりしてくれていた時には感謝の言葉が言えるようになりました。

娘の事もたくさん褒めてあげれるようになりました。とても嬉しくて、そんな自分をまたたくさん褒めました。

すると、それと同じ時期に、他の人から私が褒められることも多くなってきました。

今、とってもいい感じです。私も夫も娘も穏やかで、家の中があったかい感じがします。

ココまで・・・

たくさんの事をいっぺんにご紹介すると、焦点がぼやけてしまうので、今日は、ご夫婦の関係についてお話しました。

ですが、すべては絡み合っていますので、ご夫婦の問題がそれだけで解決できるわけでは有りません。

ですが言い換えると、『ご夫婦の問題が解決すると、他の事も一緒に解決していく』という事でもあるんです。

tokkoさんの場合も、ご夫婦の関係もそうですが、それが子供さんとの関係にも波及していましたし、その矛先はご自分への嫌悪感という形でも現れていました。

それは、tokkoさんのメールにもあったように、

“自分の思うとおりにならないと、怒鳴っていました。挙句、手を出しました。頭を大人の力で思いっきりはたきました。

叩いてしまった後に、娘の泣き叫ぶ声を聞きながら,自己嫌悪に陥りました。こんな小さな娘にどうして。。。

イライラした私が娘を見た時、娘の瞳に恐怖が見えました。私を恐れている、そんな目でした。”

と言うほどだったんですね。

それが今は、

“最近、家の中の雰囲気が明るいんです。

> 夫が家にいることも増え、家の事もたくさんしてくれるようになりました。

> 私が忙しそうだったら、自分のシャツにアイロンを掛けてくれたり、お風呂の掃除をしてくれたり、暗くなったらカーテンを閉めてくれたり。

嬉しくて、特別意識しなくても「ありがとう」と自然に言えるようになりました。

そんな夫の姿を見て、娘もまた、お手伝い大好きになりました。

“4歳ですが、食事の時にはランチョンマットやお箸などを準備してくれたり、お皿を一つずつ運んでくれたりします。洗濯物もたたんでくれます。

あと、歯みがきや着替えやおもちゃのお片づけなど自分の事をしっかりとしてくれるようになりました。

幼稚園の先生との面談でも、「娘さんはとても穏やかですが、自己主張はきちんとできています。お友達とのコミュニケーションもしっかり取れているし、何も問題ありませんよ。」と言っていただけました。”

というご報告まで頂いています。

「自分が好きになれる」「家族の絆が強くなる」「子供やご主人が楽しそうで、元気に明るくなっていく・・・」そこには、何か大きな秘密があるような気がしませんか?

はい。そこにはやっぱりtokkoさんの工夫と努力があったんです。それについては、次回、お話させてくださいね(^^)

 

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